その血が歩む道すじ   作:亞忌羅

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 色々と矛盾が出始める頃合い、とても苦しい。


 あと戦闘描写めっちゃ難しい、冥冥さんの口調はもっと難しい。
 それとコレ冥冥さんちゃうぞゴラァって場所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。




五十三話

 何が自動で防ぐだ、ありゃ反則だろクソッタレ、考えろ、何が通用する! どの技なら届く……遠距離は無しだ今の俺じゃ届かせねぇ、なら……直接ぶん殴る! 殴ってあの盾をぶち破るまで。

 

「拡張術式『魂操』魂鎖縛(こんさばく)! 術式順転『魂装』還魂鎧・爆手装甲(ばくしゅそうこう)爆脚装甲(ばくきゃくそうこう)、フッ、シィ!」

 

 不可視の鎖が晴蓮に巻き付き行動を封じると同時に駆け出し地面や建造物から魂を拳と脚に集め晴蓮を殴ると爆発するが、血の壁に遮られ届かなかった。

 しかし、どうやら鎖は攻撃術式に該当しないためか血の壁に遮られてはいなかった。

 

 殴りと蹴りは攻撃判定、だが鎖は判定外かそれならやり様はある! 

「拡張術式『魂操』魂鎖縛……」

 

 既に晴蓮に巻き付いていた不可視の鎖に加えさらに鎖が巻き付いく……

 

 

 ━

 また鎖? 確かに鎖は攻撃術式じゃないから通ったけど、何を考えてる、何をする気? 

 

「捕らえたぞ、晴蓮。拡張術式『魂操』魂鎖縛(こんさばく)・炎爆」

 

 そして、晴蓮に巻き付いていた鎖が突如として燃え爆散した。

 ━

「(どうだ、コレなら……)」

「おお~凄い。考えましたね倭助さん。

 確かにそのやり方なら僕の自動防御を騙せるかもしれませんね、でも残念ですが通りません。

 僕の防御術式は1つでは無いんです」

「(……こんなの、ありかよ……どうヤれっつーんだよ)」

 んー、潮時かな? やり過ぎて折れても困るし……

 

「倭助さん、これから連続でいきます、それで最後にしましょう。

 防ぎきってください、いきますよ? 凝血棍・換装〈血太刀〉血餅:啼紅血姫(けっぺい:なきべにちひめ)

 

 振るわれる血色の太刀から血の斬撃が倭助めがけ飛来する、だが倭助は躱す素振りをみせずまるで腰から刀を抜き放つ仕草をすると、血の斬撃と不可視の一撃が衝突し血の斬撃が血飛沫となりお互いの姿を隠す。

 先の攻撃を気にする事無く晴蓮は既に駆け抜けており血飛沫の中から現れ倭助へと斬りかかる、この行動に驚きながらも不可視の刀で応戦する。

 ━━

「(くっ……つぅ、そのまま突っ込んで来やがった! 戦闘慣れが尋常じゃねぇコレが十五・六の子供のする事か……)」

「シン・巌流〈流影颪三連(りゅうえいおろしさんれん)〉」

 

 鋭い突きを下段・上段・中段の3連突きを繰りだし、倭助の不可視の鎧を貫き中段の突きが横腹を裂き、鮮血が舞う 。

 ━━

 

 うっ、ぐぅ……鎧が抜かれた!? 距離を、離せ! 

 

「逃がしませんよ? シン・巌流〈無影閃雀刺シ(むえいせんすずめざし)〉」

 

 距離を取ろうと後ろに飛んだ倭助を追うように突進し連続で斬り最後に真一文字に振り抜く。

 ━━

 

「ッ! 還魂鎧『爆発装甲』!」

 斬撃が当たると同時に当たった箇所が晴蓮めがけ爆発し斬撃の威力を殺す共に倭助が後方に吹き飛ぶ。

 ━━

 

「ガッ……ぐっ、ッ、アア! かっ……はぁはぁ」

 これが、特級呪術師の強さ……なのか……強ぇな、マジで、だがよ晴蓮、防ぎ……きったぞ。

 

 

 これはしてやられたね、まさか爆発反応装甲をしてくるとは、亀の甲より年の功ってヤツかな、さて、と、この辺りで終わりにしますか。

 

 

「倭助さん、お疲れ様です。今回の手合わせはこれで終いにしましょう、いやはや中々に楽しめました、使う気のなかった自動防御も使わさせられましたし、呪力のギアも一つ上げましたし、想像以上です」

 

 

「終わりか? これで」横腹から血を流し肩で息をしながら絞り出した声に「はい、終わりです」と倭助に近寄りなが答える。

 ━━

 

「治しますので動かないでくださいね」

 

 自分が斬った横腹を反転術式で治療すると、切り傷は綺麗に無くたった。

 ━━

 

「うおっ、ナンじゃこりゃ。晴蓮、今何した」

 

 そりゃまあ驚くか、反転術式なんてまさしくファンタジーだからねぇ。

 

「今のは反転術式と言われる技術だね、負の呪力(マイナスのエネルギー)同士を掛け合わせる事で発生する正の呪力(プラスのエネルギー)……要するにゲームで言う治療魔法ってヤツだね、勿論とんでもない高等技術の上、他人にもできる術師を今のところ私は彼しか知らないね」

「あー、つまりコイツはとんでもねぇ術師って事か」

「ああ、その認識は正しい、彼は術師の中でもトップクラスの化け物なのさ」

 

 冥冥さんひどくないソレ……事実だから否定できないけど。

 

「うう"ん"。取り合えず、倭助さん、ここ二~三ヶ月とても強くなりましたね、何したんですか? 冥冥さん」

「特に何もしてないとも、うまい食事と適度な運動だけさ」

 

 あぁ、さいですか。……確かにそれに勝るモノは無いか。

 

「んー、と。これで一つの不安は無くなったし……心置きなくガッコーに入れるかな」

「ああ、高専だねもうそんな歳になったんだね君」

「そうですねー、高専入りますねーどうなるか楽しみですね」

「あー、その高専ってのは何だ?」

 

「呪術師が行く学校だよお爺さん、もっとも学校と言っても体裁程度でしかないけどね」

「基本、依頼漬けみたいですね、勿論基本的な授業もあるみたいですけど、八・二の割合で祓除依頼らしいですね、あ、八が依頼ですよ」

「それは学校でいいのか?」

 

 冥冥と晴蓮が同時に肩を竦めて「さぁ」と他人事の様に反応する。

 ━━

 

 呪術界とやらは良く分からんな、そもそも晴蓮みてぇな子供にこんな事させてんだ、常識で考えたらダメなんだろうがな。

 

「ああ、そうだ。忘れるとこだった、倭助さんこれをどうぞ」

 

 晴蓮が手を合わせ広げると中から変わった呪具が現れる。

 ━━

 

「仮面? 何だよこれは」

「仮面型の呪具です、その仮面を付けると倭助さんの事を覚えておく事ができなくなり次第に忘れていきます」

「へぇ、凄い呪具だね……見た目を除いてだけどね」

「より正確に内包術式を言うなら『一定の時間、着用者から離れると、どんな人物だったか記憶があやふやになる』ですね。

 例えば、確かにフリーの術師といたがどんな見た目だったかはっきりと思い思い出せない、といった感じてすかね」

 

「本当にとんでもない呪具だね、でもまた会った時はどうなるんだい?」

「その時は思い出します、以前一緒にいた術師だ、と」

「ますます見た目で損をしてる呪具だね、コレ」

「おう姉ちゃん珍しく意見が合ったな、何だこの見た目は」

 

「見た目は完全に僕の好みです、カッコいいですよね、ペストマスク」

 

 二人の沈黙がこの呪具の残念さを物語っている、性能が良いだけに余計に。

 

「カッコいいじゃないですか、ペストマスク。おっかしいなー、カッコいいと思うのになー」

 

 その時、冥冥の腕の中でおとなしくしていた虎杖倭助の孫、虎杖悠仁が仮面を見て嬉しそうにはしゃぎ始めた。

 ━━

 

「おお! 悠仁君にはペストマスクの良さが分かっているみたいですね」

 

 きゃっきゃとはしゃぐ悠仁と一緒に騒ぎ、悠仁の頭を優しく撫でた。

 ━━

 

「……君の好みはこの際置いておこうか、何故お爺さんにこんな呪具を渡すのかが私は気になるね」

「? そんなの一つしか無いじゃないですか、上層部(腐ったミカン)や呪術界を含めた色々から隠すためですとも」

「私はいいのかい? 誰かに喋るかも知れないよ?」

 

「んー、それは大丈夫でしょ」

「その理由は?」

 指を鳴らし「冥冥さんだから」と自信満々に答えた。

 

「なんだい、その理由にならない理由」

「だって冥冥さん、僕を敵に回したくないでしょ? 倭助さんの正体を僕たち以外が知っていればイコール、僕か冥冥さんが喋った事になる、でも僕が喋る事は無い、となると冥冥さんしかいない、そしてソレを知った僕が取る行動はただ一つ、知った人物と喋った人物を消す(殺す)……ね? 絶対喋らないでしょ?」

「そうだね、君を敵に回すくらいなら縛りでもした方がまだマシだね」

 

 それを聞いた晴蓮は「でしょ」と短く言いそれに付け加え「ついでにお金も積みますし」と意地悪く冥冥に言い放つ。

 

「……それは嬉しいね、金に勝るモノは無いからね」

 

 消す……ね、怖ぇ事を何でも無いように言ってのけやがるな、呪術師には常識は通用しねぇ、か……おそろしい事この上ねぇな。

 

「それじゃ、僕はこの後やる事あるので失礼しますね、冥冥さんは後一ヶ月程お願いします、悠仁君また今度遊ぼうね、その時は妹たちも連れてくるからね」

 

 この言葉に反応したのか虎杖悠仁は両手を上げ嬉しそうに返事をした。

 




 投稿速度に追い付かない。

 ナチュラルに殺害発言をする晴蓮、呪術師だからね、仕方ないね。
 冥冥さんがゲームをするかは知らない、多分しないと思うけど。

 そして悠仁君は癒し。

次から高専入学、懐玉・玉折編入ります、でも実を言うと懐玉・玉折編ほとんど知らない、なので捏造マシマシでお送りします。
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