原罪のヨハネ    作:むくふと

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10話 鳴り響くラッパ

ルビィちゃんが、カナンさんを倒した。その少しあと

 

「何………あの天使達」

 

私は、大きなラッパの音につられて後ろを振り向いた。

 

「バカな私の見立てでは、いやしかし間に合わないのか」

「間に合わなかった。ってどういう意味ですか?」

 

カナンさんは、ブースターを点火し私達に視線をくれた。

 

「今君たちに、話すよりも皆で聞いたほうが早い」

 

私達は、カナンさんについていくことにした。今はそれしかこの状況を、知るすべはないのだから

 

「仮面をつけていますが、すぐわかりましたわカナンさんお久しぶりですわ」

 

基地にたどり着いた。私達を最初に出迎えたのは、ダイヤさんだった。

 

「マリィは?」

「先程亡くなりました」

 

マリィさんが、死んだ?カナンさんは、すかさずダイヤさんの胸ぐらをつかんだ

 

「マリィが、死んだって………どういうこと」

「地下の格納庫で、ツインテールの女の子に、マリィは……マリィは……」

 

カナンさんの表情が、一気に暗くなる。まるで自身のせいだと感じるように

 

「あいつ………本当に、遅すぎた。ダイヤ皆を読んで、全てを話す」

 

私達は司令室に、向かった。

 

「まず私が、間接的にも裏切った。ことから話そうじゃないと誤解も解けないだろうし」

「誤解ってあなたねぇ!」

 

ヨウさんが、その場所から立ち上がり行き良いよくカナンさんの胸ぐらを掴み、顔を鼻がつくところまで近づけた。

 

「私達は、あの時死にかけたのよ!それを誤解って!」

「わかっている。ただあそこで使者を、守らないともっと死んでいた。ただ遅かったが」

 

ヨウさんは、りこさんに止められ腕を離した。

 

「使者の体には、エネルギーを生み出す力があった。その力は、倒されるときに、MAXまで高まる」

 

つまり、使者を倒せばエネルギーが増えるってこと?でもそれが一体?

 

「使徒は、そのエネルギーを吸収し他のところへと、放出することができる。そして使徒は、倒されても生命活動が止まらず別の存在へと変わる」

「別の存在、もしかして」

 

ダイヤさんは、後のモニタに指をさしラッパを吹く天使たちを指さしていた。

 

「その通り、だから私は、奴らを完全に抹消させる方法が、わかるまで倒さないようにしていたのに」

「でも、カナンさん別の所にエネルギーを、送ったところでヌマヅを、どうにかできるの?」

 

ルビィちゃんの質問は、当たっているエネルギーが、どこへ行くのかそれがわからない

 

「8体の使徒が天使になりエネルギーを分けるところソレは、月よ」

「月!?」

 

一同は、驚愕した。月に一体何がと

 

「端的に言えば、月にはすべてを破壊するビーム砲。エクリプスキャノンが存在しているの」

「そこにエネルギーを送り込んで、そのビーム砲を、打とうってこと?」

 

ダイヤさんは、ヨウの言葉にうなずき

 

「そういうことでしたか、マリィさんを殺した。人が言うには私達を、全滅させるとそう言っていました。」

「おそらくは、エクリプスキャノンで、ということでしょうね」

 

話が、どんどん前に進んでいる。一気に飛躍しすぎていて頭がついていかない

 

「私達は、エクリプスキャノンを止めるため、月奴らの本拠地である月へと向かわなくちゃいけない」

「そういうことでしたら私に、任せてもらいますわ」

 

ダイヤさんは、艦長席の机に、手を乗せる

 

【認証コードヲ、入力シテクダサイ】

「アワビ サザエ カニ マンボウ 鯛 エビ 松茸 熊の掌 ワイン」

 

いきなりダイヤさんが、機械に向かって、呪文を言い始めた。

 

【承認、機構戦艦シャイニー起動】

「何故、私達の役職名が隊長とか司令官とかでなく"艦長"だったのか、それはこの防衛基地が、宇宙戦艦だからなのですわ!!」

 

この場所が、宇宙戦艦!?そんな事全く知らないが、テンションが、物すんごく上がる

 

「それでは、行きますわよ。目的地は、月にセット!」

 

画面に月が、表示された瞬間地面が揺れた。

 

「皆さんは、自室で待機していてください。たどり着いたら、また呼びますので」

 

私達は、ダイヤさんの言うとうりに、自室へともどった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私はカナンさんに、聞かなければいけないことがある

 

「ダイヤでしょう?バレバレ」

 

ぐっ私の完璧なスニーキングを、暴くとは

 

「質問です、カナンさん、あなたどうしてあそこまで、内部事情に詳しいんですの?」

 

カナンさんは、ポニーテールの根本をいじり始めた。

 

「適合率ってそもそも何なのか知ってる?」

「適合率ですか?確かガーディアンにのるための数値」

 

まるで私の、答えが間違っていると言いたげにカナンさんは、顔をしかめた

 

「適合率ってのは、いわば月の使者のエネルギーと同じものでね、だから私は、連れて行かれたのさ、月の侵略者にね」

「そこで内部事情を知ったと」

 

カナンさんは自身の仮面を外して見せた

 

「その代わり、私は、人間でなくなってしまった。今じゃ物の味がわからない」

 

カナンさんの顔には、電気的な模様が浮かび上がり白く発行していた。

 

「まあ自業自得ってやつかな月の使者を、君たちから守っていたから」

 

そうだ。カナンさんに、罪はない……いや

 

「言わなかったことは許しませんが、そのビームを打たせないために、戦っていたんでしょう?だったらいいじゃありませんか」

「君は強くて頑固だな、ルビィちゃんと一緒だ」

 

ふふっルビィの良さが、わかったようですね。

 

「それに、マリィを救えなかったのも、あの時私が、雪の聖騎士を倒さずに、逃げたせいだ」

 

カナンさんは、再び仮面を被った。雪の聖騎士まさか

 

「その人がマリィを、殺した犯人」

「確証はないただ、ワープが使えるならやつだ」

 

あの厄災から逃げ延びただけで、こんなにも多くのものを失うことになろうとは

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

もうすぐ戦いが終わるのだろうと確信した。だから言える

 

「この戦いで、色々あったけどやっと夢が、見つかりそうだよ、チカさん」

 

私は、りんごをほうばった

 

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