ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

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今回から6月回で、最初は台北ドッキリ3部作。最初は鳳来寺ナギ目線での展開を予定。


【ふざけんな】放課後に突然姉に台北に連行されました。

2025年6月6日のこと。本来なら今日誕生日のすずかちゃんを鉄研メンバー全員で祝う予定だったが、僕の誕生日が来週の13日だから来週にまとめてということになり、今日は臨時部会がない。

 

そういうわけなので通学バッグを片手に虹ヶ咲学園の校内にあるロビーでぼーっとしていたところ、姉ちゃん(シオン)からLINEではなくたまり場アプリのパラレル宛にメッセージが届く。

 

姉ちゃん『ねえナギ』

 

僕『どうしたの姉ちゃん?』

 

姉ちゃん『今どこにいる?』

 

姉ちゃん『話したい』

 

僕『いいけど。今ロビーだし』

 

【通話開始】

僕「どうも」

 

姉ちゃん『どうも』

 

僕「今ロビーにいるけど」

 

姉ちゃん『今からエントランスおいでよ』

 

僕「今何も持ってないよ?」

 

姉ちゃん『いいから。夜一緒に食べに行こうよ』

 

僕「OK」

 

姉ちゃん『じゃ、また後で』

 

【通話終了】

そしてエントランスに向かうと姉ちゃんが待っていた。

 

姉ちゃん「とりあえず、行こうか」

 

僕「うん」

 

その直後に向かった先は東京ビッグサイト駅。そのままゆりかもめに乗り新橋駅に出る。新橋到着は16時10分。

 

そして新橋から16時21分発の横須賀線に乗る。千葉行きだが……

 

姉ちゃん「東京で降りるよ」

 

僕「…どこに行くの?」

 

姉ちゃん「内緒」

 

23分に東京駅を下車し、33分発の成田エクスプレス41号で空港第2ビルに到着した。この時点で17時25分。

 

僕「お、飛行機見ながら夕食?成田来たってことは」

 

姉ちゃん「そうだよ。誕生日近いし、この前ナギが飛行機1人で乗った記念に特別に僕の奢りってことで」

 

僕「やった!!」

 

そんな会話をしていると出発案内の前に現れた。

 

姉ちゃん「とりあえずこれ見てごらん。ここ」

 

姉ちゃんが指さしたのは……

 

 

19:30 台北 中華航空 109の文字。

 

 

 

 

僕「……は?」

 

姉ちゃん「はい。今回の企画、『放課後に弟を台北まで連れて行く』と題しまして、ナギには台北まで行ってもらいます」

 

それを聞いて僕はすかさず舌打ちする。

 

僕「お前ふざけんなよ!!絶対帰って来られねえだろ!!あと予告もなしに飛行機乗るとか俺聞いてねえぞ!!」

 

姉ちゃん「いやいや、放課後にいきなり俺の奢りで台北行けるって言われてキレるのお前だけだぞ!?それでも男かよ!!」

 

僕「はいごめんなさい……」

 

姉ちゃん「わかってればいいです」

 

姉ちゃんはこういうところ昔から厳しいんだよね。

 

僕「いやでも、GW明けの時点で僕にパスポート取らせたり、今日姉ちゃんがパスポート持ってけって言ったりした時点で怪しいって思ったよ」

 

姉ちゃん「結局パスポートは持ったんでしょ?」

 

僕「持ってます」

 

姉ちゃん「さ、行くよー♪」

 

僕「そんなぁ……」

 

そうして姉ちゃんについていく僕。

 

姉ちゃん「今どんな気持ち?」

 

僕「最悪」

 

姉ちゃん「出雲行きのときに僕が飛行機を強く促したときと比べると?」

 

僕「それより最悪」

 

姉ちゃん「もっと喜べよ。台北とか素晴らしい提案じゃん。僕寂しいよ……」ウルウル

 

あ、泣いちゃった。まあいいや。姉ちゃんメンヘラだから。

 

そしてチケットを受け取り、ゲートをくぐる。

 

僕「そういえばせりなちゃんにはこのことは言ったの?」

 

姉ちゃん「うん。行き先聞かれたから教えたよ。ナギを内緒で連れてくって話で。あっさりOKしてた」

 

僕「いやいやせりなちゃんまでグルだったのかよ……」

 

せりなちゃんも姉ちゃんに結構重いところあるけど、僕のもとに追って来ないかなこれ……?

 

そしてオンラインでの入国審査を出発ロビーで済ませ、飲み物を買う。放課後即台北という話になってから、学校で飲んでいたペットボトルのお茶は飲み切って正解だった。

 

そして時間になったので82番ゲートから乗っていこう。機材はA321neo。この前出雲まで乗ったのはB767で、一世代前だけど今回の機材よりは広かった。飛行機自体もあの出雲が初めてというわけではなく何回も家族と半ば強制的でありながら乗っていて、うち1回はB737だったけど幅はそれと同じくらいだった。

 

僕「そういえば由美ちゃんがいないけど」

 

姉ちゃん「由美は明日息抜きに浜松行くから台北には来ないよ?」

 

僕「参ったな……」

 

由美ちゃんも飛行機が大の苦手。出雲に行く前に相談持ちかけたけど、あれは失策だったとしか思えない。あの時飛行機ダメだって僕知らなかったし……。

 

そして定刻より2分ほど早く飛行機は出発する。

 

姉ちゃん「文句言わないんだ?」

 

僕「諦めてる」

 

姉ちゃん「でも離陸したら夕食だよ?」

 

僕「……忘れてた」

 

実は今日、色々あって昼食をウィダーインゼリーで済ませてしまったから、夕食という楽しみを僕は絶対に逃したらダメなのだ。そしてけたたましいエンジン音を響かせ、飛行機は離陸した。

 

そして離陸から数十分後にカートが現れ機内食としてイカ墨パスタが配られる。チキンとの選択で食欲的に迷った結果イカ墨パスタにした。

 

僕「やったぁ!!いただきます!!」

 

イカとエビの旨みが口いっぱいに広がる。昼メシを抜いた分あっさり平らげてしまった。ごちそうさまでした。

 

しばらくしたら機内エンターテイメントでも見よう。ふむふむ。映画化された姉ちゃん主催の4月のクイズツアーでも見るか。

 

いざ見てみると……

 

姉ちゃん『この第2問目で、最初の脱落者が決定いたしました』

 

いや最初の羽田までのボードクイズでこれかよ。

 

姉ちゃん『杏奈くん、短い間でしたがありがとうございました。でも楽しかったです。まあ、これフリではありません。ガチで終わりなので』

 

由美『まだ朝8時半だぞ?』

 

杏奈『俺朝一番の新幹線で来てんだよ!!』

 

そして長崎到着後は岩松置き去り、3択現地到着クイズ、2日目は朝から早押し、大保置き去り、最終決戦の謎解きに早押し、優勝者特典がボストンツアー……。着陸まで見ていても飽きないものだったね。

 

そして定刻より遅れて22時48分頃、無事に台北桃園空港に着陸した。到着後は手荷物がリュック1個ずつのため入国審査に向かい、そのまま桃園機場捷運の方に向かう。この時点で23時10分だ。23時20分発の普通列車で台北まで向かっていこう。

 

僕「すごい……これが桃園機場捷運……」

 

姉ちゃん「すごくときめいてる。来てよかったでしょ?」

 

僕「もちろん!!日本とも違う列車だからね〜」

 

到着は0:09で、そのまま姉ちゃんと一緒にシーザーパーク台北にてチェックインする。

 

姉ちゃん「さ、というわけで今回は放課後の弟を何も言わずに飯屋に行くノリで台湾の台北に連れてきたらどうなるのか、ということでガチギレからのトキメキという結果になり満足していただけてよかったです」

 

僕「いやもう空腹の時にあの機内食はちょうどよかったよ」

 

姉ちゃん「でしょ?ちなみに、明日明後日もナギは暇だから、これから壮大な企画やっていこうかなということでよろしくお願いします!!」

 

僕はペコリと頭を下げた。

 

姉ちゃん「さ、ということで今回はここまで!!」

 

寝る準備をして、明日に備えよう。




本当は士林夜市を盛り込みたかったですが、時間切れでやめました。

次回、せりなが動く!!
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