ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

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だいぶ遅れましたがモチベーションの大幅低下です。今後も超低速運転が続きます。

今回はリクエスト。小川有佐目線での展開を予定。


奢られ地獄脱却!!別府も阿蘇も全員別払い!!しかし……

2025年8月14日、羽田空港にて。

 

シオン「やっぱりナギがいないの寂しいなぁ……」

 

私「わかる。さあやも万里もいないもんね」

 

歩夢「私だって侑ちゃんいないの辛いんだからね?」

 

しずく「それはそうと有佐さんは渉くん連れてこなくて平気なの?」

 

私「この前のコンベンションで疲れちゃったって話でした」

 

今日はシオンの受験勉強の息抜きのために2人で大分に行こうとしたら歩夢パイセンとしずくパイセンがついてきた。こうなったらある作戦を決行するか。まあ何をするかは内緒。

 

私「それじゃあ、行きましょうか」

 

シオン「そうだね」

 

こうして私たちの旅は始まった。

 

〜※〜

 

まずは全員分の飛行機のチケットを取る。乗るのは8:00発の福岡行きJL307便。

 

しずく「じゃあ今日もシオン先輩に」

私「絶対ダメです」

 

さて、今回の作戦を読者の皆さんにお伝えすると「歩夢パイセンとしずくパイセンに絶対に奢らせない」というもの。ここまで奢らせ地獄を何度やっても、結ヶ丘の立山楓パイセンが絡んでも懲りない2人だから、ここは次期生徒会長候補として栞子パイセンから指定された私が取り締まることにしたのだ。

 

チケットを取ったら出発ロビーに向かおう。乗る飛行機はと言うと……

 

シオン「やったぁA350だぁ!!」

 

歩夢「シオンちゃん今度は飛行機に浮気かな?」

 

私「これ浮気じゃないですよ」

 

エアバスA350。日本航空の飛行機の中でも最新鋭の機材。歩夢パイセンは浮気と言っているがこれは浮気ではない。

しばらくするとプッシュバックにより押され、飛行機は動き出す。お盆だからそこそこ満席。でも窓際を取れたのは良かったね。

 

そして定刻より3分ほど遅れながら、ついに離陸!!私はあまり飛行機慣れしていなくて、東京から熊本に帰るときも新幹線が多いけど、乗ること自体は好きだからね、あのナギや由美と違って。

 

そしてそれ以外の3人は寝てしまい福岡までそのままだった。

 

〜※〜

 

福岡到着後は直ちに博多駅まで出て、ここから特急ソニックに乗る。11時発、883系の7両編成だ。ネズミのような座席が印象的だ。

 

しずく「はぁ……また奢りがダメって」

 

私「諦めてください。栞子パイセンにはすべて報告しますから」

 

歩夢「栞子ちゃんに怒られたら元も子もないよ……」

 

私「シオンを守るためなら何だってしますよ?」

 

ここは鬼になって全員自腹。そして席も全員別々になってしまった。まあ、1人でゆっくり寝ていこう。

 

〜※〜

 

別府駅には12時52分に到着。このまま1日乗車券を買いバスに乗り地獄巡りをしよう。

 

しずく「せっかくシオン先輩におごってもらえると思ったのに」

私「し・ず・く・パ・イ・セ・ン?」

 

しずく「……はい」

 

絶対に奢らせません。

 

まずは直ちに地獄めぐりに向かう。シオンは今日も胃腸が荒れ気味のためお昼は抜き。まあ、何があったかというと杏奈パイセンにあっさり切られたとのことだ。

 

バスで約20分、まずは海地獄に到着。

 

しずく「このコバルトブルーに浮かぶ涼しさ……また1つドラマが生まれそうですね」

 

シオン「あのー、僕や侑を突き落としちゃダメだからね?」

 

歩夢「うん。そんな妄想したら私も許さないかな」

 

しずく「はい……」

 

一番害悪なのしずくパイセンだったんかい。

 

続いては鬼石坊主地獄。ドロドロな熱湯の池からブクブク泡が浮かんでいるのが特徴的である。

 

私「よし、この中に石を」

シオン「やめようね」

 

シオン曰く、別に投げ入れても泡が増えるわけではないとのことだ。やめようやめよう。

 

その次は山地獄だが、餌を買って象にあげる。

 

歩夢「侑ちゃんじゃなくて有佐ちゃんでよかったね」

 

シオン「こういうところも無邪気で可愛いんだよね。将来マルガレーテちゃん煽らないか不安だけど」

 

まあいいや。ドロシーみたいになるってことだから。

 

その次は鬼山地獄。

 

しずく「シオン先輩をワニの池に……」

歩夢「絶対ダメ」

 

食われたらどうするばいしずくパイセン。

 

そしてかまど地獄では湯気を見たあと……

 

僕「温玉美味しい〜!!」

 

全員でプリンや温泉卵をいただく。お昼抜きはよくなかったね。

 

そして第1陣の最後は白池地獄。

 

シオン「いかんいかん、しずくがいじめに近い妄想走るの怖いよ」

 

しずく「私のものになってくれないからいじめるんですよ?」

 

歩夢「さすがにこれは許せないかな。有佐ちゃん、栞子ちゃんに報告していいから」

 

私「ラジャー!!」

 

ひとまずしずくパイセンの妄想癖だらけの地獄第一陣は終了。そのまま地獄第2陣にバスで移動した。

 

7つ目は血の池地獄。

 

しずく「シオン先輩、泳いでみます?」

 

シオン「マジでやめてくれ」

 

歩夢「しずくちゃん今回はひどすぎるかな」

 

直ちにメモしよう。ここゾロリじゃないんだし。録音も完璧だ。

 

ここまで終わったら16時からの竜巻地獄を見る。105度の熱湯はさすがに見どころが多い。

 

またしずくパイセンがいじめの妄想を繰り広げていたのだが、いつの間にしずくパイセンはいじめっ子になったのかな……?

 

さて、地獄を巡ったらバスと徒歩でホテルに向かい荷物だけ預ける。今回泊まるのは西鉄リゾートイン別府だ。

 

最後に別府タワーだけ寄ったらジョリーパスタで食べて今回はお開きとしよう。やっぱり露天風呂は気持ちいいなぁ〜。

 

あ、シオンがフタナリということもあるから全員別行動ね。部屋は私とシオンで一緒だけど。

 

〜※〜

 

翌日、朝ごはんを食べたら直ちにチェックアウトし、乗るのは7時44分発の九州横断特急2号熊本行き。車両はキハ185系の3両編成。中間に挟んでいるのもキハ186でなくキハ185だった。今日は阿蘇山を巡り、シオンを実家に招待し、「あること」をする計画だ。改めて言うが昨日は8月14日、今日は8月15日、そして私の実家は阿蘇市にある。まあ、何があるかは今だとネタバレになるため控えることにしよう。

 

しずく「自由席にして全額自腹とか……」

 

私「諦めてください。私、しずくパイセンがシオンに対してケチなの全部知っていますからね?」

 

シオン「その割にはぽむちゃんが騒ぐ気配ないけど」

 

歩夢「侑ちゃんがいないし、しずくちゃんが暴走しすぎて目に余るしで、私も気を引き締めないといけないなって。だから今回の私自身の特急料金は私が出す」

 

完全に歩夢パイセンが変わっちゃったね。今までシオンをヤンデレ的にいじめていたのに。とりあえず栞子パイセンに加えて結ヶ丘の楓パイセンには報告だね。あの人は中学時代モノホンのおごられ地獄経験しているから。

 

阿蘇駅には10:07に到着。このままバスに乗って阿蘇山に向かっていこう。

 

〜※〜

 

阿蘇山上ターミナルに到着後、徒歩で15分、火口付近に到着した。

 

しずく「そうだシオン先輩、耳貸してくださいよ」

 

シオン「ん?」

 

するとしずくパイセンはシオンの耳に口を当てる。

 

しずく「やっぱり、私のことを見てくれないと、この火口から……」

 

 

 

しずく「きさん、くらすぞ♥

 

 

 

 

シオン「……は?」

 

はい、アウトー!!アウトですこれー!!

 

歩夢「有佐ちゃん、きさんくらすぞってどういう意味?」

 

私「貴様ぶっ飛ばすぞって意味なんですよ」

 

歩夢「……わかった。今日はしずくちゃんを持ち帰る」

 

しずく「え、ちょっと歩夢さん!?」

 

歩夢「シオンちゃんに対して暴走しすぎ!!一度栞子ちゃんに怒られなさい!!」

 

しずく「そんなぁ……」

 

毅然とした歩夢パイセン、初めて見たぞ……。

 

歩夢「有佐ちゃんとシオンちゃんはどうするの?」

 

私「今日は実家に呼んであることを考えています」

 

歩夢「言っておくけど、浮気はだめだからね?」

 

私「わかりました」

 

まあ、これが浮気と判断されるかは歩夢パイセンやせりなどころか栞子パイセンにもかかっている。ここ最近の栞子パイセン、私にも重いからなぁ……。

 

その後、山上ターミナルに戻ったら今度はソフトクリームを食べる。これでまずはクリア。お土産を買ったらバスで下山し阿蘇駅に戻る。ただ……

 

私「ちょっと温泉寄っていこう」

 

帰りの列車まで時間はあるので日帰り入浴だけしよう。

 

シオン「でもフタナリ……」

 

私「歩夢パイセンとしずくパイセンだけ先に行ってもらいましょうか」

 

歩夢「うん。しずくちゃんは今回はシオンちゃんから隔離する。危なすぎるからね」

 

ということでこのまま解散。まず私とシオンは2人でうどんを食べる。私はかけうどん、シオンは月見うどん。

 

私「そういえば杏奈パイセンとはどうなった?」

 

シオン「いま杏奈くんとはバッチバチの冷戦状態。由美にも八つ当たり仕掛けてるけど全然効かないよ」

 

私「由美も狂ってるね」

 

シオン「うん」

 

杏奈パイセンとの争いはまだ続いている。由美にも飛び火しているけど、まあいいや。由美に至っては無効な側面あるし。

 

ごちそうさまでした。

 

その後、歩夢パイセンとしずくパイセンが温泉を出た頃に日帰り入浴に直行。

 

シオン「有佐は僕のこの部分見ても平気なの?」

 

私「そうだね。渉のアレ見てるから」

 

何かとムラムラしにくい私でありました。

 

そして15時06分になり、キハ183の特急あそぼーい!で宮地駅に到着したらこの日の旅は終わり。一度お昼寝をした後に2人で阿蘇あか牛のステーキ等、ガッツリ美味しくいただきました。

 

〜※〜

 

翌朝5時半。今日はまだ寝ているシオンに対してある作戦を考えているため5時起き。手にはピコピコハンマーを用意し……

 

あ、時間だ。

 

 

ピコピコピコピコピコ

 

私「起きろー!!」

 

シオン「何もう……って有佐どうしたの!?」

 

私「ハッピーバースデー!!」

 

8月16日5時38分、シオンは18年前のこの時刻に産声を上げたとナギから聞いてたからね。

 

シオン「え、今日は8月16日!?」

 

私「そうだよー。しかも今の時刻は5時38分です」

 

シオン「オギャーって僕が産声あげた時間じゃないか……誰から聞いたの!?」

 

私「ナギ」

 

シオン「うわ、うちのバカ弟やってくれたね」

 

私「嬉しい?」

 

シオン「嬉しくないわけないじゃん。というかせりなには言ったの?」

 

私「もうPCで現地からビデオ通話繋いでいるから」

 

せりな『おはようシオン♪』

 

さあや『お誕生日おめでとう!!』

 

シオン「お前ら全員グルだったんか!!」

 

ナギ『そうだね』

 

シオン「うわ、完全にやられたね。全部有佐と通謀したんでしょ?」

 

万里『うん』

 

シオン「誰でも驚くぞこれ」

 

シオンの誕生日ドッキリは大成功。家族には既に言っていたから別に問題はない。

 

シオン「でも、2つだけ僕には不満があるんだよね」

 

私「ん?どういうこと」

 

シオン「1つ目は杏奈くんとバチバチに争っていること。そしてもう1つは由美が誕生日を忘れているかもしれないことかな」

 

せりな『由美にはどうするの?』

 

シオン「今日僕が名古屋に帰ったあと土下座させる」

 

穂隆『いやいややりすぎでしょ』

 

梨海『いいんじゃない?』

 

ドロシー『まあ日頃の行いに対する罰だからね』

 

他の部員も頷いていた。

 

シオン「まあでもみんな無事にやっておいでよ」

 

ビン『おう。シオンの言葉で元気出たぜ』

 

シオン「よかった」

 

誠一『じゃ、またね』

【通話終了】

 

こうして無事に通話を終え、朝食を食べたら家族に宮地駅まで送ってもらい2人仲良く普通列車と新幹線で帰りました。そして名古屋でシオンは無事由美に土下座させ、直後に杏奈くんとも復縁したそうな。

 

私はというと東京到着後、栞子パイセンに調査書を提出した。

 

栞子「今回の件に関しては極めて重大なハラスメントに当たりますね」

 

私「そうですね」

 

栞子「とりあえず、しずくさんには1週間の活動禁止処分、歩夢さんにも3日間の活動禁止処分を下しましょう」

 

私「それがいいと思います」

 

しかしその後にさらなる地獄が待っていた。

 

栞子「ところで有佐さんも、浮気ですか?」

 

私「ん?何のことでしょうか?」

 

栞子「生徒会長次期候補なのに、私に黙って鉄研部員の皆さんとシオン先輩の誕生日会だなんて……私がいるのに浮気にしか見えません」ハイライトオフ

 

私「あ、終わった」

 

栞子「終わってはいませんよ。反省文はパスですが、私のものになっていただきます。ですから今日が楽しみですね、有佐さん♥」黒笑い

 

私「いやあああああああああ!!」

 

こうして無傷で終わらない私でありました。なんでこんなことになったんだ……?




阿蘇山の巡り方、ホテルの選定は私の実体験がもとです。

次回は芸備線・広島回です。
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