ポケットモンスター ビヨンド・ダイブ   作:小村・衣須

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Lv.35「混迷」

「ソラー! ソラ、どこだー!?」

「ひいさま! 聞こえているのでしたら、何卒(ニャにとぞ)お返事を! ひいさまー!」

 

 

 男2人(正確には、1人と1匹)の叫び声が、洞窟の奥へ消えていく。

 わんわんと通路中に響き、やがて小さくなりながら遠くへ運ばれゆく呼び声は、しかしそれに応える者を見出だせずに終わる。

 

 自分たち以外の音がロクに返ってこない事を認識して、リクは苛立ちながらに頭を掻いた。

 

 

「……くそっ、ここまでずっと反応無しか……。ピリベルたちの鳴き声が止んでそこそこ経つのに、ソラらしき声が聞こえないって事は、あいつが相当遠くに行ったか、もしくは……」

「声を出せる状態に無い……まさかっ、ひいさまの御身に(ニャに)かが!? 大怪我をなされているとか、気を失っておられるとか……っ!」

「だから落ち着けって、じいさん! 今は無事な事を信じるしか無いし、おいらたちが焦って、合流前に体力が尽きたら元も子も無いんだ」

 

 気が気でないニャースを宥めながらも、焦っているのはリクも同じ事だった。

 彼の背中には、疲れた様子のウェボムが貼り付いている。

 

「みしゅ……」

「悪い、ウェボム。もうちょっと頑張ってくれ。この洞窟に住んでるポケモン相手だと、おいらのニャースは相性が悪いんだ」

「むしゅっきゅ」

 

 

 彼らとて、ここまで無傷で進んできた訳ではない。

 ズバットなど、洞窟に住まう野生のポケモンたちと遭遇(エンカウント)し、その度に逃げるか、或いは戦闘に発展する事も数度あったのだ。

 

 ここ“ギムレの洞穴”は、“マハルの地”の中でも辺境に位置しており、強力なポケモンはそれほど生息していない。

 

 しかし、強力でない事と凶暴でない事は一致しない。

 ピリベルやズバットがその例だ。彼らは身を守る為、或いは獲物を狩る為に群れを作り、徒党を組んで襲ってくる。

 

 トレーナー同士のポケモン勝負であれば、一定のルールに従って戦う事ができる。

 特に、“リンネの儀”におけるジムリーダーとのバトルは、大神殿(リーグ)の定める公式ルールに則って行われる。

 

 だが、野生のポケモンとの戦いに、そんなもの(ルール)は存在しない。

 旅の中で、不慮のアクシデントによって命を落とす者がいるのは、いつの時代も……そして、どの世界でも変わらないのだ。

 

 

「幸い、風の流れる方向は辿れるから、出口に向かう事はそう難しくない。ソラを見つけ次第、洞窟を一気に抜けよう」

「ええ、分かっておりニャス。……こういう時、何も貢献できないニャーの無力さが恨めしい。老いぼれた身には、ただひいさまのご無事を祈る事しかできニャせん……」

「……」

 

 

 歩きながらに手を組み、胸の前で祈るような仕草をするニャースを横目に見て、リクは拳を強く握った。

 

 

 

(無力なのは……おいらの方だよ。結局おいらは、ソラの事をなんにもサポートできちゃいない。肝心な時に手助けできないで、何が「おいらが旅を成功させてやる」だ……!)

 

 

 

 ソラが目的を達成する、その手伝いをする為、巡礼の旅に同行したつもりだった。

 1人では大変な旅も、一緒に行けば、ともに手を取り合って協力し、進んでいける筈だった。

 

 だが、結果はどうだろう。

 支えると決めた当の本人とはぐれてしまった上、彼女が今どこにいるかも分からない。野生のポケモンたちがひしめく、危険な洞窟の中で、だ。

 

 ピリベルやズバットたちに追い立てられ、パニックになっていた事など、何の言い訳にもなりはしない。

 そういう時に彼女を支えるのが、自分の本来の役目だったというのに!

 

 

(ここでソラの身に万が一の事があってみろ。アネキにも、魔女のおばちゃんにも……あいつを知ってるあらゆる人たちに、おいらは合わせる顔が無いよ……!)

「しゅみ……」

 

 

 背中越しに、主の激情を察し取ったのか、ウェボムが心配そうに視線を揺らす。

 

 しかし、背中に貼り付いている彼女の機敏を、リクは感じ取る事ができない。

 彼の神経は目の前の、そして遠くの情報を読み取る事に集中して注がれていた。

 

 果たして、それが功を奏したのだろうか。

 自らの鼻が捉えた僅かな違和感に、少年は立ち止まり、眉を歪めた。

 

「……リクさま?」

「匂いがする。これは多分、ソラのだ」

 

 その呟きを受けて、ニャースは驚くよりも先に──引いた。

 

 

「り、リクさま……。確かにリクさまの鋭い嗅覚は、この状況を打破し得る稀有な特徴で御座いニャしょうが……ひいさまに、1人の女性にお仕えする身としては、その発言は少々、その……」

「え……あっ、ち、違うぞ!? ソラ自身の匂いを知ってるとか嗅いだとか、そういう話じゃないからな!? アレだよ、アレ! 焼き菓子の匂い!」

 

 

 言い方が悪かったのは確かにそうだが、だからと言って、変質者と思われるのは不本意が過ぎる。

 泡を食ったように弁明するリクの言葉に、老猫はパチクリと目を瞬かせる。

 

「焼き菓子……というと、ニャーの焼いたポフィンの事でニャスか?」

「多分。ほら、洞窟に入る前にポケモンたちに食べさせたやつの残り、おやつ用って言ってソラがバッグに入れてただろ? その匂いが、どっからか香ってくるんだ」

 

 目を閉じ、鼻を震わせる。

 

 空気の湿った匂い。土の匂い。苔の匂い。野生ポケモンの匂い。

 ほんの僅か、普通の人間では感じ取れないほど薄く、それらに交じって漂ってくる、この匂いは……。

 

 

「小麦とバターの焼けた匂い。それにこの、ツンとした“にがい”匂いは……間違いない、“チーゴのみ”!」

「“チーゴのみ”のポフィンは、確かに焼いた覚えがありニャス。ひいさまが取り分けたポフィンが何味だったかまでは覚えておりニャせんが……」

「確かその時、ソラのハルドリ(はるりん)が“にがい”味を嫌がってた筈だ。多分、ソラが確保してたのはその時のポフィンだ。まだ食べてないんだとしたら、この匂いを辿れば、きっと……!」

 

 

 顔を見合わせ、視線を交わす。

 人間とポケモン、種族も生まれも育ちも違えど、しかし同じ人間を想い、ともに支えんとする同志である事には変わりない。

 

「行こう、おいらが先導する!」

「お願いしニャス! 一刻も早くひいさまの下へ!」

 

 頷き合い、走り出す。

 

 今はまだ匂いを辿れるが、それもいつまで続くか分からない。

 ソラやポケモンがポフィンを食べるかもしれないし、それ以外の要因で損なわれるかもしれない。

 

 そうなる前に、彼女の下へ──

 

 

「──っ!? ウェボム、そこの陰に“ひのこ”だ!」

「しゅみっ──きゅーっ!」

 

 

《ウェボムの ひのこ!》

 

 

 唐突の指示にも躊躇する事なく、相棒の背中から飛び出したウェボム。

 牙と牙とを打ち付けて生み出された火花は、瞬く間に火球へ転じ、己のトレーナーが指差す方向へと射出された。

 

 射線上の湿った空気を乾かしながら飛ぶ火の玉は、岩陰に着弾。

 ボンッ!という爆発音から逃れるようにして現れたのは……。

 

 

 

「レパシュッ……!?」

 

 

 

 既存のむしポケモンのどれよりも細く長い足に、それと釣り合わない小さな体。

 頭上の天使の輪(エンジェルハィロゥ)が照らす顔面を、青い単眼光(モノアイ)の浮かぶバイザーが覆っている。

 

 岩陰から飛び出したそれは、足長(そくちょう)を含めるとリクよりも大きく、全長は成人男性ほどだと判断できた。

 “ひのこ”は命中しなかったが、そのあおりは受けたらしく、黒煙を掻き分けながら、熱そうな素振りを見せている。

 

 それは果たして、地上で生きてきたニャースの知らない、クモ系のポケモンだった。

 

 

「ニャッ、ニャんですか、このポケモンは……!? デンチュラ……とも違う、しかし大きい……!」

「こいつは……っ! 確か、アネキの言ってた──!」

 

 

 いち早く相手ポケモンの正体に気付いたリクが、周囲を見回す。

 すると、洞窟の壁や天井に、クモ糸が張り巡らされている事を視認できた。薄暗くて、それまで気付けなかったのだ。

 

 あれだけいた筈のコケムレたちは、見える範囲には1匹も見当たらない。

 壁から微かに露出するリバーテル結晶の光と、目の前のポケモンが頭上に浮かべる天使の輪(エンジェルハィロゥ)の発光が、ヒカリゴケの代わりにこの場を照らしていた。

 

 この場は既に、()()のテリトリー。

 

 

「テレッピ……!」

 

 眼前のクモポケモンが足を振り上げ、壁を叩く。

 足の先端を介して壁を走る電流が、一瞬だけ洞窟内の明度を上げた、その直後。

 

 

「レニィ……!」

「ネットォ……!」

「っ!? 同じポケモンが他にも……増援ニャス!」

 

 

 別な物陰から、或いは天井の隙間から這い出てくる、第2第3のクモポケモンたち。

 彼らの大きさは様々だが、いずれも青色の眼光を光らせ、こちらへの敵意を剥き出しにしていた。

 

「くそっ、相性は不利だけど出すしかない。気張ってくれ、ニャース!」

「みぃ~……にゃみっ!」

 

 徐々に自分たちを取り囲みつつある敵を前にして、リクはやむを得ず2つ目のモンスターボールを取り出す。

 中から飛び出してきたマハルニャースと、既にリクの前でスタンバイしていたウェボムとで、彼らを牽制する。

 

 

「応戦は……難しいな。無理くり突破する。覚悟しといてくれ」

「元よりそのつもりニャス。ひいさまの……ポフィンの匂いは」

「まだ途切れてない。包囲を抜けて、匂いの元へ一気に──行くぞ!」

 

 

 リクの叫びとともに、一斉に前へ突撃を仕掛ける。

 老い故に、普段はバトルに参加しないと表明しているニャースも、この時ばかりは爪を尖らせ、一助となろうとしていた。

 

「行くニャスよ! 老いぼれと侮るニャかれ!」

「むしっきゅー!」

「はにゃおぉん!」

「レパッシャァァァ……!!」

 

 それぞれのわざが繰り出される刹那、少年の脳裏に浮かぶのは、ここにはいない友を案じる想い。

 

 

(今行く! それまで持ち堪えてくれよ、ソラ……!)

 

 

 そうして1歩を踏み出した時。

 一瞬だけ、チラリと過った疑問を、彼は戦いに集中するべく振り切った。

 

 

(アネキの話だと、()()()()は洞窟の奥深くに住んでいて、浅い場所には出てこないらしいけど……どうして、こんな場所に?)

 

 

 

 

 

 

 どこまでも続く暗黒の中で、少女は必死に前へ手を伸ばし続けていた。

 目の前に広がる暗黒は、光ひとつ存在しない虚無のように見えて、水の中で藻掻くかのような抵抗があり、思うように体を動かせない。

 

 それでも少女は、ひたすらに手を伸ばし続ける。

 濁流の中を掻き分けるかの如く、懸命に、前へ、前へ。

 

 その目に映るのは、虚無の果てに見える、ただひとつ。

 

 

 

『マハ』

 

 

 

 帽子めいた頭部を持つ、黄色と紫の小さな体。

 長針にも似た尻尾を振る()()は、口に1枚の羽根を咥えていた。

 

 緑とオレンジの入り混じった鮮やかな羽根──“かすがいのはね”を。

 

 “かすがいのはね”を咥えたまま、()()は走り去っていく。

 虚無の果て、何も見えない暗黒の彼方へと。

 

 

──待っ……て! 返して……っ!

 

 

 そう叫ぼうとも、声は出ず。

 少女にできるのは、彼方へ消えんとする()()に向かって、届きもしない手を伸ばす事のみ。

 

 

──それは、父さんからもらったものなの……! 大事な、宝物でっ……!

 

 

 声も、手も、何もかもが届かない。

 そんな少女を嘲笑うかのように、遠ざかりゆく尻尾がフリフリ揺れる。

 

 そうして、虚無がすべてを飲み込む刹那。

 果ての果て、彼方よりも彼方にある何かが、キラリと瞬いて──

 

 

──……つば、さ?

 

 

 虚無と暗黒の彼方に瞬いたのは、1対の翼だった。

 大きく開かれたその翼は、鮮やかな緑色と、散りばめられたオレンジ色に満ちている。

 

 例えるならば、そう。

 少女が何よりも大切にしていた、あの羽根の──

 

 

 

「──ぁ、()っ……!?」

 

 

 

 最初にソラが感じたのは、全身を包み込む鈍い痛みだった。

 背中と後頭部を這い回るひんやりとした冷たさと、それ以上の痛みに代わる代わる襲われて、ぼんやりとしていた意識が急激に現実へ回帰する。

 

 半開きになっていた目がゆっくりと開かれ、鮮明になった視界に、天井にぽっかり空いた穴と、その向こうの景色が映る。

 穴の向こうに垣間見えるのは、洞窟の天井……ではなく、穴の中へ落ちる前に立っていた筈の地面。

 

 

(あ……そっか。わたし、また穴に……ううん。()()()()()()()んだ)

 

 

 そこでようやく、ソラは自分の身に起きた事を理解した。

 

 正体不明のクモポケモンたちから逃げ惑っていた中、不意に転び、バランスを崩してしまった彼女は、天井の穴へ吸い込まれるようにして落ちてしまったのだ。

 そうして落下の衝撃で意識を失い、今に至る。

 

 

(血は……出てる気がするけど、体は動く。なら多分、致命的じゃない……のかな)

 

 

 指に意識を注げば、痛みこそあれど、問題なく動く事が確認できる。

 命に差し障る怪我や出血がある感じも無い。ここまでに降り掛かった事を考えれば、凡そ幸運と言えるだろう。

 

 パチパチと瞬きをして、目を凝らす。

 最初に落ちてきた時と違い、穴はそれほど深くも狭くも無い。これなら、ポケモンの力を借りれば登る事もそう難しくない。

 

 問題は──

 

 

 

「レニィィィ……」

「──!?」

 

 

 

 穴の向こう、仄かに光る天使の輪(エンジェルハィロゥ)が見えた。

 それを認めた瞬間、ソラの体を恐怖が走り、喉が縮み上がる。

 

 クモポケモンが、まるで何かを探しているかのように、キョロキョロと己の周囲を見回していた。

 

「……ぅ」

 

 手足が震えるのは、決して地面の冷たさが故ではない事を、彼女自身が一番よく分かっていた。

 目は見開かれ、痛みで体を動かす余裕も無いままに、穴の向こうを凝視し続ける。

 

 

(見つかりませんように、見つかりませんように、見つかりませんように……!)

 

 

 かちかちと鳴る歯の音を、必死に抑え込む。

 見つかれば、最後。怪我だらけの少女には、最早抵抗する術は無い。

 

(早く行って……早く早く早く! こっちを見ないで、早くどっかに……!)

「……パシュゥ……」

 

 果たして、少女の祈りが届いたのか、はたまた都合のいい偶然か。

 クモポケモンは、どこかガックシと肩を落とすかの如く、目に見える落胆を仕草に出しながら、どこかへ歩き去っていった。

 

 暫くの静寂の後、ようやっと全身から力が抜ける。

 それからソラが起き上がり、穴の向こうから覗けない位置(彼女が落ちてきた場所は、それなりに空間があった)まで隠れ潜むまでに、それなりの時間を要した。

 

 

(……怖い、怖かった)

 

 

 体を丸め、折った膝を抱え込む。

 自然と三角座りの体勢になった彼女の体は……目に見えて分かるほどに、震えていた。

 

 

(野生のポケモンがどういうものなのか……わたしは今まで、それを知ったつもりでいたんだ)

 

 

 ウツシタウンで、野生からはぐれたデルビル相手に勝ててしまった事で、知らず知らずの内に思い上がっていたのかもしれない。

 船出仕合に向けて、リクやニャースたちに手伝ってもらった特訓の中で、どこか「これで冒険も大丈夫!」だなんて、甘く見ていたのかもしれない。

 

 だが、現実はそんなものではなかった。

 こちらへの敵意を剥き出しにして、群れで追い立ててくる「本物の野生」を相手に、ソラは何もできずにいた。

 

 彼女はまだ、1つ目の神殿(ジム)にすら到達していない。

 旅の序盤も序盤と言うべき、辺境の洞窟で、彼女は小さくなって震えている。

 

 

 

『“リンネの儀”は遊びじゃない。半端な気持ちで、『霊峰を目指す』なんて口にするな』

 

 

 

 船出仕合の時、対戦相手の少年にかけられた言葉が、不意に脳裏で蘇る。

 ソラはこの旅を、「楽しいピクニック」などとは思っていなかったと、果たして断言できるだろうか?

 

 

「……これから、どうしよう」

 

 

 小さな呟きは、今いる穴の底でのみ消費された。

 少女の心は、半ば折れかけている。ここから脱出できたとして……否、そもそも脱出できるかどうかすら──

 

 

「──!?」

 

 

 そこで、あらゆる思考が掻き消される。

 薄暗い物陰の向こうで、何かがもぞりと動いたのを、確かに目にしたのだ。

 

「ひ、ぃい……っ!?」

 

 ただでさえ縮こまっていた体が更に折りたたまれ、膝を抱えていた両手は、頭を守るようにして抱え込む。

 少女は怯えていた。アーボックに睨まれたニョロゾのように。オオスバメに睨まれたケムッソのように。

 

 何が出る? 何が来る? 何が襲ってくる?

 

 狭く、光源も少ない空間にあって、相手の正体は目の前に現れるまで分からない。

 それがより一掃、彼女の恐怖を掻き立てる。

 

 やがて、現れたのは──




この後【15:00】より1回目の追加投稿を行います。
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