ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
2025年7月26日、品川駅にて。
私「エマ先輩もミア先輩もナンシー先輩もついに日本での生活が終わりなんですね」
エマ「でも最後に大阪万博のステージに立てたから良かったよ」
ミア「ボクも元スクールアイドルとしてのステージは最後だったんだよな」
ナンシー「私もシンセサイザーを奏でられて良かったワネ」
3人は今月をもって日本を去ってしまう。そのため私とすずかで旅行に連れていくつもりなのだ。
すずか「とりあえず行きましょうか」
ミア「そうだな」
こうして私たちの旅は始まった。
〜※〜
乗ったのは6:22発のぞみ3号、博多行き。朝食は各自で用意して食べる。
ミア「とりあえずドロシー」
私「ん?」
ミア「璃奈のことはよろしく頼んだよ」
私「もちろんです」
ただ、璃奈先輩に去年春ドッキリを仕掛けたことで後ろめたい気持ちはある。一応謝って許してはくれたけど、やっぱりなんかね……。
ナンシー「あと、すずかも多英子のことは頼んだワヨ」
すずか「お任せください」
おたえ(小磯多英子)に関しては、ナンシー先輩がヤンデレになっていたことは読者の皆さんもご存じな人がいると思う。まあ、なんとか軽音楽で1年強、彼女から指導を受けていっぱい成分を受け取ったのだと思う。
〜※〜
そんなこんなで9時25分、無事に岡山に到着した。その後、少し岡山駅でゆっくり過ごす。
エマ「ドロシーちゃんは岡山に来たことはあるの?」
私「モリー姉ちゃんと2人でなら春休み中とか来たことありますね。後楽園とか良かったです。今日は行きませんが」
エマ「そうなんだ〜」
私「え、嫉妬……?」
エマ「しないよ〜」
今回行くのは島根だからね。
〜※〜
そして10時13分、おつまみや飲み物を買ったら特急やくもに乗り込む。朝はおにぎりにしたけど、柿ピーは外しがないよね。
倉敷を過ぎると伯備線に入り込む。そして総社を過ぎたらもう山の中、振り子式のやくも号は物ともせず乗り心地の良さを保ちながら進んでいく。
松江到着は12時50分のことだった。
エマ「とりあえず、松江城まで歩こうか」
私「そうですね」
今やすずかも松江城まで歩くくらいの体力はちゃんとあるからね。
そして松江城到着後、お金を払って天守閣に登る。
展望台にて。
すずか「あそこの広場で蓮ノ空の九谷丹姫先輩がこのGWにかすみ先輩を煽っていましたね」
エマ「それは良くなかったね」
ミア「うん。あの子犬ちゃんにギターで対抗して負けん気わかせるのはCrazyでしかないね」
ナンシー「かすみを子犬ちゃん呼びも良くないと思うワ、ミア」
ミア「Sorry……」
由美や仲喜、丹姫先輩やナギ、ビンあたりのあの一連の大遠征で、松江城でも色々問題を起こしていたね。
そして見終わったあとは遅めの昼食。やっぱり出雲そばだよね。場所は松江城付近のちどり茶屋。
すずか「お金は私がおごりますからね」
エマ「いやいやいいよ。日本円は帰国前に使い切らないとね〜」
そばはやっぱり定番だが、そりゃそうなるか。各自で払うことになりました。
ごちそうさまでした。
〜※〜
このまま国宝松江城県庁前から14時25分発の玉造温泉行きのバスに乗り込む。行き先は姫神広場。ここに玉造温泉の日帰り入浴施設「玉造温泉ゆ〜ゆ」があるのだ。
タオルを買い、いざ入浴。
すずか「汗が流れますね〜」
私「本当にそうだよね〜」
ミア「2人は仲いいな」
ナンシー「そうネ」
エマ「うんうん、やっぱりほっこりするね〜」
ミア「わかる」
3人は私たちのことをほっこりとした目で見てくれる。でも、これから留学生はランジュ先輩、可可先輩と拓、あとマルガレーテちゃんだけになってしまう。その中でも、ここ最近のマルガレーテちゃんは私をチートドラマーとして見ていないから話が通じないどころか、私が煽るしかないのだ。何してんねん。
そして出てきたら時刻は16時過ぎになっていた。とりあえず売店でお土産だけ買おう。
私「ちょうどいい。のどぐろ味噌汁は買おうっと」
そして薬用入浴剤も買ってこれはマルガレーテちゃんに、と。
その後、16時25分の玉造温泉発のバスに乗り、玉造温泉駅に戻ってきたのは16時34分のことだった。
乗る列車は16時52分発の米子行き。キハ40系による2両編成。駅弁は岡山駅で買ってゆっくり帰る方向だ。
すずか「やっぱりコマツサウンドが素敵ですね」
私「本当にそんな気がするよ」
松江駅は4番線に停車。やくも号は2番線から発車するからホーム移動がいる。
慌てて特急券を発券してもらい、各自で代金を払う。4両編成だけど全員指定席に座れて良かった……。
やくも26号は定刻通り17時10分に発車。ナンシー先輩とすずかは既にスヤスヤ眠っていた。
私「最後になんですけど……」
エマ「どうしたのドロシーちゃん?」
私「膝枕したいです」
エマ「いいよ〜、おいで〜」
私「ありがとうございます」
ミア「おっぱい枕って言わないだけまだ理性的だ……」
エマ「うん。やっぱりドロシーちゃんは子どもだね〜」
ミア「I think so, too.」
スヤスヤ眠っている間にそんな言葉が交わされたことを、私はまだ知らない。
岡山駅には19時48分、定刻通りに下車。直後に各自で駅弁を買い、20時20分ののぞみ62号に乗り東京まで帰っていく。
エビ飯最高と思い味わって、Discordを確認していると衝撃のメッセージが。
マルガレーテ『28日11時、羽田第2のスカイデッキに来なさい』
マルガレーテ『お土産、買ってきたわよね?』
マルガレーテ『事と次第によってはもらってあげてもいいわよ』
あ、この日はミア先輩とナンシー先輩が帰りの飛行機に乗る日だ。エマ先輩はもう少し後だけど、まずは行かなきゃ。
ミア「どうしたんだよドロシー?」
私「マルガレーテちゃんからこんなメッセージが来たんですよ」
ミア「お得意の煽り攻撃でもするんだろ?空の上から応援するよ」
私「ありがとうございます」
ミア先輩に支持されちゃったのはなんか不服かも。
こうしてこの日は23時32分の東京着で無事に解散となった。
そして28日朝9時のこと。すずか、モリー姉ちゃん、おたえと一緒にナンシー先輩とミア先輩を送り出すことになった。
おたえ「またニューヨーク遊びに行こうかな」
ナンシー「待ってるワヨ、多英子♪」
ミア「そろそろ時間だな」
すずか「それじゃあ……」
全員「See you again!!」
こうして3人で送り出すことができた。
そして10時47分、飛行機が定刻より3分早く出発したあとのこと。
すずか「そういえばマルガレーテがいませんね」
私「そうだね」
モリー「何かあるんですか?マルガレーテさんに」
ここ最近、モリー姉ちゃんは様付けが堅苦しいとわかり、さん付けに切り替えるようになったんだよね。
私「この前行った島根のお土産を欲しいって」
おたえ「あー……理解」
するとマルガレーテちゃんを見つけた。
マルガレーテ「見つけたわよ、ドロシー」
私「マルガレーテちゃんこんにちは」
マルガレーテ「それで、楽しかった島根は?」
私「もちろん。てか何でわかったの?」
マルガレーテ「あのミア・テイラーから聞いたわ」
それかよ。
マルガレーテ「ところで、お土産は?」
私「はいこれ」
マルガレーテちゃんに渡すのはのどぐろの味噌汁ではなく、入浴剤の方。
マルガレーテ「……は?」
モリー「はい?」
マルガレーテ「やっぱり考えてみたけど、気持ち悪いわ!!弾丸日帰りでこれとか!!ゴミ箱どこよ!?」
私「えー?嬉しくないのー?」
マルガレーテ「バイタリティがついていけないだけよ!!お土産はもらうから、解散!!」
マルガレーテちゃんは去っていった。
マルガレーテ「ドロシー・ダビッドソン、絶対潰す。あのドラムがちっぽけでくだらないことを思い知らせて吊るし上げにしてやるわ!!」
そんなことを私の耳の届かない場所で叫んでいたことを私は知る由もない。
私「あれでよかったのかな?」
おたえ「いいんじゃない?」
そしてその日の夜、Discordにて。
マルガレーテ『アンタみたいな奴が何食わぬ顔で生活に溶け込んでいると思うと恐怖で外も出歩けないわね。』
マルガレーテ『お土産は嬉しいしこれから使うけど。』
やっぱりwww
次回から8月です。