「ふぅ……中々苦戦しましたね……」
メイスを下ろし、キャサリンが胸に手を当てて大きく息を吐く。彼女は初陣を大過なく乗り切ったことに安堵していた。
「というか避け過ぎじゃない!? あーもう、ポーション飲んじゃったじゃないの!」
「骨の身体は厄介ですね?」
一人憤慨するアルミナに苦笑しながらノーラが肩を竦める。キャサリンはまぁまぁ、とアルミナを宥めに掛かった。
「とにかく勝ったんですし……先ずは傷の手当を。アルミナさん、手首を痛めてませんか? ノーラさんも胸は……」
「……待った」
怪我の確認に回るキャサリンを制し、アルミナが鋭い視線を辺りに這わす。その様子にキャサリンも即座に一度腰に下げたライトメイスの柄を握って警戒態勢に入った。
「そう言えば、倒した後に違和感があったと聞きましたが……?」
「そうね。嫌な感じが消えない……いえ、視線を感じるわね」
アルミナの視線が一点に固定される。その先には立ち枯れて黒くなった柳が一本だけうなだれるようにしてうっそりと立っていた。その枝の先から次々に闇が滴り落ちて木の根元に蟠っていき、不意に、がしゃりと金属同士がぶつかり合う音が、静まり返った墓地に重く響き渡る。その音を皮切りに闇は急速に膨れ上がったかと思うと、闇から滲むようにして一体の鎧騎士が立ち上がった。その鎧は錆び、古ぼけてこそいるものの、軋みを上げることなく滑らかな動きで腰に履いた鞘から柄の長い両手剣を抜き放つ。その両手剣を構える姿からはまるで生気を感じず、周囲には隙間から漏れ出した悪霊が纏わりついていた。
「!」
「……いかにも、な感じですね?」
「これも、スケルトンなんでしょうか?」
「流石に違うと思うわ」
油断なく武器を構える三人の前で、生命無き鎧から甲高い声が響く。
「──くそっ、人間ども。どうにかボクのしもべをやりすごしやがったな」
鎧のヘルムの影から翼のある小さな人型が姿を現した。宙に浮き、ヘルムに肘を乗せて頬杖を突くその頭には巻いた羊の角があり、下半身は偶蹄目のそれである。悔しがるようなセリフとは裏腹に嘲るような笑みを浮かべるそれは、
「魔族……!」
「……まあいいか。オマエらは今までここに来た冒険者の中で、一番弱そうだ」
その小悪魔と言った風体の魔族は、護衛がついているからか、調子づいた態度で言葉を発し、三人を挑発する。
「いい加減ニンゲン達にしもべを壊されるのも嫌になってきてたところだし、丁度いい。ボクが直々に相手をしてやるよ」
小悪魔はそう言うと一つ指を鳴らす。すると、先ほどバラバラにしたスケルトン達の破片が寄り集まると渦を巻いて立ち上がり、二体のスケルトンが五体満足な姿で組み上がる。
「復活した!?」
「あら、やる気のようですね?」
「ふぅん……どうやら貴方が親玉みたいね。いいわ、ポーション代を取り立ててやる!」
びしりと指を突き付けるアルミナに、小悪魔は不敵に嗤って鎧の頭を軽く叩いた。
「やれるもんならやってみるがいいサ!」
「……敵の正体がわかりましたね? 倒せるかはわかりませんから、慎重に行きましょう?」
噛みつくアルミナの背に、ノーラが慎重な言葉を掛ける。
「危なくなったら引くことも大事と聞きましたよ?」
「悪魔め、ドルイドたる私の前に出てくるとはいい度胸だわ!」
「へぇ、オマエ、ドルイドなんだ? そんなバカっぽい面でなれるモンなんだな、ドルイドって」
「誰が馬鹿よ!? 知力4よ、私は!」
「うん、本当にバカなんだな、オマエ」
「何ですってぇ!?」
「……聞いていませんね?」
「アルミナさん、頭に血が上りやすい人ですからね……」
激昂するアルミナの背中にちらりと目配せし合い、二人は揃って肩を竦める。アルミナに引く気がない以上、気合を入れて戦う他無いようだ。互いに苦笑する。
「きっと何とかやりますよ。アルミナさんは」
「ふふ、そうですね。では、わたし達はわたし達のやることをやりましょうか?」
前を向く二人の顔に迷いは無く、代わりに僅かに強気な笑みが浮かんでいた。
「ふん、ボクを倒せると思うかな? さぁ、ボクのしもべどもよ! そこのバカ共を捻り潰してしまえ!」
小悪魔の指示に合わせてスケルトン達がカタカタと剣を構えて前に出る。アルミナは舌打ちして二人の後ろに下がった。険しい顔のまま、小さく二人に声を掛ける。
「ノーラ、アイツに逃げられたら事件が解決しないわ。突っ込んで足止めして」
「……あら、思ったよりも冷静ですね?」
「当り前でしょ。私は知力4よ。いかなる時も冷静さを失ったりしないわ」
アルミナは鼻を鳴らして言葉を返すとキャサリンを見る。
「キャサリンはスケルトン達を。ノーラの邪魔をさせないようにしてちょうだい」
「分かりました」
「頼むわよ。アイツは絶対戦況が不利になったら逃げだす。そんな顔をしてるわ」
「確かにそうですね? それで、アルミナさんは?」
「私? 決まってるじゃない」
アルミナは短剣を引き抜くと、素早く刀印を結んだ。
「
アルミナの生んだ風の刃が叩きつけられ、直撃を受けたスケルトンが大きく揺らぐ。
「冷静ですけど怒ってはいる訳ですね……」
「当たり前でしょ。ここまでコケにされて黙っていられるものですか……!」
「あらあら。では、わたしは前線に出ますね?」
「頼んだ」
アルミナの声を背中に受けて、ノーラが前に出る。体制を崩したスケルトンに対して短剣を振るうが、
「下がれ、ウスノロ!」
小悪魔の声に反応してスケルトンが後ろに一歩下がり、短剣に空を斬らせた。
「むぅ」
「そんななまくらじゃ当たんねえんだよ! バーカ!!」
鎧の肩をバシバシと叩き、短剣を空振ったノーラを嘲る小悪魔だが、ノーラは涼しい顔のままだ。
「武器がなまくらかどうかは命中に関係ないと思いますが?」
「まぁ、そうですよね」
「どうせ剣なんて持ったことないんでしょう」
「……まぁ、確かに剣を持ったことはないけどさ。コイツ等はボクがジキジキに指揮を執っているんだ。ボクの魔法を避けるクンレンもさせている」
聞き取れない言葉を呟いた小悪魔の手に火の玉が生み出される。それをノーラに向けて振り被った。
「こんな風にねッ!」
小悪魔の手から火線が伸びる。それをノーラは腰を捻って躱した。火球を尻目に、ノーラはにっこりと笑みを浮かべる。
「あら、大分簡単な訓練なんですね?」
「ぐぬぬ……ええい、行け、しもべども!」
顔を真っ赤にした小悪魔の声に応えて一斉にスケルトンがノーラへ襲い掛かった。だが既に幾度も彼らの剣を躱しているノーラは簡単に攻撃を避けていく。
「ふふふ。これくらいでは訓練にはなりませんよ?」
「ぐ、ぐぬぬぬぬ……なら、コイツでどうだァ!」
小悪魔が叫ぶと同時、今まで控えていた鎧騎士が剣を振り被った。当然、その剣の間合いには誰もいない筈であるが、鎧騎士は構わずにその剣を振り切る。その鋭い剣線に沿うように霊気が圧となって放たれる――その先にいるのはノーラではなく、
「! 《プロテクション》!」
咄嗟に自分の眼前に張った光の防護膜がキャサリンを襲う剣圧を弱めた。だが殺しきれない衝撃にキャサリンは顔を顰める。
「ちょっと!? ノーラに攻撃が当てられないからって後ろを狙うとか卑怯じゃない!」
「クカカッ! 戦いにヒキョウもラッキョウもあるものか! それに、ニブイ奴から潰すなんてのは当たり前。ジョーシキってもんだろ?」
「……敵の言う通りですね。大丈夫です、アルミナさん。私はやれます」
言うなり、表情を引き締めたキャサリンが地面を蹴った。ライトメイスを振り被り、真っすぐにスケルトンへと振り下ろす。だが、
「バーカ! ボクのしもべにそんなニブイ振りが当たると思うか!」
小悪魔の指揮を受けたスケルトンはキャサリンの一撃を軽々と躱してしまう。響き渡る小悪魔の哄笑にキャサリンはライトメイスの柄を握り直した。
「くっ……まだまだ!」
「落ち着きなさい、キャサリン。でも、確かにアイツの指揮の所為か、スケルトンが余計鬱陶しいわね……なら」
手早くMPポーションを飲み干したアルミナが煩わし気に刀印を切る。
「風よ……ああもう面倒くさい! 吹っ飛べ《エアリアルスラッシュ》ゥ!」
「そんなテキトーな詠唱でってうおァッ!?」
アルミナの意志を示すように荒々しく吹き荒れた風が身を翻して煽ろうとした小悪魔の頬を掠めた。事前の発言と前回の行動から、再びスケルトンを狙うだろうと高を括っていた小悪魔の頬を汗が一筋伝う。
「………っぶねえんだヨ!!」
「ちょっとくらい吹っ飛びなさいよ!」
がなり立てる小悪魔に、会心の奇襲を躱されたアルミナが喚き散らす。その姿に少し気を良くしたのか、小悪魔は引き攣る口元を笑みの形に引き上げた。
「全く、驚かせやがって、一瞬死ぬかと思ったゼ。まあボクにはコイツが付いてるから痛くもかゆくもないんだけどナーーー!!」
「……なるほど? あなたへの攻撃はその鎧がカバーするということですね?」
「おっとォ!」
今度は死角から振るわれたナイフを何とか跳び退る妖精に躱して、小悪魔は鎧騎士のヘルムの後ろに身を隠す。
「……とんだチキン野郎じゃないの」
「ウルサイ! どうせオマエタチにコイツは倒せないダロ!? ザコはザコらしく地面をはいつくばってればいいんだよ!」
激昂する小悪魔が魔法を放つ。放つ先は煽るアルミナ――ではなく、ジッと動く機を狙っていたキャサリンだった。更に畳みかけるようにスケルトン達が彼女へ斬り掛かる。
「キャサリンさん!」
「ハッ! 余所見をしてていいのカァ!?」
思わずキャサリンを振り返ってしまったノーラに鎧騎士の不可視の斬撃が襲い掛かった。躱せないとノーラは反射的に身を竦める。
「──《プロテクション》ッ!」
「あぅ……?」
しかし、覚悟していた程の衝撃は来ない。彼女の目の前で役目を果たした聖なる障壁が光となって散った。
「ふぅ……ふぅ……仲間は、やらせませんよ……!」
「キャサリンさん!」
「私のことは気にしないでください! これ位、なんてことありませんから!」
スケルトンを傷つきながらも楯で押し退け、自らを魔法で癒しながらキャサリンは気丈に笑って見せる。構え直したラウンドシールドは焼け焦げ、歪みが出ていたが、その奥の瞳は力を失っていない。ノーラは口元に薄く笑みを浮かべた。
「分かりました! カバーは頼みましたよ?」
「はい!」
キャサリンの力強い返事を背中に、ノーラは一気に前に出る。その背を追い越すように後方から声が飛んだ。
「風よ、風よ、風よ! とにかく目の前の鬱陶しいの全部吹き散らせ! 《エアリアルスラッシュ》!」
「クソッ! 何でそんなテキトーな詠唱でこんな魔法が……! ええいウスノロ、ボクを護れ!」
舌打ちする小悪魔の楯になるように鎧騎士が動くが、強力な魔法の一撃に大きく胸甲を凹ませる。その威力に思わず小悪魔は顔を歪ませた。
「バカな、あんななんちゃってドルイドのくせに!」
「あら、余所見をしてていいんですか?」
「なッ!」
懐に滑るように入り込んできたノーラが短剣を振り上げる。驚きに硬直する小悪魔。
──バギャッ!
しかしノーラの手に返るのは硬い手応え。鎧騎士の手が間に合っていた。脆くなっていた帷子部分が引きちぎれてその左腕が宙を舞う。
「油断大敵です。部下が優秀で助かりましたね?」
「ハッ! 油断してるのはドッチだァ!」
左腕を無くしたばかりの鎧騎士がダメージを感じさせない動きで剣を振り回し、ノーラの腰を強く打ち据えて弾き飛ばした。その損傷した鎧の隙間から覗く中身は全くの空洞。鎧そのものに魂を取り付かせて操るリビングアーマーに相違なかった。
しかし、吹き飛んだノーラは少し顔を歪めながらも、二本の足で綺麗に着地する。挑発的な笑みを浮かべる彼女の身体を癒しの光が包み込んだ。それは、今もスケルトンの攻撃を凌ぎ続けるキャサリンの放ったもの。
「これは、油断ではありません。信頼、というんですよ?」
「グ、ググ……! ナメた口を利きやがってェ!」
「ふふ……先に舐めた口を利いたのは、どっちですか?」
だらりと両手を下げていた姿勢から一転、鋭い踏み込みと共に閃光のように走った銀閃がリビングアーマーの首を斬り飛ばす。頭部を喪ったリビングアーマーは、そのまま糸が切れたようにけたたましい音を立てて崩れ落ちた。
「ゲッ、ゲゲエエエエエっ!?」
口許を押さえた小悪魔がよろめくように身を引く。しかし、驚愕も一瞬のこと。直ぐに真顔に戻った後の判断は素早かった。
「……コレは、チョイと分が悪いかもナ。ずらかるぜ」
「ちょっと! 逃げる気!?」
「センリャク的撤退に決まってんだヨ。オマエタチ、そこのバカどもを足止めしとけ!」
アルミナの怒鳴り声に捨て台詞を返すと、一目散に逃げだす小悪魔。
「逃がすかぁ! 全略ッ! 《エアリアルスラッシュ》ッッ!」
「オマエもう何でもありだな!? ギャアアアアアッ!?」
破天荒すぎるアルミナの詠唱に思わずツッコんだ小悪魔の身体を風の刃が切り刻む。しかし、小悪魔はボロボロの身体を引き摺るようにしながらもまだ逃走を続けていた。
「チッ、チキンのクセしてしぶといわね……ノーラ、追撃! 逃がさないで!」
「はい!」
矢のように駆けていくノーラに目もくれず、アルミナは全力で前に出る。目標は目の前、もう一人の仲間を取り囲む敵の背中。無手の彼女は普段は理性と知力に抑えられている野生を解き放つように声を張り上げながら踊り込んだ。
「にゃーッ!」
「あ、アルミナさん!? どうして!?」
「キャサリンも行って! ここは私が引き受けるわ!」
「っ……! 分かりました!」
半瞬だけ逡巡し、キャサリンは楯を構えて緩んだ包囲の輪を抜けるため突っ込んだ。防ごうとしたスケルトンをアルミナの放った風の刃が打ち据える。そうして開いた道を、キャサリンは全力で駆け抜けていった。
足止めに失敗したスケルトン達は、気持ちを切り替える様にアルミナを振り返る。剣を構える二体の骨を前に、しかしアルミナは強気な表情を崩さない。
「……魔法はこれで打ち止め、味方は無し。メイジである私の目の前には戦士が二体、か」
口に出してみれば、自分で招いたこととは言え中々に詰んでいる。だが、これはこのギルドのトップとして必要だと思うからやったのだ。これ以上の打撃手段を持たない自分が雑魚を引き受け、その間に仲間が黒幕を斃す。実に合理的で、完璧な作戦。
ふぅ、と一つ、息を吐く。
ノーラとキャサリンなら大丈夫。だから後は、
「――やってやろうじゃねぇかこのやろう!」
精々耳と尻尾を逆立てて。全力でこの拳を振るうだけだ。
いつも知的な私だが、偶には戦士の真似事も悪くない。
◇◆◇ ◇◆◇
「さて……そう簡単には逃がしませんよ?」
「ウッゼェんダヨ! ついてくんナ!」
ふらふらと逃げる小悪魔に追い縋り、ノーラは右手のナイフを振るう。何とか身体を捻って躱した後、続く左手のナイフを宙返りして回避した小悪魔は、空中へ逃れようと小さな翼を必死に羽搏かせた。既に両手のナイフは振りきった後。この隙に高度を稼げれば、翼のないノーラに追い縋る術はない。逃げ切った確信を得た小悪魔は頬を引き攣らせたまま勝ち誇った。
「ク……クカカッ! バーカバーカ! オマエらニンゲンは、そうやって地面を──」
「──逃がさないと、言いましたよ?」
ノーラの金の瞳が冷たく光り、腕を振り切ったその懐から伸びた銀閃が小悪魔の翼を斬り払った。
「……ハ?」
一瞬の思考の空白。硬直したその隙に、振り下ろされた四本目のナイフが翼に致命的な傷を付ける。
「オ……オマエ! その姿……!」
「ふふ……また、油断しましたね?」
地面に墜ちた小悪魔を見下ろし。その両手で二本。そして、空中に追加で二本のナイフを携えたノーラは、酷薄に嗤った。
「腕が二本しかないなど、言った覚えはありませんよ?」
「異形……インビジブルハンド!? オマエ、フォモールか!?」
「全く、失礼なヒトですね? グライアイと呼んで欲しいのですが?」
空中に浮かべた、否、背中から伸びた見えざる手で握ったナイフを小悪魔に向かって振り下ろす。地面を転がる様に躱す小悪魔は、狂ったように笑い出した。
「ク、クカカカカカッ! コイツは傑作ダナ!? 妖魔のオマエが! 妖魔狩りのドルイドと一緒にいるなんてナ!」
「可笑しいですか?」
「可笑しいに決まってんダロ! 分かってて傍にいるオマエも! 気付かないドルイドの小娘も! あのニブイ神官も! 救いようのないバカばっかりじゃネーカ!?」
嘲笑いながら、起こりを隠して撃ち放った火球がノーラの顔面を直撃する。後先考えずに全力を込めた魔法は、しかし聖なる壁に阻まれてノーラを打ち倒すには至らない。
「……確かに、わたしも、アルミナさんも、キャサリンさんも。頭は、残念な方ですね?」
火の粉を振り払うように、ノーラは傷だらけになった身体で一歩前に出る。飛べず、魔力も底を付いた悪魔は後退るしかできない。
「ヤメロ……クルナ!」
「ですが……アルミナさんも、キャサリンさんも、わたしの大事な仲間です。彼女達の仲間であること、それが今、わたしが一番誇れることなんですよ?」
力強く踏み締めた足が、小悪魔の華奢な足を踏み付ける。火傷だらけの顔の中、輝きを失わない瞳が金の焔のように揺らめいた。四本のナイフが、斬首刀のように振り上げられる。
「彼女達への侮辱は、赦しません」
「ヤメ──!」
「死ね、ばーか」
次回、エピローグです。