マスゴミに、俺はなる!(完結)   作:かりん2022

3 / 4
ここ好き、感想、ありがとうございます!
お気に入り数に対し、評価率がすごい! ありがとうございます!


断行! 報道しない自由!!

「何故強力なレイスがこんなに……君達は? この扉は?」

 

 呪霊を倒した後、夏油傑にそっくりな、黒と白の翼を持つ男が降り立った。

 光と闇が合わさって最強に見える。

 俺は扉に駆け寄ろうとするが、防がれる。

 

「それは異世界の扉だよ、異世界人君」

「薄汚いネクロマンサーと会話はしない。冥府へ帰りな」

 

 羂索が倒される。次は俺の番か……。

 

『それは異世界の扉だ。貴方の世界に繋がったのはミスだった。今扉を潜れば帰れるだろう。俺はさっさと正しい世界に扉を開き直したいので、帰ってどうぞ』

「……こちらがどのような世界か聞いても?」

『レイスが山ほどいる、クソみたいな世界』

「……なるほど。まあ、向こうにいるよりはいいかもしれないね」

 

 一時間後。

 東京タワーは難民で溢れていた。異形の難民である。

 俺は囚われ、案内をさせられる。

 

 そこへ、報道を見て滑り込んできた一般人が入り込んだ。

 

「うおおおおお! これが異世界の侵略者! 可愛いケモみみの女の子!!!」

「可愛いってそんな……揶揄ってるんですか? 本当に私と結婚してくれるんですか?」

「え? 喜んで!!!」

 

 何を見せられているんだ俺は。

 

「亜人に告白を? ここの文化だと、亜人を受け入れてくれるのかな」

「(ハピエンだと扉が力を失うので報道できねぇな……)」

「なんとか、この世界に溶け込めたらいいのだけれど」

「(させるかばーか!!!)」

「結婚式を動画で撮って投稿させてください!」

『正気か? 侵略者と結婚をするなんて!』

「見ればわかる! この猫耳さんは心の優しい人だ!」

「嬉しい……スキィ!」

『何この茶番?』

「(くっそ。動画のアップはさせねぇぞ!)」

 

 

 

 

 

 

 

 一方、呪術界は大変な事になっていた。

 マスコミを通じて、一般人から鬼のようなツッコミが入っているのである。

 真に子供を愛するもの達よ、日本で少年兵を許すな!

 それはそれとして、呪霊のテロリストはさっさと倒してどうぞ。

 

Q 勇者なのは本当なんですか?

A 嘘です。

Q じゃあ人々が死んだのなんで?

A それはその……テロリストです。

Q 五条悟は?

A 勇者です!(ヤケ)

 

 そんなマスコミの囲いを突破し、生徒達は死滅回遊へ。

 五条悟の解放を目指して。

 

 一方で、口の動きからアテレコというのも判明していたので、日本では真実を求めるムーブメントが動いていた。

 

 その結果が、東京タワーに侵入した逸般人(インフルエンサー)である。

 

 どうせ殺されるならその前に異世界人を見たい。

 その一心だった。

 

  

 

 

 

 

 

 

 結婚式に参列している間に、異世界の扉から、なんか変な声が聞こえてきた。

 

「スグルーーーーーーーー!!! どうして! なんで!!!」

 

 ざわざわざわざわ。

 

 結婚式が終わり、急いで向かうと、五条悟そっくりの白い翼の生えた男が死んだはずの夏油傑に剣を突きつけていた。

 

「お前誰だよ!? スグルをどこにやった!!」

「君が誰かな? 私は夏油傑で間違いないけど」

「どんなに顔を似せても! 魂を似せても! 俺は騙せない!!!」

「私はこっちだよ、サトル」

 

 そこに、話しかける黒白天使のすぐる。

 

「?」

「その人は通りすがりのネクロマンサーだよ。うん? でもさっきまでと中身違うような?」

「スグル……俺、やっぱりお前を殺せない」

「サトル。なら、ただ私たちの新たな旅立ちを見守ってくれないか。ここは異世界。ここなら、うまくやっていけるかもしれない。互いの幸せを祈って、ここで別れよう」

「もう嫌なんだ! スグル! 俺も連れてけ!」

「いやダメだろ。君はちゃんと王族しなよ」

「弟が立派に継いでくれる。俺はむしろ邪魔者だよ。はぐれものを受け入れるんだろ。俺も受け入れろよ」

「サトル……。本当に、いいのかい?」

「お前の隣がいいんだ、スグル!」

 

 そんなそっくりさん同士の会話を、戸惑った様子で見つめる夏油傑。

 あ、これ、本物っすね。

 

「一体何が……」

 

 このカオスな今なら、いける!

 

 俺は扉へと走って、突然現れた障害物に蹴飛ばされた。ぐっ

 蹴られた痛みで妨害電波の術式が途切れる。

 

「(ぐっ)」

「あ? なんだお前」

「悟。これは一体?」

「すぐ……る?」

 

 呆然と夏油傑を見る五条悟。

 

「私は死んだはずじゃ」

「傑!!」

「夢を見たんだ。君に、どうしても生き返って欲しいって手を引かれて。一緒に隣を歩きたいって言われて。それが地獄でもって、それで手を取ったんだ。恥ずかしいな。人違いだったみたいだ」

「俺は! 俺も!! 傑の事をそう思ってる!! もう俺を置いてくなよ、傑!」

「悟……」

 

「イイハナシダナー」

 

 野生のインフルエンサーAが現れた!

 

「これはバズる!」

 

 野生のインフルエンサーBが現れた!

 

「結婚式の動画が上げられないのなんなの! あっ 上げられた」

 

 

 

 こうして、市井の人々によって、真実が報道され、結婚式動画と和解動画、異世界人の受け入れをお願いする動画はバズりにバズった。

 




こっそり感想はこちら

マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
返信不要の場合は返信不要と書いておいてください。


https://odaibako.net/u/karin2022v
リクエスト、返信不要の匿名感想はこちらにお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。