Fate/DisspectOrder〜Parallel・Masters〜   作:一般デーモンコマンド

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〜第五節 最終決戦!デュエル本能寺の変2024その1〜

 

 

 

「レディースアーンドジェントルメーン!!これより、ガリュディアス・モモミーズ様主催!!下剋上派VS攘夷派による最終決戦!デュエル本能寺の変2024、スタートだぁぁぁ!!」

 

 

「...いや、誰?」

 

 

「通りすがりのナレ太郎です」

 

 

 

 ナレ太郎のやかましいナレーションのもと、最終決戦が始まろうとしていた。

 

 

 

「まずは第一回戦!!赤コーナー、下剋上派、『魔銃連結ジョオダー・ザ・ジョブナガー』!!」

 

 

「やったるぞー!!」

 

 

 脚をパカパカと鳴らしながら、ジョブナガーはデュエキング本能寺2024の外に設置された決闘場へと入場する。

 

 

 

「続いて青コーナー!その正義は下剋上をサッヴァーク!!攘夷派、『茶裁(ちゃばき)連結チャックーヴ・ヴァッサーチャ』!!」

 

 

「――――――!!」

 

 

 

 現れたのは、煌龍サッヴァークと茶々が連結されたAWディスペクター、チャックーヴ・ヴァッサーチャ。その目には光がなく、理性が無いように見えた。

 

 

「茶々...!おのれ、モモミーズ...!」

 

 

「あれはレクスターズの光ドラゴン...ふん、いいざまだな」

 

 

 ジョブナガーは茶々を心配し、龍魂珠はサッヴァークをあざ笑う。

 

 

「クク...見せてもらうぞ...貴様らの『名勝負』をな...」

 

 

 

 

 その様子を見て、モモミーズは不敵に笑っていた。

 

 

 

「では第一回戦...デュエル・スタート!」

 

 

 

 ナレ太郎の合図とともに、ヴァッサーチャはジョブナガーへと飛びかかった。

 

 

 

「いきなりかっ!!」

 

 

 

それをさっとよけるジョブナガー。

 

 

 着地したヴァッサーチャはジョブナガーを睨みつける。すると、ヴァッサーチャの背から生えている翼から剣が切り離された。そして、意思を持っているかのように空中を飛び回り始める。

 

 

 

「くぅっ!!ファンなネルなヤツみたいじゃな!?」

 

 

「なにを言っているのだ、アイツは?」

 

 

 

 剣は縦横無尽に飛び回る。素早く動くその剣をジョブナガーはどこからか取り出した拳銃で撃ち、弾いていく。

 

 

 

 しかし、ジョブナガーの銃を撃つ速度より剣の方が数が多く、全てに対処することができない。

 

 

 

「ちぃっ!!ならば!」

 

 

 不利を悟ったジョブナガーは、左手に連結されたジョニーの愛馬シルバーの頭部から赤いレーザーを放つ。それは剣ではなく、ヴァッサーチャの身体のど真ん中へと撃ち込まれていた。

 

 

 

「――――!?」

 

 

 二つある頭両方から悶える声を発するヴァッサーチャ。本体であるヴァッサーチャの集中が途切れたのか、飛び回っていた剣も次々と地面へと落ちていった。

 

 

 

「このまま押し切る...!」

 

 

 

 レーザーの勢いが増していく。耐えていたヴァッサーチャの身体が赤熱化していくのが分かる。

 

 

 

 このままあっさり終わるのか...と、龍魂珠が思った瞬間であった。ヴァッサーチャの手のひらに紋章のようなものが象られていく。

 

 

 

 そして、それをレーザーを放つジョブナガーへと放つ。レーザーを出すのに集中しているジョブナガーは気づかない。

 

 

 

「おいっ、ジョブナガー!避けろっ!」

 

 

「は?何でじゃあがっ!?」

 

 

 龍魂珠の警告も届かず、ジョブナガーの身体に龍を象ったであろう紋章が刻まれる。それと同時に、ジョブナガーの身体に強烈な痛みがはしった。

 

 

 

「がァァァッ゙!?」

 

 

「ジョッブ!?一体何が!?」

 

 

 苦しむジョブナガー。どうしたのかとその体を見れば、ちょうどヴァッサーチャがくらっていたレーザーの位置と同じ位置(・・・・)にレーザーを受けてできたであろう傷が出来ていた。

 

 

 

「この紋章...『裁きの紋章』か!」

 

 

「御名答。流石、龍魂珠。歴史を破壊するからこそよくその歴史の事を理解している」

 

 

「ただ有用そうな力だったから覚えていただけだ。しかし、成程...そうきたか」

 

 

『ちょ、ちょっと待ってくれ!君たちだけでわかったように話を進められても困るんだが!?』

 

 

ダ・ヴィンチの焦った声に龍魂珠は答える。

 

 

「裁きの紋章。あのディスペクターのドラゴンの部分が持っている力だ。様々な力を宿した紋章で、使えば敵対者にあらゆる裁きを与える」

 

 

『じゃあ、今のジョブナガーは...』

 

 

「裁きの紋章の効果を受けているな。見る限り、アレはダメージを肩代わりさせる効果を持っているようだ」

 

 

 ジョブナガーは身体を抑え、息も絶え絶えな状態へとなってしまっていた。ふらつく身体で一発銃弾をヴァッサーチャに撃てば、弾があたった場所と同じ場所に銃痕がジョブナガーの身体へとできる。

 

 

「くぅッ゙――」

 

 

「―――――――――!!」

 

 

 

 ヴァッサーチャはニヤリとその口角を上げると、凄まじい魔力を開放した。

 

 

『この波長...!マズイ!ヤツは宝具を使うつもりだ!!』

 

 

「一気に勝負を決めに来たか!」

 

 

 

 ヴァッサーチャの背後より現れるのは燃え盛る大阪城。ヴァッサーチャが吠えれば、その城のありとあらゆる場所から、鉱石の身体を持ち、奇妙な仮面を被ったクリーチャー達が大量に現れる。

 

 

 

冒涜裁日輪城(ぼうとくさばきにちりんじょう)

 

 

 現れたクリーチャー達はサバキスト。人工の正義のドラゴンに仕える裁きの使徒。

 

 

 

 サバキスト達の苛烈な攻撃が、ジョブナガーに襲い掛かる。

 

 

「ぐぅっ、おのれぇ!!」

 

 

 ジョブナガーは襲い掛かるサバキスト達を次々と撃つが、あまりの数の多さ、そして裁きの紋章の効果により、結局かなりのダメージをおってしまった。

 

 

 

「――」

 

 

 ケタケタと笑うヴァッサーチャ。ヴァッサーチャは蒼い剣を取り出したかと思えば、それを思いっきりジョブナガーへとふりかぶった。

 

 

ザンッ!!

 

 

 

「ジョッブっ!」

 

 

 

 沖田の悲痛な叫びが響き渡る。もはや、決着はついたようなものであった。

 

 

 

「...これはもう決定的でしょう。この戦い、勝ったのは蝦夷派、チャックー...?」

 

 

 結果を伝えようとしたナレ太郎のナレーションがそこで止まる。その視線の先にあったのは...

 

 

「...勝手に、終わらせるんじゃないぞ...」

 

 

 

 右腕を失いながらも、そう言うジョブナガーの姿であった。

 

 

 

 

 




オリジナルディスペクター紹介

茶裁(ちゃばき)連結 チャックーヴ・ヴァッサーチャ


サッヴァークの下半身にサッヴァークと茶々の上半身が連結されている。(イメージはサックーヴ・ヴァッサークァ)


炎を纏った剣を振るうなどして攻撃する。さらに『裁きの紋章』と呼ばれる紋章を相手に刻み、自身に対するダメージを刻んだ相手に肩代わりさせることも可能。



宝具 冒涜裁日輪城(ぼうとくさばきにちりんじょう)


燃え盛る大阪城が現れ、そこから大量の燃える『サバキスト』が一斉に出現し、敵を殲滅する。


フレーバーテキスト


その呪いは裁けなかった。



前話の分も置いときます。

幕開接続 サカカタ・トシマ


 坂本龍馬、土方歳三が接続されたディスペクター。


 土方の手のひらに龍馬の腕が接続され、更に背中合わせになるように龍馬の上半身が土方の身体に接続されている。


 長い両腕を活かしたリーチの長い剣技を得意とするサーヴァントディスペクターである。



宝具


不滅の冒涜竜が如く(しんせんぼうとくりゅう)


 ところどころが陶器と入れ替わっている黒い竜を呼び出し、それと共に特攻をしかける宝具。


フレーバーテキスト


バラバラの正義は統一された。


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