ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
2025年5月23日の放課後のこと。
まさと「帰国前にこんなサプライズ旅ができるのは奇跡だよ!!」
僕「まさとくんが喜んでくれて何よりだね」
僕はまさとくんおよび、しずく先輩の3人でサンライズ出雲0泊2日旅を決行する。
しずく「シオン先輩いないのが悲しいですが、ナギくん支配しちゃおうかな♪」
僕「やめてくださいよ姉ちゃんがいないからって……」
姉ちゃんは模擬試験の勉強とテストの振り返りに専念しているため、今日は来ない。そしてまさとくんは5月25日をもって日本を去るから、今回がラストチャンスなのだ。
僕「とりあえず行きましょうか」
まさと・しずく「そうだね」
こうしてまずは20時26分発のゆりかもめに乗り、新橋には20:48に到着。そして東京駅に出たらついにあれがやってきた。
まさと「サンライズ出雲だ!!」
まさとくんはカメラを構え真剣に撮影。やっぱりほっこりするなぁ。
しずく「さあ、乗ろ♪」
まさと「そうだね」
こうして乗り込んだ僕ら。とりあえずこの日はこれでお開き。まず部屋はソロ。そして到着後すぐ着替える。スカートもブラウスも畳み、下着も純白のタンクトップとショーツからピンクのハート柄のキャミソールと淡い水色の星柄ののお子様パンツに取り替える。まあ、これも明日平成女児コーデで観光することを目論んでの話だけどね、僕は男だけど。
そして寝間着に着替えたらシャワータイム。6分間、どうやって使うかいつも考えさせられるね。
とりあえず明日の服を出しておいて、寝よう。
〜※〜
翌朝、気づいたらもう生山駅。いや僕どこまで寝ていたんだろう……。とりあえず着替えるか。
着替えてからのこと。しずく先輩が入ってきた。
しずく「おはようナギくん……って」
僕「?」
しずく「可愛い〜♥」
急にしずく先輩に抱き着かれてしまう。
僕「ちょっと暑苦しいですよしずく先輩……」
しずく「だってシオン先輩の弟なのに、オンナノコの格好をしたらこんなに可愛いだなんて♥」
僕「……まあ、慣れないですけどね」
しずく「何ならナギくんも私のモノにしたいなあって」
まさと「ちょっとしずくちゃん!!うちのナギくんに何やってるんだ!!」
しずく「ごめんなさいつい……」
まさと「まあ、僕も明日日本を去るけど、ちょっとしずくちゃん心配だなぁ」
しずく「もうっ!!」
まあ、まさとくんが言うんだから間違いないね。姉ちゃんまで迷惑しているから良くないや。
そんなこんなで無事に出雲市に着いたのは10時ちょうど。今日中にやくも、のぞみ号に乗って東京に戻り、明日朝まさとくんを送り出す予定だ。
しずく「まずどうする?」
まさと「最後だから出雲大社行きたいな」
僕「それなら行っちゃうか」
とりあえず、10:25発の出雲大社前駅に乗り込む。車両は2100系2104F。そろそろこの車両もいなくなるんだよね。
しずく「ねえナギくん」
僕「ん?」
しずく「やっぱりナギくんが電車にぞっこんだと、浮気に見えちゃうなぁ〜」
僕「いや何でそうなるんですか!?」
しずく「もういいもん。キスしちゃうんだから♪」
そして深くキスされましたとさ。
しずく「あはっ♥ナギくん成分注入できて幸せ♥」
まさと「ダメだコイツ……弟にまで手を出してるよ……」
しずく先輩が文字通り愛するのは姉ちゃんと万里くんだけじゃないんだ……。
そんなこんなで川跡でスイッチバック後、無事に出雲大社前に到着。参道を歩いて出雲大社の本殿に向かっていく。
何をお願いしたかって?言う訳ねえだろ。
そして帰り道、抹茶スイーツを嗜みながら松江しんじ湖温泉方面に向かっていく。
しずく「ちょっとお昼ご飯には早いかな」
まさと「うん」
まあ、しずく先輩の言うようにお昼ご飯には少し早い時間帯だ。参拝後にはちょうど小腹を満たせてよかった。
そして出雲大社前駅から12時20分発の列車に乗る。車両は1000系1002Fで、12時31分に川跡に到着。
直後に乗り換えたのは12時37分川跡発、7000系7001号車。まさかの1両編成である。そういえばGWに乗ったときは8000系併結だったんだよね。思い出した。
そして雲州平田、一畑口等、宍道湖をサイドに列車は進み、13時26分に松江しんじ湖温泉に到着した。
しずく「松江城行こうか」
まさと「その前にお昼」
しずく「忘れてた忘れてた」
松江城に行く前にお昼ご飯に出雲そばを食べる。入った店は神代そばで、卵が入っているのがとにかくたまらない。薬味のもみじおろしもやっぱり捨てがたい。
ごちそうさまでした。
そして松江城に3人で登る。
まさと「宍道湖を最後に見られてほんと良かったよ」
僕「まさとくんが喜んでくれてよかった」
まあ、由美ちゃんや仲喜くんはいないから煽りの叫びはしないし、まさとくんが景色を楽しんでくれればそれでOKだ。
見学を終えたあとは15:09発のやくも22号で岡山まで向かっていく。
まさと「しかし2ヶ月間あっという間だったね……」
しずく「でも、お姉さんのせりなさんもまさとくんが最初に日本を離れた時と比べるとかなり変わってたでしょ?」
まさと「うん。僕が日本を最初に離れた頃は、まだ引っ込み思案なところもあったんだ。でも今はその要素もかなり減って社交的で、学内でも明るく振る舞ってた。お姉ちゃんが音楽に触れ合い始めたおかげかなって思うよ。しずくちゃんと同じようにかなりヤンデレなところに不安は残るけど」
僕「まさとくんが喜べてよかったよ」
しずく「一件落着だね、私も人のこと言ってられないけど」
こうして笑い飛ばしながら列車は進んでいく。
17時47分岡山到着後、駅弁を片手に18時20分発ののぞみ50号で帰路に着き、21時33分をもって解散となった。
〜※〜
そして翌日、羽田空港にて。僕はせりなちゃん、しずく先輩、姉ちゃんと4人でまさとくんを送り出す。
せりな「まさと、ドイツに帰っても適宜連絡を忘れちゃダメだよ?」
まさと「約束するよお姉ちゃん」
姉ちゃん「またニュルンベルク遊びに行ってもいい?」
まさと「もちろん!!あと、日本の寝台車サンライズ最高だったよ。ありがとうナギくん」
僕「まさとくんが喜んでくれて何よりだよ」
しずく「スクールアイドルの魅力も、ドイツに発信していこうかなって思うから応援してね」
まさと「約束するよしずくちゃん!!」
こうして最後の挨拶を済ませ……
まさと「それじゃあお姉ちゃん、行ってきます!!みんなも元気でね!!」
せりな「いってらっしゃいまさと!!」
全員「Mach's gut!!」
まさとを笑顔で送り出すことができ、1時間半後、まさとの乗ったルフトハンザのLH715便は定刻より10分遅れて出発、離陸し格納して去っていった。
姉ちゃん「でもこれでよかったのかな?」
せりな「よかったと思うよ」
しずく「はい。だってシオン先輩もせりなさんも海外左遷免除で残れましたからね」
僕「せりなちゃんもしずく先輩もあまり姉ちゃんに意地悪しないようにお願いしますね」
せりな・しずく「善処しまーす」
いやそれでも幸先不安すぎるだろこれ……。
次回から6月。最初はかねてより私自身が楽しみにしていた台北回3部作です。