第3村讃歌 第一部   作:だんきち文庫

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ご覧頂きありがとうございます。

キャラ暴走を収めるのに四苦八苦して中々筆?が進まず時間が掛かってしまいました…

無理矢理収めた感アリアリですがお楽しみ戴ければ幸いです。

是非、お気に入り登録やご評価、ご批評、コメント等をお願いします。




<第16話> 続・アヤナミ・レイのパンツ…?

 

 

[お詫び] 

 

 申し訳ございません!嘘吐きました‼︎

 

 前回予告でR-18指定と告知致しましたが、またまた今回もR-18のお話しは次編へと移行させて戴きました。

 

 従いまして今話もR-18制限の表現はございません。

 

 ご期待?を裏切りました事、お詫び申し上げます。

 

 尚、今後のシリーズの中には性的表現を含む部分がございます。

 内容により幾つかのお話しはR-18制限とさせて戴きます。

 苦手な方や耐性の無い方はご遠慮下さいませ。

 

 

 

 

   ー それでは始まり始まり江崎まり ー

 

 

 

 

       第 1 部

 

 

 

 

<第16話> 

 

続・アヤナミ・レイのパンツ…?

 

 

 それは彼等が再び訪れた村の日常に慣れ親しみ行く中のとある一日のことでした。

 

 

 

 

 

【診療所】(同日 朝)

 

 診療所は午前の診療開始前の準備で看護師達が遽だしく駆け回っています。

 

 診察室では朝早くの仕事を終えたケンスケがクレーディトからの配給分の薬品や医療資材を届けに来ていました。

 

 ケンスケは薬品を保管庫に入れた後に他の資材を分類して棚に並べながらトウジに語り掛けます。

 

「食いしん坊さん、またパシャったみたいだね…大丈夫かな?」

 

 トウジも診察の準備とカルテを整理しながら答えます。

 

「パシャっても2〜3日で何処からともなくフラッと戻って来るんやけど… 段々戻るのんが遅そなっとるみたいや…それにチョットだけ記憶に障害が出とる…」

 

「う〜ん…再生に関しては全く謎だ…旧ネルフ施設には我々が知り得ない謎や秘密が未だ沢山あるからね…」ケンスケは医療資材の包みのラベルを確認しながら棚に収めて行きます。

 

 トウジは眺めていたカルテの束を机の上に置くと椅子ごと棚の前で作業をしているケンスケに振り返り心配な面持ちで言います。

 

「ただ、何か段々弱々しいなっとる感じがするんや…」

 

 その言葉を受けたケンスケは「う〜ん…」と唸ると思案していました。

 そして「再生にも限界があるのかも知れない…」と思案の結果をトウジに示します。

 

 その結果を受けトウジは慌てて言います。

 

「ホンマか⁉︎そりゃアカンわ!戻って来たらいっぺん検査してみよか?」

 

「そうだな・・」ケンスケはそう言うとまた棚に医療資材を並べ始めました。

 

 

 

 

 そこへ大慌てで息を切らせたシンジが転がり込む様に駆け込んで来ました。

 

 

「ハァ!ハァ…トウジ!あ、綾波が…」

 

 

 シンジの周章狼狽(あわてふためき)振りに驚いた二人は「食いしん坊さんがどうしたんだ⁉︎」「なんや?どないしたんや⁉︎」と、聞き返します。

 

 シンジは「ぐっ」と唾を飲み込み呼吸を整えるとやっとの思いで言葉を切り出します。

 

 

「あ、綾波が大変なんだ‼︎」

 

 

「食いしん坊さん戻って来たの?」ケンスケは尋ねます。

 

「う、うん…そ、それが…」しかしシンジはどう説明すれば良いか解りませんでした。

 

「せやから!どないしたんやって⁉︎」トウジは言い(あぐ)ねているシンジに苛立ちを混じえながら詰問するかの様に言います。

 

 しかし混乱しているシンジは空漠たる中、言うに事欠いたのか想わず口にしたのは

 

 

「ち、縮んでるんだ…!」でした。

 

 

「「縮んでる⁉︎」」二人は同時に驚きの声を上げますが意味が分からず更に聞き返しました。

 

「な、何が縮んだんだ⁉︎」

 

「どう言うこっちゃ⁉︎」

 

「いや…その…小さいんだよ!」

 

「「小さい⁇」」

 

「と、とにかく一緒に来てよ!」

 

「何処へや?」

 

「い、今、上の駅舎ハウスでアスカが介抱してくれてるんだ!」

 

 

「なんや、よう解らんな〜」と言いながらトウジは往診鞄を取ると中を確認しながら取り敢えず必要そうな物を詰め込みます。

 詰め込みながら傍らの看護師に「急患や!今から出るよってに午前の診察は出来(でけ)んからに軽い外傷(けが)の処置と薬出しだけ頼むわ!」と言うと鞄を抱えて「ほな、行こか!」と立ち上がります。

 

 ケンスケは「うん!とにかくウチに戻ろう!」と車のキーを手にして二人に頷きます。

 

 三人は表に停めてあったケンスケの車に駆け出し乗り込みます。

 

 

 シンジは車中で事の概要(あらまし)を話します。

 しかし話しの内容が俄に信じ難いものだったのでケンスケとトウジの二人にはシンジが夢か幻でも見たのでは無いか?としか思えませんでした。

 

 

 

 

 

【駅舎ハウス】(続き)

 

 漸く駅舎ハウスに帰り着いた車から三人は飛び出すとプラットホームに上がり母家へと雪崩れ込みました。

 

 そして入り口付近のケンスケのベッドに目を遣ります。

 

 

 其処には幼な子レイとアスカが寝ていました。

 アスカは小さなレイを庇うかの如く抱え込む様に寄り添い寝ています。

 

 

 夜勤明けで寝ていたのにシンジの慌てぶりで起こされたアスカは嫋やかに眠るレイに添寝している内に釣られて寝てしまったのでした。

 

 

 騒ぎに気付いたアスカは寝惚け眼を擦りながら徐に起き上がります。

 

「な、なによ?もう…!」と、アスカはドヤドヤと入り込んで来た三人に不貞腐れた様に言いました。

 

 そして「ほら、食いしん坊!センセー来たわよ!」と傍らのレイを優しく揺り起こすとベッドから降りました。

 

 目を覚ました幼な子レイを目の当たりにしたにケンスケとトウジは驚き固まっています。

 

 二人の様子にシンジは「ねえ、どうしよう…大丈夫かな…?」と言いながらオロオロとするばかりでした。

 

 トウジは困惑しながらも往診鞄の中から聴診器を取り出し装着します。

 そして「ほ、ホンマ食いしん坊はんか?」と目の前の幼な子に確認する様に尋ねました。

 

 レイは「コクリ」と無言で頷きます。

 

「・・・・・」ケンスケは驚きのあまり未だに信じられないのか傍らでポカンとトウジとレイのやり取りを眺めていました。

 

 

 アスカは不機嫌そうに「ほら、ケンケン!邪魔!」と言いながら呆けた様に突っ立っているケンスケを肘で押し除けると作業机の椅子に掛けてあったエプロンを手に取ります。そして…

 

「食いしん坊との約束だから…」

 

と三人に謎のキーワードを残しエプロンを付けながら奥の台所へと去ってしまいました。

 

 

 ケンスケはアスカが傍を通り過ぎた時に彼女の頬に涙の跡があるのに気付きます。

 

 

『アスカ…』ケンスケは心の中で呟きました。

 

 

 そして台所で準備をしている彼女の背中を黙って見詰めるのでした…

 

 

 

 

 

【駅舎ハウス 母屋内】(続き)

 

「う〜ん…特に問題は無さそうやけど…」

 

 一通り診察を終えたトウジは結果はともあれ目の前の小さくなったレイに理解が追い付かずにいました。

 

 多分、この場に居る皆は同じ感情を抱いた筈です。

 

「せやけど精密検査せんとまだ解らんからな〜。取り敢えず検査して2〜3日診療所で様子見よか?」

 

 トウジは往診鞄に器具を収めながらケンスケに言いました。

 

「そうだな…」ケンスケは同意します。

 

「よっしゃ!ほな診療所へ連れて戻ろか!」

 

「うん!碇、食いしん坊さん…いや、食いしん坊ちゃん…かな?車の後席で介助してやってくれ」ケンスケはシンジに小さなレイを託します。

 

「うん!さぁ、綾波…行こうか?」シンジはベッドの上の小さなレイを抱っこする為に両手を差し延べました。

 

 

「えっ⁉︎」レイは少し困惑した表情を見せます。

 

「どうしたの?」シンジは心配して尋ねました。

 

「あの…」レイは何故かモジモジとしています。

 

「なに?」

 

「お芋さん…」

 

「お芋さん?」

 

「…うん」

 

「食べたいの?」

 

「・・・・」レイは無言で淋しそうに俯いてしまいました。

 

 

 そこに奥の台所から揚げ油の芳ばしい薫りと蜜飴を煮詰める甘い香りが漂って来ました。

 

 

 アスカは診察の終わったレイに食べさせる為の大学芋を調理していました。

 

 

 漂う香りに気づいたシンジは(わざ)と大袈裟にクンクンと鼻で嗅ぐと「あぁ、コレかぁ〜!コレが食べたかったの?」と合点が行った様に和かに笑います。

 

「う、うん…」そう言うと小さなレイは少し含羞みました。

 

 

 

 アスカは皆の様子に気付いて台所から振り返ります。

 

 そして「あれ?おチビ連れてっちゃうの?」と慌てて言いました。

 

「うん。まだ精密検査をしないと…診療所でしか出来ないからね。それと様子を見る為に暫くは入院になる…」とケンスケは彼女に事情を説明しました。

 

「な〜んだ…」アスカは残念そうに言いました。

 

 そして台所から首を伸ばし小さなレイに声を掛けます。

 

「まだ少し掛かるから。出来たら後で持っててあげるからね!」

 

 

「うん!」レイは嬉しそうに返事をするとシンジの差し延べた手に飛び込みました。

 

 シンジは慌てて小さなレイを抱き留めます。

 

「じゃあ、アスカ行ってくるね!」

 

「うん!おチビのコト頼んだわよ!」

 

 シンジは抱っこしているレイを見て微笑みながら言います。

 

「おチビだって…!」

 

 レイはシンジの腕の中で恥ずかしそうに微笑みを返していました。

 

 

 

 

 

【駅舎ハウス 母屋内】(続き)

 

 皆が出て行った駅舎ハウスの母屋は何事も無かったかの様に静けさを取り戻します。

 

 それは何時もと変わらない光景でしたが先程のドタバタのお陰からか静まり返った母屋の中でアスカは心做しか寂しさを感じていました。

 

 

 アスカは小さくなったレイの面倒を此処で暫く見るつもりでいたのでした。

 またそのまま引き取って一緒に暮らして行ければ…とさえ考えていたのでした。

 

 しかしトウジやケンスケが言う様に小さくなったレイにはまだ何が起きるか判りません。

 

 レイの事を思うと診療所での検査や入院は仕方がありませんし、また診療所近くのトウジの家でヒカリに面倒を見て貰う方が彼女にとって今は最良なのだとアスカは思う事にしたのでした。

 

 

「さてと…!」

 

 

 アスカは気合いを入れ直す様に呟くと大学芋の調理の続きを始めました。

 

 

 

 

 

 

【診療所・治療室】(同日 昼前)

 

 小さくなったレイはクレーディトの最新鋭医療機器の中でフィジカルステータスと全身スキャニングを受けました。

 その後、採血や他の検査を受け今は入院用のベッドで横になっていました。

 

 傍にはシンジが付き添っています。

 

「綾波…大丈夫?」シンジは心配そうに声を掛けました。

 

「…うん」レイは続け様の検査で少し疲れた様でした。

 

「アスカがお芋さん持って来たら起こしてあげるから少し眠るとイイよ」

 

 レイは「うん…!」と嬉しそうに返事をすると目を閉じました。

 

 シンジは小さくなったレイの寝顔を愁いと切なさを含んだ笑顔で見つめていました。

 

 

 

 

 

 

【診療所・診察室】(続き)

 

 一方、診察室ではケンスケがモニターでスキャニングデータの確認をしていました。

 

 その傍の机ではトウジが血液や他の検査結果が出力された用紙を捲っていました。

 

「どや?」トウジは印字された内容を確認しながらケンスケに語り掛けます。

 

「う〜ん…特に問題は無い様だ…と、言うか…」

 

(なん)や?」

 

「以前よりかなり数値が良い…」

 

「やっぱりか!それ、コッチも同じや。普通の5、6歳の女児の数値や!(なん)の問題もあらへん!」

 

「食いしん坊さん…このまま順調に成長してくれれば…或いは…」

 

「ホンマやな〜。(なん)も無くこのまま育ってくれたら万々歳やねんけどな〜」

 

「うん、そうだな…」

 

 

 そこへアスカが通称「弍號機」の赤いママチャリで出来上がった大学芋を運んで来ました。

 

 アスカはこの通称「弐號機」であの荒れた坂道を並外れた体力と優れたバランス感覚で操り難なく駆け降りる事が出来るのでした。

 

 ただし、帰りの上りの山道は何とか熟せても最後の荒れた急な坂道は幾らアスカでも「弐號機」を押して登らなければなりませんでした。

 

 アスカはケンスケが車で来ているのを知っていたので帰りは車に「弐號機」を回収搭載して貰い帰投すれば楽チン!との考えでした。

 

 

 アスカは診察室の扉を軽くノックして「はい!お待たせ〜!」と言いながら診察台の上に「ドン!」と風呂敷包みを置きました。

 

「エヘヘ…!調子に乗って作り過ぎちゃった!」と言いながら彼女は風呂敷包みを解いて重箱を一つ一つ並べて行きます。

 

 「皆さんもどうぞ〜!」と処置室に居る看護師や職員にも声を掛けました。

 

 アスカは重箱から大学芋をアルマイトの小皿に取り分けると廊下の向かい側の入院用ベッドのある部屋へ向かいました。

 

 そして「おチビどう?」と声を掛けて中に入ります。

 

「アスカ…!」シンジは不意を突かれた様に少し驚き振り返ります。そして「うん。今の所は大丈夫みたい…」と現状を伝えました。

 

 アスカは「そう。じゃあ起きたらコレ食べさせてあげて!」と大学芋を乗せた小皿を花瓶台の上に置くと布巾を被せました。

 

「まだ沢山あるからアンタも食べれば?」と彼女は診察室を顎先で示します。

 

「うん!ありがとう。綾波に食べさせてから後で頂くよ」

 

「まぁ、どうせアンタの事だから暫くはおチビに付き添ってあげるんでしょ?だったら駅舎(うえ)の当番のコトはいいからシッカリみてあげるのよ!」

 

 そう言うとアスカは「フフン…!」と鼻で笑いながら踵を返し「じゃ!」と右手を軽く上げると素っ気なく部屋から出て行きました。

 

 

 シンジはツカツカと廊下に出て行く彼女の後ろ姿を黙って見送るのでした。

 

 

 

 

 

 

【村外れの田舎道】(駅舎ハウスに戻る車中)

 

 ママチャリ弐號機の搭載を終えてケンスケとアスカは車に乗り込み駅舎ハウスへと帰ります。

 

 

「しかしビックリしたよ!食いしん坊さんが小さくなるなんて…」そう言いながらもケンスケは小さなレイの精密検査の結果に少し安堵していました。

 

「うん…でもおチビ大丈夫かなぁ…?」助手席のアスカは小さくなったレイを心配していました。

 

「検査結果は数値的には特に問題は無かったよ」

 

「そうなんだ…」

 

「まぁ、このまま普通に成長してくれれば…」

 

「そうね…その方が食いしん坊には良いのかな…」アスカは少し淋しさを含んだ様に呟きました。

 

 

「…うん」

 

 

 ケンスケは短く間を置いて答えると助手席のアスカを見ました。

 

 彼女は助手席の窓枠に肘を付いて黙って表の景色を見つめています。

 

 ケンスケはウインドウガラスに映る彼女のその瞳が淋しく虚いでいるのに気が付きました。

 

「アスカ…どうしたの?」

 

「…何でもナイ…」アスカは同じ姿勢で車窓からの景色を見つめ呟く様に返します。

 

 ケンスケは彼女の駅舎での涙の跡や今の様子が気掛かりだったのでした。

 

「アスカ…」

 

 ケンスケは彼女の言葉を促がすかの様に言います。

 

 

 アスカはケンスケの問い掛けにポツリポツリと俯き加減に心情を吐露します。

 

「…ただ、食いしん坊が…羨ましくって…アタシも小さくなって生まれ変われるなら…こんな身体からおさらば出来たらって…」

 

 ケンスケは彼女のその先の言葉を遮る様に強く言います。

 

「アスカ、そんな風に言わない!確かに今は辛いだろうが僕は信じてる!君の素晴らしい未来を!」

 

 ケンスケのその言葉にアスカはハッと顔を上げてケンスケを見つめて言いました。

 

 

「…うん!そうね!」

 

 

「そうさ!」

 

 ケンスケは前を見据えたまま力強く応えるのでした。

 

 

 

 二人とママチャリ弐號機を載せた車は夕日に照らされた田舎道に長い影を引き、ガタガタと土煙りを巻き上げながら走ります。

 

 路肩に生え茂った萱の穂は銀色に輝き間もなく訪れる孟秋を招き入れるかの如く静かに(そよ)いでいます。

 

 その銀穂を掻き分ける様にして車は山道を駅舎ハウスへと帰り行くのでした。

 

 

 

 

 

 

【第3村中 トウジの家】(過日)

 

 小さなレイは3日間の経過観察入院を経てトウジの家へ戻りました。

 

 

「まぁ!食いしん坊さん(えら)く可愛くなっちゃって‼︎」

 

 ヒカリはトウジからレイの様子を予め聞いていましたが目の前に現れた小さなレイに驚きながらも喜び迎え入れます。

 

 また小さなレイを離れに一人で寝かせる訳にも行かないので夫婦の寝室でツバメと一緒に寝かせる事にしました。

 

 

 ヒカリは大急ぎで配給所に向かい特配扱いで女児用の衣服を用意しました。

 

 レイはその中にあった動物キャラのモチーフがプリントされた女児用のショーツを(いた)く気に入った様です。

 

 それは猫を擬人化デフォルメした意匠(デザイン)でした。

 その白猫の絵は左耳に大きな赤いリボンを付けており目は黒いドットで顔のほぼ中央に黄色い鼻が付いていました。

 

 何よりその無表情さが彼女を虜にしたみたいです。

 

 ヒカリが言うには「昔の自分を見てるみたい…」とレイがとポツリと呟いたらしいのです。

 

 もう一つのお気に入りは茶色のベレー帽を被った黄色いポムポムな仔犬?の柄がプリントされた物でした。

 

 ヒカリが言うには「お尻の穴がカワイイ…」とレイがポツリと呟いたらしいのです。

 

 ヒカリはそのポムポムな仔犬?のモチーフが実はゴールデンレトリバーの幼犬で「お花屋さんのお姉さんのお家で飼われているの」と小さなレイに教えました。

 

 

 えっ⁉︎ヒカリは何故その事を知っていたのかですって?

 

 

 それはヒカリがセカンドインパクト前の小学生の頃からの「いちご新聞」の読者、通称「いちごメイト」だったからでした。

 

 

 

 その後、レイは小さな体でツバメを背負い子守りをしたり畑のお手伝い等をしていました。

 その姿はヒカリやトウジを始め事情を知らない村人達までもが微笑ましく見守っていました。

 

 また学校代わりの教室では子供達は小さなレイに蟠り無く直ぐに馴染みました。

 

 ただ、呼び名は「レイお姉ちゃん」から「レイちゃん」に変わりましたが…

 

 

 そして以前の様に大きな藁籠を背負い駅舎ハウスに御使いがてらシンジに逢いに行くのでした。

 

 アスカは何時も小さなレイにオヤツを用意して迎え入れていました。

 

 彼女は小さなレイがテーブル前の椅子に攀じ登る様にしてちょこんと座り用意したオヤツを嬉しそうに頬張る姿を向かい側に腰掛けて頬杖を付きながら見詰めていました。

 

 その微笑ましい姿にアスカは『食いしん坊の為にはこの方が良かったんだ』と純粋に思える様になっていました。

 

 

 

 また、小さくなったレイはシンジの体液を欲する事はありませんでした。

 

 シンジは愁眉を開くと同時に何故か少し淋しく感じていました。

 

 それはレイが齎らす性的快感にでは無く自身の役目が終わったかの様に感じたからでした。

 

 

 ただ一つ、レイは小さくなっても旺盛な食欲は何故か変わり有りませんでした。

 また、成長期と相まってか大食いに拍車が掛かったかの様にモリモリと食べるのでした。

 

 

 その結果か暫くすると小さなレイは日に日に目に見えて成長して行きます。

 

 

 

 

 そしてある日、とうとう元の14歳程の姿に戻ってしまいました。

 

 

 

 

 彼女のお気に入りの女児用のショーツは無惨にも伸び切り、プリントは擦れて薄くなって今ではマイ○ロなのかシナ○ンなのかぐで○まなのか判らなくなってしまいました。

 

 

 

 

 

 

【N109棟跡内】(過日 昼過ぎ)

 

 ある日、何時もの様にN109棟跡で釣りをしていたシンジの元に診療所の手伝いを終えたレイがやってきました。

 

 元の姿に戻ったレイはシンジに近づくとモジモジしながら小さな声で言います。

 

 

「碇クン…あの…また貰ってもイイ…?」

 

 

 彼女は以前の様にまたシンジの体液を強請って来たのです。

 

「えっ⁉︎あ、う、うん…」

 

 そう答えるとシンジは例のコカ・コーラの赤いベンチに移動しました。

 

 

「あ、あ、綾波〜ぃ!」

 

 

 シンジは久しぶりの所為(せい)か、その射出量はかなりのものだったと第3村の「森の精霊」達が風の噂として筆者にコッソリと教えてくれました。

 

 

 またその知らせに生産?を休止していたトウジとケンスケも再度量産体制の準備を整えます。

 

 

「アナタ…こんなのはどう?」

 

「あぁ…!ヒ、ヒカリ!ヒカリ〜ぃ‼︎」

 

 

「もう!ケンケンたらこんなにして…ほ〜ら‼︎」

 

「うぅ…ア、アスカ!アスカ〜…‼︎」

 

 

 

 

 そして、第3村の夜の帳に艶やかな音吐が静かに響き渡るのでございます…

 

 

 

 

 さて、今宵は此処までに致しとう御座いまする…(若尾文子 風)

 

 

                      

 

                (つづく)

 

 

 

 

 

 

【 次回予告 】

 

「あ、綾波…」・・・シンジは知っていました…

 

 綾波のコトを…

 

 しかしシンジは…

 

 シンジの苦悩は続きます。

 

 

 何故か次話も「アヤナミ・レイのパンツ…?」のお話しです。

 

 

 

 

*作品毎のR-18指定が出来ませんのでこのシリーズにて掲載いたしまします*

 

 

<第17話>

 

 続々・アヤナミ・レイのパンツ…? (R-18限定)

 

 乞うご期待

 

 

 

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