ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

119 / 119
予定通り長野・高崎回。神領杏奈くんが出ます。青山由美目線での展開を予定。

投稿遅れは仕事に加えて家族や友人との飲み会で週末夜まで潰れる状況だったためです。


信濃の善光寺、高崎のGV、原宿、そして東京から帰れなくなりました。

俺「よし、車掌バイトも終わったから……と」

 

2025年8月9日、金山駅からしなの25号に乗ることにする。明日、杏奈くんに会いに行くためだ。前日の今日は長野泊のつもりである。

 

ナギ「しかし明後日から夏合宿だよね。千砂都先輩にあれ言われたらもう避けられないよ」

 

俺「まあね……」

 

そう言いながら19時44分、定刻通りに列車は発車した。

 

そして夜道を特急は大爆走。夜汽車という雰囲気はまずない。乗ること3時間、長野駅に到着した。

 

ナギ「そういえば明日は雨か……」

 

俺「うん。長野出る時点では降っていないといいけど」

 

ナギ「わかる」

 

予定としては昼前まで長野市内を散策し、しなの鉄道と北陸新幹線を乗り継いで長野に出る計画だ。既に時刻は23時を回っているので、近くのホテルでチェックインを済ませたらドンキでも寄ろう。

 

ナギ「ジャイアントコーンとお酒……」

 

俺「なんかヘロヘロだからこれしかないんだよね」

 

ナギ「まあ、由美ちゃんだからいいけど」

 

高校時代一度ミイラになりかけて今でもBMIが痩せ気味判定の俺だから23でも許されやすい。読者の皆さん、痩せすぎていないなら学生でこんな真似しちゃだめだからね!!

 

こうしてこの日はホテルでお開きとなり、晩酌しながら寝ることになる。

 

翌朝、朝食を食べ、チェックアウトしたらホテルの前で集合。

 

ナギ「まだ早いけどどうするの?」

 

俺「善光寺参りと長野県立美術館巡ったらしなの鉄道乗る」

 

ナギ「過酷じゃない?」

 

俺「微妙だねそれは」

 

とりあえず東山魁夷を見るのが先だ。その前に善光寺だけお参りする。ホテルから歩いて20分程度の距離だ。

 

何をお願いしたかって?内緒。

 

ナギ「おみくじどうする?」

 

俺「やめとく。ナギのため」

 

ナギ「わかった」

 

このまま長野県立美術館と東山魁夷館を見ていこう。この方、旅情あふれる絵が多いよね。

 

そして、ダダイズムのデュシャンの作品もあった。企画展でも見覚えのあるモノが多いな本当に……。

 

そして展示物を見終えたら善光寺を眺めながらアイスコーヒーを1杯嗜む。念のためガムシロップを持ってきたが、入れるのが面倒なためブラックで飲もう。うん、悪くないね。

 

ナギ「チケットがあるだけで無料なのはありがたいよね」

 

俺「激しく同意」

 

そして11時になり飲み終えたところで近くのバス停に行くが……

 

俺「やけに遅くない?」

 

ナギ「そんな気がするね」

 

危ないと思い長野駅まで歩く……というわけではなく、長野電鉄に流れる俺たち。とりあえず11時26分発の長野行きに乗り込むことに成功した。車両は3000系。03系を改造した車両で、また再会したことになる。降りたら湯田中行きになっていることもやけに印象深い。

 

ナギ「とりあえず長野駅に移ろう」

 

俺「そうだね。間に合わなくなる」

 

この直後に乗るのはしなの鉄道。軽井沢まで乗るつもりで、車両はSR1系。ただし戸倉で足止めを受けることは確定である。

 

そして11時45分、定刻通りに発車後安茂里駅付近であるものを見かけた。

 

ナギ「あれ湘南色じゃない?」

 

俺「ホントだ」

 

115系かよ。逃しちゃったじゃん……。

 

そして篠ノ井を過ぎ、ここから本当のしなの鉄道の旅が始まる。屋代駅でまたすれ違う列車がいたのだ。

 

俺「ろくもんだ!!」

 

観光列車ろくもん。これも115系でかなりレア。ここまですれ違うことある?

 

そんなこんなで車庫のある戸倉駅に到着、そのままSR1系軽井沢行きに対面乗り換えをする俺たちであった。

 

発車は12時14分。お隣の坂城駅には169系が保存されている。そしてさらに乗っているとあることが起きる。

 

ナギ「雨降ってる……」

 

俺「傘ある?」

 

ナギ「ない」

 

俺「終わったなこれ」

 

車窓から雨が降り出したとわかったのだ。無事に軽井沢に着いたのはよいのだが……

 

俺「飯屋がどこも混んでる……」

 

ナギ「どうする?」

 

俺「セブンに立ち寄って考える」

 

ナギ「そうしよう」

 

そして何とかアヒージョ風サラダとおにぎりを手に入れることに成功した。買ったらすぐ軽井沢駅に戻り軽井沢→高崎の自由席券を買い、13時57分のあさま618号に飛び乗ることに成功した。

 

ナギ「これで14時半間に合うね」

 

俺「そうだね」

 

そこそこ空席もあったから別々に座っていく。乗ること15分、高崎駅に無事到着。そのまま杏奈くんと集合した。

 

俺「お、いたいた」

 

杏奈「どうも」

 

今回のここでの目的はSL・GVぐんまのEL差し替えのウォッチ。まずはこれだけ撮影していこう。

 

ナギ「こんな感じで撮れたんですけど」

 

杏奈「あー……惜しいね」

 

俺「うん。俺と一緒で尾灯隠れちゃってる」

 

ナギ「また出直します」

 

俺「それがいいと思う」

 

それでも途中で12系のエンジンが止まったのは印象的で、GV-E197系はちゃんと写ったから良かった。

 

そしてそのまま改札を出て切符を買いなおし、しばらくするともう1人現れた。

 

さくら「あれ?由美先輩とナギくんじゃん」

 

俺「さくらちゃんもSLぐんま目当て?」

 

さくら「そうだよー」

 

杏奈「あとまた俺を煽り散らかそうとしてきたけどもう気に留めないことにしたんだよね」

 

さくら「攻撃が効かないのがショック」

 

ナギ「いや攻撃目的だったんですか……」

 

さくら「うん……」

 

俺「自業自得。諦めなさい?」

 

さくら「そんなぁ……」

 

杏奈「全く……うちの幼馴染にこんなろくでなしがいるとは思わんかったぞ」

 

ナギ「でしょうね」

 

赤石さくらちゃん。ここ最近煽り攻撃がヤバすぎる1人だ。だけど今日は少し元気がなさそう。何があったのか……?

 

そんなことを思いながら、まずは上野東京ライン方面にに乗り込む。

 

俺「大宮あたりで乗り換えだな」

 

杏奈「ん?東京から山手線に乗り換えるんじゃないの?」

 

今から行く場所は原宿。新宿経由のほうが近いため、どこかで乗り換える算段のつもりである。

 

ナギ「おそらく湘南新宿ライン経由のほうが近いってことだと思います」

 

杏奈「青山さん賢い!!」

 

杏奈くんは気づいていなかったようだ。まあそれはそれとして、さくらが相当お悩みのようだ。

 

ナギ「それはそうと、さくら先輩なんか元気ないですね……」

 

さくら「実はね、穂隆を夏合宿に行かせたいんだよね……」

 

俺「飛行機は取ったの?」

 

ナギ「さあやちゃんから聞いたんだけど、穂隆くん名義で栞子ちゃんが今からでも取るって言ってた。飛行機もまだ満席じゃないらしいし、高くても中部高速鉄道の経費で落とすとかいう話だった」

 

杏奈「いやいや中部高速鉄道と鈴木さあやもやってくれてるね」

 

さくら「それで、杏奈くんや由美先輩の意見を聞きたいなぁって」

 

杏奈「それに関してはさくらが決めたほうがいい。俺がどうこう口出ししたところで決めるのは自分だ」

 

俺「これに関しては自分で決めたほうがいいという意見には激しく同意するよ」

 

杏奈「だけど俺からは1つ」

 

さくら「?」

 

杏奈「俺の推しのLiella!メンバーを1人でも傷つけるような選択をしたら許さない」

 

さくら「……分かった」

 

俺「これは怪しいね」

 

ナギ「そんな気がする」

 

さくら「まだわからないよ?」

 

俺「それで逃げられると思ったら甘いかもね」

 

さくら「ちょっと!!」

 

穂隆はコンベンション組、しかもレゴのVW21の新塗装ウソ電出展しているから夏合宿に行かない選択肢も可のはずだ。まあ、ここはさくらと穂隆で話し合って決めてもらおう。

 

さて、籠原駅にて何故か目の前に新宿方面の列車が来ていた。

 

俺「乗り換えよう」

 

3人「うん」

 

湘南新宿ラインに乗れば新宿・原宿方面に連れて行ってもらえる。乗るしかないね。

 

そして新宿までたどり着いたら山手線に乗り換え、原宿で下車した。

 

しかし原宿で……

 

俺「雨だ」

 

杏奈「俺濡れてくよ」

 

さくら「傘持ってて良かった〜」

 

ナギ「入れてもらっていいですか由美ちゃん?」

 

俺「いや俺の貸すから」

 

ナギ「ありがとう」

 

というか小学校通っていた時からのだから、その時のクラスがバレる。まあいいけど。

 

そして傘を差しながら4人で向かった先はYURINAN はなれ。そういえば7日は夏美ちゃんの誕生日だったんだ。

 

それぞれで飲み物、食べ物を買って美味しくいただく。

 

杏奈「そういえば青山さんは名古屋だけど、雨降って新幹線止まったらどうする?」

 

俺「さくらの家泊まってく。ナギも夏合宿行くから家開けないとダメだし」

 

さくら「私が即刻OKしたからね」

 

俺「杏奈くんは?」

 

杏奈「在来線は止まらないっぽいし静岡まで杏子と帰るよ」

 

俺「理解」

 

ごちそうさまでした。そして雨の中駅近くまで戻り、吉野家に入る。

 

杏奈「俺お金ないからこれにする」

 

俺「これにしよう」

 

4人それぞれバラバラ。杏奈くんは豚丼、俺は牛丼小盛り……と言ったカタチで全員別払い。これもごちそうさまでした。

 

そして原宿駅にて。

 

俺「あちゃー、新幹線止まっちゃった。勇輝からも弟たちからも帰らないほうがいいって話だったし」

 

杏奈「それじゃあ今回はここで解散だね」

 

ナギ「そうですね」

 

こうして俺が名古屋に帰れなくなったことにより今回はお開きとなった。

 

そして翌11日のこと。

 

さくら「やっぱり穂隆は夏合宿に行かせようと思う」

 

俺「よし!!杏奈くんにも伝えておいで」

 

さくらちゃんはそのまま杏奈くんのLINEに流した。

 

俺「何か来た?」

 

さくら「『さくらがそのつもりならそれでいい』だって」

 

俺「理解」

 

そしてこの日の夜、羽田空港で俺とさくらは残留組と共に夏合宿に一行を送り出す。

 

ナギ「ちゃんと行ってくるからね」

 

俺「よし」

 

穂隆「さくらもちゃんも頑張るんだよ」

 

さくら「もちろん!!」

 

さあや「そろそろ出発だね」

 

夏合宿組「行ってきまーす!!」

 

残留組「いってらっしゃ~い!!」

 

こうして一行は22:45は全日空207便に乗りミラノに旅立ったという。

 

ちょうどその頃……

 

杏奈『まあ、穂隆の件については千砂都ちゃんが喜んでいたみたいだし良かったね』

 

俺『そうなるよな』

 

杏奈『まだ空港だよね?』

 

俺『うん。帰ったら言う』

 

杏奈『了解』

 

杏奈『じゃ、またあとで』

 

杏奈くんから一言、ちーちゃんが喜んでいたとコメントがあった。というか次は我が身じゃねえかよ……。海外どこがいいんだ……?




次回はリクエスト前倒し。それが終わったら広島回です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。