エイリアの守護者   作:W297

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…お待たせしました、また更新再開します…!この間にヴィクトリーロードが遂に開始され、イナズマイレブンというコンテンツが大きく動いた年だと思います。
この小説もゲームの間に軽く読める…、そんな作品を目指して続けていくので応援よろしくお願いします。


外裂頼徒⑩

「…外裂君、蓮池さん、お前さんたちには聞きたいことがある。

 

 答えてもらってもいいかね?」

 

「ええ、できる範囲でいいのなら」

 

 雷門の他の面々も周りで聞く中、俺はそう答える。

 

「まず、君たちは本当に宇宙人…、なのか?」

 

「いやいや、この通り全員純日本人ですよ。

 

 この世界を支配するってこと、周囲をビビらせるってことでも宇宙人って言った方が都合が良かったんです」

 

「やはりな…、エイリア学園の関係者として名前を聞いていた外裂君に関しては戸籍を見つけてな。他の奴らもそうだろうと思っていたんだ。

 

 それでなんだが…」

 

 鬼瓦さんがそう聞こうとしてきたが、俺はそれを遮るように言葉を続ける。

 

「…先に言っときますけど、首謀者とかに関しての質問については答えないっすよ」

 

「お、おい!この状況でそんなことできると思ってんのかよ!」

 

「そうやで。アンタたちのボスがどんなやつか分からんけど、どっちみち後でバレんねんからさっさと言ったらどうや?」

 

 土門とリカからそういう声が上がるが、杏が返していく。

 

「…あの人は私たちにとって恩人なのよ。

 

 どんなことをあの人から言われたとしても、私たちはそれを実行できる。

 

 私たちの居場所をくれたのはあの人なんだから」

 

「俺も杏よりは抑え目だけど、あの人のためになりたいって思ってる心はあります。

 

 …けど、俺はこの戦いを早く終わらせたい。

 

 ウチは負けたらさっきのイプシロンみたいに追放されるけど、お前らは何回負けても向かってくるだろ?

 

 それなら早く終わらせるために、お前たちのチームに入って、前の暮らしを取り戻したい…、それが俺の願いなんだ」

 

 俺も杏に続けるように、今回雷門に入りたかった理由を説明していく。

 

 そんな中、円堂が俺に聞いてくる。

 

「外裂、デザームたちは生きてるんだよな?」

 

「ああ、もちろん。もうエイリアとして表には出てこないだろうけどね。

 

 北海道で消えたジェミニも、全員生きてるよ」

 

 俺がそう話すと、円堂は「良かった…」と安堵する。

 

「そういえば、ハーフタイムでお前はエイリアを追放されたといっていたが本当なのか?」

 

 鬼道がそう話してくるが、俺は「本当だよ」と続ける。

 

「…俺はもうエイリア学園には戻れない。

 

 さっきも言ったけど、ここにいる杏を含めてエイリア学園の面々はある人のために戦ってる。

 

 だけど、俺はその人と同時にエイリア学園の奴らに対する思いもあるんだ。これ以上あまり罪を重ねてほしくないって思いがな。

 

 …それが原因で俺はエイリアを辞めさせられたんだよ」

 

「私は頼徒が無理し過ぎないように見張る意味で来たの。

 

 頼徒はよく私たちの知らないところで色々と調整してくれてるから、1人にしたら危険だと思ったのよね」

 

 杏もそう話していくが、そんな杏に話してきたのは音無だった。

 

「そういえば蓮池さんはもともとどのチームにいたんですか?

 

 今まで戦ってきたチームの中にはいなかったと思うんですけど」

 

「私はマスターランク、プロミネンスの所属よ。

 

 少なくともここにいる頼徒と良く練習してるって言ったら実力は分かると思うわ」

 

 そう話すと、雷門の面々は「プロミネンス…!」と反応する。

 

「お、お前らもう会ってたのか?」

 

 俺がそう聞くと、塔子が「ああ」と答えてくれた。

 

「ここに来る前にバーンってやつと会ったんだ。

 

 グランと言い合いした後に帰ってったけど」

 

「…それでさ、グランが『1人足りないからってこんなことしてていいの?』って言ってたんだ。

 

 もしかして…」

 

「もしかしなくても私ね。プロミネンスは1人欠けてる状態になってる。

 

 おそらくエイリアの中で話題になっている雷門を、自分の目で試したかったんじゃないかしら」

 

 杏がそう話すと、鬼道が俺に聞いてくる。

 

「それでだ。エイリア学園のチームはまだあるのか?」

 

「ま、まさかジェネシスのさらに上がいる…なんて訳ないっすよね…?」

 

 壁山もビビりながらそう聞いてくるが俺は「大丈夫」と返す。

 

「さすがにジェネシスより上のチームはねえよ。

 

 セカンドのジェミニ、ファーストのイプシロン、そしてマスターランクのジェネシス、プロミネンス、そしてダイヤモンドダスト。

 

 上3つは競ってるけど、エイリア学園にはこれ以上のチームは無いはずだよ」

 

「…ってことは、あと3つ倒せば…!」

 

「ああ、この戦いは終わる。

 

 分かりやすいだろ?」

 

 俺はそう話していく。

 

 …まあこれぐらいだったら話しといてもいい、…かな。

 

「…鬼瓦さん、俺が言える最大限の情報は『エイリア学園の選手はどこかの孤児院出身である』ってことです。

 

 これ以上はあの人への気持ちを考えると言うことは出来ません。後はそちらで頼みます」

 

「いや、十分だ。

 

 エイリア学園の選手たちにも共通点があるってことが分かっただけでも収穫ってもんよ」

 

 そう言って鬼瓦さんはメモ帳を閉じる。

 

「外裂君、それから蓮池さん。君たちは経緯はどうであれ雷門の一員になったんだ。

 

 1人の雷門中OBとして、活躍を期待しているよ」

 

「もちろんです。このユニフォームに恥じないプレーをさせてい貰いますよ」

 

 俺と言葉をそう交わした後、鬼瓦さんは去って行った。

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