プルガーシティの西門を抜けた先、4番エリアは草原地帯だ。
同じ草原地帯である1番エリアと異なるのは、背の低い茂みが多いあちらに比べ、こちらで生い茂る草は長く、「鬱蒼と生い茂る」という表現が適切だろう点。
背の高い草むらは、全体的な地形が緩やかな下り坂になっている事もあって、どこかジメジメとした雰囲気を醸し出していた。
腰よりやや上くらいに高い草を掻き分け、眼下に目を凝らしてみれば、巨大な森林地帯が西に向かって広がっているのが分かる。
あれがシェラの言う、“リンネの儀”における第1の関門──“ソコネ大森林”なのだろう。
「あれが“ソコネ大森林”……。あの森を抜けないと、次の
「一応、次の街まで保つ分の食料は用意してありニャスが……いやはや、実際に目にしてみると、思った以上にだだっ広いですニャア」
ソラの隣で、ニャースも同様に下方の森を望み(身長ゆえに、背負っていた大きなリュックを足場代わりにして)、その雄大さに息を漏らす。
カントー地方の出身だという彼にとって、森と言えば“トキワのもり”が一番印象深いものだが、目の前の大森林はかの森と同じか、或いはそれ以上の濃い緑に溢れていた。
「大体どんくらいで通り抜けられるんだっけ?」
「シェラさんの話だと、森の中の道からちゃんと逸れずに進めれば、大体2日くらいで向こう側の“5番エリア”まで出られるんだって」
「とはいえ、それもスムーズに進めれば、の話でありニャスからね。例え道を逸れずに進んだとしても、野生ポケモンが襲ってくれば、その度に立ち止まる必要がありニャしょう」
「……あの森の中は、完全にポケモンたちの領分って事、だよね」
ごく、と音を立てて唾を飲み込んだのは、果たして誰だったか。
“龍脈”──この世界における、遍く恵みの源泉たる自然エネルギー。
それを豊富に有する領域のひとつが“ソコネ大森林”であり、それ故にあの森は、人間の影響力が著しく低い、ポケモンたちの勢力圏なのだ。
シェラの言葉が、少年少女の脳裏に蘇る。
『森を進む時に、一番気を付けなきゃいけないコト。それは森の恵みを頂く時、必要最小限の量だけにしなければいけない。森の恵みは本来、森に住むポケモンちゃんたちのものであり、シェラちゃんたち人間は、それを
森の中において、ソラたちは誤魔化し様の無いほどに
故に大事なのは、かねてより
『ソラちゃんたちなら大丈夫だとは思うけど、約束して? 森に住むポケモンちゃんたちを、不必要に攻撃しないコト。もし、どうしても森の命をもらわなきゃいけない時は、必要な分だけにするコト。それがきのみでも、山菜でも、キノコでも、そして──』
「……」
「──ま、とにかくシェラさんの言う通り、森の中で何があっても切り抜けられるくらい強くなれねーと、何も始まんないだろ? まだひとつの
思慮に耽りかけていたソラの意識を、力強い声色が“ふきとばし”、現実へと引き戻す。
ふとそちらを向いてみれば、リクが歯を見せながら笑い、自分のモンスターボールを手にしているところだった。
「“
「……うん、そうだね。わたしやびぃタロたちも、いくら本番で上手くいったからって、今後も成功し続けるとは限らないわ。今の内に、何ができて何ができないのかを確認して、しっかり慣らしておかないと」
──シェラによれば、わざとわざの組み合わせは、そう難しい技術ではないという。
まだ駆け出し同然のソラたちからしてみれば、本当かよと思わなくもない話だが、実際にアドリブで成功させられていた辺り、あながち間違いでもないのだろう。
曰く、“
ポケモンの育成と指示を担うポケモントレーナーがいて初めて、2つのわざの組み合わせで相乗効果を得るという、複雑な戦い方ができるのだそう。
必要なのは、そのポケモンの素質を見極める事。
そのポケモンが使えるわざの内、無理なく組み合わせられそうなわざはどれか。組み合わせられたとして、そのポケモンが使いやすい、繰り出しやすいものなのか。
それを見定めつつ、時には難度の高い組み合わせでも、安定して使えるように訓練する。
わざとわざとの組み合わせパターンは、文字通り無限に存在する以上、或いは武術よりも終わりのない修行と言っていい。
「それに“重業”は、普通のわざよりもポケモンのスタミナを消耗しやすい為、使い過ぎには注意するよう仰っておりニャしたな。確かに、この辺りの塩梅を予め知っておくのは、今後の為になりニャしょうな」
「そういう事。だから森に入る前に、この辺で少し腕試しでも──っと」
がさり。
近くの草むらが揺れる音で、その場の全員の意識がそちらへ向けられる。
なんとなしに、初めて1番エリアに出た時の事を思い出すソラ。
あの時と同じように、しかしあの時見たそれよりも背の高い草むらから、ヌッと顔を出したのは──
「わおおん!」
岩石めいた茶色い体に、小柄な体躯。
グルルと唸ってこちらを“にらみつける”その正体は、こいぬポケモンのイワンコ。地上では、アローラ地方を中心に生息しているポケモンだ。
森からはまだ遠いとはいえ、余所者たるこちらを警戒しているのか、或いは別の理由か。
ともあれ、あちらから敵意を露わにしてきているのだから、こちらとて遠慮する必要は無い。
「早速お出ましか。どっちが行く?」
「じゃ、わたしから。シェラさんから教わった事のおさらいに丁度いいわ」
今にもモンスターボールを投げ放ちそうなリクを制し、ソラが1歩前に出る。
リュックを背負い込んだニャースが、戦闘の余波を受けぬよう後ろに下がったのを確認してから、ボールホルダーに手を伸ばす。
「旅はまだまだ始まったばかり、色々試しながら行きましょ! まずはあなたよ、びぃタロ!」
「エ、ビぃーアッ!」
──以下、
「まずは基本から試してみましょう。“アクアジェット”を重ねて“グロウパンチ”!」
「ビぁアッ!!」
「わ──おぉんっ!?」
「先制効果に、“こうげき”の上昇……。やっぱり、この組み合わせはスタンダードに強いな」
「“アクアジェット”はみずタイプで、“グロウパンチ”はかくとうタイプ。いずれも、びぃタロさまのタイプと合致している為、それだけで威力上昇が見込めるのも大きいですニャー」
「威力や性能だけ見るなら、これがメインウェポンでもいいくらいなんだけど……びぃタロ、調子はどう?」
「……ビぃっ!」
「誤魔化さなくていいわよ。……んー、腕にちょっと負荷がかかってそうかな?」
「かくとうタイプの力強いわざを、“アクアジェット”の勢いで放っている訳ですからニャ。繰り出す度に威力が上がるのも、それに拍車をかけているのかニャと」
「連発は禁物、か。でも、ここぞで確実に通したい
「でんでってでっで~♪」
「ヴォイド団の
「確か、かくとうタイプだったわよね。それならあなたよ、はるりん。“スピードスター”を重ねて“かぜおこし”!」
「けーり、ほっけりーっ!」
「でっ、だでーっ!?」
「上手い……! 必ず相手に命中する“スピードスター”とのコンボか!」
「うーん……でも、なんか威力が低いような……? どっちもタイプ一致だし、その上“こうかばつぐん”なんだけど……」
「恐らく、業が
「そっか、わざのエネルギーがグチャグチャになって、無駄に外へ逃げちゃってるんだ……。はるりんは大丈夫? 体、なんともない?」
「りー……りっ!」
「少しお疲れのようでニャスな。やはり、異なる挙動のわざ同士を無理に組み合わせて放つとなると、それだけ負担もかかるようで御座いニャス」
「この業は選択肢から除外するか、もしくは繰り出し方を工夫する必要がありそうね。……星型弾ごと風で巻き上げて、纏めて相手にぶつけるっていうのはどうかしら……?」
「ばぁーっぶ!」
「おお、エレズンですニャ。地上ではあまり見ない、珍しい種でありニャス」
「なら……出番よ、てれーな! これがあなたの初陣になるわ、準備はいい?」
「れ、れぱーに!」
「大丈夫みたいね。それじゃ──“でんきショック”を重ねて“ねんりき”!」
「れっぱ、しゅーっ! ──……しゅ、み?」
「ばぶぅ……?」
「きゃっ!? サイコパワーと電気が反発し合って、業にならずに霧散しちゃった……」
「完璧に失敗だな……これも、さっきと同じパターンか?」
「それもありニャスが……いずれも、高エネルギーを放射するわざだったが故の事故で御座いニャしょう。異なるエネルギーを同時に扱おうとした結果、コントロールし切れずに暴発したのでありニャスな」
「まぁ……そもそもてれーなは、今のが初戦だからな。ここまでそれなりに経験を積んできたびぃタロたちと違って、初陣からいきなり“重業”を撃とうとするのは無理があるか」
「れ、れっぴぃ……」
「ご、ごめんね、てれーな。今のは、わたしが調子に乗って無茶振りしたのが悪かったわ。少しずつバトルに慣れていって、それから“重業”の練習をし始めましょ? ホラ、相手はまだそこにいるわ。バトルを再開しなくちゃ!」
「ふわぁ……あ」
「暇すぎて、相手のエレズンが“あくび”してるな……」
「がう! がうがうがーう!」
「今度はガーディか。なら、次はおいらたちに譲ってもらうぜ、ソラ」
「にゃおんぬ!」
「ははっ、ニャースも気合入ってるな! それなら……“みずでっぽう”を重ねて、“ねこだまし”!」
「にゃぁーみっ!」
「があおっ!?」
「……お! 今のは上手く行ったんじゃないか!?」
「そうね。“みずでっぽう”を相手の顔面にぶつけて、怯ませる……挙動と効果が無理なく同居してるし、みずタイプ寄りの業になるのも好印象かも」
「“ねこだまし”とは要するに、相手が行動するより先に、相手の意表を突いて“おどろかす”わざでありニャスからな。素早く繰り出して意表を突く、という目的の下であれば、手段を“みずでっぽう”の発射に置換しても問題は無さそうですニャ」
「もしかしたら、“ネコにこばん”でも同じ事ができるかも……? “ネコにこばん”と“ねこだまし”を組み合わせて、水の代わりに小判をぶつけて怯ませるとか」
「悪くないな。ただ……」
「んにゃっぴ……」
「びぃタロの時と同じだな。先制わざを組み合わせた業だったから、繰り出すのに負担がかかったみたいだ。特に“ねこだまし”は、こないだ身につけたばっかだし、無理も
「ででっち☆」
「デデンネまで! マハルって本当に、珍しいポケモンがたくさんいるのね」
「きゅっきゅ! むしっきゅ!」
「ウェボムが戦いたくてウズウズしてるからな、次もおいらたちがもらうぜ。よーし、“ミサイルばり”を重ねて“ひのこ”だ!」
「むーむっ、きゅーっ!!」
「でで──んねっ!? ねっ、ねっ、んねっ!?」
「今度も成功だ! けど、やっぱ威力が低くなってるか……?」
「いえ、今回は単純にタイプ相性でニャしょうな。“ミサイルばり”はむしタイプのわざ、フェアリータイプのデデンネとは相性が
「けど、“こうかいまひとつ”の上からこの威力なら、かなり効果的な方だよ。タイプ一致の“ひのこ”を、連射して撃てるようになるのは、それだけでアドバンテージだと思うわ」
「それもそうか。それで、ウェボムは……」
「むっきゅむきゅ~♪」
「元気が有り余ってるな……。むしろ、『もう1回!』ってねだってきてる」
「現状、ウチで一番タフなのって、この子なのかもね……」
「ららぁべ~」
「あっ、フラベベだ。でも、プルガーシティの魔女さんのフラベベとは、何かが違う……?」
「あれは、“オレンジいろのはな”のフラベベでありニャスな。魔女さまのフラベベは確か、“きいろのはな”の個体だったように記憶しておりニャス」
「相手にとって不足は無いな。よし、ドードー! てれーなの次はあんたの初陣だ、ぜ……?」
「どどっど、でぃっだ、どどぉ~~~~~っ!?!?」
「あっ、ちょ、待てって! どこ行くんだよ~!?」
「……」
「……」
「逃げたわね」
「逃げニャしたなぁ……」
「ら~べ~」
「あ、フラベベも逃げちゃった……」
「──はふ。ちょ、ちょっと休憩……。流石に、わたしたちもヘトヘトだわ」
「ですニャ。小休止は適時挟んできニャしたが、そろそろしっかりと休息を取った方がよろしいかニャと」
戦闘に考察に小休止、たまに捕獲などもしつつ、4番エリアを順調に進むソラたち。
気付けば、“ソコネ大森林”の入口はもうそこまで近付いており、4番エリアとの境界ギリギリのところで、一行は暫し腰を下ろす事にした。
ただでさえ
木陰で一息つきつつ、水袋に口をつければ、ひんやり冷たい“おいしいみず”が喉を通っていく。
「ふぅ……やっぱ“重業”って、おいらたちトレーナーも頭を使うからしんどいな。組み合わせ次第ではそもそも失敗したりするし、成功する組み合わせだったとしても、どうしたら効率よく繰り出せるとかを、しっかり考えなきゃいけない」
「そう、ね。それに、ポケモンにかかる負担も思った以上だったし、やっぱり軽々しく連発していいものじゃなさそうだわ」
そう言いつつ、膝の上に乗ったはるりんの翼に櫛を通し、優しくブラッシングしていくソラ。
木の幹に背を預けて座る彼女の傍には、びぃタロが物欲しげに肩を寄せていて、てれーなに至ってはソラの頭の上にへばりついていた。
リクもまた、2匹揃って膝の上に押しかけてきたウェボムとマハルニャースを構いつつ、彼ら彼女らにも“おいしいみず”を飲ませてやっている。
それから視線を向ける先には、草むらに身を
「ど、どどぉ……」
「あんたも、あんまり気にすんなって。これまで、あんまりバトルしてこなかったんだろ? これからゆっくり慣れていけばいいさ。そうすりゃその内、逃げずに済むようになるって」
野生との戦闘を重ねた結果、ほとんどの手持ちポケモンたちは、“重業”をどう使っていくかの考察と訓練がそれなりに捗った。
勿論、完全とは言い難いが、それでも実践での経験を通して、得るものはあったと言っていいだろう。
……リクのマハルドードーを除いて。
新しく加入したメンバーの内、
しかしマハルドードーは、野生ポケモンと出会うや否や、すぐに逃げ出してしまい、“重業”どころかバトルすら満足にできなかったのだ。
「兎にも角にも、まずは他の人間やポケモンに慣れてかないとダメそうね……」
「けど、あの“にげあし”はあんたたちも見ただろ? シェラさんが言ってた通り、あいつの能力は、これからの旅で必要になる筈さ」
「とまれ、まずはお体を休めニャしょう。“モーモーミルク”を温めニャスゆえ、欲しい方、は──」
ピタ、とニャースの動きが止まる。
彼が目を見張る先には本来、旅の食料などを詰め込んだ特大のリュックサックを置いて
森に入る前に休憩を取る事になり、一先ず地面に下ろした後、ソラたちの雑談に意識が向いて、ほんの一瞬だけそちらを見ていた……だけだったのに。
──そこにある筈のリュックは、影も形も無くなっていた。
「ニャ、
「な、なんだって!? まさか、物盗りか!?」
「待って、あそこ! あのポケモンが持ってる!」
にわかに動揺が走る中で、真っ先にソラがそれを見つけ、力強く指を指す。
その切っ先が示すのは、“ソコネ大森林”の入口のすぐ近く。
「きっき♪」
黄土色の毛並みに、フリフリ揺れる細い尻尾。
頭部の毛が左右前後に伸びて円盤状を形成し、さながら帽子を被っているかのよう。
悪ガキめいた嘲りを浮かべ、歯を剥くそのポケモンは、ヒコザルやマンキーのような、サルポケモンの類いと思われた。
それ相応の小柄な体躯にも拘らず、己の何倍も大きなリュックサックを、両手で軽々と持ち上げている。
「あいつ──『ヤマサルサ』! “どろぼう”好きのポケモンだ!」
「ニャんと!? よもや、ニャーたちの食料を奪うつもりでニャスか!?」
「ききっき~♪」
「あっ、逃げるわ! 早く追わないと!」
こちらを煽るように尻を向け、尻尾を振りつつその場を去るヤマサルサ。
あのリュックの中には、旅の為に用意した食料の大半が入っているのだ。
奪われる訳にはいかないと、ソラたちは休憩もそこそこに立ち上がり、急いでその後を追い始める。
「ききっ? きっきゃー!」
「待って! 待ちなさい! こら、待ちなさいってば!」
黄土色の矮躯は草むらの中に消え、奴が持ち上げているリュックサックの影のみが、唯一の目印となり。
それを見失わないよう、必死になって走る一行の姿は、やがて見えなくなっていった。
……“ソコネ大森林”の内部。
人間の手が一切入っていない、
マハル図鑑 No.042
【イワンコ】
ぶんるい:こいぬポケモン
タイプ:いわ
とくせい:するどいめ/やるき/マイペース*1(ふくつのこころ)
ビヨンド版
首の 岩は 鋭いほど よい。敵への 威嚇や 仲間への 親愛の 表現に とても 役立つ。
ダイブ版
人懐っこい 性格だが 成長に 伴い 気性が 荒くなる。それでも 勇敢さは 失わない。
マハル図鑑 No.082
【ヤマサルサ】
ぶんるい:わるザルポケモン
タイプ:じめん
とくせい:わるいてぐせ/ほおぶくろ(ムラっけ)
ビヨンド版
何かと よく 人の 物を 盗む。最早 盗むこと そのものが 彼らの 生き甲斐 なのだ。
ダイブ版
山に 群れで 暮らしている。盗んだ 成果を 見せ合っては 歌や 踊りで 遊び呆ける。
マハル図鑑 No.099
【デデンネ】
ぶんるい:アンテナポケモン
タイプ:でんき・フェアリー
とくせい:ほおぶくろ/ものひろい(プラス)
ビヨンド版
電気が 大好物だが 機械が 発展する 前は どうやって 生きていたか 定かではない。
ダイブ版
世界の どこかに デデンネたちが 集まる 静電気 だらけの 洞窟が 存在するらしい。
マハル図鑑 No.180
【エレズン】
ぶんるい:あかごポケモン
タイプ:でんき・どく
とくせい:びびり/せいでんき(ぶきよう)
ビヨンド版
汚れた 水を 体内で 毒液に 変える。毒液は 僅かに 電気エネルギーを 帯びている。
ダイブ版
わがままで 甘えん坊。お腹が 空くと エサを 探して 親の 下から 離れてしまうぞ。
今回の書き溜めは以上。
またある程度のストックが完成したら更新します。
次回より第3章後半戦、「“ソコネ大森林”編」開幕です。