マスゴミに、俺はなる!(完結)   作:かりん2022

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喰らえ! 渾身の捏造報道

アニメの世界に入れたら?

 

そりゃ、小説の中では? 救済とかしちゃいますよ?

 

漫画の世界に入れたら?

 

好きなキャラの為に命をかけたり。

 

でも、本当に入れたら?

 

世界全部踏み台にしてでも現実に逃げ帰るわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰だってそーする。俺だってそーする。した。

 

 

 

 

 

 

 

 

21:15。

五条悟敗北のまさにその時。

監視カメラを乗っ取った。

 

 挨拶をされて、とらわれる五条悟。

 そして、見せられる脳みそが全国のお茶の間に流される。

 

『異世界からの侵略者……! 傑の体を乗っ取っていたのか!』

『そうだよ、勇者五条悟。君の友人の体は私が乗っ取った。そして、勇者たる君はここに封印される。つまり、この世界は終わりだ』

『何を良いようにされているんだ、傑! お前も勇者だろ!』

『ふふ、人間も中々しぶといじゃないか。だがこれまでだ。今まで散々邪魔をされてきたが、我々異世界人はこの世界を侵略する!』

『僕の志を継ぐ若き勇者達が、お前の企みを必ず阻止する』

『どうかな。さ、勇者にはまだ使い道がある。封じられてもらおうか』

『ちっ……さっさとやれよ』

 

 お気づきだろうか。映像は本物。セリフは嘘っぱち。適当にアテレコし、説明込みのテロップを入れた戦いの様子をお茶の間に流していく。音楽も入れる。

 グロでスプラッタで最高の見せ物。

 テレビの乗っ取りや携帯の乗っ取りは縛りに縛りを重ねてリアル技術も駆使してそれでもアニメばかり流しているチャンネルひとつを1時間程度だったが、問題はない。呪術師は渋谷事変をなんとかするのに躍起でこちらの動きに気付かず、好き勝手放映できたのでむしろプラス! 後は編集してた動画を流してっと!

 

 ストーリーはこうだ。

 日本は裏で異世界人から狙われていた!!

 それを覚醒せし勇者達が撃退していた。しかし勇者は囚われの身。

 もうこの日本は終わりだ! 日本人よ、異世界人に対して恐れ慄くがいい!

 俺は異世界人の企みとして、呪霊の能力や企みを詳らかにしていく。

 そうして、異世界転移の術式をもつ呪霊を生み出すのだ!!!

 

 それを使って俺は帰るぞ!!!!!

 

 アイムゴーホーム!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『恐るべき異世界の侵略者が、今まさに無辜の人々を虐殺しております! 勇者とはなんなのか、政府は一体何を隠しているのか! 真相を明らかにすべきです!』

「メカ丸!? 何を……! やっぱり向こうの味方だったの!?」

【えっ 何それ怖い。俺は知らないぞ】

 

 京都校の面々は新幹線の中でニュースを聞き、動揺する。

 ニュースが垂れ流す敵方の恐るべき作戦の数々。

 

『勇者五条悟、が解放されれば、異世界の侵略者を全滅させられるという事ですか?』

『わかりません。ですが、五条悟が鍵である事は確かなようです』

『自衛隊じゃダメなんですか』

『異世界人は勇者の聖なる力でしか倒せないとか』

『魔王を封印せし虎杖悠仁に10本の魔王の指を一気に飲ませ、魔王復活をさせるという侵略者の作戦ですが……』

『子供を魔王の器として生み出し、実際に封印の道具にするなど非人道的ではないですか?』

『異世界怪人陀艮を倒すには……』

『怪人漏瑚というのは異世界の火山の化身なんですよね? 倒せるんですか?』

『勇者達が負けたら、日本人が一つの魔物に変えられてしまうって、本当なんですかね?』

『実際、化け物に変えられた人間が確認されてます』

 

「まずい。まずいぞ、これは。恐怖は呪霊を強くする」

「あえて作戦をバラして強化をする作戦ってことね……なんて大胆な作戦」

「とにかく、宿儺の器を連れ戻さないとダメだ。指を10本が本当だとしたら大変な事になる」

 

 京都校の面々は即座に連絡を取った。

 

 

 

 

 結果、即座に虎杖含む術師達は撤退させられた。

 

「先生を助けないと!」

「自重しなさい、虎杖くん!! 宿儺が出てきては大変です。流石に10本一気に飲まされては封印を維持できないでしょう」

「だけど!!!」

「あなたが乗っ取られては、大変な事になる。悔しいですが、今回は私たちの負けです」

「先生……! ごめん!!」

 

 虎杖は慟哭する。

 一方、学校も大変な事になっていた。

 主にマスコミの突撃で。

 

 大混乱と、どんどん流される何者かのばら撒く情報。

 個々の呪術師にも取材の手は伸び、呪術師達の動きは、完全に封じられた。

 そして死滅回遊が始まる。

 

 

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