仮面ライダーゲンムズ ~崩壊世界と神域のゲーマー~ 作:紙コップ113
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「武器を捨ててください。すでに姫子少佐たちは制圧されました。それにキアナは……」
「K-423、だろ?私の目的は彼女ではないさ。」
やれやれ。ガシャットを回収し終える前に制圧されるとは。極東支部のエースが聞いて呆れるな。
「私の目的は奪われたゲーマドライバーとガシャットの回収。そしてオットー・アポカリプスの排除だ。」
「理解できません。崩壊が目の前に迫っているというのに、どうして自分のことしか頭にないのですか!」
「ゲームを心から愛するあなたなら、崩壊がもたらす悲劇の恐ろしさが分からない訳ではないでしょう!?」
「あぁもちろん、分かっているさ。私の才能が跡形もなく消滅することはあってはならないことだ。」
「だったら何故!?」
「お前たちは重大な罪を犯している……」
「私の才能は具現化されなければならない……それを邪魔することこそが最大の罪だ!」
私は怒りのままにガシャコンマグナムを発射する。
当然だがフカは難なく回避する。
「話し合いで解決できるような状況ではありませんか……」
次はフカが私に正拳突きを仕掛けてくる。
以前戦ったので分かる。レベル2でアレをもろに受けると一撃で変身解除に陥ることを。
パンチを回避するとともに、高速化のエナジーアイテムを入手する。
高速でフカの周囲を回りながら、ガシャコンマグナムで防御の隙間を撃ち抜く。
最初の2、3発は直撃したが、その後は対応し、防御された。
やはり彼女も天才ゲーマー、単純な手は通用しないか……!
次の手を考えるうちに、フカが波動弾を掌から発射する。
エナジーアイテムの効果は残り僅か。とにかく波動弾を距離を離しつつ回避する。
効果が切れたが、これで次の体勢を整えるとし
「そこ!」 「何だと!?」
フカの奴、エナジーアイテムが切れた瞬間を狙って来たか。直撃とはいかなかったが、彼女から一撃食らってしまった。
エナジーアイテムの効果も向こうに知れ渡っている。距離を取っての射撃戦も厳しいか。
”タドルクエスト!”
”ガシャット! ガッチャーン! レベルアップ!”
”タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!”
「ガシャットを変えた?」
「フン、君の間合いで相手してやろう。」
仮面ライダーブレイブ クエストゲーマーレベル2。ゲンム、スナイプとは機動力が劣る分、高い防御力での接近戦を得意とする。
変身と同時にマッスル化のエナジーアイテムを取得し、ガシャコンソードで突撃する。
「ヌアァッ!」 「グウッ……!」
マッスル化込みとはいえ、ガシャコンソードの連撃には防ぎ切れないか。
フカの防御を突破し、彼女にまともなダメージを与えることができた。
「エナジーアイテムが切れる前にケリを付ける!」
”ガシャット! キメワザ!”
ガシャコンソードにガシャットを装填し、キメワザの構えを取る。
”テンペストクリティカルフィニッシュ!”
剣に充填した風と炎のエネルギーが斬撃と共に飛散する。それが私に覆いかぶさり、疑似的なシールドが形成された。
「私の前から……………消え失せろォ!」
風圧により動きを止めているフカへ渾身の袈裟斬りをお見舞いした。
”会心の一発!”
暴風が止み、視界がクリアになる。私の目の前には、オレンジに染まった覆面のフカが私の刃を受け止めていた。
チッ、やはりダメか。律者のデータを使ったガシャットなら一か八かと思ったがな……
「フン!」 「グハァッ!」
無防備な鳩尾を殴られ、私はその場で倒れこんだ。
「最後通牒です。抵抗を辞めてここから立ち去ってください。」
「崩壊に対抗してくれないと分かった以上、これ以上天命はあなたを追う理由がありません。その代わり、二度と我々に関わらないでください!」
「……………呆れたものだ。どうやら君は最後まで、私が何故手を貸していたのかが分からなかったようだな。」
「私が君たちと共にいたのは、オットー・アポカリプスに、私の才能を利用させないためだ。決して君たちの為ではないよ。」
もっとも、ゴッドマキシマムマイティXの能力が割れている以上、その必要なくなったがな。
「どうした、まだゲームは終わってないぞ?私を止めるには、このライダーゲージをゼロにする必要があるが?」
私は指で残り4割ほどのライダーゲージをなぞり、挑発する。ここで彼女を始末できない以上、別の計画に利用するまでだ。
「……分かりました。」
不服ながらもフカは拳を握りしめ、私に殴りかかってくる。
同時にバグヴァイザーへ例のガシャットを装填し、
「フフフフ……………ハァッ!」
翼を広げた鳥を彷彿させるポーズで彼女の攻撃をノーガードで受け止める。
以前とは違い、鋼鉄化のエナジーアイテムも取得していない。わずかにあったライダーゲージもゴリゴリ削れていく。私の体に何度も衝撃が走るが、バグヴァイザーは絶対に手放さない。これを落とせば無駄死にもいいところだ。
「ハァァァァァァッ!」
ゲージが残り一メモリとなったところで、フカはとどめのパンチを私の顔面に入れる。
ブレイブの体はゴム人形の如く吹き飛ばされ、ライダーゲージは……………0。
その瞬間、仮面ライダーの機能が停止し、体中にスパークが生じるが……
「……今こそ、『死のデータ』を手に入れる時!」
胸部のメックライフガードにバグヴァイザーを突き立て、ゲームオーバーとなる直前……いわゆる『死のデータ』をガシャットにインストールした。
「ハァ……ハァ……」
消滅を免れたとはいえ、体への負担が大きい。ガシャットを抜き、変身解除する。
「……本当に助かったよ、フカ。」
「君ほど乗せやすい人間はいない。」
「……どういう意味ですか?」
「私のライダーゲージが尽きたのも、すべて計画の内……」
「おかげで今の私は、死を超越する存在となった!」
「……!?」
ようやく自分が乗せられたことに気づいたか、クズめ。君が私を止めようとした行動がすべて、裏目に出たからなァ……
「もはや私を止められる人間は天命には存在しない。せいぜい大主教が死ぬ様を見ているがいい。」
ビームガンを数発発射し、彼女の視界を遮る。その隙に私は監視のない場所へ退避した。
フカの目から逃走した私は、壁にもたれ付き、一息つく。今はバグスターと化しているとはいえ、やはり死のデータの取得は相応の負担がかかる。
バグヴァイザーからガシャットを抜く。
その瞬間、ガシャットラベルにタイトルが表示される。
ボロボロの服を身にまとった、顔にはガスマスクのようなもので覆われているゾンビが描かれている。
そう、『デンジャラスゾンビ』だ。
「完成した……すべては計画通り……!」
もとの世界でも開発していたため、死のデータを使わずに済むと考えたが、そうはいかなかった。データを入れる直前まで作り上げていたものが、AIに預けていたガシャットという訳さ。
……体を休めている間に、残りのガシャットの在り処を特定した。デンジャラスゾンビのテストもしたい。そろそろ動くとしよ…………………!?
辺り一面に爆音と衝撃が走った。
すぐさま体を起こし、衝撃が走った方向に目を向ける。
辺りは砂埃が舞っているが、地面に大きな穴が開き、周囲の機甲は破壊、戦乙女の何人かが負傷し、運よく無傷だった者が救助活動を行っている。
『何か』が脱出した方向を見ると、白い髪をした女が空を舞っている。方角的にハイペリオンに向かっているのか?
……どうやら悠長としている場合でなさそうだな。
私はガシャットの回収を急ぐため、特定した場所へワープした。
読んでいただきありがとうございました。
ようやくデンジャラスゾンビ解禁です。
スタレコラボ、想定ではもっと早くやるかと思ってました。
もし今回のコラボで3rdに興味を持った方は早めに始めることをお勧めします。クロス小説書いてる自分が言ったらダメな気がしますが、序盤はガチでつまらないので、コラボが始まる前にダルくなって興味をなくす、という事例があります。実際自分もそれでエヴァコラボ逃したので。
もしよければ感想と評価もよろしくお願いします。今後の創作の励みになります。
再序盤のリメイク、欲しい?
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フッ、いいだろう。
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興味ないな。