ナホビノちゃんin異世界 作:名無しのナホビノ
当たり前だけど、掲示板形式使わないと短くなるね。
ノウム・カルデアからレイシフトすると、そこは瓦礫の都市だった。
見渡す限り瓦礫と砂。
そこは、かつて都市だった。
日本の繁栄の象徴たる都市。
東京。
だが、それは見る影も無いのは述べた通り。
異様。
異形。
それに尽きる。
まず、球形に強引に変形されたかつての東京の姿だ。
球の内側に、張り付いているかのような大地。
その大地から生えている、かつての建築物がいっそう異様に見せる。
そして、天に輝く異様な存在感を放つ蒼い球体。
何より、空気中に漂う神代のそれよりも濃い魔力。
彼等は既に何度か神代の世界を経験していた、その経験からこの空気中の魔力は真エーテルに近いのは確かだ、だが、何か違う。
それを彼等は言語化出来ない。
彼等は似た物は知っていたが、コレを彼等は知らない。
まるで、これまで自分達が居た世界と違う。
並行世界論で言うのと異なる、ファンタジーで言うところの異世界に迷い込んだかのようだ。
「もう、滅んじゃっているじゃないか!」
「ここが、東京……?」
「え、東京?……東京!?」
人の気配がまるでしない東京で、彼等は啞然としている。
「えぇい!藤丸、キリエライト、幸いにもここはパワースポット!サークル設営をし、サーヴァントを召喚しろ!我々は、この地の情報を何も持ち合わせていないのだぞ。何が起こるか分らん以上、調査員と護衛は必要だ」
「ええ、そうですね。至急、召喚サークル設営します!」
盾を地面に設置し、召喚の準備を始めるマシュ。
一方、マスターである藤丸立香は、この状況が理解不能だった。
この特異点は2016年の7月初頭だと言う、彼自身が日本を出たのとさほど変わらない時期だ。
何が起これば、ここまで荒廃する!それに東京の住民は!自分の家族はどうなった!
何より、特異点を解決したとして、特異点の犠牲者は無かった事には成らない、つまり……
今気にするべきでは無い、きっとこの特異点を解決すればどうにかなるはず、そう自分に言い聞かせ、召喚サークルの前に立ち、詠唱を唱える。
『────告げる
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
聖杯の寄るべに従い、人理の轍より応えよ
汝、星見の言霊を纏う七天
降し、降し、裁きたまえ、天秤の守り手よ―――!』
ノウム・カルデアに存在する霊基グラフから、確かに英霊を呼び寄せた……そのはずだった。
だが、召喚サークルから召喚されたのは……
「Mぁ……スu……ta……」*1
異形の緑色の粘性生物が召喚されていた。
物理的に蕩けた眼をマスターに向け、溶けている触手をマスターに伸ばす。
「マスター下がって!」
「引け!藤丸」
咄嗟にマシュが前に出て大盾で強打し、ゴルドルフが間に入り藤丸を守る。
「Aa……マs……た……」
マシュの殴打にも堪えた様子を見せず、ひたすらマスターに向かって這いずり、粘性の触腕を伸ばし続ける。
「ダメです!打撃に効果は見られません」
「えぇい!何故、召喚サークルから異形の怪物が現れるのだ。藤丸!何をボッサとしている、距離を取れ!」
マシュと所長は、眼前の怪物を敵性存在として扱っている。
当たり前の行動だと、藤丸自身そう思う。
だけど、何故か彼はその伸ばされた触腕に……
「キャハハ、イタイタ。本当にイタ人間、う~んスライムがじゃま!はい、アギダイン」
着物姿の妖精が、超高温の炎で粘性生物を焼却した。
「お~い、人間達と半アクマだよね?大丈夫、無事?」
外道スライム……女神転生シリーズでは実体化に失敗したアクマとされるが、つまり……
次回は、イッチとカルデアご一行ご対面。
次回も、掲示板無いかも?