ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

126 / 126
予定通り台北回。ただし既に台北ネタは一度だけ書いているため、ダイジェスト版になります。青山由美目線での展開を予定。


【元ネタ実体験】海外初心者が海外経験者の後輩の助けを借りて2泊3日で台北を巡ってみた。

2025年9月8日、セントレアにて。

 

俺「えーっと……乗る飛行機はこれだな」

 

CI151便。9時55分にセントレアを発ち、11時55分に台北に着くやつだ。朝食は家で食べ、Wi-Fiも借り、あとは搭乗するだけ。

 

とりあえず、LINE見てみよう。今日から虹ヶ咲の2年生(当時の1年生)は修学旅行だ。すると……

 

俺「……は?」

 

栞子ちゃん曰く、梨海が寝坊して行きの飛行機に乗れなかったとのこと。えー?本当に大丈夫かな……?すぐ飛行機取って1本後で追いかけるとかしてたらいいけど。

 

手荷物を預けたらそのまま搭乗ロビーに向かう。本格的な初海外目指してレッツゴーしよう。

 

とりあえず買うのはお~いお茶。3日間ペットボトル緑茶も飲めなくなるかもしれない。今のうち買って嗜もう。

 

俺「しかし参ったなぁ……ん?」

 

LINEが来ている。梨海からだ。

 

梨海『9:30発の羽田発のNH661便に乗りました。ご心配をおかけしました。1時間遅れで現地到着です。』

 

いやいや判断が早すぎるだろ。合流できそうで何よりだが。これ寝坊したと分かってすぐ朝飯抜きで直行したとしか思えない。俺じゃできんぞ……。

 

……あ、時間だ。乗らなきゃ。ここからはネット回線が遮断される。機内食食べながらエンタメありゃ見るぞ。

 

10時すぎにCI151便は離陸。A330もそろそろ引退時期だが、悪くはない。モニタついているだけいくらエコノミーでもありがたいね。

 

そしてセントレアを抜けると青空が広がる。対流圏の端部を飛行機は巡航する。

 

しばらくしたら機内食の時間。チキンにしたが……隣のカレーがめちゃくちゃうらやましすぎる。食欲なしとはいえ魂消たなぁ……。

 

乗ること約3時間、現地時刻11時半頃に乗ってきた飛行機は台北桃園に着陸した。確か今頃しずくちゃんとビンは空港を出た頃合いだろう。

 

とりあえず現地のHISのスタッフのもと、送迎バスに向かう。というか台湾のバスは日本と違ってどれもこれもめちゃくちゃ派手だ。

 

さて、台湾に行ったら何をするか。九份・十分、台北101、夜市に行く、小籠包、タピオカミルクティー、かき氷をいただく、マッサージやお寺周辺での占い、何でもありだな。

 

さて、現金は日本で替えた3万と現地で替えた2万で合計8000ドルとなる。これらをもとにまずはホテルでバスを下車し、そのままチェックインした。

 

それから1時間くらい経過してしまったかな。

 

俺「もう3時やん」

 

そう言ってカードキーと近距離用カバンを持ち、ホテルを出ると……。

 

??「発見!!」

 

俺「ビンに見つかった!!」

 

ビン「無事でよかった」

 

普通科1年の鉄研メンバー・米女ビンが現れた。

 

俺「ビンも無事に着いてよかったよ」

 

ビン「ああ。まあここからは俺たち2人で散策するぜ」

 

俺「おう!!」

 

そういったその時。

 

??「あーっ!!由美さんとビンくんを見つけました!!」

俺・ビン「しずくちゃん/先輩!?」

 

国際交流学科2年・スクールアイドル同好会メンバーの桜坂しずくちゃんが現れた。

 

しずく「ところでビンくん、今日学校だよね?それなのに台湾来てるとかどうしたの?」

 

ビン「学校主催の2泊3日の公休ツアーにテスト生として選ばれたんです。ちょうど由美もこの日から台湾って話だったのでちょうどよかったかなって。そういうしずく先輩は?」

 

しずく「私は修学旅行の班別研修でここに来てるだけだよ。でも2人に会えて良かったです」

 

そうじゃんしずくちゃんは修学旅行だったんじゃん。あとビンも7月のナギを香港に連行してランジュちゃんと3人で巡って無事に帰ってきたことを理由に確実に実力を買われたんだと思う。

 

俺「こっちもしずくちゃんには驚いたけど会えて良かった」

 

しずく「フフッ、ありがとうございます。あ、そろそろ行かなきゃ」

 

3人「再見!!」

 

一瞬で解散となった。さてどこを巡ろうか。今ここはシーザーパーク台北だ。

 

ビン「西門町行く?」

 

俺「そうだな」

 

ちなみにビンはツアーと言っても俺と同じ自由行動のコースとなっている。だから帰国までの間、ずっと行動を共にできることになる。

 

そんなわけでまずは台北捷運の48時間パスを購入し、板南線方面に向かう。本来なら頂埔行に乗る予定だったが……

 

俺「あ、ヤバい」

 

ビン「うわ、善導寺……西門町行けねえじゃん」

 

はい、迷子です。あいにく南港展覧館行きに乗ってしまった。善導寺で降りることにしよう。お寺はあるけど有料だから一旦スルー。それより見たいものは……。

 

 

あった。

 

 

 

俺「いやいやなんでしまむらがあるんだよ」

 

ビン「ここは日本ですか?」

 

可愛い服ねぇ……たまに買うけど、地雷系とか俺に似合うわけないよな。

 

ビン「買う?」

 

俺「やめとく」

 

まずは西門町狙いだ。もう一度捷運戻って西門町行こう。

 

乗った列車はC341型。色気のないIGBTだが、このあと見た列車がもっと衝撃的である。

 

西門下車。特徴的なインバータサウンドがしたので反対側のホームに行ってみると……

 

俺「お、いたいた」

 

C321型未更新車。シーメンスGTOが特徴。日本では絶滅し、台北捷運でももはや絶滅危惧種。淡水線もC301型のウェスチングハウス製GTOは全滅しているからなんか虚しい。

 

そして表に出ると西門町はすぐそこ。日本では聞き慣れない曲がよく流れている(*1)。とりあえず中国語で話しかけられなければまあよしとしよう。可可ちゃんは国籍の都合でなかなか来られないはずだ。

 

俺「小籠包食べよ」

 

朝を軽く食べ、昼も機内食で済ませていたらまずは小籠包だろ。

 

そして2人で並ぶ。

 

ビン「そういえば由美は焼き小龍包食べたことあるか?」

 

俺「あるね。横浜中華街のやつ」

 

ビン「あれ美味いよな。放課後に1人で横浜中華街まで食べに行くことたまにあるけど、リピートしやすいぞ」

 

俺「まあ、メイの方も今Liella!の練習で忙しくてひどいと帰るの遅くなる印象ありそう」

 

ビン「そうだな。あと、台湾で焼き小龍包は邪道かもね」

 

俺「まあそうなるか」

 

台湾は蒸すタイプの小籠包が当たり前だが主流。餃子もチャイナ本場では蒸したりスープで煮込んだりするから、焼くタイプは日本独自だろう。

 

そんなこんなで無事に購入。いただきます。

 

俺「これが本場の味か」

 

日本でよく食べる味と比較すると八角が十二分に効いている。当たり前だが好き嫌いは当然出るだろう。俺はこの味が嫌いではないが。

 

ごちそうさまでした。

 

俺「かき氷どうしよう……」

 

ビン「明日でよくね?」

 

俺「確かに」

 

そういうわけなので、そろそろ夕暮れのため淡水に向かおう。西門駅から板南線で臺北車站に戻り、淡水信義線に乗り換える。

 

民権西路を過ぎると高架線に突入。名古屋で言うところの鶴舞線、大阪の御堂筋線に近いのかな?シオンもナギもせりなも丹姫ちゃんもここんとこ言及しなさいよ全く……。

 

そして北投を過ぎると淡水に向けて列車は進んでいく。支線こそあるがいったんスルー。

 

淡水駅下車。

 

ビン「目の前が水辺とか、最強クラスだな」

 

俺「激しく同意」

 

とにかく黄色い夕焼けが激しく照り輝く。これが同じ惑星にあると聞いた時点でめちゃくちゃ神秘的である。そして数十分すると日は淡江大橋の下側にどっぷり沈んでいった。

 

ビン「これからどうする?」

 

俺「台北101直行だな」

 

そう言って淡水駅に戻るのだが……

 

ビン「なんですき家があるん?」

 

俺「Am I in Japan?」

 

※台湾です。

 

日本かと疑いたくなるような店が並ぶ。メニューだけは現地ならではのシロモノもあるようだが。

 

そんなこんなで少し気になった場所がある。大都會廣場だ。

 

ビン「それにしても本当に新鮮だな」

 

俺「てか虹ヶ咲の国際科の生徒いないかね……ビンが学校おサボりとか言ったらどう言い訳するかだよな……」

 

ちなみに俺も虹ヶ咲の鉄研外部顧問として虹ヶ咲の制服・淡紫色のリボンで現地に飛んできた。生徒のフリして変な目で見られないようにする作戦だ。ただ、身長177cmあったらいくら女子でも疑われるかもだが。

 

一通り見回ったら淡水線をぶっ通しで乗ることにしよう。降りる駅は台北101/世界貿易センターだが、象山まで一気に乗り通してそこから歩いて台北101に戻ろうと思う。

 

俺「象山まで乗る?」

 

ビン「そうするよ。ナギも乗ってたもんな」

 

そして2人で淡水駅に流れる。まず乗るのはC381型。C301型と比較すると角張っている車体が特徴。

 

俺「やっぱり座面は固いけどこれでもいいね」

 

ビン「あとドア部分のランプも印象深いな」

 

読者の皆さんには言い忘れたが、座面がプラスチック製で固い。また、C381には緑色のドア開閉ランプがついているのだ。これは日本の電車とも大違い。

 

そして、日のとっぷり暮れた淡水線を列車は進む。

 

俺「そうだ。新北投支線見ようよ」

ビン「よし、ちょうどいい。北投で一度降りるぞ」

 

北投で下車後、次の列車が来るまでの4分の間に対向列車の淡水行き、3両編成のC371型新北投行きを一気に撮影した。

 

そのまま後続の列車・C301型の象山行きに乗っていくのだが……

 

ビン「由美は眠気とか大丈夫か?」

 

俺「まだ眠いかも」

 

ビン「言っとくけど居眠りは危険だからな。すられたら話になんねえぞ」

 

俺「危ない危ない」

 

まあ、うちの夫の勇輝とか、弟のそーちゃんとか、妹のジュリーとかみんな海外行ったら都市鉄道での居眠りは厳禁とか異口同音で言う。ビンもそのうちの1人だったわけだが、俺も実は信じて疑わなかった。

 

そして地下に入り、中正紀念堂を過ぎた頃。

 

俺「ちなみになんですけど」

 

ビン「ん?」

 

俺「ビンが夏合宿行く前のこと覚えてない?」

 

ビン「姉ちゃんに発破かけられて参加になったやつ?」

 

俺「うん。それなんだけど、ぶっちゃけると僕的には不参加を急に覆されるのは不服でした」

 

ビン「どうして?」

 

俺「無理させたくなかったもん」

 

ビン「まあそりゃな。でも結局行ってみて無事に11日間やれたから、もう1日しか余裕がないから不参加は言い訳にできないだろうな……」

 

俺「うん……」

 

蒸し返してごめんなさい。

 

そんなこんなで台北101で降りずそのまま次の終着駅である象山まで乗り、淡水信義線の旅は終わりだ。

 

俺「このまま台北101まで向かってくぞ」

 

ビン「おう!!」

 

台北101までは徒歩で向かうことにしよう。

 

〜※〜

 

台北101到着。

 

俺「そういえば西門町でパイナップルケーキ買いそびれたな」

 

ビン「台北101で売っていたら買うぞ」

 

俺「うん」

 

ビン「あと、淡水信義線の象山止まりもそろそろ奉天宮に延伸されるらしい」

 

俺「うわ……初耳だ……誰から聞いたの?」

 

ビン「ナギ」

 

俺「アイツかよ……」

 

ビン「アイツは海外の鉄道の知識こそ一人前だけどいかんせん飛行機というトラップがあるんだよなー」

 

俺「わかる」

 

ナギはガチの海外鉄。それなのに飛行機ダメ民という最大の壁がある。最近はビンが連れ回しているらしいが。

 

さて、台北101に着いたら1階から入り、5回のチケットカウンターで既にHISで購入済みのチケットをかざす。ビンは別途買ってからとなった。そうしたら記念写真を2人で撮影し、爆走エレベーターに乗り込む。

 

このエレベーターもナメたものではなく、速さ60km/hを超えて上がっていく。382.2mの高さまで40秒以内に到着した。直後に写真は1枚ずつ購入し、そのままパイナップル茶でも買って飲もう。

 

ビン「ここの草むらブースフカフカで座ると気持ちいいなぁ」

 

俺「言っておくけど、スカートの中を俺に撮らせるようなマネはしちゃダメだからな」

 

ビン「何が起きるんだよ?」

 

俺「君がメイに家を出禁にされるかも」

 

ビン「あっ……」

 

メイの名前を出せばビンは黙る。この前の香港の修学旅行調査員報告書を全部見せてもらったが、ナギによる追記で夏合宿不参加についてメイに怒られた文字があったことは俺も存じ上げている。

 

パイナップル茶はごちそうさまでした。緑茶でないことがまた変わった味だった。

 

さて、台北の夜景は名古屋とも大違い。台北101自体も高く、周囲も高層ビル街だらけだから東京スカイツリーから見下ろす風景とも一味違う。夜が遅すぎて101階に入れなかったことは残念だったが。

 

そしてこの折にパイナップルケーキはゲット。お土産自体はついに確保完了だ。

 

これが終わったら5階まで戻ってきて、あとはエスカレーターで降りていく。日本の百貨店とも大違い。ミッドランドスクエアともなんか違うぞ。真っ白なブランド街は日本にあったかな……?

 

そんなこんなで地下1階に降りるとフードコートを見つける。

 

ビン「いやいや日本の店多すぎだろ」

 

俺「Am I in Japan?」

 

※台湾です。

 

まあ、何が起きたかというとフードコートが一風堂とかマックとか見慣れた店ばかり。

 

俺「食べよう。今日は一風堂だ。ビンは好きなの食べていいよ」

 

ビン「OK」

 

ビンは興葉蚵仔煎を選ぶ。

 

俺「ラーメン癒されるなぁ……」

 

ビン「牡蠣オムレツも外しがねぇな」

 

完全にビンも修学旅行調査員やってんな。食べ慣れた日本の味も外しがないが。

 

ごちそうさまでした。こうしてこの日はシーザーパーク台北に戻りお開き。

 

〜※〜

 

翌9日、朝食におかゆとサラダを食べたらファミマで緑茶と四季春青茶を買い、臺鐵の台北車站に集合。

 

俺「乗ってくか」

 

乗るのは区間快車の瑞芳行き。EMU900型の10連。ロテム製だがまあ最新式だからIGBTは確定だろう。

 

発車後、南港駅を過ぎると地上に出る。空は雲こそあるものの晴れ渡り、今日も暑くなりそうだ。

 

ビン「雨降ったらどうする?」

 

俺「考えてなかった」

 

ちなみに傘は持っていません。濡れていくかも。

 

〜※〜

 

乗ること小一時間、瑞芳駅に到着。

 

ビン「さあ、念願のディーゼル車平渓線に乗るぞ!!」

 

俺「おう!!」

 

今から平渓線に乗り、十分まで向かっていく。列車は瑞芳を10時04分発に出る。

 

俺「日本の気動車よりなんかうるさいな。まあサブエンジン式だからしゃーないか」

 

ビン「あー……」

 

DR1000形には走行用エンジンと電源用のサブエンジンが積んであるため音が日本の気動車と比べてややうるさいのだ。

 

そして三貂嶺駅を過ぎると平渓線に入っていく。すると……

 

俺「なんか遅くない?」

 

ビン「ホントだな」

 

俺「線形悪い可能性あるぞ」

 

ビン「確かに」

 

速度が遅いのだ。それでも電波が繋がったり繋がらなかったりしながら2駅先の十分に到着した。

 

列車を見送ったあとはひたすら歩く。

 

ビン「しかしバイクが危ねえな」

 

俺「ほんとそうだよ。踏切で止まらねえし」

 

そんなことを言いながら山の方に入ってしまう。これ俺たち迷子か?

 

そんな中のこと。

 

俺「また平渓線過ぎてった」

 

ビン「日本より近いぞ」

 

俺「間違いなくそうだ」

 

列車が近くを通り過ぎるのだ。そんなこんなで絶景が見えてくる。

 

俺「十分瀑布だぁ!!」

 

ビン「ホントだ!!台湾のナイアガラって言うくらいだからなぁ」

 

俺「養老よりいい感じだ」

 

ビン「間違いなくそうだろ」

 

正直、養老の滝も凄かったけどその比ではない。というかここシオンとせりなも来たんだよな。

 

さて、見終わったら知秋緑境屋でタピオカミルクティーをいただく。

 

ビン「冷たいミルクティーに温かいタピオカ……レアモンだな」

 

俺「うん」

 

本場のはタピオカができたてで温かく、冷たいミルクティーに合うのだ。

 

俺「あと、ここまでの巡り方日英混じりだけどいいよね?」

 

ビン「いいんじゃね?マルガレーテや千砂都先輩見ていないだろうし」

 

ちーちゃん(嵐千砂都)が見ていたら中国語を使ってみようよとか言われていたと思う。基本日本語と英語だけで巡れているから、よしとするか。今回の注文も英語でした。チャーハンをやっていなかったのはショックだったが。

 

ごちそうさまでした。そうしたら老街の方に戻っていき、小籠包もまた外しがないから食べちゃえ。ごちそうさまでした。

 

さて、ここでの目玉と言えばランタン上げだ。

 

俺「周りの皆が幸せになれるように」

 

ビン「願い事……」

 

2人「叶えー!!」

 

何を書いたかって?内緒。記念撮影をしたら十分駅に戻ろう。

 

次の行き先は菁桐駅だ。

 

俺「それにしても、やけに横揺れが激しいな」

 

ビン「まあ、速度ゆっくりな時点で確定だったかもね」

 

俺「そりゃそうだ」

 

そりゃ平渓線は揺れるわ。内湾線や集集線はどうなのかは知らんが。

 

そんなこんなで菁桐駅に到着、平渓線完乗!!

 

俺「ま、写真だけ撮影済ませたら台北戻ろうか」

 

ビン「ああ。まだ食い足りてねえからな〜」

 

そして写真撮影後は切符を買い、俺たちは菁桐駅を後にする。

 

帰りはまたまたトリッキーなルートのつもりだ。まず瑞芳まで戻り、乗ってきた3両編成のDR1000を見送る。サブエンジンでカミンズサウンドがかき消されているのだが。

 

そして後続の区間車待ちの間にE500形PP自強号およびDL-2500型は撮影。それから十数分後にやってきたEMU700型8連に乗り込み、南港駅まで直行。

 

ビン「南港で降りて何するんだよ?」

 

俺「内緒」

 

着いたら教えよう。カネの無駄遣いだが、気づいたらもう地下だ。降りよう。しかし国からGX戦略のお達しの通知が来たけど、弊社中部高速鉄道(*2)もIGCTをIGBT取り替えようという風潮にならないよね……?

 

さて、南港駅に着いたら高鐵の方に向かう。

 

ビン「新幹線?」

 

俺「あたり」

 

ビン「カネとしては無駄だが……海外旅行だしまあいいよな」

 

乗ったのは700T型。例に漏れず12両編成。金額?計算していません。わずか1駅間の旅だが、まあよしとしよう。中身は日本の新幹線そのものだから。

 

台北車站に戻ってきたあとはまたまた捷運の板南線で西門に戻ってきた。

 

まずはアニメイトから。

 

俺「てかアニメイトにせつ菜ちゃんいるじゃん」

 

ビン「去年の今頃せつ菜先輩のブラックサンダーコラボのクリアファイルを豊橋駅で見つけて撃沈してたのは誰かな?」

 

俺「あ……」

 

ビン「まあ、俺も一昨日吟子先輩、小鈴先輩、姫芽先輩やセラスに由美と一緒に捕まってるから文句言えねえけど」

 

俺「せやな」

 

せつ菜ちゃん見たら即帰宅、蓮ノ空見たら即帰宅の撃沈ストーリー思い出させるなや。

 

さて、他にはドンドンドンキもある。

 

ビン「しかしドンドンドンキって、ドンキホーテと一緒か……」

 

俺「うん。その割には食品が多い印象」

 

……などと街巡りをしていくが、日本の色がやけに強い。って、しずくちゃん来ないよね?

 

そしてしばらくしたら……

 

ビン「夜飯かき氷だけにする?」

 

俺「そうする……」

 

めちゃくちゃ食欲がないので今回はかき氷で済ませることに。

 

俺「ミルクが最高……!!」

 

甘いミルクを削った氷はアイスクリームの味。マンゴーやソルベと相まって、正直なぜ日本に来なかったのかと思うレベルである。

 

ビン「マンゴー味も捨てがたいな」

 

俺「メイが見てたらどうなるんだろう」

 

ビン「激しく嫉妬するかも……」

 

俺「アイツもアイツでああ見えて繊細なんだよな……」

 

ビン「うん……」

 

ごちそうさまでした。しかし……

 

俺「やばい。傘持ってねえ……」

 

ビン「どうする?」

 

俺「ホテル戻ろう。なんか腹痛いし」

 

一旦雨が落ち着くまではホテルに戻るが、ここはなぜか徒歩。電車にも乗れそうになかったんだよな……。

 

そしてお手洗いに行って落ち着いたら再度捷運の台北車站に集合、淡水信義線に乗り込む。着いた先は夜の士林。

 

ビン「よし、いっぱい食べるぞ〜!!」

 

俺が食べるのは排骨の唐揚げのみ。対して水餃子や大鶏排等を買って食べまくるのがビン。加えて地下のフードコートでもチャーハンを1杯平らげる。ストレス耐性に違いがあるだけでここまで差があるの何なんですか?

 

ビン「ごちそうさまでした」

 

言っておくけどここ台北巡っているだけでも俺修論が不安なんだからね?

 

加えてビンは……

 

ビン「可愛い服や下着も多いな。姉ちゃんとお揃いもいいよな」

 

読者の皆さん、これがスクールアイドルをやっている弟の生態だと言ったらどう思いますかね?完全に妹じゃないですかこれ?

 

まあビンだから百歩譲るとして、それに対して大学院M2の半分ミイラの俺が不安になるだけの夜となり、剣潭駅に戻ってきたら淡水信義線で台北車站に戻り、この日はまたお開きとなる。

 

〜※〜

 

3日目。この日は17時15分発のセントレア行きCI150便で帰るため、あまり長い観光はできない。それでもお粥を食べたらまた台北車站に集合。

 

ビン「今日はどこに行こう?」

 

俺「猫空。ナギと丹姫ちゃんの行ったところだね」

 

今回乗るのは淡水信義線と文湖線。淡水信義線に乗るのは大安までで、そこから先はAGTの文湖線に乗り換える。最初に乗ったのはInnovia APM 256で、無人運転の4両編成。

 

ビン「ナギもこうやって猫空行ったのかな?飛行機ダメ民なのに楽しんでいただろうなー」遠い目

 

遠い目している時点で嫉妬してるだろこれ……。

 

さて、動物園駅に到着後は少し迷子になりながらロープウェイに乗り換える。乗車直後のこと。

 

ビン「ん?ナギからLINEだ」

 

俺「確認しようか」

 

ビンのもとにナギからLINEが来た。

 

ナギ『ビンくんに連絡です』

 

ナギ『金曜日パスポート持ってきて』

 

ナギ『よろしく』

 

いやこれ怪しいだろ。

 

ビン「ナギがこんなことするか?」

 

俺「しないんじゃないかな?」

 

ビン「姉ちゃんに聞いてみよう」

 

そしてビンはメイにLINEを投げる。

 

ビン『なんかナギにパスポート持ってきてって言われたんだが』

 

メイ『アイツのことだ。お前を海外に連れ出す可能性があるぞ。ここ最近海外旅行のパンフレット開いてたし』

 

ビン『断っていいかな?』

 

メイ『断ったら失礼だろ?ナギに授業ノート委ねてるの知ってるぞ。あとお前学校主催の公休ツアーとはいえめちゃくちゃ楽しんでんじゃねえか。成績も申し分がないって栞子さん言ってたし、行き先が海外でも行きたくないとは言わせねえからな』

 

ビン「あ、オワタ」

 

俺「どうしようね……」

 

ビン「3連休連れ出され確定だな俺……」

 

ビンが激しく落ち込みながら何とか猫空には到着。しかしここも景色が広い。アイスを片手に風景を眺めるが、一昨日の台北101とは大違いだ。

 

……ん?俺のLINE?ちょっと修論で後ろめたいことがあったくらい。まあ日常戻ったら大変だろうが。

 

さて、アイスを食べたら猫空をロープウェイで降り、時間の都合で動物園はパス。2人で文湖線と板南線を乗り継ぎ、台北車站まで戻ってきた。帰りはVAL 256でした。

 

ビン「パンダ見たかったな……」

 

俺「まあな……」

 

そう言ってホテルから荷物を引き取ったら、桃園機場捷運で桃園国際機場のターミナル1まで戻ってきた。

 

ビン「なんで降りたんだよ?」

 

俺「見たいものがある」

 

そう言って案内したのが桃園機場のスカイトレイン。関空ウィングシャトルと違い一般客でも乗れるから、乗らなきゃ損だ。

 

ビン「これが俗に言う台北桃園版ウイングシャトル?」

 

俺「まあそんな感じだな」

 

ビン「よし、乗るぞ」

 

そう言って2人で乗り込む。2両非貫通編成の無人運転だが、まあ悪くはない。というか箱が後で見てみたらウイングシャトルそのものでしかない。

 

さて、第2ターミナルに着いたら、残念ながらビンとは現地ではお別れの時間。

 

ビン「3日間、長いようで短かったな」

 

俺「うん。でもこうして巡り会えたのは運命だと思う」

 

ビン「それは思うわ。しずく先輩と現地で会えたのは大きいな」

 

俺「まあ、しずくちゃんも明日まで修学旅行でやってくるだろうからね〜」

 

当然、ビンは鉄研メンバーだから永遠の別れというわけではない。

 

俺「とりあえず、そっちが成田着いたらパラレルかDiscordに一言言ってほしい」

 

ビン「もちろん。由美もセントレア着いたら報告頼むよ」

 

俺「約束するよ。それじゃあ……」

 

2人「再見!!」

 

こうして俺たちは解散し、チェックインに向かう。荷物を預けたら小籠包だけ皇家傳承牛肉麵でいただく。

 

俺「やっぱり癒されるなぁ」

 

ごちそうさまでした。

 

そして空港内のファミマやストリートピアノを見たら、もう搭乗ゲートをくぐり、お土産を爆買い。しかしまたストリートピアノで月亮代表我的心が流れるって、台湾の国民歌に近いな……。

 

なんとかして現地の銭を使い切ったら、帰りの便にいざ搭乗。CI150便で、機材はA321neo。ナローボディだがモニタ付きでB737-800とはまた違う。また行きのごとく映画を見ていこう。夕方の台北桃園を発ち、いざ名古屋に向かっていく。

 

そして機内食はイカスミパスタにして……

 

 

 

 

なんとかセントレアに21時半過ぎに着陸。何があったって?胃もたれしました。まあ、荷物を取ったら特急で帰ることにするか。

 

俺『とりあえず無事名古屋着きました』

 

ビン『お疲れ様』

 

ビンとは到着後無事にDiscordで連絡を入れた。アイツももう着いてるな。明日ビンが学校行けるといいね。

 

あ、ちなみにWi-Fiは返したからね。3日間不自由なく過ごせたHISには感謝の念しかない。さて、次海外行くなら上海か香港、あるいはシンガポール……って、香港だとナギの辿ったルートそのものじゃねえか……。

 

……え?ヨーロッパ?いやいや、シンガポールで飛行機のトレーニングをしてからにしたいのだが。

*1:
あとで調べたがテレサ・テンの『月亮代表我的心』らしい。

*2:
現実には存在しないが、俺が学生社員として名義上は勤めている。




文字数が1万字を超えました。2話連続です。ダイジェスト版のつもりだったのになぜこうなったのやら……。

DR1000や未更新のC321、およびVAL 256、そして中華航空のA330もそう遠くないうちに消滅するので乗るならお早めに。桃園機場のスカイトレインはもう外からは乗れません。

次回はまさかの出来事が!?

今回は以前NOVEL CAKEで私が書いた以下のネタを参考にしました。↓
https://novelcake.net/works/novelcake/?mode=view&no=141&User=b9a024426d93cb22e720d8f1c6
https://novelcake.net/works/novelcake/?mode=view&no=259&User=b9a024426d93cb22e720d8f1c6
https://novelcake.net/works/novelcake/?mode=view&no=260&User=b9a024426d93cb22e720d8f1c6
https://novelcake.net/works/novelcake/?mode=view&no=261&User=b9a024426d93cb22e720d8f1c6
https://novelcake.net/works/novelcake/?mode=view&no=263&User=b9a024426d93cb22e720d8f1c6
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。