Fate/DisspectOrder〜Parallel・Masters〜   作:一般デーモンコマンド

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〜第六節 最終決戦!デュエル本能寺の変2024その2〜

「な、な、な、なんということでしょう!?確実にやられてしまったであろうジョブナガーが、立っています!まさか、あの状況でヴァッサーチャ様の攻撃を避けたというのでしょうか!?」

 

 

 驚くナレ太郎のナレーションを後目に、ジョブナガーは笑って言う。

 

 

 

「なぁに、簡単なことじゃ。...やったか!?というのはどんなときでもフラグということなのじゃ!!」

 

 

「いや、何を言っておるのだ、貴様は」

 

 

 龍魂珠の冷静なツッコミ。それはそれとして、無事だったことで立香や沖田達は安堵する。ジョブナガーは、軽快な声で高らかに宣言した。

 

 

 

「よぉし!今から貴様を一発で仕留めてやろう!覚悟しろ、茶々!」

 

 

 

その宣言を鼻で笑ったのはモモミーズだ。

 

 

 

「はっ...そんなボロボロ、しかも攻撃は自身に跳ね返るというこの状況でそう言うとは、とんだ大馬鹿のようだな」

 

 

しかし、ジョブナガーは依然として言い放つ。

 

 

「大馬鹿結構!無理をひっくり返してこそ武将よ!...さぁ、来い!ちびノブたちよ!」

 

 

「ノブー!!」

 

 

「ノブノブー!」

 

 

 ジョブナガーのバレット・ザ・シルバーの銃口の中へとエネルギーと化したちびノブ達が集まっていく。

 

 

 

「喰らうがいい!引き金は二度引かん!一発が、全てじゃーーっ!!!」

 

 

 

三千冒涜砲(ジョジョジョ・ディス・マキシマム)

 

 

 

瞬間!シルバーの姿が黄金の姿へと変化する!

 

 

 そして、放たれたそのエネルギー砲は、まっすぐ、ヴァッサーチャのど真ん中へと吸い込まれていった。

 

 

「――――!」

 

 

 しかし、ヴァッサーチャを守ろうとサバキスト達が身を盾にして立ちふさがる。だが、自由なるガンマンと武将のディスペクターの前には、無駄なことであった。

 

 

 

 グニャアァァ...と、身体を変形させながらサバキスト達は次々と破壊されていく。だが、その砲撃の勢いはとどまることなく寧ろ勢いを増していく。

 

 

 

「―――――!?」

 

 

「これぞ、わしの自由の一撃!喰らえっ―!」

 

 

 そして、その一撃はヴァッサーチャへと叩き込まれ...

 

 

 

「!――!?!?!!!」

 

 

 

ヴァッサーチャは、しめやかに爆散した。

 

 

 

「是非もなし、じゃ」

 

 

 

           ◇

 

 

「な、なんということでしょうーー!!この圧倒的な不利を、たった一発でひっくり返したー!!!この、勝負っ!勝ったのは...下剋上派、ジョオダー・ザ・ジョブナガーだー!!」

 

 

 

「や、やったー!!」

 

 

「良かった...本当に良かった!」

 

 

 立香達が勝利を喜ぶ他所で、龍魂珠は一人合点のいったように呟いた。

 

 

 

「...成程。あのガンマンの必殺技の性質を利用したのか。確かに、歴史でもあの光ドラゴンを倒した要因があの技の性質だったな」

 

 

 

 裁きの紋章とは、超獣世界では呪文の一種である。そんな呪文を封じ、相手に一撃を叩き込む技こそ、ジョブナガーの合体元であるジョリー・ザ・ジョニーの技、ジョジョジョマキシマムであった。

 

 

 

 ジョブナガーが先程放った宝具も、その必殺技の力を宿していたのだろう。だから、裁きの紋章のダメージを返す性質を無視し、倒すことができたのだ。

 

 

 

 一方で、モモミーズは聖杯を持つ手を震わせながら呟いた。

 

 

「素晴らしい...まさしくひっくり返したれやな戦いだった...!滾る...滾るぞ...!俺様の出番が楽しみだ...!」

 

 

 

 そして、少しのインターバルを挟むこととなった。フラフラな状態のジョブナガーを楽な体勢にさせると、安堵した様子で沖田は言った。

 

 

 

「戦いが始まってからはどうなるかと思いましたが...なんとか勝てて、よかったです」

 

 

 その言葉に頷く立香達。龍魂珠はそんな立香たちを見ると、呆れた様子で言った。

 

 

「そんなことで喜んでいる場合か?次は貴様らの番だろう」

 

 

「うっ...そういえばそうだった...」

 

 

 立香は苦い顔をしてそう言う。果たして、どんな敵が相手なのだろうか?ディスペクター?はたまた、サーヴァント?もしかしたらそれらを超えた怪物かもしれない。

 

 

 感じる嫌な予感に身体を震わせながら、立香はマシュ、そして沖田と共にフィールドへと向かった。

 

 

そして、相手としてそこに立っていたのは...

 

 

 

「...」

 

 

「...沖田さん?」

 

 

 褐色肌になった、沖田...いわゆる、沖田オルタが、そこに立っていた。

 

 

 

 驚く立香たちを他所に、ナレ太郎が騒がしいナレーションを始めた。

 

 

 

「さぁーーて!!まさかの展開を迎えた第一回戦でした!さて、次の二回戦へといきましょう!赤コーナー、下剋上派、マスター・藤丸立香とそのサーヴァント!」

 

 

「い、いえーい...?」

 

 

「そして青コーナー!それはもう一つの可能性!果たしてどちらが勝つのか!?...蝦夷派!沖田オルター!!」

 

 

「...」

 

 

「...あら?おーい、オルタさーん。なにかひとことお願いしまーす」

 

 

 そう言われた沖田オルタは、今気付いたのか、驚いた表情で言った。

 

 

 

「...ここ、どこ?」

 

 




次回、七節。
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