麻帆良の月蝕剣士   作:月蝕仮免

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ネギまの大きなイベントの一つです。


第二話 新たな影

夜、剣一は、一人麻帆良を目指して歩いていた。行く前に受け持っていた依頼が厄介で、終わるのに時間がかかってしまった。そして、終わってすぐ剣一は、麻帆良へむかっていた。

 

 

 

剣一「ふむ。ずいぶん遅れてしまったな・・・。何事もなければいいが・・・」

 

 

そう考えていると、麻帆良をつなぐ大橋が見えてきた・・・しかし、その端の先で何かが光っているのが見えた。

 

 

剣一「これは・・魔力?捕縛魔法のようだが・・・急いでみるか・・」

 

 

 

 

光の近くまで言ってみると、急に光が消え、其の場所には、メガネをかけた少年と幼女とロボットっぽい少女がいた。なんだか少年のほうは、泣いていた。顔に見覚えのあった剣一は、記憶をたどってみた。

 

 

剣一「・・そうだ、タカミチの送ってきた資料にあったサウザンドマスターの息子『ネギ・スプリングフィールド』だったな・・あの幼女は、吸血鬼の類か?」

 

 

そんなことを考えていると、今度は橋の向こう側からものすごい速さで走ってくるツインテールの少女が見えた。そして、其の少女は、豪快なとび蹴りをかまし、幼女の展開した魔法障壁をいともたやすく破り、幼女に蹴りを入れた。

 

 

剣一「あの娘・・本当に一般人か?」

 

 

そんな疑問が、頭をよぎったが・・・

 

 

剣一「まあ、こんな時間まで子供が夜遊びするのは感心せんな・・・」

 

 

 

 

 

幼女「くっ!」

 

 

蹴りを入れられた幼女『エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル(以後エヴァ)』は、手から何かを出した。そして、それを見守る従者『絡繰茶々丸』

 

 

ツインテール少女「なにこれ!?」

 

 

ネギ「う・・うごけない!?」

 

 

ツインテール少女・・『神楽坂明日菜』とネギは、何かに絡めとられたかのように動けなくなってしまった。すると、明日菜の肩にいたオコジョ妖精『アルベール・カモミール(以後)カモ』は、叫んだ。

 

 

カモ「こりゃ、人形使いのスキルだ!噂じゃ、エヴァンジェリンは、300体の人形を操ったらしいぜ!」

 

 

エヴァ「さっきは、驚いたが、動けなければ無力だ。茶々丸、ボーヤを捕まえろ」

 

 

茶々丸「失礼します。ネギ先生」

 

 

茶々丸は、ブースターを使い一気に距離を縮めてネギに向かったが・・・

 

 

剣一「ふん!」

 

 

茶々丸「!!?」

 

 

剣一が、乱入し剣を振るって衝撃波を発生させ、さらにネギ達を拘束していた糸を切った。糸を斬られた、ネギと明日菜は、前に倒れ、エヴァは、後ろに倒れそうになったが、踏みとどまった。

 

 

エヴァ「誰だ!?」

 

 

剣一「こんな夜中に、子供の夜遊びは関心せんな」

 

 

エヴァ「誰だと聞いている!!」

 

 

剣一「月影剣一・・・一応、短期でここの教師をすることになったものだ」

 

 

ネギ「え、じゃタカミチがいっていた・・!?」

 

 

カモ「俺も聞いて事があるぜ!確か、流れの傭兵だとか・・」

 

 

剣一「この糸・・そして、其の魔力・・お前は、もしや・・・」

 

 

エヴァは、少し機嫌をよくし、剣一の言葉を待ったが・・・・

 

 

 

 

剣一「エヴァンテリン・アッパー・カット・マンマクイテエルか?」

 

 

 

 

エヴァ「ちがうわあああああああっ!!!!?」

 

 

 

 

えらい間違い方をしている剣一に向かってエヴァは、思わず叫んだしまった。

 

 

剣一「なに?違うのか?」

 

 

エヴァ「当たり前だ!私の名前は、エヴァンジェリン・アナスタシア・キティ・マクダエルだ!!」

 

 

剣一「長いな・・・頭文字を取って『エアキマ』では・・・」

 

 

エヴァ「ふざけるな!」

 

 

茶々丸「マスター」

 

 

エヴァ「何だ!茶々丸!」

 

 

茶々丸「ネギ先生たちが、逃げました」

 

 

エヴァが、はっと周りを見るとネギたちは、姿を消していた。

 

 

剣一「ふむ、子供はもう寝る時間だからな」

 

 

エヴァ「貴様のせいだろうが!!」

 

 

剣一「?なにを怒っているのだ、エアキマ?」

 

 

エヴァ「せめて、エヴァと呼べ!!腹の立つ男だ!!貴様からぼこぼこにしてやる!!」

 

 

そういい、エヴァは、詠唱を開始した。

 

 

エヴァ「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!闇の精霊30柱!魔法の射手・連弾・闇の30矢!!」

 

 

闇属性の魔法の矢が、剣一に向かって飛んでいったが・・・

 

 

 

剣一「暗黒月光剣・・・三日月の太刀!!」

 

 

 

それに対して剣一は、魔力で生み出した三日月状の斬撃を放ち、其の攻撃を相殺した。

 

 

エヴァ「ほお、なかなか楽しませてくれる」

 

 

剣一「・・・」

 

 

楽しそうに笑うエヴァだが、剣一にいたっては、自分のやっていることが、『誰か』とかぶって見えるような気がしていた。

 

 

剣一(あの少年たちを守っているのか・・私は?・・・不思議と、やる遂げなくてはならない気がする・・・これでは・・・鳴神のようではないか・・・!?)

 

 

自分のライバルを思い浮かべた剣一は、はっとした顔をし・・・・

 

 

剣一「・・・クククク・・・アーハッハッハッハッハッハ!!」

 

 

エヴァ「な、なんだ!?」

 

 

急に笑い出した剣一に対してエヴァは、たじろいだ。

 

 

剣一「・・・鳴神は、こんな気持ちだったのか?・・・・だから、アイツは、大魔王に・・・ジャマンガに勝てたのか?・・・・フッ、私が勝てないのも無理はないな・・・」

 

 

そういいながら、剣一は剣を構えなおした。

 

 

剣一「ならば、意地でも何とかせねばな」

 

 

そして、剣一は、エヴァ&茶々丸との戦闘を再開した。

 

 

 

 

 

ネギ&明日菜「すごい・・」

 

 

ネギと明日菜は、其の戦いに思わず声を漏らした。それもそうだろう。「闇の福音」と呼ばれる最強クラスの魔法使いと其の従者と一人でわたりあっているのだから。

 

 

カモ「二人とも!魔方陣ができたぜ!」

 

 

その間、カモは、仮契約用の魔方陣を書き上げていた。

 

 

 

 

 

交戦する二人、そんな中、ネギたちがいたところでまばゆい光が放たれた。

 

 

エヴァ「仮契約が、完了したようだな・・・貴様との戦いに決着をつけられなかったことが残念だが・・・・」

 

 

剣一「まあ、気持ちはわからんでもない」

 

 

そういいがなら、剣を収める剣一。

 

 

剣一「届いている荷物の整理もあるからな、退かせてもらうぞ」

 

 

そういって、剣一は、街のほうへと歩き出した。其の途中ネギたちの横で、少し止まり・・

 

 

剣一「ネギ・スプリングフィールド、お前の出せる力、全てを賭けてぶち当たれ」

 

 

ネギ「はいっ!がんばります!」

 

 

剣一(激励とは、ますます私らしくないな・・・)

 

 

そう心で苦笑し、その場を去っていった。

 

 

 

 

その後、剣一は、気配を消し、戦いが見えるぎりぎりの場所から、戦いの様子を見た。結果は、結界の復活もあってネギ&明日菜の勝利で終わった。

 

 

剣一「・・・貴様も趣味が悪いな、タカミチ」

 

 

剣一は、後ろの木に向かって話しかけた。すると、木の陰からタカミチが姿を現した。

 

 

タカミチ「悪いね・・じゃ、学園長のところへ行こうか」

 

 

剣一「ああ」

 

 

 

 

 

 

学園長室前

 

 

コンコン

 

 

タカミチ「学園長、高畑です。月影さんを連れてきました」

 

 

?『フォフォフォフォ、入りなさい』

 

 

タカミチとともに学園長室にはいる剣一。そして、そこには声の主である、『近衛近右衛門』。剣一は、資料で見たことがあるので特に驚かなかったが、最初に見た人間の反応をすることにした。

 

 

剣一「・・・タカミチ、この学園は、魔物が学園長になれるのか?」

 

 

近右衛門「誰が、魔物じゃ!!?れっきとした人間じゃ!!」

 

 

剣一「失礼(なんとなく、やかましいところが『Dr.ウォーム』そっくりだな)」

 

 

かつてジャマンガにいた『毒蟲博士Dr.ウォーム』を思い出す剣一。

 

 

近右衛門「・・・まあ、いいわい・・・どうせわしなんか・・・」

 

 

タカミチ「学園長、いじけてないで本題を・・・」

 

 

近右衛門「お・・おお、そうじゃった。月影くん。3-A副担任の件、引き受けてくれて感謝するぞい」

 

 

剣一「利害の一致というやつだ。気にすることはない」

 

 

近右衛門「・・・それと、本当に山小屋でいいのかの?」

 

 

剣一は、条件の中に住居に一人暮らしのできる山小屋を入れていた。

 

 

剣一「ああ、静かな場所の方がいろいろ進むからな」

 

 

剣の修行も自分の体のことも・・・・

 

 

 

 

 

 

 

その後、剣一は、条件どおりの山小屋に来ていた。手には、渡されたスーツがある。

 

 

剣一「さて、荷物の整理をするか・・・」

 

 

といっても、剣一の荷物は、すぐに移動できるように必要最低限のものしかなかった。

 

 

剣一「・・・む?」

 

 

そのとき、謎の魔力を感じた剣一は、小屋を飛び出して、其の場所へ走った。其の場所について時、懐かしい感じのする魔力を感じた・・。ジャマンガの魔力を・・・

 

 

?「貴様、なぜここがわかった?」

 

 

謎の声のほうを見ると、一人の老人がいた。だが、それが明らかに人間でないことに気がついた。其の老人は、宙に浮き、灰色の衣をまとって、左腕は、義手のような感じをさせるメカニックのような感じで、右手には、魔獣のようなものをかたどった杖を持ち、顔半分に仮面をつけ、もう半分は、灰色の肌で、黒い模様があり、白髪に灰色交じりの髪だった。そして、その老人は、剣一の月蝕剣に目をやっていた。

 

 

老人「それは・・月蝕剣・・・そうか、貴様ジャークムーンか・・まさか、人間に転生するとはな・・・」

 

 

老人は、剣一の月蝕剣を見ながら興味深そうに言った。

 

 

剣一「貴様・・ジャマンガの残党か?私は、貴様を知らないが・・・」

 

 

老人「フフフフ、貴様が生み出され意思を持つ前にあったっきりじゃからな、知らないのは当然じゃ。わが名は『死霊博士・Dr.ゴースト』・・ウォームとは友人じゃったよ・・・ジャークムーン、わしとともにジャマンガを再興せぬか?」

 

 

剣一「・・断る。私は、月影剣一だ・・・もはや、ジャークムーンではない」

 

 

そういいながら、剣を構える剣一。

 

 

Dr.ゴースト「まあいいわい、京都で待っておるぞ・・・ベレケ!」

 

 

?「ギジャ、ギジャ!」

 

 

Dr.ゴーストは、姿を消し周囲には、ジャマンガの最下兵『遣い魔』が数体現れた。

 

 

剣一「ふん!はあ!てやっ!」

 

 

連続の斬撃で、使い魔を切り捨てる剣一。そして、残った遣い魔がいっせいに襲い掛かってきたが・・・・

 

 

 

 

剣一「暗黒月光剣!満月の太刀!」

 

 

 

 

満月のような形の魔力が、放たれそれを受けた使い魔は、全滅した。

 

 

そして、剣一は月蝕剣にゆっくり目をやり手前に持ち上げた。

 

 

剣一「・・私が、この世界に来たのは・・・ジャマンガの後始末をするためなのかもしれないな・・・」

 

 

そういいながら、剣を腰にさし、剣一は、小屋へ戻っていった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

-???-

 

 

Dr.ゴーストは、どこかの山の中に来ていた。そして、目の前にいる人物に跪いていた。

 

 

?「ジャークムーンが、いただと?」

 

 

Dr.ゴースト「ハッ。人間に転生し月影剣一と名乗っているようです」

 

 

?「やつは、京都に現れるのだな?」

 

 

Dr.ゴースト「どうやら、サウザンドマスターの息子と『近衛木乃香』の警護に呼びつけられたようですので、ほぼ間違いないかと・・・・」

 

 

?「・・・ゴースト、今しばらく戦力の増強に専念しろ。ジャークムーンが来たときにもてなしてやらねばな」

 

 

Dr.ゴースト「・・・もしも、京都が失敗した場合は?」

 

 

?「近々、真帆良では、学園祭が行われる。そのとき、『パワースポット』である世界樹の魔力を使えば、我は完全に復活できる・・そのときこそ、ジャマンガ復活のときだ」

 

 

Dr.ゴースト「ははっ!」

 

 

Dr.ゴーストは、姿を消し声の主は、月を眺めた。

 

 

?「この世界に魔弾戦士はいないが・・・まさかな・・・」




今回はこんな感じです。それでは、オリキャラの設定をどうぞ。


死霊博士・Dr.ゴースト

外見・灰色の衣をまとって、左腕は、義手のような感じをさせるメカニックのような感じで、右手には、魔獣のようなものをかたどった杖を持ち、顔半分に仮面をつけ、もう半分は、灰色の肌で、黒い模様があり、白髪に灰色交じりの髪の老人。



かつて、ジャークムーンが生み出された時点からいたジャマンガの幹部。Dr.ウォームとは、技術を競う友人的な間柄だった。しかし、彼を邪魔と感じた『血煙伯爵ブラッディ』の計略で、ヨーロッパでのSHOTの実験(白波の両親暗殺)に巻き込まれて消滅したはずだったが、この世界に転移していた。さらに、ジャマンガ壊滅後にやってきた、『あるもの』の魂を、何者かに憑依させ仮の体とした。あるもの・・そして、ジャマンガの復活が最大の目的。能力は、義手に仕込んだ機関砲と杖から魔法弾。そして、ウォームと同じように遣い魔を無限に出すことができる。
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