東方神剣録   作:妖魔夜行

5 / 10
ご覧になる際の注意点
・低クオリティのストーリー
・ネーミングセンス皆無のうp主
・小説初心者
・薄い内容
その他いろいろでもいいよという方はゆっくりしていってね!!


禁断の妖刀(後編)

前回のあらすじ

 博麗神社を出、無事人間の里に着いた聖夜。そこで阿求を襲っていた妖怪から妖刀「人魔刀」の話を聞く。聖夜は妖怪の山について調べたあと、山へ向かったのだった。

 

 

 

 山に入ってから約20分。妖怪の山は天狗が見張っているらしい。聖夜はどこから来られても大丈夫なように警戒しながら進む。そのとき、物音が聞こえた。聖夜は茂みに隠れ、様子をうかがう。話し声もするようだ。

 

?「……ちゃん。………おきなよ」

?「………たら、………ね」

 

二人の話し声がする。厄介だなと思っていると、聞き覚えのある声が聞こえる。

 

?「これって………のかー?」

 

遠くにいるためか、はっきりとは聞き取れないが、間違いなくあの声だ。

 

聖夜(あの声は………ルーミア?)

 

その声はルーミアのものだった。聞き覚えのある声が聞こえて、少し安心する。ルーミアはここのことを少しは知っているかもしれないが、今は見つからないようにする。なぜなら、今朝ルーミアが聖夜を襲うのをやめたのは脅されたからだ。今は仲間もいる。聖夜を殺すのは簡単だろう。この考えはルーミアが聖夜に敵対心を抱いてると仮定しての考察だが、ここは自分だけで探したほうがいいような気がし、見つからないないように行くことにするのだった。

 

 

ーーー先程の話し声が聞こえなくなるまで遠ざかり、さらに進む。少し進むと、青白い光が見える。気になり、近づいてみると、剣があり、その周りを光が囲んでいるようだった。近づき、光の中に入ろうとする。

 

バチッ!

 

光の壁に触れた瞬間、聖夜は軽くふっとばされ、地面を転がる。そのとき、後ろから声がした。

 

?「その光の壁は結界。普通の人間には通れません。足元に骨があるでしょう。それはこの剣を取りに来て死んでいった人間のものです」

 

聖夜の足元には骨がいくつか転がっていた。

 

?「私の名前は犬走椛。天狗です」

 

聖夜「俺の名前は神埼聖夜だ。天狗か……。厄介だな」

 

椛「今ここで帰るのなら無闇に殺したりしません」

 

聖夜「あいにく俺はここで帰るのなら死を選ぶ、馬鹿な人間なんだ。帰る気は全く無い」

 

椛「なぜ死を選ぶ?」

 

聖夜「ひっそりと暮らすよりは豪快に生きたほうが面白いだろ?」

 

椛「本当に馬鹿ですね。覚悟はいいですか?」

 

聖夜「そちらもいいかい?人間に負け、悔しむ準備は」

 

椛「人間風情が………。後悔するがいい」

 

椛は剣を抜き、聖夜に向かってくる。

 

聖夜「くっ………。速い!?」

 

聖夜は剣を抜き、椛の斬撃を受け流す。しかし、椛の剣術はなかなかのもので、聖夜は防戦一方だった。

 

聖夜「くそっ!これならどうだ!」

 

聖夜は椛の斬撃をかわし、椛が体制を隙に銃をとり出し、椛に向かって打つ。

 

椛「くっ………」

 

手元が狂い、椛には銃弾は当たらなかったが、椛は怯んだ隙に斬撃を放つ。椛と聖夜の剣の技術はあまり変わらなく、今度は椛が防戦一方になった。

 

椛(攻撃ができない……。一旦距離を置こう)

 

椛はわざと体勢を崩したように見せる。

 

聖夜「そこだああぁぁぁぁぁぁ!」

 

聖夜は剣を大きく振りかぶり、なぎ払う。

 

椛は体勢を崩したように見せるためにしゃがんだ状態のまま、聖夜の剣を受け止める。そして聖夜の腹を思い切り蹴った。

 

聖夜「ぐっ………!」

 

聖夜は痛みに腹を抱え、後ずさる。椛を見ると、カードのようなものを取り出している。何をしているのだろうと思うと、椛は空に掲げ、宣言するかのように叫ぶ。

 

椛「山窩『エクスペリーズカナン』!」

 

椛が剣を振り、出てきた弾幕が通ったあとから二列の弾幕が円形に出現する。

 

聖夜「マジか!?しかも速い!」

 

聖夜は避け続ける。しかし椛の弾幕は止まらない。案の定、被弾し、剣は遠くへ飛ばされてしまった。椛は弾幕を撃つのをやめ、聖夜に歩み寄る。剣がない聖夜には、もう抵抗する力はないと悟り、ゆっくりと歩く。慌てて銃を探すが、先程被弾したときに落としたようで、椛の足元にある。もう、ここまでか、そう思われた時、声が聞こえる。

 

(………祈れ)

 

聖夜は答えようとし、声を出そうとするが、口が動かない。

 

聖夜(祈れって、何をだよ)

 

声になっていないはずなのに、相手には聞こえているようだ。

 

(………勝つ方法だ)

 

聖夜(勝つ方法?)

 

(…………そうだ。この状況を打破する方法だ)

 

聖夜「方法って、剣がここにあるとかって、あれ?声が出てる?」

 

いきなり出た声に一瞬驚く。

 

椛「何をいってるのだ。……まあ、いい。言い残すことはあるか?」

 

聖夜「ああ、あるよ。それは……」

 

聖夜は少し間を開け、言う。

 

聖夜「この勝負、お前の負けだああぁぁぁ!」

 

聖夜は立ち上がり、完全に油断している椛の剣を切り飛ばし、先程の立場を逆転させる。聖夜の手には、先程弾かれたはずの剣が握られている。

 

椛「っ!?なぜ!?」

 

聖夜「知りたいか?」

 

聖夜「頭の中で声が聞こえた。祈れ…と。」

 

椛「声?なんの声だ?」

 

聖夜「それは知らん。いきなり聞こえたんだからな。で、その声の通り、ここに弾かれた剣がここにあるように祈った。そうしたら叶ったんだ」

 

椛「……新しい、能力、ってことですね」

 

聖夜は椛のつぶやきを聞こえないように振る舞う。

 

聖夜「なあ、この人魔刀、もらっていくぞ」

 

椛「どうぞ。その結界を破れたら、ですがね」

 

聖夜は結界に近づき、もう一度触れてみる。

 

バチッ!

 

手に電撃が走ったような衝撃が走る。

 

聖夜「普通に入ろうとしたら死ぬな」

 

聖夜は剣を抜き、結界を斬る、が傷ひとつつかない。

 

聖夜「斬っても無駄、か」

 

聖夜は銃を拾い、結界に向かって撃つ。やはりこれもびくともしない。

 

聖夜「弱ったな。もう強行突破しかないのか?」

 

そう思った直後、再び頭のなかに声が聞こえる。

 

(…………祈れ)

 

聖夜(祈れって、こればっかりはどうしようもないだろ)

 

聖夜は半ば諦めたように言う。

 

(………………結界を壊せるほど、大きな威力を持つ武器を生み出せ)

 

聖夜「武器?って、またか。さっきもどうなるとかそういう大切なこと言わないで聞こえなくなったな」

 

椛「また聞こえたのですか?」

 

聖夜「ああ、今度は結界を壊せって言ってやがる。こんな硬い結界なんて巨人でもなけりゃ壊せるわけ…………ん?まてよ………」

 

椛「まさか思いついたのですか?」

 

聖夜「ああ」

 

聖夜が剣を出現させたあと、少しの間浮いていた。それなら、と、一か八かやってみることにした。

 

聖夜は手を結界のちょうど真上に向け、先程のように祈る。馬鹿でかい、巨人が操るような大きな剣が出てくることを。

 案の定、剣は出現し、浮いている。それを聖夜は操るように、結界に叩きつけるように手を動かす。

 

聖夜「うおりゃあああぁぁぁぁぁ!」

 

剣は聖夜の思い通りに動き、結界を叩き割る。

 

聖夜「はぁ、はぁ、操るのもつかれるもんだな。……そうだ。結界は?」

 

椛「見事です。あの結界を壊せたのはあなたが最初ですよ。この剣を求めたものの中ではね」

 

結界はなくなり、人魔刀は青白く光っている。聖夜は人魔刀に歩み寄り、触れる。その瞬間、人魔刀は眩しいと思うほどひかり、思わず手を引っ込める。

 

聖夜「くっ……!?」

 

光が消え、人魔刀を見るとそこには何もなく、聖夜の腰を見ると、そこには、新たな剣が差されていた。改めて抜き、その刀身を見てみる。椛も思わず見てしまっている。

 

椛「これが、人魔刀………。三種族の結晶………」

 

椛は感心したように見入る。

 

椛「聖夜さん、でしたね?これを使うときは気をつけてください。呪いがかけられてますから」

 

椛は続けて、人間の里では聞かなかった秘密を言う。

 

椛「あなたは気づいていないかもしれませんが、先程は小さな湖が有りましたよね?」

 

聖夜は来た時のことを思い出し、頷く。

 

椛「あの湖には霊力がかけられていて、剣を封印していました。誰も持って行かないように。」

 

聖夜「それがなぜこんな山の中に?」

 

椛「人間が近づかないようにです。妖怪がたくさんいるこの場所なら近づく人間は少ないですからね」

 

聖夜「妖怪はどうするんだ?」

 

椛「あの結界は大昔に博麗の巫女が剣を封印するために作ったものです。ですからあの結界は霊力で出来ています。しかも博麗の巫女のものなので並みの妖怪では突破することはできません。」

 

聖夜「強い妖怪は?」

 

椛「強い妖怪がわざわざ呪い付きの妖刀を取りに来ると思いますか?」

 

聖夜「………無いな」

 

椛「でしょう?だから安心しきっていたんです。ですがこの妖刀、星降る夜では結界を破り、地上に出てくるほどに妖気が高まります。そのため、結界を強化したんです」

 

聖夜「なるほど、しかしなぜそんな結界が俺なんかに壊せたんだ?」

 

椛「それはわかりませんね。剣が選んだのかもしれません。聖夜さん、あなたは先程、声が聞こえたと言いましたね?」

 

聖夜「ああ、そうだが」

 

椛「その声はもしかしたら人魔刀の声かもしれませんね」

 

聖夜「剣が俺を選ぶ、のか?」

 

椛「さぁ?あくまで予想ですので。それでは、私はこれで」

 

椛は森の中に去っていった。聖夜はここが妖怪の山というのも忘れ、人魔刀を手に入れた喜び、頭の中で聞こえた声について考えた。

 

聖夜「お前の声、か?」

 

聖夜は思わず人魔刀に聞く。そして答えが帰ってくるわけ無いと思い、笑い出す。

 

聖夜「さて、下りるか。それにしても本当に流れ星多いな」

 

空には無数の流れ星がある。どこを見ても流れ星があるくらいだ。妖怪が出てきたら困るので、聖夜はすぐに山を下りた。

 

 




遅れました、後編です。なかなか気が向かず、さらに風邪だったこともあり、なかなか良い物ができませんでした(泣)。ただでさえダメな物なのにこれ以上はいけないと思い、少し間が開いてしまいました。すいません。次回はなるべく早く投稿したいと思います。数少ない読者の皆様、誠にすみませんでした。
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