BLUE ARCHIVE -1.0   作:あたー

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はじめまして。
今回が小説初投稿になります。
更新速度凄く遅いかと思いますが今考えている本編は全て投稿できるよう頑張ります。


本編
プロローグ


 学園都市キヴォトス

 数千もの学園が連なる巨大な街。各学園は一つの国家のように強大な権力と自治権を持ち、そこに暮らす生徒たちは頭にヘイローというものを備えた女学生でたちである。

 そして彼女達の他に人間のように活動する動物やオートマタといった者たちが存在している。

 彼らは皆総じて様々な銃火器類をスマホ感覚で携帯し、それによる攻撃が軽傷で済むような頑強な身体を持っていた。

 

 そんな街で一際異彩を放つ大人、【シャーレの先生】という人物がいる。

 この人、銃弾一発で致命傷を負うというキヴォトスにあるまじき脆さの人物なのだが、連邦生徒会長と呼ばれる人の召集に応じ、キヴォトスへ来てみれば就任当日にその会長は失踪、その上会長の失踪によってキヴォトス中の治安悪化への対応に巻き込まれ、そのままあれよあれよという間に様々な学園の問題解決に奔走するようになった。

 そんな先生は持ち前の人の良さと生徒達と真摯に向き合う姿勢、強い責任感、そして卓越した指揮能力を持ってキヴォトスの生徒達を導いていた。

 そしてつい最近には別世界から来た終焉をもたらす存在へと立ち向かう者たちの先頭に立ち、世界を救ってみせたのである。

 そんな先生は就任して間もないにも関わらずキヴォトス内で非常に大きな影響力を持つようになっていた。それは役職による権力的なものでも、本人の人望によるものでもあった。

 この人、一言でいえば極度の人たらしである。助けを求める相手には文句一つ言わずに手を貸し、最後まで寄り添おうとする。

 特に生徒に対してそれは顕著で、例え自分を銃撃し、殺害しようとした相手であろうとも生徒であれば迷いなく助けに応じる。

 そんな有り様なので先生個人に対し特別な感情を向ける生徒は決して少なくなかった。当の先生本人はそれに全く気づいていないのだが。

 

 そんな先生の日常は膨大な量の仕事に追われ数日間に及ぶ徹夜、というものだったが、今日は違っていた。

 

「”…よし!これで終わり!”」

『お疲れ様でした!先生!』

『お疲れ様でした。』

「”アロナとプラナもお手伝いありがとうね。”」

『先生!今日は早くお休みになってくださいね!明日からお出掛けなんですから!しかもダイビングでしょう?』

『注意。疲労が溜まった状態での水中活動は危険です。』

「もちろん、その為に色々準備してきたからね。」

 

 先生は自分の手元にある端末のOSであるアロナと、つい最近新たに加わってくれたプラナと言葉を交わす。

 先生は明日からとある生徒の一人とダイビングに出掛ける予定になっていた。しかも泊まり掛けである。

 その為の余裕を作るためにここ数日間は必死で仕事をこなしていたのだった。

 そしてついに仕事から解放され、先生が意気揚々と明日使う道具の準備に取りかかろうとした時、先生のモモトーク、つまりメッセージアプリに連絡が入る。

 

『先生、仕事は終わったか?』

 

 それは明日共にダイビングに行く空井サキからのものだった。『無事に終わったよ。』と返信するとまた直ぐに返信がくる。

 

『その答えを待っていたんだ先生!明日は朝3時に集合だからな、遅れるんじゃないぞ』

 

 しっかり連絡を忘れない所を見て、相変わらずサキは真面目な良い子だなあと感傷に浸りながら、『わかったよ。』と返信する。

 そうして先生は準備もそこそこに明日に備えて寝床に就くのだった。

 

 

 一方同じ頃、広い海の底では一体の海棲生物が誰にも知られることなく回遊を続けていた。

 

 

 まだこの時には誰も想像すらしていなかった。

 これから僅か数十時間後の未来に、この世界の運命すら変えてしまう悲劇が始まることなど…。

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