ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

110 / 119
台北3部作第2章は前年に続いて今年もこのドッキリネタ。ヤンデレ要素は抜きたい……。
丸山せりな目線でお送りします。


【大追跡2100km】台湾にいる友達を追って驚かせてみた。

私「やっぱりこの時期になると作曲依頼もなかなか来ないし、ちょっと入試対策の息抜きに何かしたいなぁ……」

 

2025年6月6日夜9時、明日は由美が杏奈くんに会いたいからって浜松に行くって話だし、比奈は息抜きにお伊勢参り、シオンは放課後直ちにナギを内緒で台北に連れ出すドッキリをやっているんだもんね……。

 

 

 

 

 

……ん?台北?

 

それならあれでもやるか。

 

私「羽田から追っちゃえ!!」

 

やっぱり退屈なの辛いし台北とか羨ましいもん。行くしかないよ。

そうと決まれば1泊分の準備をしておしゃれ着に着替えパスポートを携帯。そしてオンラインチケットと入国審査を手配し、夜10時半に家を出た。

 

まずは22時44分発の銀座線に乗る。車両は1000系1124Fで、一般仕様だった。まあレトロ仕様はなかなか来ないよね。

22時45分に到着後、急行羽田空港行きに乗り換える。車両は5500形5502Fで、まさかの都営車だった。まだ癖でエア急と呼びそうになるのは何とかしたい。そして到着は23時31分。実は今日はお風呂に入っていないから泉天空の湯でまったりして、朝を待つ計画だ。

 

私「癒される〜……って」

 

いけないいけない、入っていたらいくら6月でも湯冷めしちゃう。まあ、体は洗ったしお肌はスベスベ。入って正解だったね。

 

お風呂を出て、Wi-Fiを手配したら0時半。そうだ、由美と話すかたまり場アプリのパラレルで。

 

私『ちょっと話そ?』

 

由美『いいよ』

 

【通話開始】

由美『ども』

 

私「こんばんは」

 

由美『明日からシオンを追うために台北行くんでしょ?』

 

私「うん。だから今は羽田にいるよ」

 

由美『この夜遅くに羽田!?何時の飛行機乗るの?』

 

私「5時。タイガーエアの台北桃園空港行きだね」

 

由美『その時間帯俺確実に寝てるわ』

 

私「浜松は何時から行くとか決めてるの?」

 

由美『決めてない。昼からかもしれない』

 

私「全く……」

 

そんな感じで会話を進めていると3時を過ぎていた。

 

私「あ、そろそろ行かなきゃ。チェックインしなきゃダメだし」

 

由美『行ってらっしゃい』

 

【通話終了】

空港で一睡もせず海外旅行は初経験。とりあえず機内食まで何時間かあるから、ラーメン屋のせたが屋で一杯すする。

 

私「なんか元気出たよ」

 

煮干のだしが体中に染み渡り、英気が養われる。ごちそうさまでした。

 

そしてチェックインを済ませ、搭乗ゲートに行き、出国審査を済ませたら、ロビーでオンラインの入国審査を行う。それが済んだらまずはお茶を買い、4時40分頃になったところで141番ゲートから呼び出しがかかる。

 

私「あ、私の番だ」

 

そしてついに飛行機に搭乗。機材はA320で、乗った場所はやはり翼の横。このままシオンやナギを追ったり、台北を巡ったりするのが楽しみ〜♪

 

そして5:06になり、6分遅れで飛行機はプッシュバックされていく。しばらくすると飛行機は前進し始め、10分後、けたたましいジェットエンジンの音を響かせ、ついに離陸した。

 

離陸から数十分後、機内食の時間だ。私は既にこれを注文していた。海鮮ビーフン炒めだ。

 

私「やっぱり夜中のラーメンじゃ足りないね」

 

ビーフンもエビやイカの味が効いて美味しい。小腹がすいた時にちょうどよい。

 

ごちそうさまでした。食べたら機内エンターテイメントもないし寝ていこう。

 

そして寝ること3時間近く、8時頃に台北桃園に着陸した。そして荷物をまとめ、入国審査を通り、第1ターミナルの出発ロビーに着いたのは8時40分だった。

 

私「シオンは十分瀑布に行くんだね」

 

EMU900の写真がシオン(米沢ますき)のYouTubeコミュニティに上げている。やっぱり羨ましいなぁ。ナギはどうしているんだろう?

 

私「ってお前何してんねん」

 

ナギ(上石見)はファミマの四季春青茶を台北捷運の駅構内で出している写真をYouTubeコミュニティに上げている。読者の皆さん絶対やっちゃダメだからね?バレたら罰金だから。とりあえずコメントしておこう。

 

私『MRTの電車内と駅構内で飲んじゃダメだからね?』

 

ナギ『あ、やってしまった』

 

おいコラ。何やってんだお前。

 

私『次から気をつけましょう』

 

ナギ『はい……』

 

見つかり次第罰金。私も気をつけなきゃ。

 

さて、どちらを追うか、桃園機場捷運の直達列車8時58分発に乗って考えよう。40分くらい猶予はある。

 

そういえばナギはどこに行くんだろうね?わからないからシオンを追うことにしよう。

 

そして台北車站周辺に出て、まずはファミマで緑茶でも買う。その間に由美(スプライン青山)のコミュニティも覗いてみた。

 

私「普通に考察アンケートやってるね」

 

由美はYouTube上だと投稿機能を用いた鉄道関連の考察アンケートをやっていることが多い。今日の話題は315系が多いね。浜松行くなら多くなるんだと思う。

 

とりあえず台北車站で十分駅までの切符を買い、改札内に入っていこう。

 

プユマ号だったりEMU500だったり、臺鐵の列車は日本とも違う。

 

私「地下に新幹線ホームがあるんだ……」

 

臺鐵の台北車站自体も地下にあるけど、高鐵線のホームも地下だ。帰りに乗るのもいいかもね。

 

そして乗るのは10:05発蘇澳行きの区間快車、車両はEMU800。瑞芳には10:44に着く予定だ。

 

車内はロングシートとクロスシートが散りばめられているけど、クロスシートがまた特殊なのが趣があるんだよね。なんというか、外向きボックスって感じ?

 

そして列車は定刻通りに台北を発車。松山駅、南港駅を通り過ぎると地上、しかも新北市に入っていた。

 

とりあえずシオンの様子を確認したけど、現状報告する様子はない。ナギは猫空に行ってるんだね〜。ロープウェイ楽しんでおいで。

 

そして八堵駅から宜蘭線の方を列車は進んでいき、瑞芳にて一度列車を降りることになる。

 

私「とりあえずシオンの様子は……」

 

シオンについて確認すると、十分駅で平渓線の気動車DR1000を撮って早速単発で動画に上げていた。しばらく歩いたままなのかな?

 

そしてDL2500形入換機関車を撮影し、自強号の通過を見たら地下通路を通り、平渓線ホームに移ろう。

 

乗車電を見送ったら我らの時間。DR1000型4両が入線してくる。菁桐行き区間車。これに乗ってしまえば十分に行くのに十分だね、十分だけに(寒い)。

 

10時55分、列車は定刻通りに瑞芳を発車した。さっそく山の中を突き進み、猴硐、三貂嶺と停車したら平渓線に入り、速度が下がる。そういえば猴硐って言ったら猫耳のカチューシャってあったっけ……?

カバンの中身を探したら普通になかった。当たり前だよね。

 

そしてネット回線が度々切れながらも11:22に十分に到着、両方向の列車を見送り、警報機のない構内踏切を渡る。切符を回収してもらったら探索開始。しかし……

 

私「これ裏口行っちゃった……」

 

裏ルートから回る羽目になる。でもシオンを見失っても、瀑布を見ること自体も楽しみだから行くしかない。踏切で車が止まらないのを見ても、とにかく進むだけだ。

そして進むこと40分、十分瀑布に到着したのだが、あの人がいた。指でつついてみよう。

 

チョンチョン

 

シオン「うわぁ!!」

 

私「見つけたよシオン♪」

 

シオン「名前言お?」

 

私「丸山せりなだよ〜」

 

シオン「いやいやいや、せりなは昨日学校来てた。あの人まだ日本にいるはず。あなた、偽物かな?」

 

私「いやいや偽物じゃないからさ……」

 

シオン「また去年みたいなやつかこれ、ドッキリだ」

 

私「そうだよー♪今回は、国境を越えて友人を2100km追いかけてきたというドッキリをやらせてもらいました」

 

シオン「でも昨日の放課後僕がナギを台北に連れてくことにOKしてたでしょ?」

 

私「したけど、追うかどうかの話は別だよ?」

 

シオン「……いやお前さぁ、きっしょ真面目に」

 

私「やった!!」

 

シオンの「きっしょ」聞きたかったんだよね〜。

 

シオン「でも十分瀑布だってよくわかったね」

 

私「だってさ、十分駅で撮った臺鐵DR1000の動画さっそく上げてるじゃん。乗ってきたやつ見送ってるから瀑布行くってわかるよそれ」

 

シオン「理解。いやもうね、まさかここまで僕がまた仕掛けられる側になってやっぱり鮮やかに掛けられるとは思わなかったよ」

 

私「でも苦労はしたんだよ?今回山の中だから、迷子になって裏口ルート行っちゃったもん」

 

シオン「うわ、俺と同じじゃねえか……」

 

だからか迷子になったのは……。

 

シオン「ところで咲世(*1)は、この後オフかな?」

 

私「うん」

 

シオン「じゃあこの滝でも見ながら台北観光行っちゃおうよ。ナギも台北で待ってるし」

 

私「そうだね。これ終わったらお茶したり天燈上げたり、楽しみ♪」

 

シオン「同じ気持ちだよ〜」

 

そして水しぶきの激しい台湾のナイアガラとも言われる滝をバックに締めの挨拶を入れる。

 

私「さあ、改めてドッキリを仕掛けられた感想をシオン、どうぞ!!」

 

シオン「いやー、これはきしょい」

 

私「きしょい、いただきました!!ありがとうございました!!」

 

こうしてカメラを止めたら十分および台北の観光でも楽しむことにしよう。

*1
私のYouTuber名義。




次回は台北ネタ最終章!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。