ポケットモンスター ビヨンド・ダイブ   作:小村・衣須

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Lv.72「おもいでばなし」

 シェラ曰く、ここプルガージムに限らず、大抵の神殿(ジム)において、神官たちは住み込みで修行をしているらしい。

 

 多くの場合、彼らはここで神話を学び、ポケモンの育て方と戦わせ方、そして自然との付き合い方を学ぶ。

 “リュウジンさま”への信心深い彼らは、厳しい修行の末、大神官(ジムリーダー)が担う自然との調停を補佐する立場についたり、いずれは大神官(ジムリーダー)の任を継ぐ事もあるという。

 

 

「他所の神殿(ジム)だと、自分の子供を幼い頃から鍛えて育てて、大神官(ジムリーダー)の役目を引き継がせるコトもあるんだけどね~。シェラちゃん、自分で言うのもなんだけどそういう相手っていないからさ、まぁ多分ここの子たちの誰かから次の代を選ぶコトになるかなぁ」

「ん、シェラさんって相手いないのか? 前に聞いた感じだと、15年くらいジムリーダーやってるみたいだし、その年

「リぃ~クくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~ん?」

「ハイ、ナンデモアリマセン」

「今のはリクが悪いよ」

淑女(レディ)に向ける言葉としては落第ですニャ」

 

 

 などとありつつ。

 

 ともあれ、住み込みで修行をしている以上、彼らの生活もまた神殿(ジム)の内部で完結する。

 そういう訳で案内された神殿(ジム)内の食堂は、果たして宿屋のそれよりも広々としていて、また席も多いものだった。

 

 

「とうちゃーっく! ささ、好きなとこに座っちゃってよ☆ お昼にはちょっと早いけど、神官の子たちと同じメニュー持ってこさせるからさ♪」

「は、はい。ありがとうございます。……わ、すっごい広くて綺麗。地上のレストランって言われても違和感無いかも」

「ふっふーん♪ 設置にはそこそこお金かかっちゃったけど、その甲斐あってとっても快適でしょ? キッチンもリフォームしてさ、スッゴク便利になったんだよねー☆」

 

 

 机や椅子は機能的かつ清潔、天井には電灯が取り付けられていて、空調らしき設備も見受けられる。

 カウンターの向こうに垣間見える厨房は、地上とほとんど遜色のない調理器具や家電──コンロに冷蔵庫などがズラリと並んでいた。

 

 とてもじゃないが、地上とほとんど繋がりの無い地下世界とは思えないレイアウトだ。

 ソラが先ほど呟いた通り、地上にある小さなレストランや、どこかの会社の社員食堂だと言われたとしても、納得できてしまうだろう。

 

 一先ずソラたちが席についた後、シェラはカウンターに向けて、昼食の用意をするよう告げる。

 飯炊き係の神官がそれに応えたのを確認してから、テーブルに肘をつき、改めて一同に向き直った。

 

 

「それじゃっ、お昼ゴハンができるまで、もうちょっと待っててね♪ 神官の子たちの分を1度にたっくさん作るから、ちょっと時間がかかるんだー。それでも、前よりずっとずっと早く、簡単に作れるようになったんだから、アラビカちゃん様々だよね☆」

決闘の儀(ジムバトル)の時にもチラッと聞いたけど、そのアラビカっていうのが、アネキの師匠の四天王なんだっけ?」

「そーそ☆ シェラちゃんと同時期に“リンネの儀”に挑戦して、一緒に切磋琢磨した友達なんだ~♪ このマハルでいっちばん頭がよくて、色んな技術や発明品をたっくさん作って、マハル中の発展に貢献したスゴイ子なの」

 

 

 ニコニコと楽しげに笑いながら話すその様子からは、そのアラビカなる人物を知らないソラたちでさえ、シェラが自分の友達を本当に自慢に思っている事がよく伺い知れた。

 それから彼女は、昔を懐かしむような笑みはそのままに、ソラにそっと目線を向ける。

 

 

「実はね、ソラちゃん。アラビカちゃんの発明には、キミのお父さんも関わってるんだ」

「──! それは……どういう事ですか?」

「ルスティカちゃんから聞いてない? 10年前にこの世界に来た“星見人”の一行は、地上の知識や技術を提供して、“マハルの地”の発展に貢献した。その時、キミのお父さん……クレオメさんたちの窓口になったのが、大神殿(リーグ)四天王のアラビカちゃんだったの」

 

 

 そう言われれば、確かにそのような事を聞いた覚えがあった。

 曰く、博士の師匠であるアラビカなる女性は、当時から“稀代の天才”と呼ばれるほどの人物だったという。

 

 そんな人物が当時から四天王──この世界の運営を担う大神殿(リーグ)のトップだったのであれば、働きかける事のできる範囲は恐ろしく広いだろう。

 彼女が、ソラの父たちから得た知識や技術を元に数々の発明をしたとして、それらが急速に“マハルの地”に広まったのも頷ける話だ。

 

 

「それまでポケモンが発するだけだった、でんきエネルギーの生み出し方と扱い方。それを活用した機械の作り方。コンピュータという概念。電波とネットワークの構築。アラビカちゃんの発明は、マハルの文明を200年進めたとすら言われてるんだー♪」

 

 

 ルスティカ博士の話では、今ソラが使っているポケモン図鑑も、彼女の師匠であるアラビカが発明したものだとか。

 宿屋のパソコンといい、そこにインストールされたボックスシステムといい、彼女の影響は非常に大きいようだ。

 

「それほどまでの偉業を……。あいやしかし、クレオメぼっちゃまは何故(ニャにゆえ)、地上の知識を広める事に合意ニャされたのでしょう? あの方は、己の知識をひけらかすような事はあまり好まニャい筈……」

「んー、そこまでは分かんないかな。シェラちゃんも伝聞で聞いただけで、実際にその場にいたワケじゃないしねぇー。気になるなら、本人に会って聞いてみたらいいんじゃないかな☆」

「本人……というと、アラビカさんですか?」

「そ☆ アラビカちゃん、普段はワルハラシティの研究所(ラボ)にいるからさ。前にも言った通り、ワルハラシティはここから街2つ越えた先、同じ“人の大地(ハイランド)”の道のりにあるから、巡礼のついでに寄ってみるといーよ♪」

 

 聞くところによれば、若かりし頃のルスティカ博士が、研究者としての勉強の為に赴いた先も、同じワルハラシティだという。

 神殿(ジム)こそ無いが、先述の通り、四天王の1人の庇護下にあり、マハル一の都会とも称されるらしい。

 

 一体、どのような場所なのだろうか。

 少年少女が期待に膨らませているところへ、神官が厨房から料理を運んできた。

 

 

「どうぞ。今日の昼食は、ミートソーススパゲティとサラダ、それとたまごスープです」

「おっ、来た来た! 宿で食べたサンドウィッチも美味かったけど、こっちもすげぇ美味そうだ」

「いい匂い……! 見てるだけでお腹が空いてきちゃいそう」

「おかわりもあるから、ドンドン食べてね♪ それじゃっ、いっただきまーっす☆」

 

 

 皿にこんもりと盛られた熱々のスパゲティは、真っ赤なミートソースがしっかり絡んでいて食べ応えがしっかりとある。

 それでいて麺の味も強く、濃い味のソースになお負けない小麦の風味と味わいが、舌の上でガツンと踊る。

 

 後で聞いたところ、麺に使われている小麦も、やはりプルガーシティで収穫したものらしい。

 “マトマのみ”をふんだんに使った辛味のあるソースは、麺の風味を引き立てているのではなく、麺の味わいに負けないくらいのパンチを求めて作られたものだったのだ。

 

 そして合間にサラダやスープを挟む事で、口の中がリセットされて、また次の一口が欲しくなる。

 少食でこそ無いが、普段の食べる量は人並みなソラも、この時ばかりはがっついて食べ進めてしまう美味しさだ。

 

 そうして暫し、舌鼓を打つ事に時間を費やして。

 シェラが徐ろに口を開いたのは、一同の皿からスパゲティが無くなりかけた頃だった。

 

 

 

「ソラちゃんのお父さん……クレオメさんと出会ったのは、忘れもしない9年前。彼が“リンネの儀”の一環として、プルガージム(ここ)の門を叩いた時だったな」

 

 

 

 丁度お腹も膨れ、心が落ち着いていたタイミング。

 たまごスープに口をつけていたソラは、その言葉を聞くや否や、スープの入ったマグカップをゆっくりとテーブルに置いた。

 

 ふと気付けば、本格的に昼の時間になったらしく、食堂は昼食を求めてやってきた神官で溢れ返っている。

 とはいえ、彼らはこちらに必要以上には干渉せず、軽く会釈するだけで、それぞれの時間をゆっくりと過ごしていた。

 

 

「その時既に、“星見人”の一団が100年ぶりにやってきたコトは、シェラちゃんも聞いてたんだ。でも当時はパソコンも無くて、情報共有もあんまり早くなかったし、彼らとの接触は大神殿(リーグ)に一任してたから、彼の顔を見たのはその時がハジメテだったかな」

「……その、シェラさんの神殿(ジム)に挑戦しに来た……んですよね? それを知った時、どう思いましたか?」

「まさか、“星見人”が巡礼の旅に挑戦するなんて思わなかったからねぇ、そりゃとってもビックリしたよ。しかも、シェラちゃんの神殿(ジム)を最初の挑戦先に選んだっていんだから、シェラちゃんってばもう、どういうフウに接すればいいのか分かんなくて……」

 

 

 既に食べ終わっていたらしく、食後のお茶を、ズズ……と啜る。

 それから彼女は、天井に視線を這わせ、十数秒ほどを思考に費やしていた。

 

「でも、実際に会ってみて、そういう考えは全部吹っ飛んじゃった。ホントにもう、ビックリしちゃってさ」

「それ、は……どういう?」

「開口一番、挨拶よりも先にめっちゃ捲し立てられたんだよねぇ」

 

 その時の事を鮮明に思い返して、曰く。

 

 

 

『うわうわうわ凄い凄い凄い! ドードリオのリージョンフォームだ! マハルのドードリオってこんな姿になってるんだ!? へぇーっ、タイプはひこう・エスパー!? どういう過程を経て、どんな目的、どんな生存環境によってそんな進化をしたんだろう!?』

『ルー、ルルーッ!』

『あっ!? ごめんキルリア、またぼくの悪い癖が出ちゃってた。でもさ、これ見てよこの翼! 地上のドードリオに比べて、このドードリオは翼が微妙に発達しているように見えるよね!? まさか飛ぶのかい!? いや、これはむしろ更なる進化の可能性が……』

『ルーッ!!』

『あっ、ごめっ、やめて“サイコキネシス”を人に撃つのは──みぎゃーっ!?!?

 

 

 

 シェラは、どことなく遠い目をしていた。

 そしてそれは、クレオメの事をよく知るニャースも同じだった。

 

「そのあとも、この街の風車のコトとか、マハルに吹く風のコトとか、スッゴク根掘り葉掘り聞かれちゃってねぇ……。シェラちゃんとのバトルに勝って、さっきの壁画を見せた時とかも……うん、すごかったよ☆」

「まぁ……ぼっちゃまですニャア……。なんにでも興味を示され、ひとたび疑問を持てば、とことんまで調べようとニャされる。興奮すると目の前が見えなくなって、キルリアさまにしばかれるところまで、綺麗にぼっちゃまその人ですニャア」

「地下世界に迷い込んでまで何やってんのよ、父さん……」

 

 ソラは頭を抱えた。

 この世界で初めて聞いた父の人となりが、極まった限界オタクのような有り様では、どのような反応をしていいかまったく分からなかったからだ。

 

 

「でも、悪い人では無かったよ。ポケモンちゃんが嫌がるコトは絶対にしなかったし、ドードリオちゃんの好きな食べ物をすぐに見抜いたり、いいお手入れの方法を教えてくれたりしてさ。ドードリオちゃんも、警戒してたのは最初だけで、すぐに“なついて”たし」

「なんてーか……不思議な人だな、ソラの父さんって」

「そだね、不思議な人だった。なんにでも興味津々で、でもそのひとつひとつに真剣で、モンスターボールをまともに投げられないくらいおっちょこちょいで、でもポケモンちゃんたちには好かれてて……それに」

 

 再び、その視線はソラを向く。

 

 

「シェラちゃんが見た限り……クレオメさんは、とっても家族想いの人だった」

「……! それ、は……どうして、ですか?」

「クレオメさんが神殿(ジム)に来た時、彼は幼馴染だっていうキルリアくんと、マハルに来てから捕まえたらしいコロムシくんを連れてた。今回現れた“星見人”たちの中で唯一、彼だけが“リンネの儀”に挑戦しようとしてて、シェラちゃんと勝負したいって言ったんだ」

 

 

 すっかり空になったお茶のカップを、なおも大事そうに両手で包み込み、ソーサーの上に置く。

 彼女の語りからは、嫌悪も嘲笑も、侮蔑も憤怒も、負の感情は何ひとつとして感じられなかった。

 

 

「シェラちゃんは、彼に『どうして?』って聞いたの。最初に挑む神殿(ジム)にプルガージムを選んだのは、まぁ分かる。マハルをグルっと一周する旅だし、壁画の神話もウチが始点だからね。でも、“星見人”の彼が巡礼の旅に挑む理由だけは、分からなかった」

「……元の世界に帰れるか、分からないから?」

「まぁ、ね。“星見人”なんて名前で呼ばれてるけど、シェラちゃんは彼らの言う『星』を知らない。きっとマハルの人たち皆がそうで、本当にそんな世界があるのかなんて、想像もつかなかった。だから、帰れる保証も無いし、危険なのに……って聞いたんだ」

 

 

 ……現在の彼女曰く、当時は自分もまた未熟で、マハルの常識に囚われがち──言ってしまえば、保守っぽい気質があったらしい。

 その為、“星見人”たちが暮らしていたという地上世界についても、どこか懐疑的に見てしまい、この地下世界を飛び出すという発想が無かった。

 

 しかし、そんな自分の(現在のシェラに言わせれば)無礼な物言いに対して、彼はこのように返したという。

 

 

『うーん……なんて言えばいいか分かんないんだけどね、「難しい」とか「あり得ない」って、「絶対無い」じゃないんだよ。何故なら、それを調査して実証するのが、ぼくたち研究者の仕事だから。この旅も、その一環って感じかな』

『だから、“リュウジンさま”に謁見すれば元の世界に帰れるかもしれない……ってコト? 大神官(ジムリーダー)やってるシェラちゃんが言うのもんだけど、巡礼の旅はとっても危ないものだよ。もしも無事に最果てへ辿り着けたとして、それでも地上に帰れなかったら……』

『その時はまた、別の方法を探すさ。幸い、ぼくは1人じゃない。ぼくと一緒にこの世界に来た調査チームの仲間たちは、みんな頼りになる人たちばかりからね。それに……ぼくには、こいつらがいる』

『ルルー!』

『むしゅっきゅ!』

 

 

 彼の呼びかけに、キルリアとコロムシが応える。

 キルリアは幼い頃からの相棒らしいのでともかく、コロムシに至っては最近捕まえたばかりだというのに、よく“なついて”いるように見えたそう。

 

 

『それに、この世界は素晴らしいよ! 旅を通して、この世界の事、ここに住むポケモンたちの事をもっとたくさん知って、それを地上に持ち帰りたいんだ。このマハルという世界が存在する事、その素晴らしさを、地上の人たちにも知ってもらいたい』

『……それが、あなたの帰りたい理由?』

『んー……本当は、他の理由もあるんだけどね。こっちはできれば、他の人たちには秘密にしてほしいな』

 

 

 そうして、彼は。

 照れくさそうに頬を掻きながら、こう語った。

 

 

 

『地上にね、娘がいるんだ。もう4歳になるんだけど、賢くて可愛い子でさ。あの子の為にも、早く地上に帰ってやらなきゃいけない。こんなダメダメな男でも、父親だからね』

 

 

 

 ……思わず、ソラは口を抑えた。

 それが、どのような感情を堪えてのものかは、彼女自身にも分からなかった。

 

 

「あの出会いが、シェラちゃんにとっても転機になったんだ。自分の知らない世界が、最果ての向こう側にはある。彼は探求する力に満ち溢れていた。その姿に、シェラちゃんは“リュウジンさま”の教えを思い出したの」

「……そう、です、か……」

 

 

 勘定の整理が追いつかなかった。

 今まで彼女は、心のどこかで「父は自分を蔑ろにしていた」と思っていた。

 

 だが、そうではなかった。

 少なくとも、シェラから見たクレオメは、娘の為に元の世界への帰還を諦めない、1人の父親だったという。

 

 スマホに残された動画だけでは決して見えてこなかった、本物の父親像。

 そこに少女は、正とも負とも定義し難い不思議な情緒を抱き、視線をテーブルに落とした。

 

 リクもニャースも、彼女を不安そうに見つめている。

 如何せん、ソラはまだ14歳の子供だ。記憶の中にしかいなかった父親に対するヴィジョンが急に形を帯びてきた事で、困惑を制御し切る事ができていないのだ。

 

 

(父さん……あなたは、どんな人だったの……?)

 

 

 ……だが現実は、彼女に己と向き合う時間を与えはしなかった。

 

 

 

「──大神官さま(ジムリーダー)! 緊急事態です!」

 

 

 

 突如、神官の1人が食堂へ駆け込んできて、そのように声を荒げた。

 その見るからにのっぴきならない様子に、他の神官たちも食事の手を止め、怪訝そうな視線を集中させる。

 

 突然の事に思考を中断され、狼狽するソラたちをそっと制止し、シェラが立ち上がった。

 

「んお、どうしたの? 野生のポケモンちゃんが畑で暴れてたりする?」

「いえ。そうではなく、カロンタウンの宿屋からです! ウツシタウンのポケモン研究所で、事件があったと!」

「ポケモン研究所……アネキのところか!? 何があったんだ!?」

「そ、それが……」

 

 神官の告げた言葉に、聞き捨てならないとリクまでもが立ち上がる。

 その張り詰めた表情に、神官は慎重に言葉を選ぼうとして……やがて意を決し、ハッキリと事実を告げた。

 

 

 

「ポケモン研究所のルスティカ博士が、何者かに襲われ負傷! 同施設で保護していたポケモンたちも奪われたとの事です──!」

 

 

 

 

 

《ここまでの ぼうけんを レポートに きろくしますか?》

▶ はい

   いいえ

 

《レポートを かいています でんげんを きらないで ください》

 

《ソラは レポートに しっかり かきのこした!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さァてと……お前ら、首尾はどうだ?」

「抜かりなく。各地の信徒たちも、間もなく活動を始めるでしょう」

「アッヒャヒャッ! テンション上がってきたぜェーエッ!!」

「ま、ぼちぼちってとこですかねェ。実験は滞りなく進行中ですよォ」

「なら善しだ。んじゃ、お前らもそろそろ動き出しな」

 

 

 暗中で、囁き声が交わされる。

 その詳細を知る者は、表の世界には誰もおらず。

 

 

 

「──名乗りを上げろ。我らは“ヴォイド団”、黄泉より来たりし信奉者……ってな」

 

 

 




《手持ち一覧:ソラ》

【クロオエビ(♂)】(NN:びぃタロ)
とくせい:げきりゅう
せいかく:さみしがり/ものおとにびんかん
わざ:
 アクアジェット/グロウパンチ/れんぞくパンチ/しっぽをふる

【ハルドリ(♀)】(NN:はるりん)
とくせい:マイペース
せいかく:やんちゃ/ぬけめがない
わざ:
 エコーボイス/でんこうせっか/ないしょばなし/かぜおこし

【ピチュー(♀)】(NN:ちゆりん)
とくせい:せいでんき
せいかく:ゆうかん/こうきしんがつよい
わざ:
 でんきショック/ほっぺすりすり/しっぽをふる/てんしのキッス



《手持ち一覧:リク》

【ウェボム(♀)】
とくせい:もうか
せいかく:のうてんき/イタズラがすき
わざ:
 ひのこ/ミサイルばり/いとをはく/にらみつける

【マハルニャース(♂)】
とくせい:テクニシャン
せいかく:すなお/すこしおちょうしもの
わざ:
 みずでっぽう/ネコにこばん/フェイント/なきごえ



という訳で第2章は以上。次回より第3章です。

本作は去年の6月末に連載を開始したのですが、1話ごとの文字数がクソデカ過ぎたため、1度エピソードを削除し、文字数を分割して5月より投稿し直していました。
つまり連載開始から11か月経ってようやく第2章が完結した訳ですね!

遅筆(カス)……。

書き溜めは今回の投稿で以上ですので、以降はタグにもある通り不定期更新になる見込みです。
今後とも「ポケットモンスター ビヨンド・ダイブ」の変わらぬご愛顧を、どうぞよろしくお願いします。
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