仮面ライダーゲンムズ ~崩壊世界と神域のゲーマー~ 作:紙コップ113
マイティノベル風に書き換えました。
Playerたちへ
インターネットの海からこのプログラムを発見した読者……いやプレイヤーの諸君を心から歓迎しよう。
まずは自己紹介から。私の名は『檀黎斗』。
あらゆるゲームを作り上げる神の才能を持って誕生した一人の人間……だった。
なぜ過去形なのかって?理由は単純、今の私は既に『人間』という器に収まらない存在だからだ。
人間としての私はかつて、幻夢コーポレーションという一つのゲーム会社の社長の座に立ち、世界に『仮面ライダー』と呼ばれるヒーローの概念を植え付けた。
私は彼らからデータを採取し、一般人が現実空間であらゆる『バグスター』と戦う究極のゲーム『仮面ライダークロニクル』の開発に取り掛かった。
しかし、実験体である仮面ライダーや、手を組んでいたバグスター共の裏切りによって、一度は人間の死を迎えた。
しかし、そこで挫ける私ではない。私は『プロトマイティアクションXガシャットオリジン』に自身のバックアップを作成し、元人間の遺伝子を持つバグスター『新檀黎斗』そして『檀黎斗神』として復活したのだ。
その後は裏切ったバグスター、そして私の父である檀正宗に報復するために、電脳救命センター『CR』の仮面ライダーと共闘。奴らの手で歪められたライダークロニクルは終焉を迎えた。
邪魔者が消え去った私は、全人類に、消滅者の命を懸けたゲーム『ゾンビクロニクル』をリリースし、最高神として試練を与えた。
……その結末は、私がかつて消滅させ、私と同じバグスターとして復活した『九条貴利矢』の『仮面ライダーレーザーX』に敗北。私は消滅した。
勿論私がこのまま終わるわけがない。たとえ消滅したとしても、プロトオリジンガシャットに再びバックアップが保存される……はずだった。
次に私が目を覚ました場所は、海とも宇宙ともとれる世界だった。少なくとも、プロトマイティアクションXオリジンの中ではないことは事実だ。
辺りを見回せば、何やら水泡のようなものが浮かんでいる。そうなれば、ここは『海』と定義していいだろう。
興味深いことに、泡の中には多種多様な『世界』が入っていた。
私が元居た世界とそう変わらない世界……SF映画のように技術が大きく発達した世界……さらには機械文明ではなく剣や魔法が主軸となるファンタジーの世界……と。
そんな個性的な世界だが、一つだけ共通点がある。
それは、『崩壊』と呼ばれる災害に見舞われていることだ。
災害といっても多種多様だ。『崩壊エネルギー』によって、人間がゾンビと化したり、『崩壊獣』と呼ばれる怪物が出現したり、疫病、自然災害、戦争と……バグスターウイルスも崩壊の一部ではないかと少し疑ったよ。
機会があれば、様々な世界を自由に渡り歩き、私の才能を刺激したいのだが、ここで一つ残念な点がある。それは、今の私が身動きを取れないことだ。
厳密には、どこかに流されている。つまり、いずれ私はどこかの世界に流れ着く可能性がある。
そこで私はある案を思いついた。
未知なる世界での私の経験を、一つのゲームとして世に知らしめよう、とな。
人生をゲーム扱いするなだと?
何を言う、君の人生も言ってしまえばゲームとそこまで変わらない。
出生、進学、受験、恋愛、仕事、結婚、出産。君の人生を決定づけるミッションは、君の選択によって変化し、それが積み重なることで君のエンディングが決まる。そう考えれば、人生はゲームと同等の概念だろう?
それに、今の君は私のゲームに夢中になっているではないか。そう、今君が読んでいるこのプログラムだ。
これは、私や周囲の人間の心情や言葉を自動的に読み取り、一つの文章として出力される。いわゆる、現在進行形で作り上げるノベルゲームだろう。
さて、チュートリアルもここまでにしようか。
私が新世界に持ち込めるのは『ゲーマドライバー』『プロトマイティアクションXガシャット』『ガシャコンバグヴァイザー』の三つのみ。
かつて開発したゲームを再現するのか……あるいは未知のゲームを新たに開発するのか……この文章が元となった時間での私には分からない。
私は再び神として君臨できるのか、『崩壊』に駆逐されゲームオーバーとなるのかァ!
さぁ見届けるがいい……『檀黎斗』のニューゲームを!
ブェーハッハッハッハッハ!
新しい2話と3話は執筆中です。もうしばらくお待ちください。