地球防衛軍4二次創作 2025絶滅螺旋 作:dwwyakata@2024
強襲のチャンスが訪れます。
しかしそれすらも、敵は戦略に組み込んで行動しているのです。
ヒドラで数時間飛んで、到着したのはユーラシア大陸、東アジア地区の一角。大戦前は複数の国家が存在したのだけれど。激減した人口もあって、今は東アジア地区として、ひとまとめにされている。
現地のEDFから連絡があったのだ。
マザーシップが、海岸線に飛来。複数の輸送船が護衛についているが、ヘクトルは無し。現地の部隊では戦力不足で、落とす事が出来ないと。
確かに攻撃の好機だが。
目的が気になるところだ。どうして、マザーシップが、わざわざ単独で飛来して、ろくな護衛もなく調査活動に励んでいるのか。
地球に六隻いるマザーシップの中で、現在捕捉中のこの機体は、便宜的にナンバー6と言われている。
日本を通り過ぎた後、ユーラシアで暴れ回っているのはナンバー4。北米近海にて、攻撃兵器を熱心に繰り出しているのはナンバー2。現在スカンジナビア半島で停泊し、まるで昔から居座っていたかのように我が物顔のがナンバー5。現状で攻撃目標となっているのはこの三隻だが。
それ以外のマザーシップが、こうも容易く攻撃のターゲットとなって出てきたのには、何か訳がありそうだと、感じてしまう。
現地の基地からは、グレイプにのって移動。
修理中のビークル類はおいてきた。使えるのは、グレイプとネグリング、それにネレイドとバゼラートだけだ。これだけでは移動がしづらいと言う事で、現地のEDFから、型式が古いグレイプを借りてはいる。
戦場に到着。
砂浜だが、一種の盆地だ。
辺りは小高い丘になっていて、其処だけが砂浜になって海に接している、隔離された不思議な土地。
「いるな」
近くにビークル類を停め、偵察に出た弟が戻ってきた。
私も出向く。
体の調子は大分良いが。これは、前線に出ざるを得ないと、戦場を見て即座に判断した。何とも、奇妙な配置で、敵が布陣しているのだ。
砂浜の真ん中には、マザーシップ。
二百メートルほどの高度を保って浮いている。ジェノサイド砲は展開していない。奴の下部には空気を吸収するジェネレーターがあるのだけれど。それも閉じていた。
何をしているのだろう。
気になって、観察を続ける。
砂浜には、四隻の輸送船。これがどうしたことか、もの凄く低い位置に滞空している。まるで、地面に着陸しかねないほど。
周囲には巨大生物がかなりいるが。
正直、ストームチームだけでも、殲滅は可能な数だ。
現地のEDFからも、レンジャーチームが来ているが。必要はないかも知れない。
「此方、レンジャー8。 作戦の指示を願いたい」
「此方ストームリーダー。 レンジャー8は、指定の位置に布陣。 其処からスナイパーライフルで、巨大生物を狙撃。 敵を引きつけて貰えるか」
「了解したが、それほど離れる必要があるのか」
「マザーシップは今、戦闘態勢を取っていない。 戦闘態勢を取られると、其処でもかなりギリギリになる。 敵の浮遊砲台に狙い撃ちにされて、粉々にされてしまうぞ」
弟の言葉に流石に黙った現地のレンジャー8が、言われたとおりに布陣。それでいい。下手に動かれるよりは、敵の一部を引きつけてくれた方が、まだマシだ。
周囲には、かなりの数の飛行ビークルもいるが。
これらも、ストームチームだけで、対処可能な戦力だ。
「それにしても、何を調べているのだろう」
「そうだな」
私の疑念に、弟も腕組みする。
いずれにしても、ジェノサイド砲を敵が持ち出したときに備える必要がある。
「秀爺、レンジャー8と一緒に、狙撃班に廻ってくれ。 遠くから、飛行ビークルと、巨大生物を狙撃し、減らして欲しい」
「イエッサ」
秀爺が、支給されているバイクに、ほのかと一緒に乗って、レンジャー8の所に向かう。丘の上からは輸送船が邪魔になって狙撃がしづらいが、飛行ビークルをレンジャー8に対処させ、巨大生物を秀爺が狙い撃てば問題ない。
今回秀爺には、ライサンダーと、量産型狙撃銃の傑作とされるハーキュリーを手渡している。
ハーキュリーは汎用性が高いスナイパーライフルで、ライサンダーより威力が落ちるが、速射に優れている。小型の敵には、ライサンダー以上の殲滅力を発揮する。ましてや、名手である秀爺がこれを持つのだ。頼もしい。
「秀爺が敵に攻撃を開始したら、敵の様子を見ながら突入する。 輸送船を全て落としたあと、マザーシップがジェノサイド砲を繰り出すか、戦闘形態になったら、これをジェノサイド砲か、もしくは下部の大気吸収口に叩き込む」
そういって、弟が出したのは。
通称ノヴァバスター。
一撃必殺を前提に造り出された大型ライフルで、フォーリナーの技術を用いて完成した。名前の通り、核融合が如き熱量を引き出す、最強ランクのレーザーライフルだが。一撃で銃身が融解してしまうので、文字通り一回しか使えない。
「黒沢軍曹、お前に任せる」
「イエッサ」
「他のメンバーは、私の班と、はじめ特務少佐の班に分かれて貰う。 それぞれの班が狙う相手は転送する」
メンバーを振り分ける弟。
なるほど、総攻撃を仕掛けて、一瞬で敵陣を潰す作戦か。
アーマーを着せられた柊が、じっと邪魔をせずに側で見ている。メモを時々取っているが。この女は、戦場を怖れてはいないようだ。
ちなみに池口と谷山はこの場にはいない。
池口は前線少し後方で、ネグリングに乗り込んでいる。レンジャー8に向かう敵に、自走ロケット砲から誘導ミサイルを叩き込む為だ。
配置を見てから、谷山はバゼラートに乗り、同じ程度の位置に移動。
これはネグリングの護衛と、飛行ドローンが散ったときの処理に当たるため。ファイターほどの殲滅力はないが、バゼラートなら十二分に飛行ドローンに対応できる。
「此方香坂。 配置についた」
「よし、狙撃をはじめてくれ」
秀爺が、敵に狙撃を開始する。
反応した飛行ドローンが、巨大生物もろとも、砂浜を離れはじめる。
マザーシップには動き無し。
まもなく、ネグリングが攻撃を開始。降り注ぐロケット砲弾が、巨大生物の群れの中に着弾。次々に、木っ端みじんにしていく。
敵の数は、さほど多くもない。
レンジャー8の練度はさほど高くもないが、一応指示通り、スナイパーライフルで敵を撃ち続けている。秀爺もいるし、今の時点で、敵の半数以上は、其方へと引きつけられている。
問題は、これからだ。
私の班には、涼川が割り振られている。涼川はいつものように爆発物を両手に持ち、敵を皆殺しにすることしか考えていない装備だ。他の新人達も、皆私の班。筅も今回は、ベガルタがいないので、此方。
「特務少佐、敵はあたしが皆殺しにする。 あんたは至近距離から、ガリア砲で敵をぶち抜くことだけ考えてくれ。 戦闘指揮も任せてくれていいか?」
「ああ」
「矢島、お前は特務少佐の援護だ。 ガトリングで、特務少佐の方に行った敵をブッ殺せ」
「わ、分かりました」
涼川の好きなようにさせる。
それで構わないと思ったし。皆、私に無理をさせないよう、気を遣ってくれているのは分かるのだ。
弟はジョンソンとエミリーだけを連れる。
高い戦闘力を持つベテラン二人だ。何ら問題は無い。
「さて、そろそろ良いころだな。 全部まとめてブッちらばしてやるか」
涼川が腰を上げる。
砂浜に残っている敵は、半分を切った。殆どは、レンジャー8と、正確極まりない狙撃を続ける秀爺に向かっている。
突撃。
弟が声を掛けると、全員が一斉に砂浜に躍り出る。
アサルトを乱射する原田。凶蟲が反応して、此方に向き直るが。
奴が最後に見たのは、多分爆発の閃光だろう。
容赦なくスタンピートから無数のグレネードを叩き込んだ涼川が、笑いながら走っている。
「ヒャッハア! きたねー花火だなオイ!」
爆炎を突っ切って、走る。
弟たちも、既に第一の輸送船直下に到達。私もブースターをふかして、皆の援護を受けながら、最初の輸送船直下に到着していた。
ガリア砲で、躊躇なく狙撃。
殆ど同時に。
二隻の輸送船が落ちる。
更に、三隻目と四隻目に向かう。少し遅れてついてきている黒沢は、心配げに時々上を見ているが。
これは、マザーシップが戦闘態勢を取ったときに備えるため、だろう。
巨大生物たちは大混乱していて、レンジャー8を攻撃に向かった奴らも戻ろうとしているが、そうはさせじとバゼラートも攻撃開始。飛行ドローンも身動きが取れないまま、次々落ちて行っている。
勝てる。
奇襲は成功だ。
そう、誰もが思うところだろう。
だが私は油断しない。
マザーシップが上に浮かんでいる以上、何が起きても、不思議では無いのだから。
三隻目に到達。
ガリア砲をぶっ放し、即座に離れる。
残党排除は他の皆に任せて、距離を取った。さて、どうでるか。爆裂する輸送船が、遠くもない地面に激突し、粉々に。ガリア砲は接射に限るなと思い、振り返りつつ、スピアを放つ。
飛びかかってきた蜘蛛を串刺しにして、嘆息。
出来るだけ、機動戦はするな。
そう弟にも言われているが。この機動戦のデータが他のフェンサー達にフィードバックされていると思うと、忸怩たる思いもある。
この辺り、私はいわゆる労働中毒なのだろうか。
あり得る話だ。
弟も、直後に輸送船を撃沈。さて、マザーシップだが、どう出るか。
新人達は、敵を駆逐している。
正確に言うと、涼川が殆どを潰しているので、その残りを新人達が片付けている。どうひいき目に見ても、新人達が、他のレンジャー部隊より優れているわけでもない。優秀なのは、ナナコと黒沢くらい。筅はエアレイダーだし、レンジャーとしての性能は誰も期待していない。他は精々、水準という所だ。
ただ、この短期間で水準のレンジャー並みになってきているのだから、大したものかも知れない。
後方支援で丘に残った筅が、エメロードのミサイルを連射しているのが、此処からも見える。
既に飛行ドローンは周囲にはおらず。右往左往する巨大生物の駆逐に、エメロードはその殲滅力を発揮している。
後は、散っている巨大生物の各個撃破だが。
これは、わざわざ私が出るまでも無い。歩きながら、時々目につく奴を、スピアで貫くだけで良かった。
「姉貴、下がるぞ」
「ん……」
言われるまでも無い。
砂浜の巨大生物の駆逐が終わった時点で、皆に撤退を指示。此処でマザーシップが戦闘形態になったら、ノヴァバスターによる攻撃を浴びせるにしても、リスクが大きいからだ。どういうわけか、マザーシップは艦載機を発進させてさえこない。
一体何を考えている。
「はじめ特務少佐」
黒沢が手招きしている。
何かを見つけたか。
呼ばれて出向いてみると、輸送船の残骸から、何かを取り出している。
見るとそれは、砂のサンプルらしい。しかも、シリコンでパックしている。わざわざ低空に停泊して、砂など採取していたのか。
なんのために。
分からないが、いずれにしても、長居は無用。
砂浜から戻る新兵達。弟もジョンソンも、エミリーも涼川も。油断なく上を見据えながら、バック。
マザーシップは動かない。
とにかく、直下からは逃れた。叩くにしても、今の時点では、方法がない。大気吸収口も閉じているし、広域シールドを展開している以上、遠距離からの巡航ミサイルも無力なのだ。
「此方谷山。 飛行ドローンの殲滅完了」
「此方池口! 巨大生物は、駆逐しました」
「よし、少し離れて待機。 出来れば弾丸の補給も受けておけ」
「イエッサ!」
レンジャー8は、そのままの位置で待機。
秀爺達には、敵を監視していてもらう。
敵の思惑が未知数である以上、下手に仕掛けるのはまずい。生半可な相手なら兎も角、マザーシップが来ているのだ。
全員が、砂浜から離れた。
不意に、その時に変化が起こる。
いきなり、マザーシップが、戦闘態勢に入ったのである。
マザーシップの周囲に展開する浮遊砲台。弟が、即座に反応し、ライサンダーで一つを撃墜。
だが、六角形の、銀の鱗は。二百を超えるのだ。
「総員、浮遊砲台を攻撃開始!」
「丘の向こうへ逃げ込め!」
もはや、先ほどまでの余裕は無い。
降り注ぐ殺戮の光。
爆裂する地面。
離れるのがもう少し遅れていたら、何名か死者が出ていただろう。
ガリア砲をうち込み、砲台を撃墜。スナイパーライフルを持ってきている新人達には、攻撃目標を指示。一つずつ潰させる。
至近で爆裂。
レーザーが降り注ぎ、容赦なく皆のアーマーを削り取っていく。
「大気吸収口、開きません!」
「相手が本気では無い証拠だ。 そのまま攻撃を続行!」
「イエッサ!」
秀爺も即応。
広域シールドの内側に来るべく、移動を開始。ネグリングは砲弾を撃ち尽くしているらしく、慌てて補給に走ったと連絡あり。バゼラートは、間もなく姿を見せた。
補給を済ませた様で、ミサイルを放ちはじめる。
十ほど、浮遊砲台を撃墜した時、気付く。
マザーシップが、高度を上げつつある。
逃げる気か。
「可能な限り砲台を削れ」
冷静に弟が指示を飛ばし、浮遊砲台を落としていく。
しかし、間もなく。
マザーシップは、高高度へ逃れた。
レーダーを見る限り、五千メートルほどの高度まで浮き上がった後、旧中国へと去ったようである。
アジア支部の中将が、連絡を入れてくる。
「マザーシップの反応が消えた。 撃墜したのかね」
「いえ、損傷は与えましたが、逃がしました。 周辺に展開していた敵は全滅させています。 すぐにスカウトを寄越してください。 不可解な行動が目立ちました。 調査の必要があるかと」
弟が言うが。
アジア支部の司令官は、口惜しそうに応える。
「今、此方に余剰戦力はないんだ。 レンジャー部隊を一つ裂くだけで、本当に大変だったのだ」
「ならば、我等で敵の強力な部隊を、幾つか潰していきましょう。 その間に、調査チームの派遣を願います」
「分かった。 そうしよう」
アジア支部の中将は、太った男で、いつも話ながら額の汗を拭っていた。多分今も、通話先でそうしているのだろう。
間もなく、補給を終えたネグリングが来る。
グレイプも。
やりとりを見つめていた柊が、また何か、メモを書き加えていた。
一旦、ハノイ基地に寄り、ヒドラに格納されているビークル類を確認。
まだイプシロンは動かせそうにない。弟は腕組みして唸る。何しろ、アジア支部の中将が指定してきたのは。
案の定というかなんというか。
レタリウスの大群によって守られている都市部の奪回作戦だったから、である。
見せられる。
東南アジアは前大戦で根こそぎに巨大生物にやられたが、その後復興した都市が幾つかある。その殆どが、EDFの基地の側に作られたと言うのが、何とも言えない無情を醸し出している。
今、レタリウスに占領されているのは、そんな街の一つだ。
「君達のチームは、レタリウスの駆除でも定評があると聞いている。 我が部隊もレタリウスを空爆で焼き払ってはいるのだが、とても手が足りない状態でね」
よく太った中将は、そんな風に、申し訳なさげに言うのだった。
今、世界中でレタリウスは大きな脅威になっているが。戦力に欠ける支部では、このように我が物顔に振る舞わせてしまう所も多い。
ちなみに東京では、どうにか駆逐作業が成功した。
問題は関東全域に散らばってしまっている巨大生物の駆除が、とてもではないが達成できないことにあるのだが。
それは世界中、どこも似たようなものだ。
「しかたねーな。 またあれでやるのか」
不満そうに、涼川が言う。
他に方法がない。
少数部隊で突入し、一気にフュージョンブラスターで薙ぎ払う。
幸い、今回敵陣には、凶蟲が少しいるだけ。支援部隊は、最小限で問題ない。私は今回、ディスラプターとシールドでの支援。矢島も同様の装備だ。
現地に移動しながら、弟が、黒沢と話している。
黒沢は、やはり先ほどの、敵輸送船から採取されたものが、気になっているようだった。
「ストームリーダー、どう思われますか」
「可能性は幾つかあるが、いわゆるテラフォーミングを行う下準備かもしれないな」
「しかし、それなら前回の大戦に、調査は出来ていたはずです。 どうして今更、わざわざ少数の護衛を伴って」
「それはスカウトに任せるしかないだろう。 いずれにしても、今は次の任務に集中するように」
弟は会話を切る。
この辺りは、温暖湿潤な気候。昔は、ジャングルが、この地域にあった国中に拡がっていたという。
幾つかの戦いで、そのジャングルは、もはや過去の存在になり。
復興が進んでいない東南アジアでは、放置された荒野と、雨ばかり降る土地だけが残っている。
幾つかの大都市は、復旧が進まぬまま廃墟になって、うち捨てられ。
今は、巨大生物が、遊び場としていた。
復興が進んでいた世界でも、七年では限界もある。特に、人口が激減した地域に関しては、復興も遅れていた。
二年前から、ようやく復興が始まったという都市は。
グレイプを止め、降りてみると。
既に、銀の糸によって、堅く守られていた。レタリウスはこんな所でも、我が物顔に繁殖している。
これも、おかしな話だ。
世界の十二カ所にて、巣穴が発見されたが。その巣穴どうしで、どうやって情報を交換したのか。
世界中から、レタリウスの出現は報告されている。
東京の巣穴から現れただけでは無いのだ。
こういうレタリウスに占拠された地域のうち、四つを攻略して欲しいと言われている。東京支部の日高司令には許可を取っている。とはいえ、四つもの敵陣を連続して攻略していくのは、流石にぞっとしない。
だが、現地の部隊に、借りを作るという意味もある。
それに、戦力に劣る地域の支援が、少しでも出来れば。
「レタリウスはおよそ三十。 凶蟲が三百という所だな」
その程度のレタリウスの陣なら、今までに幾度となく攻略してきたが、何が起こるか分からないのが戦場だ。
谷山が、此方に来る。
「ストームリーダー。 砲撃の支援は期待出来そうにないですね」
「そうだろうな。 手が足りず、我々についでに一仕事という感覚で、頼んでくるほどだ」
「これでは、使い走りも良い所では」
「苦戦している地域を、少しでも有利に出来れば、全体のためにもなる。 此処で我等がレタリウスを蹴散らしておけば、現地のレンジャーチームも、少しは動きやすくなるだろう」
正論を言う弟に、谷山は肩をすくめた。
幸い、ネグリングは既に待機している。新兵達も、攻撃の準備を整えていた。
蜘蛛糸対策をした、若干防備に欠けるアーマーを装備すると。
私と矢島が前衛に。
フュージョンブラスターを両手に持った涼川とジョンソン。それに弟が、突撃を開始した。