もしもグランゼニスの神秘がいたら   作:伝説の超三毛猫

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宝の地図の洞窟のボス1体につき1話を予定していたりする。


愚劣なる獣

 創世セニカにとって、シスターフッドの仲間達は大切な仲間である。

 たとえ人とは違う記憶を持っていたとしても………いや、神だったからこそ、というべきか。神の存在を信じ、自らの信仰を貫く者たちに良い感情を持つのは当然であった。

 

 

『サクラコ様、ここの節の解釈なのですが…』

 

『おや、また、わからないところがあったのですね…

 大丈夫ですよ。すべて教えて差し上げましょう』

 

『ありがとうございます、サクラコ様。今日も素敵な笑顔ですね』

 

『し、シスターセニカがサクラコ様と普通に話している…!』

『恐ろしくないの、あの人…?』

 

 己をシスターフッドへ招き、それ以降も自分の相談に親身になって寄り添ってくれた歌住サクラコ。

 

『おはようございます、マリー。早いですね』

 

『セニカ先輩程ではありません』

 

『いいえ。私には、これくらいしか出来ることがありませんから……マリー、一緒に祈りましょう?』

 

 自分の献身の精神をよく理解してくれた後輩の伊落マリー。

 

『うわあっ! ごめんなさい、セニカさん!

 ああっ、本が…本でセニカさんが埋もれてッ…!』

 

『い、いいえ……いいのですヒナタさん…

 むしろ、貴女の力は素晴らしい…それを、人々の為に、使って…』

 

『潰されてるのに無理しないでください!今助けます!』

 

 おっちょこちょいと並外れたパワーに振り回されつつも、よき友人として接してくれた若葉ヒナタ。

 

 それぞれが良き関係を築いていただけあって、セニカが瀕死の重傷を受けたという報せを受けた3人には青天の霹靂だった。

 そして、ペロロ人形に取り憑くという、変わり果てた姿になったセニカの頼みを、人の良い彼女達は当然のように承知した。

 

 セニカを元に戻す方法には驚いたものの………シスターフッドは不退転の決意でそれに臨んだ。

 その際に、この魔物の存在は、セニカから聞いていた。

 

 

『…こんな感じの怪物です』

 

『その人形の身体でよくペンなど持てますよね…』

 

『すごい器用ですね!わ、私にはマネできません!』

 

『と、とにかく!

 この姿を見たら刺激しないようにしつつ実力者を集めて一気に攻め落としてください。

 なにせ、コイツは―――』

 

 

 ―――あらゆる生き物の長所を兼ね備えていますので。

 

 信じられないようなアドバイスであった。

 だが、シスターフッドの3人をはじめ、創世セニカと親しい間柄の人物は、セニカが切羽詰まった時に冗談を言うような人柄ではないと知っていた為、彼女の言葉を信じて、慎重に件の生物について調査していた。

 しかし………しかし、である。

 

「そ、そんな…」

 

「しっ…至急正義実現委員会へ連絡を…ッ!」

 

「こんな、ことが……!!」

 

 そんな3人でも、目の前の状況をすぐさま飲み込むことなど不可能であった。

 何故なら、ソイツは……シスターフッドの教会の壁を破壊し、ステンドグラスをブチ割って、空から乱入してきたのだから。

 ソイツの見た目は…ペロロ人形姿のセニカが書いたそれを完全に一致していた。薄紫の肌に白っぽいたてがみ、昆虫のような甲冑に、兎のように長く生えた耳、そして……悪人と猿を足して二乗したかのような凶悪な人相。

 そんな人知を逸した化け物が、トリニティ総合学園の教会を急襲したのだ。

 

「ど、どうしましょうサクラコ様!?」

 

「神の御前で争いを起こすのは気が進みませんが、仕方ありません」

 

「シチッ…チチチチッ……」

 

 だが、これは大ピンチであると共にチャンスでもある。サクラコはそれを分かっていた。

 今にも襲い掛かってきそうな形相の怪物を前に、サクラコが下した判断は一つ。

 この怪物と戦い、引き止める事だ。正義実現委員会が到着する、その時まで。

 この場の誰かが再起不能になることも、セニカ復活の重要な手がかりを逃がすことも、あってはならない。

 

 だから―――!

 

 

「皆様、援軍が着くまで……ここで食い止めます!!!」

 

「チギャアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!」

 

 

 サクラコが戦闘開始の指示を出したのと同時に、怪物が閃光を迸らせながら、おぞましい叫び声をあげた。

 

 ―――ハヌマーンがあらわれた。

 

 





創世セニカ
シスターフッドの面々とはかなり仲が良かった。誤解をされがちなサクラコとも仲良くなれる反面、彼女からは不満や文句が一切出てこなかったことをいぶかしむ生徒も一定数いた模様。

歌住サクラコ
恐れられがちな自分の友人の正体が怪物の集合体だったことに驚愕するが、それでもセニカ復活に協力を惜しまない。その背景にはシスターフッドの長の責務だけでなく、自分を色眼鏡なしで見てくれる後輩を助けたいと言う個人的な想いもあったという。

伊落マリー
セニカのことはシスターの先達として尊敬していた。ハヌマーン急襲の日、正義実現委員会に助けを呼びに行き、結果的にこの戦いでのMVPを獲ることになる。

若葉ヒナタ
自分がどれだけ失敗しても文句を言わずフォローしてくれるセニカを大事に思っていた。この戦いでは、自らが傷つきながらも、ハヌマーンと力比べをし続けて結果的に撃破に貢献することになる。

ハヌマーン
宝の地図の洞窟のボスで2番目に弱いボス。グランゼニスの頭から生まれた魔物であり、「愚かさの象徴」と言われているが、神様の頭が愚かさの象徴とか罰当たり以外の何者でもない話である(現にゼウスの頭から生まれたアテナは天才美少女だったし)。
戦闘ではフィジカルによるゴリ押しのほか、光の炎や激しい炎を使ってくる。地味に判断力も高い為、バフを積むと凍てつく波動で消してくる。闇属性にはめっぽう弱く、成長したPTからはダークフォースはやぶさ斬りやドルマドンのカモと扱われる。

ブルアカとドラゴンクエスト、どこまで知ってる!

  • 勿論両方知ってる
  • ブルアカのみ知ってる
  • ドラゴンクエストのみ知ってる
  • どっちも知らん
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