あ"あ"あ"、そりゃ会いますよねぇ、五条家だものねぇ居ないわけ無いよね。
クソッタレが、後ろに人の気配感じた時に嫌な感じがしたんだよ、そうであるな! 違う人であれ! って、でもさすぐに返事しないじゃん、もうその時点でビンゴだよね、大外れだよ、大外れ。
それにしても、振り向いて見て思ったけどさ、マジですげぇな六眼。
何つうか呪力に無駄がない、マジで無駄がない、頭のてっぺんから爪先・指先まで無駄無く行き渡って廻ってる、イヤさ俺も頑張ってるよ、頑張ってるけどさ。
ここまでじゃないよ、つか無理だよこんなの……なるほどこれが『最強』の所以なのかね。
ん? 待て、今コイツなンつった、次の当主とかなンとか言わんかったか。
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「悟、五条悟」
「ん?」
「だから、俺の名前」
あぁ、なるほど、んー何かイヤな予感がビシバシする。
「お前さ、加茂の跡取りだろ、ここに居るってことはそう言うこったろ?」
は? 何言ってだごいつ、ああいかん何故か濁ってしまった。
「跡取り? 僕が? まさか、父様からそんなこと言われて無いよ、ただ昨日五条家に行くから付いてこい。と言われただけだよ」
「お前バカだろ? それがそう言う事じゃん、何のために御三家に挨拶回りしてると思ってるわけ? まさか世間話しに来たとでも思ってたの? バカなの? お前? バカだろ」
あ"あ"このガキ何つった今、てか何回言いやがったこのクソガキ、イヤ冷静になれ俺……びーくーる、びーくーるだ俺。
ん? イヤ待て……待て待て待て。
「今さ、君、僕が跡取り、つまり父様が次の当主になる事を言いに来たって言ったよね?」
「うん」
「僕が? 次の? 当主?」
「そうなんじゃないの?」
「え、イヤなんだけど」
「は? 何言ってんの、お前」
俺は一息ついて、しかしはっきりと。
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「僕はね、ゆっくり暮らしたいんだ、のんびりと平穏に安寧に長閑に、南の島で、ゆっくり暮らしたいんだよ」
ゆっくりとしかしはっきりと、口に出して、まるで自分に言い聞かせる様に。
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「はぁ? 何言ってんのお前? 御三家の呪術師がそんな事できるわけないじゃん」
しかし『最強』はバッサリと切り捨てる。
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「ぐぅ、そ、それにね僕は天与呪縛なんだ、そんなヤツを当主に据えないんじゃないかな?」
「うっわ、ぐぅとか言うヤツ初めて見た。それより……何お前、天与呪縛なの? それで?」
うっせぇ、マジで抉られたンだよこっちは!!
何言ってンのコイツ。その状態で天与呪縛って何があったらそうなんだよ、キメェ。
でも、目が見えねぇ以上天与呪縛なのはマジなんだろうが、にしても……マジでキメェ、オレの目が回りそうだ。
「ねぇ、五条君どうにかなる方法無いかな?」
「ンなもんねぇ……アーいや、一つだけ有る」
何だ? 含みもたせて、焦らすように言うなコイツ。
なんだ……待て、イヤ言うなイヤな予感がッ! でももしかしたら、そう……もしかしたら妙案が――
「五条君、それはなんだい? 是非とも教えて欲しい」
「お前さ……俺と
瞬間、空気が氷った様な錯覚がした。
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何を言っているンだこのバカは。
「……は? 何を言ってるんだい? 君は、気でも触れたのかい? 僕が聞いてるのは当主にならないですむ方法を聞いてるンだよ? 脳みそ入ってる?」
「あ"あ"! てめぇブッ殺されてぇの」
今にも術式を使いそうになっているがンなこた関係ねぇ。
「良いかい? 五条君、僕は何かおかしい事を言ったかい? 当主にならずにすむ方法を聞いたんだよ? なのに何故君は憤っているんだ? 僕には皆目見当もつかないよ、それで、僕が当主ならずにすむ方法を教えてくれるかい?」
「てめぇ……ア"ー……いや、ここはオレがオトナななってやんよ」
何を言っているンだこのバカガキは。
「つーまーりー……オレと
「えっ何で僕が弱い前提なの? やっぱり君ってバカでしょ」
「あ"ぁ"、ンなもん。たりめーだろがよぉオレ『最強』だから、お前みたいになよっちぃヤツに負けるワケないじゃん」
このバラガキが、しかし『最強』なのは事実でもね『最強』……一つだけ……君は勘違いしている事がある。
「確かに君は『最強』なのかもしれない。でもね『最強』君。知ってるかい? 『最強』と言うのはね『無敵』じゃないんだ、だから君が必ず勝つ。と言うワケではないンだよ? 分かったかい?」
「はっ。ナニ言ってんのお前。オレが負けるワケないじゃん。 決まってんだよ、んなこと」
この男は、さも当然のように言ってのける、言えるだけの証拠は確かにある、でもね『最強』君。
やっぱり君は勘違いをしているよ。
「ハッハッハ……君は何も分かっちゃいないよ。君みたいなヤツをなんて言うか知ってる? 『井の中の蛙大海を知らず』って言うンだよ、
「……てめぇ、喧嘩売ってんの? 買うよ? てか……ブッ殺す」
言うが早いか術式が炸裂する。
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全盲設定いれるの忘れてた、やらかした