「今度はお前か 前髪」
「誰が前髪だ…いやその任務について来ないですか?ちょっと面倒そうなので」
こいつは何言ってんだ…
「んで場所は」
「おや来てくれるんですね」
1時間無視してまだいすわってるから仕方なくだくそったれ…
そんな事ならさっさと行って終わらせてやる方が早い
「埼玉か…土産買っていかないとな」
埼玉ってなんが名産だ 梨か?
「リッパ〜」
「この子は…?」
前髪の所に比較的人型のケミーオドリッパが実態化して膝の上をクルクルしてる
「オドリッパって言うんだよ 踊るのが好きなケミー」
前髪はオドリッパの顎を撫でて戯れている
「ここか…なんで俺が」
「まぁまぁ…今回だけですから」
そもそもなんで俺を連れてきたかったんだ
「ほんとは悟と来るはずだったんです…ただ悟のやつ家の会合に呼ばれて1人だと少し厳しい内容なので」
じゃあ日にちズラせよ…はっ?被害が出ててズラせない?どんだけ人足んねぇんだよ
「はぁ…変身」 〝スチームホッパー〟
ドアに手をかけおす…ふむ中に人がいた形跡はなし 肝試しに来た学生が被害にあっており今だ意識不明って言ってたな
「うわっ これ結構中にいますね」
「面倒だが確実に潰していくぞ…手前のドアからだ」
ガッチャートルネードを出現させ握り手前のドアを開けると中から犬型の二足歩行の呪霊が2匹飛び出してきた
「犬…シェパード顔だな」
「呑気な! こいつ2級クラスか」
夏油の方には白の毛並み こちらは黒の毛並みまぁガジガジしてる毛先を見る限り手入れはされてないな
「そらよっと!」
歯をむき出して突撃してきた犬っころの下顎を蹴り上げがら空きの胴にガッチャートルネードの矢を撃ち込む
「おい前…夏油そっちは」
「心配なさらず 後今言いかけた?」
さぁて犬っころしばくか
「ふっ そらよ」
爪による攻撃をトルネードで受止め蹴りつけ距離を取らせる
「バンバン」
「よしっ お前に決めた」
バンバンブーのケミーカードをトルネードに装填し放つ
着弾し弾けた矢が竹となり育ち犬型を囲む
「リッパー!」
「お前今日やる気だな…夏油にいい所見せたいか?」
〝オドリッパ カマンティス ガッチャーンコ〟
オドリッパとカマンティスが再錬成され緑を基調とした新たなアーマーとなる
〝オドリマンティス!〟
「一気に決める」
〝ガッチャーンコ オドリマンティスフィーバー〟
その場で回転し竜巻を起こしそのまま飛び上がり 腕のアームカッターで犬型を切り刻む
「あっ ストップ!」
「リッパー??」
「うおおっ?!」
急にストップとか言うな! 後オドリッパも素直に止まんな!!
「何だ急に…」
「あっいや取り込みたかったので(^_^;) 申し訳ない」
取り込む?? 夏油の腕に呪霊が黒い球体となってそれを飲み込む…飲み込む???
「はっ……お前それ経口摂取?」
「こうしないと私は取り込めないんです 強くなる為にはなるべく沢山取り込みたいですし」
いやいやそれ美味いのか…?
「それ味どうなんだよ」
「どうって……そうですね吐瀉物を処理した雑巾みたいな味ですかね?」
絶対不味い…ってか例えが食べ物でもねぇし
「…終わったら飯食いに行くぞ」
「えっ?」
「口直しだ…なんか聞いたら俺も口の中変な感じしてきたしさっさと終わらせに行くぞ」
「後はこの部屋か…」
あの後人?形の奴や二足歩行の牛 なんか毛むくじゃらの奴等それを全部取り込んで行く夏油もやばいと思いつつやっとこさ最後の部屋だ
「明らかに呪力が強いですね 恐らくここのボスでしょう」
「多方こいつが生まれたせいで呪霊共が集まって被害が出たって所だろな…さっさと行くぞ」
ドアを切り裂いて中に突入する
「もっと静かに開けましょう?」
「もしヤバいのだったらそのまま逃げれるだろ だから切り裂いて行くのが早いんだよ」
奥に鎮座してる奴 人型に槍、編笠を被ってる当たりありゃ
「足軽って奴か…さっきまでどちらかと言えば洋物の奴らだったのにいきなり和物か」
「そんな呑気な…来ますよ!」
足軽の槍を左右で交わし夏油がムカデ型の呪霊を放ったがそれを槍を回す事で切り刻まれている
「好きだなそのムカデ」
「大量に出てくるんですよコイツ ッチ!」
2体ほど増やしても切り刻まれるか なら
バレルロールの様な軌道を描き腕のアームカッターで呪霊に切りかかる
「こいつ中々やるな 何級だ?」
「恐らく1級…下手すれば特級の手前ですかね」
いいのかそれ…お前さっき2級って言ってたよな
「悟が1級なので恐らくその分も考えられた任務だったはずなんですがね…」
まぁ確かにあいつの無下限なら大丈夫だろなこいつ
「お前は援護だ 俺が殺る後は取り込め」
〝ゲンゲンチョウチョ バレットバーン ガッチャーンコ〟
「ゲ〜ンゲン」 「バレットバーン!」
鱗粉を撒き散らす蝶にリボルバーを構えたガンマンが新たな鎧として再錬成される
〝バレットチョウチョ〟
両腕のリボルバーを構え足軽に放つ
「行くぞ ハッ!」
両腕のリボルバーが火を噴く時 肩の羽から鱗粉が撒き散らされる
【喝…むっ?】
足軽が切り払った俺が粉のように消える
「ゲンゲンチョウチョは相手を窓わせる…分からないもんだろ?」
【妖メェ!】
「妖はお前だろ」
「私を忘れないで欲しいね?」
巨大な蟆が踏み潰すように上から足軽目掛けてのしかかる
【ヌオォォ】
振りました槍が蟆を切り裂き消滅される…あれ何級だったんだ?
「ほらよっと!」
リボルバーが火を吹き足軽の右足を削る
「そこだ!」
鬼の様な呪霊を出現させ石で作られた刀で足軽をたたきつぶす
「なんだあれ」
「石鬼と言います あれ2級ですけどあそこまで弱っていればもう取り込めますよ」
手をかざし足軽が見覚えのある球体となり夏油が飲み込む
「オエッ……これはひどい」
「やっぱ階級上がると不味さ上がるのか?」
いよいよ顔色の悪い夏油の背中をさすり暫し待機
帳ってのは無くなってるから呪霊はもう居ないみたいだな
「もう大丈夫です…」
「そうか おら飯行くぞこの辺だったら天麩羅屋で美味い店知ってるから行くぞ」
「……奢りですか?」
「年下に払わせねぇよ ほら行くぞ」
この間夏油は天麩羅屋で定食を完食し白米のおかわり2回と単品天麩羅をしこたま楽しんだ…よく食うな
この後夏油も家に入り浸るようになる まぁ呪術界に来いと言わなくなったから良しとするか