背番号2の黄色い雷門のユニフォームに身を包んだ俺。
目金との交代でセンターバックの位置に入る。
そして、古株さんの笛により、後半が再開された。
「エイリアを追放された貴様がどれほどのものか、試させてもらうとしよう!」
ボールを持ったデザームは、俺に向けて突進してくる。
…ただただパワーに任せたドリブルではなく、しっかりとしたキープ力を持って他の雷門の面々を突破していく。
…確かに、以前よりパワーアップしたと言うのは嘘では無さそうである。
「外裂、来るぞ!」
円堂からそう俺に声がかかるが、俺は「大丈夫だ」と告げる。
「白恋で会った時より、お前らがパワーアップしているように、俺もパワーアップしてるからよ」
そう言って俺はデザームに向かっていく。
「エイリア学園最強のDFよ!
敬意を表して全力で行くぞ、外裂!」
「ああ、俺もFWのアンタと戦えるなんてね!
本気でぶつかりましょうよ、佐木沼さん!」
そう言って俺は相対し、守る態勢に入る。
…確かにマスターランクのチームと比較すれば、能力自体は変わらない。
だけど、自分が強くなったと自覚している…、そこに隙がある!
「はあっ!
フェイタル、リフト!」
完全に俺のものにしたこの必殺技、ボールを奪うと言うことに限ればデーモンカット以上だ。
まあ相手をこれ以上進ませないようにするって意味では、デーモンカットも有効だから併用はしていくけど。
…デザームからボールを奪った俺はデザームによって下げられたディフェンスラインを再度上げるようにドリブルしていく。
「行かせませんよ、トライ様!」
「エイリアから追放されたアンタなんて怖くないんだから!」
そう言ってメトロンとマキュアの2人がディフェンスに入る。
「このプレーを見ても、それが言えんのかよ!
サザンクロス、カット!」
そう言い放ちながら突破した俺の後には十字星の炎が上がり、完全に2人を蹴散らす。
「行ってこい、鬼道!」
「ああ。反撃行くぞ!」
俺が放ったパスを受け取った鬼道はそのまま前を向き、ボールを最前線へと繋いでいく。
そして立向居や、一之瀬、リカなどを経由して、ボールはゴールへ向けて走っていた鬼道に渡る。
「一之瀬、土門!」
「「おう!」」
鬼道の声に反応した2人、ってことは…!
「皇帝ペンギン!」
「「2号!」」
このパターンでも発動できるのか、皇帝ペンギン2号。
俺がそう思っている中、ゼルも必殺技を発動する態勢に入っていた!
「甘いな、
ワームホール!」
ボールはゼルの足元へとめり込んでいるが、デザームの時よりも明らかにめり込んでいる量は多かった。
「豪炎寺がくる前に得点できる可能性、0ではない…か」
俺はスタンドを見て姿を消していた土方とオレンジ色のフードを被っていた男…豪炎寺の姿が消えたことを確認して再び試合に目を向けた。
今回の皇帝ペンギン2号は一之瀬はアニメでも撃っている描写ありますし、土門も帝国経験者って事で練習はしてるよね…ってことで。