第14話 アカシアの三弟子 会談に参加する
ワシらは今、コカビエルを倒した祝勝会として、皆で宴会をしておる。
ゼノヴィアちゃんがリアスちゃんの眷属になった歓迎会も兼ねておるがのぅ。
次郎「宴会は楽しいわぃ。できれば、酒があればいいんじゃがのぅ。 」
三虎「今は未成年もいるから、酒は無いんだ。済まないな、兄者。」
次郎「わかったわぃ。宴会が終わった後に飲むとするかのぅ。」
宴会が終わり・・・。
リアス「これから、冥界に行くわよ。もちろん、次郎さん達も一緒よ。」
そして、リアスちゃんの家が持っている電車に乗って会談に行ったんじゃ。
全員の自己紹介が終わり、会談が始まる前に流れた映像は、コカビエルの言い分に怒ったイチちゃんが攻撃した後、ワシが殴り飛ばしたところで止まっておった。
サーゼクス、アザゼル、ミカエルがこちらに目を向け、コカビエルをあっという間に倒してしまった事に驚き、戦ったら勝ち目はない。とそれぞれが口にしていたんじゃ。
実際にあの戦争でも、三虎一人に残りの三大勢力全員で向かっていって、返り討ちにされておるからのぅ。
こいつらは力の差が分からんのか?
話が終わった後、ワシはこう言ったんじゃ。
「ワシら三人は、前の世界で一度死んどるんじゃ。」
サーゼクス「貴方達程の力を持つ者が死んでしまう世界・・・。どれほどの強者が存在する世界なのでしょうか?」
「戦いの余波で地球が削れていってのぅ・・・。原因はワシにもあるんじゃが・・・。 じゃが、 ワシらの住む地球はこの地球の何百倍もの大きさじゃ。もし、その戦いがこの地球で起こったとすれば、この国は確実に消滅してしまうぞぃ。」
話の後に会談が始まり、リアスちゃんやソーナちゃん達若手悪魔の皆が夢を語り始めたんじゃ。
それぞれの夢の発表は順番に進んでいき、ソーナちゃんの発表の順番じゃ。
ソーナ「私の夢は、中級・下級・転生悪魔が分け隔てなくレーティングゲームに参加できる学校を冥界に作る事です。」
おぉ、良い夢じゃ。生まれや身分で、出来る事に差があってはならん。皆平等であるべきじゃ。
お偉い様「そのような夢を持っているとは!
中級や下級、転生悪魔は、上級悪魔に才能を見つけてもらうものです!
ですから、レーティングゲームの学校は必要ないのです!
旧家が大切にする伝統や誇りを潰すつもりなのですか?」
お前ら、なんで笑ってやがる? この夢のどこに笑うところがあったんだ? 言ってみろ!
サーゼクス「何だ!この殺気は!」
すると、白髪だった次郎さんの髪の毛が真っ黒に染まり、老体だった身体が浅黒い肌の筋骨隆々とした成人男性の姿になっていた。そして、背後には不気味に垂れた体毛と光しか見えない光彩が特徴の巨大な狼がお偉い様方に向かって威嚇していた。
それは幻覚だとわかっているのだが、遠くにいる私でも、恐怖を感じるほどだ。近くにいる子達の中には失神してしまう者もいた。
私は、それ以上の怒りを招かないように慎重に言葉を選んだ。
サーゼクス「次郎さん。何か、気に障る事でもありましたか?」
二狼「おい、てめぇ。なんで人の夢を笑った奴らに何も言わねぇ?」
サーゼクス「そ・・・、それは・・・。」
二狼「周りで見ているてめえらもだ。言いたい放題言わせておいて、本当にそれでいいのか?言い返すくらいはするもんじゃあねえのか?」
リアス「私達だって、ソーナの夢は良いものだと思うわ。だけど、笑われてしまったらどうしようかと思っているのよ。」
二狼「確かに、笑われるかも知れねえ。だがな、この世界は強ければ自分の意思を貫けるそうじゃねえか。だったら強くなって、この夢を誰にも笑われないようにすればいいだけじゃねえか。」
ワシは、言いたい事を全て言ってまた座ったんじゃ。
すると、お偉い様がソーナちゃんに謝ったんじゃ。
「私達は、伝統を大切にしようとするあまり、人の夢を笑うような真似をしてしまった。すまない。いつか、その夢が叶う事を願っている。」
すると、巨大な狼の幻覚が消えたんだ。
皆が目を覚まし席についた事を確認すると、私はリアスとソーナのレーティングゲームを提案したんだ。
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