その血が歩む道すじ   作:亞忌羅

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 原作では無かった夏油の反転術式の習得、果たしてどこまで変わるのか、蝶の羽ばたきはいかに。



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 それとこのキャラ口調ちゃうぞゴラァって箇所があれば教えていただけると嬉しいです、めっちゃ助かります。



六十六話

 某所・山奥の廃村

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「悟、君はいつもこんなに面倒な依頼を受けているのかい?」

「ハルにさせねーよーにな、アイツすぐムチャするし、それに」

 過保護だね、まあ分からなくもないけどね。しかしそれ以外に理由があるのか? 

 

「それに? なんだい」

「アイツ特級だと手加減しねーからオレ以上に被害がでかくなる」

「!? 悟よりもかい!」

 

 心底驚いたのか声は上ずり叫んでしまった。

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「うっるさ!」

「あ、ああすまない、ここ最近君と依頼を受けてきたがその都度、被害が甚大だなと思っていたんだけど……そんな君以上に被害が?」

「マジも大マジ。まだオレたちがガキの時に初めてハルと特級案件に行った時があってさ、そん時にハルが廃病院丸ごと凍らせてハルが持ってる杖で軽くつついたら、オレとハルが立ってた場所を除いて崩れ落ちた」

 は? 建物が凍った? 崩れた? 

 

「悟、それは本当なのかい? 蓮にそんな事が……」

 

 未だに信じられないのか聞き返す。

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「できんだよ、ハルには。それだけじゃねぇ、森の四方数キロを焼け野原にしたり、底が見えねぇ穴空けたり。丘をぶった斬った事もあったな。

 ハルは『最優』の術師だ、できねぇ事は無いってくらいにな」

『最優』……高専に入ってから何度も聞いた、『最優』の呪術師『加茂晴蓮』にできない事は無い、か。

 

「一回、ハルと依頼してみんのも良いかもな、何か気付くかもしれねーし、知ってるか? 今の一級術師の何人かはハルのアドバイス聞いて呪術師の殻を破ってんだ」

「へぇ、それは……凄いね」

 呪術師の殻を破る……私の殻も破ってくれるのかな、彼なら。

 

「傑、見えてきたぜ。あそこだ」

 あそこだが、呪霊の呪力がねぇ……その代わり残穢が在りやがる、上層部(腐ったミカン)どもに担がれたか? あのゴミども、ブッ飛ばしてぇ。

 

「本当に便利な眼だよね、ソレ」

「スッゲェ疲れんだぞこの眼」

 

 眼前に有るのは家の残骸、瓦礫の山としか言えず以前の面影はどこにも無かった。

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「悟、ココは家……で良いんだよね?」

 どう見ても瓦礫の山だ、何があればこうなるんだ? 誰かが壊した様に見える? いったい誰が……

 

「そーなんじゃねーの、見る影もねーけど」

 残穢が在る、呪霊のじゃねぇ……だとすると。

 

「よぉ、呪術師。俺は『壱ノ相』ソラハ。

 アンタを吹っ飛ばしにきた術師だ、が、アイツがいるとか聞いてねぇぞ、ジークーン。女の筈だろ」

「私に言われてもね、困ってるのは君だけじゃない、私もだ」

 本当に困ったなまさか『最強』がいるとは、何故だ? 気付かれた? それとも『拾』が嘘の情報を渡してきたのか? 

 だとしたら……私達に『最強』の相手ができるくらいに成れと暗に言っているのか、君がそう望むのなら私は乗り越えてみせよう君の意図を。

 

 

 ソコに居たのは呪霊では無く人間……二人の呪術師が居た。

 一人は背丈程の十字架の様なモノを肩に乗せており、もう一人はモノクルを付けており、その手には植物の様な槍を持つ呪術師、その二人が瓦礫の山の上に立ち五条達を見下ろして立っている。

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 おそらくは彼等がココにいた呪霊を祓ったのだろうと五条は当たりを付けた、しかし五条は目の前にいる呪術師達に見覚えは無かった。

 考えた末の結論はフリーの呪術師、或いは自分達を殺しに来た呪詛師のどちらかだろうと、ただ一つ言えるのは彼等にとっても五条悟の存在は予想外の出来事だということだろう。

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「悟、今あの男……()と言わなかったかな」

「言ったな、多分硝子の事だ」

 成る程、行く前に硝子と代われっつったのはこの事か、上層部(腐ったミカン)どもから何かブッこ抜いたな、さっすがハル。

 

「念の為に聞いておこうか、君達は呪詛師……で良いのかい」

「ハッ、巫山戯んな、あんなクソどもと一緒にすんじゃねぇ、ブッ殺すぞ」

「ソラハ、ソレは許可されてない」

「わぁーてんよ、殺さねぇって」

 

「ふーん、じゃあ何者?」

「言い訳ねーだろバカかお前」

あ"あ"ブッ殺すぞ呪詛師」

「てめぇ、俺達をあのゴミカスどもと言いやがったな、ブッ殺……」

 

「ソラハ、君の相手は呪霊操術の使い手だ、役割りを間違えるな」

「チッ、分かった分かった。ちゃんとやるってのそれがオーダーだからな。

 その代わりジークーン、お前はあのクソむかつく六眼を引き付けとけよ」

「ああ勿論、だけど……できても十分が限界だろうね何せあの『最強』だ、十分持てば良い方だね」

 

 

「えーと……取り敢えず君達は敵……で良いんだよね?」

「ああそうだよ、呪霊使い。俺がてめぇの相手だ、安心しろ殺しはしねぇから」

 

 

「あっちはあっちで始まりそうですね、では『最強』五条悟殿申し訳有りませんが……貴方を足止めさせていただきます、少なくとも目的が達成するまでは」

「ハッ、ザコが吠えるじゃん。まさかオレ相手に時間稼ぎできるとか本気で思ってんの?」

 

「そうですねぇ……可能であれば十分は足止めしたいですね」

「ふーん、じゃあやってみろよ、呪詛師」

「ですから呪詛師では無いと言っているではありませんか。

 我々は呪術界……高専側(あなた方)を敵に回す気は一ミリもありませんよ」

 

 何者だ? コイツ等……呪詛師どもみてーな血の臭いはしねぇ、直感だがコイツ等はこっちの側の気配がする。

 マジで分からねぇ……ま、取っ捕まえて吐かせればいっか。

 

「何が目的地か捕まえて喋ってもらうぜ?」

「それは困りますね、ですので時間稼ぎのした後にでも逃げさせていただきましょう」

「ハッ、逃がすかよ。術式順転『蒼』」

 

 瓦礫を吸い込みながら巨大化していき目の前の謎の術師に放つ、だがそれに対抗するように相手も術式を使う。

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「成る程コレが……確かに喰らえばただでは済みそうにない、故に私は貴方を侮らない。

 貴方を紛れもなく強敵……ですのでフルスロットルでいかせてもらいます」

 

 そう言葉を言い終わる前に槍らしきモノを掲げると、彼の後ろに十二枚の葉が出現し葉から不可思議な紋様が描かれ、槍を振り下ろすと同時に紋様全てから呪力の砲撃が放たれる。

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 !? なんだありゃあ、アレがあの男の術式か? 見た事がねぇ、その上、オレ程じゃねぇが呪力の無駄が少ない、だがアレはただ呪力の砲撃……敵じゃねぇな。

 

 

 しかし、五条の予想に反して呪力砲は術式順転『蒼』と衝突し押し留めそして……破壊した。

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「はぁ!? マジかよ、何しやがったてめぇ」

「特段、大した事はしていませんよ、貴方の術式が耐えられない程に呪力砲を当て続けただけの事。

 どの様な術式であれ放出している時点で限界値は存在します、つまりキャパシティオーバー……といったところですな」

 

 キャパオーバーだぁ、んなもん在るかよ。オレの術式は無限だぞ、上限はねぇ……が、壊された以上あの男の術式に何か在る。

 ま、オレの六眼の前じゃ丸裸も同然だがな。

 

「……何だよその術式、見た事ねーぞ」

「六眼ですか。貴方のその眼でも解らない事があるのですね、良いことを知った」

『拾』が言っていた事、五条悟の六眼には気を付けろ……あの眼こそが『最強』を『最強』たらしめる要因の一つだと。

 

「知らねー事をどうやって理解しろつーんだよ。ま、何とかできるっしょオレ『最強』だから」

 

「その時点で反則でしょう、見ただけ術式が何となく解る事かまできるとか……何ですかその眼は冗談じゃ無い」

 絵に描いた様な傲慢、しかしその傲慢さは実力に裏打ちされた事実。

 ……コレを相手に十分ですか……いささか厳しそうですねぇ、ソラハには可及的速やかに目的を終えて欲しいですね。

 

「とは言え、懇切丁寧に術式を話すつもりは有りませんので悪しからず」

「別にかんけーねーし、ブッ飛ばせば良いだけだし」

 今アイツがやったのはただ呪力をぶっ放しただけ、術式でも何でもねぇ、ねぇが。

 おかしいのは自身の呪力量以上のぶっ放しやがった、それがアイツの術式とみて良いだろう、もう少し視る必要があるな。

 

 

「キャパオーバーか何か知らねーけどさ……コレはどうするよ」

術式反転『赫』

 

 二本の指を拳銃の様な形にし放たられるはモノを弾き飛ばす衝撃波。

 周囲の瓦礫を吹き飛ばしながらジークーン目掛け撃った。

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 コレが術式反転! さっきのモノとは真逆の性質を持つ現象! 私にできるかのアレを防ぐ事が…………イヤするしかない!! 

 

「新緑の葉よ! 葉脈が如く拡げ盾と成せ!!」

増殖(メイガス)

 

 槍を地面に突き刺すとジークーンの周囲に薄緑色に呪力が光る、すると呪力の光りは葉脈の如く拡がり、術師を覆いつくす葉っぱの様な障壁を発生させると更に葉っぱを四層まで重なり、五条悟が放った『赫』と衝突し凡そ二分間、防いで魅せた。

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 多分コイツ等は八人はいる。



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 FGOの夏イベが始まったので更新頻度は格段に遅くなります。
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