ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

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リクエストが順調に進まないため、予定変更し書き溜めていたネタを緊急特番として放出。青山由美目線で展開します。

書き溜めではありますが、実際は以下からの転記です↓。
https://novelcake.net/works/novelcake/?mode=NovelJump&USER=NCUN2539PN&NO=411


【緊急特番】鳳来寺が失踪しました…

俺「……あれ?シオンがいない!!」

 

2025年11月29日のこと。朝起きると、シオンがいなかった。昨日はせりなと2人で、俺の実家に泊まりに来てくれたのだが、何があったんだ……?

 

そう思いまずは手紙を見てみる。

 

 

由美とせりなへ

 

地下鉄に乗って長い旅に出ます。探さないでください。

 

鳳来寺 シオン

 

 

俺「……は?」

 

これは緊急事態。両親も弟たちも起こす前に、まずはせりなを起こす。

 

せりな「おはよう…ってええっ!?」

 

せりなも当然驚く。しかしその後の対応が迅速だった。

 

せりな「でもこれ、QRコードついてるじゃん」

 

俺「場所は?」

 

せりな「名鉄名古屋駅のコインロッカーだって」

 

俺「行こう」

 

 

鳳来寺、失踪

 

 

〜※〜

 

せりな「あったあった」

 

名鉄名古屋駅のコインロッカーは、下車後すぐせりなが発見した。

 

QRコードをかざし、鍵を開けると……

 

手紙と鍵が入っていた。

 

俺「なんか怪しい雰囲気がしない?」

 

せりな「うん」

 

俺「手紙読もうか」

 

せりな「そうだね」

 

 

青山由美様

丸山せりな様

 

毎度お世話になります。鳳来寺です。

探さないでと言ったにもかかわらず、わざわざ探していただき、ありがとうございます。由美も前言っていたけど、こうやって愛されるのも楽じゃないからね?いかがでしょうか?僕のいない日常は、やはり何か抜けたところが多くないですか?

俺「いや俺病んでるわお前いないと」

 

せりな「同じ気持ちだよ……」

 

さて、今から御二方にはミッションに挑戦していただきます。これを全てクリアし、18時までに僕の居場所を突き止めてください。さもなくば、本日中に名古屋港に飛び込むことにいたします。いくら御二方が悲しもうが、丹姫や僕の弟のナギが泣こうが強行させていただきます。

お忙しい所お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年11月29日

鳳来寺 シオン

 

 

いやいやいやこれ緊急事態やろ。現時刻は10時半だ。あと無駄に丁寧な文体が腹立つわ。

 

せりな「えーっと、最初のミッションは……『この景色が見える場所の近くのイオンに行け』」

 

そして手紙とともに入っていたのは1枚の写真と鍵。

 

俺「あ、これわかったぞ」

 

せりな「どこ?」

 

俺「東海道本線乗ろう」

 

そして名古屋駅から11:03発の普通列車に乗り、目的の駅に向かおう。

 

〜※〜

 

11:20、定刻通りに南大高駅に到着した。そして改札を出ると……

 

俺「この場所だこの場所だ」

 

あったあった。言っていた場所発見。東海道新幹線と在来線が並行している場所。

 

せりな「クリアだけど、イオンモールは?」

 

俺「そこ」

 

まあ、イオンモール大高はニジガク系統の映画を見る時に何度も訪問しているからわかる。

 

せりな「やっぱり映画は見ない」

 

俺「まあ今回は関係ないからね」

 

そして中にはえいがさき2章のスポンサー広告が多いが今回は関係ない。シオンを探すことが先決だ。案内板を見ながら歩いていると、コインロッカーを発見した。ヒントには「グリーンコート付近」と書いてあったからあっさり見つかった。

 

ロッカーの中には鍵と紙とトップバリュのお茶4本が入っていた。完全に俺が水分切れ常習犯なのバレバレだな。

 

せりな「次のミッションはなんだろう……?」

 

俺「手紙読むか」

 

 

ここまで辿り着けましたね。少し簡単すぎたでしょうか?

ひとまずこれらのお茶で水分補給してください。

 

ミッション2

ここから○○駅、西に移動せよ。

ヒント: ○○には虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の去年夏時点でのメンバーに高咲侑ちゃんを加えた人数

出血大サービス: 常用対数の底

 

 

俺「いやこれ機械工学専攻の大学院生の俺にとっちゃ一発だろ常用対数の底とか簡単すぎない?」

 

せりな「私もこれはすぐ分かったよ」

 

○○は10だと確信した。とりあえず南大高駅から乗っていこう。

 

普通列車と快速に乗り継ぎ、無事に10駅先の尾張一宮駅に到着。

 

俺「はぁ……」

 

せりな「どうしたの由美?」

 

俺「ガチで辛い。このまま死んじゃいたい」

 

せりな「私もだよ……シオンに出会ったら3人で死のう?」

 

俺「それがいいかもね」

 

俺は修論の中間発表会でぎりぎりまかり通るレベルでほぼ爆死、せりなも音楽科のチート級なのにここ最近歌が下手になってきてストレスが限界になってきているから、シオンの心理次第では俺たちも人生終了の予定だ。

 

そういうわけなのでコインロッカーを開けると次のミッションがある。

 

 

お疲れ様です。常用対数の底は簡単すぎたでしょうか?

 

俺「当たり前だ」

 

もう最後の動画の編集を終えてしまいました。早くしてください。

 

ミッション3

名古屋駅の昼食の写真を撮れ。

 

 

俺「名古屋駅行くしかないな」

 

せりな「そうだね」

 

そして名鉄に乗り換えて名古屋駅に戻ってきた。戻ってきたのは13時12分。とりあえずふらふら歩いてWAVEでカレーを食べる。俺は自分の定番焼きチーズカレーを食べ、せりなは味噌カツカレーにした。

 

2人で写真を撮り、それをシオンのLINEに送ると最終ミッションだ。

 

シオン『ちょっとパラレルで通話繋いで』

 

俺『いいけど』

 

LINEではなくたまり場アプリのパラレルを繋いで通話することになる。

 

【通話開始】

俺「どうも」

 

シオン『はいこんにちは』

 

俺「こんにちは」

 

シオン『やっぱりどうよ?僕がいない世界って』

 

俺「もう病んでるよ俺たち」

 

せりな「うん。このまま死んじゃいたいくらい」

 

シオン『じゃあさ、見つけてくれたら僕ら3人で心中しちゃおうか』

 

俺「それがいいと思う。ナギには言ったの?」

 

シオン『言った。あと丹姫にも。2人とも僕が死んだら死ぬって』

 

俺「もう救いようがないな俺たち」

 

シオン『そうだね』

 

俺「それと最終ミッションは?」

 

シオン『それはね、近鉄四日市駅にまず向かうこと。そうしたら15時11分発の普通列車の両数を今から送る電話番号の相手に言ってください。正解だった場合は次のミッションが出ます』

 

俺「わかりました」

 

シオン『以上、また後で』

 

【通話終了】

せりな「近鉄行こうか」

 

俺「せやな」

 

まだまだミッションはこれからだ。

 

〜※〜

 

14時21分発の松阪行き急行に乗り込む俺たち。今日でもう近鉄に乗るのも人生最後だ。

 

せりな「あの世だと電車がないんだよね……」

 

俺「でもそろそろ乗るのに飽きてきた。時刻表見たときの過酷さが半端ない」

 

せりな「私、まだ西の方とか行けてないよ…行きたかったのに」

 

俺「なんかいいやってなっちゃった。錦川清流線も若桜線も……」

 

絶望にまみれながら無事14時55分に四日市駅に到着した。直後に切符を買いなおし、再度改札を入り直す。

 

15時ちょうどになり、列車が入線してきた。これが11分発の普通列車。2両編成、と。ここでちゃんと見ないと3両と間違えるリスクもある。

 

そしてある人物に電話をかける。

 

【通話開始】

??『はい鳳来寺ナギです』

 

俺「ナギくんだったの!?青山由美です」

 

ナギ『由美ちゃんこんにちは。えーっと確か15時11分四日市発の普通列車の両数を言えって姉ちゃんから言われてるんだよね?』

 

俺「うん」

 

ナギ『両数教えて』

 

俺「えーはい。2両編成です」

 

さて、正解なのか……?

 

ナギ『……姉ちゃんから預かっているものが1つあります。「JR名古屋駅の中央コンコースをもっと見ろやこのボケカスが」だそうです』

 

俺「いや何やねんこれ」

 

ナギ『それじゃ、また後で』

 

【通話終了】

 

俺「もういいよ、シオン見つける前に死んじゃおうかな俺」

 

せりな「それは賛同できないかな……」

 

俺「そう言われても……」

 

俺たちをボケカス呼ばわりとか流石にヤバい。救いに行かず俺だけ先に死んでも文句は言わないと思う……家族以外は。しかしそれもバカバカしいので15時10分発の急行に乗り、15時43分に名古屋に到着し、このまま歩いて行こう。

 

しばらく中央コンコースを歩いていると、怪しい場所を発見。ExpressWorkだ。

 

俺「いたぞ」

 

せりな「ここだここだ。でももう見つかったしいいや。私たちで死んでこよう」

 

俺「そうだね」

 

こうして今回の企画はお開きとなるのだが……

 

せりな「って、呼んでるよ!!」

 

俺「開けなきゃ」

 

結局シオンのいる場所のドアを開けた。

 

シオン「なんかごめんなさい……」

 

俺「いやいや心配したんだぞ?」

 

せりな「それで、なんでこの企画を考えたの?」

 

シオン「受験に向けたストレスと、あと由美の絶望した顔を見て死にたい気分になっちゃって……。それに、ヤンデレ被害もエスカレートしてるんだよね……」

 

俺「じゃあ今から、帰らぬ旅に出る?」

 

シオン「うん。3人で行こうか」

 

せりな「よし、よくはないけど」

 

そして名古屋駅からJR改札に入る俺たち3人であった。

 

名古屋駅2番線にて、列車が入線するとき、俺はシオンに手を引っ張られ……

 

??「何やってんだてめえら!!」

 

というところで聞き覚えのある男子の声が2人聞こえてきた。そしてもう2人女子もいた。男子2人はビンと万里、そして女子2人は有佐とおたえだ。

 

ビン「お前らさぁ、ここで飛び込んで新快速が遅れたらどうよ?損害賠償数億単位だぞ?」

 

俺「関係ない」

万里「それと、もしお前らが救急車沙汰になって、一命をとりとめたとします。しかし事故の後遺症で歩けなかったり、寿命を縮めたり。嫌だろ?」

 

シオン「嫌じゃない」

 

有佐「目を覚ませよっ!!」ウルウル

 

バッチーン!!

バッチーン!!

バッチーン!!

 

俺たち3人は有佐にビンタされた。

 

有佐「私は、由美とせりなとシオンの笑顔が見たい!!落ち込んで死のうとするお前ら3人なんて見たくないよっ!!」ポロポロ

 

すると、シオンの目からは涙が。

 

シオン「ごめんなさい……本当にごめんなさい」ポロポロ

 

おたえ「わかってくれれば大丈夫だよ。幼馴染たちの笑顔が見れれば、それで十分だからね」

 

せりな「ありがとうおたえ」ポロポロ

 

由美「本当にお騒がせしました」ポロポロ

 

シオン「ところで丹姫とナギは?」

 

万里「2人は1番線の矢場とんに行かせたよ。美味しいもの食いなって。だから俺たちも行こうか」

 

全員「さんせーい!!」

 

こうして何とか今回の心中未遂騒動は終わりを告げた。読者の皆さん本当にお騒がせしました。




次回こそリクエスト回……!!
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