エイリアの守護者   作:W297

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久々に更新します…。ホント不規則になって申し訳ない…。


白恋中①

 

「…さ、さっむ…」

 

 防寒着に身を包んだ俺は北海道、白恋中へと続く雪道を歩いていた。

 

 理由は単純、雷門の面々を待ち構えるためである。

 

「…本来ならここで吹雪を仲間に入れるはずだけど、順調に行けるかな…」

 

 俺はそう呟きながら歩いていく。

 

「…リュウジの奴も『やっぱり頼徒に見られてるって思ったら恥ずかしかったよ…」って言ってたな。

 

 俺も万が一エイリアモードを見られたときのことを考えておかないと…」

 

「…さてと、ここが…」

 

 俺は雪が降りしきる中にある校舎、白恋中を見てそう呟く。

 

「…とはいえ、今回はそこまで関わるつもりねえし。

 

 ここのグランドを見渡せる高台か木でも探すか…」

 

 俺はそう言って校舎から離れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…こっからなら、結構見れるかな」

 

 俺は白恋中グラウンドを見渡せる丘に腰を下ろす。

 

「…っていうかこれからどうしようか」

 

 アニメ時空・ゲーム時空だと雷門がいつ来るかの描写はほぼかっ飛ばされている。

 

 奈良の場合、財前総理への襲撃があったからまだ分かりやすかったが…。

 

「…いくらなんでも、もう少し後に出発しても良かったか…」

 

 俺は凍える手に手袋越しに息を吹きかける。

 

 …さすがにずっとここでいると、いくらエイリア学園の俺でも凍死しちまう。

 

 ただ、こっから離れてその間に雷門の面子の試合…確かTV中継あったはずだが、父さんが俺に求めてるのはそれ以外のことだ。

 

 日々の練習をしっかり見て、どれほどの実力を見極めろ…というのが俺の役割なはずだ。

 

 …そう思ってる俺に声が聞こえてきた。

 

「あの、そこでなにしてるだべー?」

 

 俺にそう話して来たのはファー付きのロシア帽を被っている少女。

 

 確かあいつは…。

 

 俺がそう思っていると、少女は俺の元へと駆け寄ってくる。

 

「こんなとこに座ってたら凍え死んじゃうべ?

 

 どこから来たのか知らねえけど、学校まで案内するから言うのもこっち来てだべ」

 

彼女は俺の手を掴んで俺を案内していく。

 

 …そうだこの話し方とロシア帽、思い出した…!

 

「私、真都路珠香って言うべ。

 

 取り敢えず白恋中の校舎の中で温まるべ」

 

 そうだ真都路だ。モブ女子キャラの中でもかなり人気のある奴である。

 

「ああ、ありがとな…」

 

 俺は真都路にそう返して、彼女の後を追って行った。

 

「にしても、何であんなところに座ってたんだべ?」

 

「ちょっと日本中を旅しててな。

 

 エイリア学園の影響で無期限休校になったから、今のうちに時間を有効活用したくて」

 

 俺がそう返すと、彼女は「なるほどだべ…」と話してくる。

 

「さすがにずっと歩いてきたからちょっと疲れてよ。

 

 あそこに座ってたって言うわけだよ。

 

 悪いな心配かけて」

 

 俺がそう続けると彼女は「気にすることないべ」と返してくる。

 

「この辺りには学校以外にはほぼ何もないところだべ。

 

 久々にこの辺りに来てくれた観光客だべ、しっかりもてなさねえと」

 

 彼女は「学校に帰ったら他のみんなにも紹介するべ」と続けて、学校へと連れて行ってくれた。




真都路ってこんな話し方だったと思うけど…。もし間違えてたらすみません…。
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