架空艦になったワイ、貞操逆転世界に漂着する   作:八雲ネム

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気まぐれで書き始めました。反省はしている。

性能面の部分を加筆しました。


プロローグ

   あ?」

 

 不運にも、横断歩道でずっこけた少女を助けるべく、彼女の元に駆け寄って歩道側へ投げる所までは良かったものの居眠りか、他所見によって碌にブレーキが掛かっていない速度で横断歩道に突っ込んできたトラックに轢かれた。

 幸いにも、意識は残っているから頭などの原型は残っていると思われるが打ち所が悪かった様で体に力が入らず、徐々に意識が遠のく感覚を覚えながら意識が落ちる直前にこう思った。

 

(やっぱ、(ガラ)でもねぇ事するもんじゃねぇな)

 

 元々、惰性で生きていた様な人生だったので最後に身代わりになった事だけが救いだったかな、と過去を振り返りながら意識を手放したのだが気が付けば見渡す限りの水面と磯の匂いから海だと判断できる場所に立っていたのだ。

 しかも、周囲を見渡した際に目に入ったのが俺の腰辺りから装着されている如何にも兵器です、と言わんばかりの物が俺の周りに展開してあったので状況を飲み込むのに暫く掛かった。

 

「つまり、どっかの世界に転生したっつー事だよな?」

 

 状況を確認する為、独りでに呟いてから深くため息を吐いてから水面を移動できるかを確認してから目的を決めないまま、移動を開始して自分のスペックを確認する為に試行錯誤をすると半透明の液晶画面が開いた。

 

艦型土佐型戦艦
艦名土佐
基準

排水量

109,800トン
満載

排水量

124,820トン
全長344,5メートル
全幅42,4メートル
吃水11,4メートル
機関加圧式原子炉 2基
主機蒸気タービン 4基
推進器スクリュープロペラ 4基
機関方式電気推進
出力32万馬力
速力30ノット以上
兵装50口径長51センチ3連装砲4基12門

65口径長20.3センチ単装速射砲4基4門

65口径長12.7センチ単装速射砲4基4門

65口径長7.6センチ単装速射砲4基4門

複合型CIWS*1 6基

VLS(垂直発射システム) 240セル

補助兵装高性能戦闘システム*2

フェイズドアレイレーダー

火器管制システム

自動装填装置

自動迎撃システム

ECMシステム

ECCMシステム

ソナー

機雷探知機

誘導装置

自動消火装置

応急注排水装置

バウスラスター

装甲*3舷側:455ミリ

甲板:255ミリ

主砲防盾:720ミリ

艦載機3機

 

「………要は前世で考えていた架空艦の性能(スペック)を有しているっつー事か」

 

 その液晶画面を見て、厨二病を拗らせて妄想を書き綴ったノートを大人になって見つけて、内容の酷さに痛々しい感情が湧き上がる感じを受けたのだがそんな存在になってしまった以上、受け入れるしかないのでため息を吐きながら液晶画面を閉じた。

 架空艦の擬人化、しかも艦これやアズレンのアニメに登場した水上スキー方式ともなれば、余程の平和的な情勢でもなければ戦争に駆り出されるのは間違いない。

 いくら、イージスシステムと類似した戦闘システムと兵装を搭載した戦艦とは言ってもたかが1隻、海戦に混じった所で戦況を変える事なんて早々できるものでもないとは言ってもな。

 

 その為、適当な陸地を見つけて拠点を確保しようと思って移動しながらレーダーや衛星通信などのシステムを起動して、周囲の状況を確認しながら移動していると救難信号と思われる無線が入ってきた。

*1
ロシアが開発したコールチクの様に、ミサイルと機関砲を1基のマウントに収めた複合型近接防御火器システム。

日本が開発したのは、2基の30ミリガトリング砲と24連装近接防御ミサイル1基、捕捉・追尾レーダーを組み合わせた物で、見た目は2基のファランクスCIWSと1基のSeaRAMを組み合わせた物になる。

*2
概念的にはイージスシステムに近い戦闘システム

*3
目立たないが、装甲内部にゴムとウレタンスポンジ層が仕込まれており、被雷の衝撃を緩和して浸水を軽減する工夫がなされている。

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