ラブとピースとアーカイブ   作:はみがきこな

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喜びで胸がいっぱいです!!!

今後も読んでもらえると幸いです!!!







LOVE3 衝突

 

 

 

 

 

 

*……。

*殺せなかったか。

 

 

 この爆発に乗じて一人ずつ殺していこうと思ったのだが。

 アイツに私より強いケツイがあるとすれば、面倒くさいことになる。

 

 

*判断を 間違えたな。

 

「ああ!? 何言ってっか聞こえ無ぇよ!」

 

 やかましい奴だ。

 どこから潰すか。

 

 

 駆け出すと、周りの景色が動いていく。

 武器は━━━瓦礫で良いか。

 

 

 手頃な大きさの瓦礫を拾う。

 

 

*がれき━ぶきAT 15

*てごろな おおきさの がれき。

*すこし てっきんが とびでている。

 

*やめて。

 

 ……まだ完全には乗っ取れていないか。

 自分の意思で体が動くだけ、まだ良い方だな。

 

 前の世界線(Dusttale Pルート)の様に、奴が出てこなければ良いのだが。

 

 

「たあっ!!!」

 

 マズルフラッシュと共に雨霰と飛ぶ弾丸。

 右に転がり込み、瓦礫に隠れ回避。

 弾丸がコンクリートにぶつかり、コンクリートが削れる音がする。

 

 一度、戦況を確認する。

 

 射程はあちらの方が圧倒的に長い。この瓦礫をぶん投げてもおそらく当たらない。

 近接戦闘にしても、相手はサブマシンガンだ。なんとか近づいても恐らく蜂の巣になるだろう。

 

 それは、一人の話。

 

*行け。

 

 これで良し。

 勝機はこちらの手にある。

 冷静に行こう。

 

 

「……っ!?」

 

 来た。

 見ると、相手の足に()が巻き付いている。

 瓦礫の山から飛び出して、奴の下に走り出す。

 

 

 残り数十メートル。

 まだもがいている。

 もう少し近づけば、致命傷は与えられるだろう。

 

 

 残り数メートル。

 奴は、銃弾を蔓に発射した。蔓は千切れ、相手の身体に自由を明け渡す。

 

 

 残り1メートル。

 射程圏内だが━━━相手も動ける。 

 

 つまりは、インファイト。

 

 

 目の前から銃弾が顔に向かって飛んできたので、顔をひねって回避。少しだけ、肌が切れて血が垂れる。

 直後、横に薙ぐ様に弾丸が飛ぶ。すかさずしゃがみ込み、相手の脚を蹴り飛ばす━━━相手がジャンプし、躱された。

 

 相手は空中、逃げ場は無い。瓦礫を思い切り投げ、相手の左頬に命中させた。

 効果としては、相手に小さな擦り傷を与えただけだった。

 

「効くかよッ!!!」

 

 着地した相手は、片方の銃の銃床で突き、片方の銃で射撃。射撃は躱したが銃床打撃を喰らってしまい、少しHPが減ったのが分かる。

 

 

HP       52/64

 

 

 回復アイテムは、先ほどの爆発のダメージを回復した『キッシュ』で最後。

 最初の家からもっと盗めば良かったか。

 

 

 相手の攻撃は続く。片方の銃だけを持ち、振るった。鎖に繋がったもう片方の銃がこちらに向かって飛んでくる。遠心力が乗っているので、当たればタダでは済まないだろう。凄まじい速度だ。

 一度しゃがんで、上を通った鎖を掴む。そのまま手を動かし、遠心力で強化された銃でカウンターを狙う。

 相手は飛んできた銃を見事にキャッチ。キャッチした状態から、そのまま銃弾を放つ。

 銃弾を躱すため後ろに飛び退き、瓦礫の山に隠れる。もう一度手ごろな瓦礫を見つけ、装備する。

 

「チッ、うざってえな」

 

*同感だ。

 

 どちらも、あまり大きなダメージは負っていない。

 

 互角。

 いや、こちらが少し不利か。

 奴の身体能力、耐久力は共に凄まじい。恐らく戦闘経験もかなりあるのだろう。

 

 隙。

 それを見つけなければ、この戦いに終わりは無い。

 

 やってやろう。

 

*ケツイ。

 

 ここがセーブポイント。

 なら、特攻が有効か。

 

 少し曲線を描くように走り、飛ぶ弾丸を交わす。

 

 潰す場所は、目にしよう。

 

 風を切り、相手の方へと真っ直ぐ走る。

 対応してきた相手は、こちらへ真っ直ぐ弾丸を発射する。

 銃声が五月蝿い。

 

 90度曲がり、弾丸を回避。

 合図を出す。

 

*やれ。

 

 言うが早いが、シュルシュルと蔓が蛇行しながら相手の下に向かう。

 良い働きをしてくれる。

 蔓は相手の足に絡みつき、拘束する。

 

「だあッ! うぜぇなぁ!」

 

 相手の背後に回り込む様に動く。相手との距離は、凡そ十メートルと謂ったところか。蔓に対応して、こちらへの対応が疎かになっている。

 瓦礫を強く握りしめ、攻撃の準備を済ませる。

 

 

「オラァッ!」

 

 銃弾が蔓を貫き、相手の体に自由を明け渡す。

 つまり、相手の視線はまだ地面の方。

 

 

 今だ。

 手に持った瓦礫を投げ、代わりの瓦礫を拾う。

 投げた瓦礫は、相手に向かって一直線に飛んでいく。

 それは意味を成さず、振り返った相手の銃弾で速度を失い、一歩手前に落下する。

 

 問題ない。

 今のは囮。

 振り返った相手のさらに後ろから走って近づく。

 

 瓦礫を振り翳し、相手の後頭部を狙って───

 攻撃できなかった。

 

「全部見えてんだよォ!!」

 

 二丁のサブマシンガンが火を吹いた。弾丸が瓦礫を打ち上げ、素手を顕にする。

 その瞬間、右手から人差し指と中指分の重さが消えていた。

 

HP       13/64

 

 焼けるような痛みが走る。

 目だけを動かし確認すると、指の付け根あたりから肉が吹っ飛んでいた。骨が折れ、1,2cm飛び出ている。

 赤い血が溢れんばかりに流れる。

 

「戦う相手を間違えたなァ!」

 

 避けても避けても銃弾が肌を切り、確実にHPを削る。

 

HP       8/64

 

 このままだとゲームオーバーだ。この際なってもならなくてもどうだって良いが、もう少しで致命傷だ。粘る価値はある。

 

 ドクドクと流れる血。

 勿体無い。

 有効活用しよう。

 

 手を振り払うように動かし、相手の方に血を飛ばす。

 量が量なので、相手の顔に直撃した。

 

「くそッ、血か!?」

 

 飛んでいった血は、相手の視界を塞ぐ。

 そして急接近。

 動揺している相手にとっては、これだけで敵の接近を許してしまえる。

 

 チャンスは逃さない。

 閉じた瞼の上から、指から飛び出た骨を───

 

 

 

 刺した。

 

 

 

「あ゛ッ……ああああああ゛あああ゛あああああ!!!???」

 

 

 

 片目を潰した。両目を潰せなかったのは少々残念だが、潰せただけマシな方だろう。なんであの状態から避けれるのか。本能だろうか? 

 

 どうであれ、相手に『痛み』を与えた。少量でも、EXPは得られるはずだ。

 

 背後に数回跳躍し、カウンターを避ける。

 相手は、痛みで目を抑えながらこちらを片方の目で睨んでいる。

 

「……はっ、お前……次会う時は覚えてろよ?」

 

「ぜってぇ殺すからなァ!!?」

 

 

 その瞬間、セーブデータが上書きされた。

 

*……興味深い。

*まだ 使えるのはセーブだけ。

*不幸中の幸いと 言ったところか。

 

 もし、ロードが使えるようになってしまえば───

 他のタマシイを取り込まなければならないな。

 

*お前と 同じように。

 

 近くに生えていた黄色い花に向かい、そう言った。

 心なしか、震えたように見える。

 

 

 さて、攻撃が来る前に逃げなければ。

 振り返って、ビルの隙間へと走っていく。

 

 

 

 気づけば、太陽が辺りを照らしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*YOU WIN! 

*600EXPと0Gを かくとく! 

 

 

 

 

 

Chara LV12

 

 

 

 

 

 

 

 









*これからは バッドエンドルートで 行きます。
*完結後に IF√書くかもしれません。
*まぁ その時は その時で。




あなた方が望むのは?

  • ハッピーエンド
  • バッドエンド
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