ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

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日にちをだいぶ飛ばし、今回からアニガサキ時空に突入します。丸山せりな目線での展開を予定。


天変地異のスクールアイドルと鉄オタ
スクールアイドル同好会、1回のライブで廃部へ。それでも新たな風が吹きまくる。


2024年5月15日、部室にて。

 

私「はぁ……反省文で練習時間飛んじゃったよ……」

 

シオン「自業自得」

 

おたえ「諦めなさい?」

 

私「おたえもシオンも辛辣なこと言わないでよぉ!!」

 

比奈「おたえも反省文になった人でしょう?」

 

おたえ「ごめんごめん」

 

今日は夕方にスクールアイドル同好会のファーストライブがあるけど、それに加えて夜に私と比奈がそれぞれ米沢咲世、延暦寺レオナ名義で鉄道PVの生演奏ライブをやる。そのために私はチェロ演奏の、比奈はギターの練習をしているけど、私についてはこの前やった全生徒名把握小テストで満点を取れずに反省文を書かされ、練習時間は削られてしまった。

 

比奈「そういえば侑と歩夢は?」

 

おたえ「お台場寄ってから帰るって」

 

私「把握」

 

とはいえ、この侑や歩夢がお台場に寄ったことが新たな道への一歩だということを私は知る由もなかった。とりあえず練習を進めよう。

 

【OP♪Pyramid『Ray Of Hope』♪】

 

しばらくすると……

 

私「もう4時か……スクールアイドル同好会のライブ行く?」

 

おたえ「私は行きたい!!」

 

シオン「それに、そこまで弾ければ今日のライブはある程度うまくいくと思うよ?」

 

私「それなら部室閉めて行っちゃおうか」

 

比奈「ですね」

 

3時50分になったけど、せつ菜ちゃんのライブは4時半からだから行くことにしよう。

 

〜※〜

 

鍵を閉め、りんかい線の虹ヶ咲学園駅に向かう。楽器は向こうで用意してもらえる。

 

おたえ「今日はどっちが来るかな〜」

 

りんかい線に来たときの楽しみは70-000形、E233系のどちらが来るかということ。だけど……

 

比奈「またですか」

 

やってきたのはE233系7000番台。38:8だとこっちのほうがやっぱり多い。ちなみに相鉄のブルーは来るわけがない。

 

私「なかなか会えないよね70-000形」

 

シオン「同感」

 

でも10分に1本しかないし乗っていこう。

 

〜※〜

 

東京テレポート駅着。しばらく歩いていると……

 

【挿入曲♪優木せつ菜『CHASE!』♪】

 

いつもの階段でせつ菜ちゃんが1人でライブをやっているのを見つけた。

 

私「でも休部中だったから、5人全員出ないってことだったのかも……」

 

そんなことをぼそっと呟くと……

 

比奈「あっ……侑と歩夢がいます……」

 

シオン「隠れよう」

 

おたえ「うん。まさか見ているだなんて思わなかったよ」

 

私「いるって気づかれたら、どうなるかわからないし……」

 

侑と歩夢がいた。この私たち4人、特にあの2人との交流が多いからね。

そんなことを思いながら遠くで見ていると、せつ菜ちゃんのライブは終わった。でもどことなく、せつ菜ちゃんからは申し訳なそうな表情がにじみ出ていた。一方侑と歩夢からはときめきに近いオーラが放たれているように感じた。

 

〜※〜

 

しばらくしてからのこと。

 

歩夢「あれ?せりなちゃんたちじゃん」

 

私「歩夢!?」

 

シオン「僕たちのこと気づいていたの?」

 

侑「なんとなく4人の気配は感じてたよ?」

 

比奈「せつ菜のライブを侑や歩夢の近く見ていたら、何言われるか分からずにいましたので……」

 

ちなみに私たちは特別にせつ菜ちゃんの正体を本人から教えてもらっているけど、そんなのバラすわけがない。守秘義務がないのは社員と鉄道同好会の部員間、そして読者の皆さんだけだもん。

 

歩夢「別に何も言わないよぉ…」

 

侑「でも、比奈ちゃんとせりなの夜のライブ、応援してるからね!!」

 

私「ありがとう!!」

 

侑と歩夢からエールを貰い、2人とは解散になる。7時半開始だから、ご飯だけ食べて準備しよう。

 

〜※〜

 

夜はラーメン国技館で1杯いただく。

 

私「今から頑張れる気がするよ」

 

比奈「とりあえずチェロとギターの二刀流になりますが、なんとかしますので」

 

シオン「その意気込みだよ比奈」

 

比奈「ありがとうございます」

 

おたえ「シオンも動画操作、うまくやるんだよ?」

 

シオン「もちろん!!」

 

そんな会話をしながら1杯スープまで飲み干した。ごちそうさまでした。さあ、会場に向かおう。

 

〜※〜

 

手続きを済ませ、服装はそのままで、向こうから用意されたチェロ2本とギターを持ち込み、位置につく。

 

「咲世ちゃーん!!」

 

「レオナちゃーん!!」

 

せつ菜ちゃんよりはずっと少ないけど、ある程度の歓声は上がる。

 

そしてスポットライトで光が当たったら、さあ始めて行こう。同時に鉄道PVの映像も流れ始める。

 

【挿入曲♪柏木広樹『+3+4 Steps!』♪】

 

演奏しながらでも、よく見るとさあやたち鉄道同好会メンバーの一部の他、ナンシーとかもやってきていた。しかもみんなからトキメキオーラが溢れている状態で。

 

それでも緊張することなく1番まではクリア。しばらくすると比奈(レオナ)のギターパートに入る。

 

そしてギターパートの後に休止パートがあるけど、その際に侑と歩夢の他、少し離れた場所で菜々ちゃんも見ていたのがわかった。

 

でも気は抜かず、最後まで仕上げていくことにしよう。

 

〜※〜

 

演奏、映像ともに大きなトラブルもなく無事にライブを終えることができた。後片付けまで済ませた後のこと。ナンシーちゃんがやってきてくれた。

 

ナンシー「せりなと比奈の演奏、かっこよかったワ!!」

 

私「えへへ、ありがとう」

 

ナンシー「それでなんだけど、留学期間をもっと延長することにしたノヨ。家族と連絡を取ったら、学べることは学んできなさいって」

 

まさかナンシーちゃんが帰国しないでまだ残るとは、意外だ。

 

ナンシー「それと、今回の演奏を見て、私軽音楽部に入部することにしたノ。何かあったら、多英子やせりなに聞けるかもしれないし、嬉しいワ♪」

 

おたえ「いやいや、私はピアノとビオラしか弾けないよ?」

 

ナンシー「でも、私がキーボードとか担当するかもしれないジャナイ?」

 

おたえ「じゃあ、ナンシーのためならやれることはやるからね?」

 

ナンシー「Thank you very much!!」

 

そんなこんなで、この日は無事に万々歳で終了となった。

 

〜※〜

 

しかし、次の日の放課後の鉄道同好会部室にて。

 

シオン「参ったな……」

 

比奈「どうしたのですかシオン?」

 

シオン「スクールアイドル同好会、さっき廃部になったってさ。ちょうどせつ菜ちゃんにアーモンドチョコを差し入れしに行ったんだけど……」

 

〜※〜

 

ちょうど生徒会長が現れて、

 

菜々「何をしているのですか、普通科2年・高咲侑さん、上原歩夢さん、鳳来寺シオンさん?」

 

シオン「生徒会長!?」

 

菜々「あなたたちは何故こちらに?」

 

侑「私と歩夢はせつ菜ちゃんに会うために」

 

シオン「僕も優木さんに差し入れをと思い……」

 

菜々「彼女はもうここには来ません。スクールアイドルは辞めたそうです。他の同好会の皆さんもです」

 

シオン「それって……」

 

菜々「はい。スクールアイドル同好会は、たった今廃部となりました」

 

そのまま部室のプレートを撤去したの。

 

侑・歩夢「えぇっ!?」

 

持っていったチョコレートは生徒会長が預かって……

 

菜々「鳳来寺さん、こちらのお菓子は私の方から優木さんにお渡しいたします。そして、廃部の件は米沢さんにもお伝えいただけると幸いです」

 

シオン「承知しました」

 

菜々「失礼します」

 

〜※〜

 

シオン「……ってことがあったんだ。侑とぽむちゃんは少し残念そうになりながらその場を去っていったんだけどね……」

 

全員「えぇ〜っ!?」

 

なんと、昨日夕方にライブをやったスクールアイドル同好会が廃部となってしまった。

 

【BGM♪遠藤ナオキ『夕凪に吹かれて』♪】

さあや「でも、これでかすみちゃんの魔の手から逃れられるから良かった……」

 

私、さあや、郷は胸を撫で下ろす。スクールアイドル同好会メンバーのエマ先輩、かすみちゃん、せつ菜ちゃん、彼方先輩の魔の手が来ないということだから。

 

シオン「だけど僕は演劇部部長からもスカウトされそうだから怖いんだよねぇ……」

 

梨海「ドンウォーリーだよシオンちゃん」

 

シオン「コラ」

 

比奈「とりあえず、今回はこれについて部会で議論しましょうか」

 

シオン「ありがとう比奈……」

 

そういうわけなので、部会を始めていこう。ホッとした一面もあるけど、懸案事項も多いからちょうどよかった。

 

比奈「それでは、部会を始めていきましょう。よろしくお願いいたします」

 

全員「お願いします」

 

比奈「まずですが、咲世がスクールアイドルを辞めるかどうかについてです。せつ菜の代役としての登板はなくなったので今後どうしていくかを決めていただきたいと思いました」

 

私「やっぱり、辞めろと言われない限りスクールアイドルで居続けようと思う。スクールアイドルデータベースっていうのが今年度から廃止になったから、名義だけはスクールアイドルでもいいんじゃないかって」

 

比奈「せりながその方向なら、それで行きましょう」

 

私「ありがとうございます」

 

まず気になったのは、スクールアイドルとして残っていた私が今後どうするかについて。引き続きスクールアイドル活動を続けるという方向で合意した。

 

比奈「続いては……本日のライブについてですが……取りやめにします?」

 

そう。前日に続いて今日もライブをやるんだけど、スクールアイドル同好会が廃部になった以上取りやめるか否かを議論することにした。

 

舞子「なんでそんなことするの?」

 

比奈「スクールアイドル同好会の廃部で、私たちの方にも差し押さえが来るのではないかと……」

 

鈴乃「でも、私も練習してきたんだから、絶対に成功させたいわ」

 

私「私もやっぱり、中止は嫌だ。反省文で練習時間が削られたのは痛かったけど、削られた中でもやっぱりライブは成功させたいなって」

 

ドロシー「私も、今日までドラム練習してきたんだから、絶対に成功させたい!!」

 

陽凪「陽凪もやっとフルート演奏の日の目を見ることができそうなんだもん!!」

 

今回は前回と違って、私と比奈の他、ドラム担当のドロシー、ピアノ担当のおたえ、ベース担当の鈴乃、フルート担当の陽凪も参加する。

 

比奈「その割にはおたえが相当落ち込んでいますが……」

 

おたえ「スクールアイドル同好会の跡地に理想の正雀ランドを建設いたしましょう。ここが桂エリア、こっちが平井エリアで……」ハイライトオフ

カナエ「おたえちゃん!!戻ってきて!!」

 

シオン「このままだとおたえの参加は厳しそうだね……」

 

カナエ「でも、私のピアノとかはまだまだ未熟だし……」

 

するとおたえが正気を取り戻す。

 

おたえ「何言ってるの?正雀ランドは未完成でもライブは参加するよ?」

 

比奈「本当に大丈夫ですか?」

 

おたえ「平気平気♪阪急沼考えるよりライブやったほうが断然精神的には健康だもん♪」

 

カレン「いや阪急沼って言っている時点で怪しいんだけど」

 

モリー「いいんじゃないですか?おたえは阪急や能勢電鉄が大好きなので」

 

有佐「他に意見とか質問とかはない?」

 

郷「生徒会長は何か言ってなかった?」

 

シオン「特に何も言ってないけど……あっ、生徒会長から何か来てる」

 

さあや「何て言ってる?」

 

シオン「鉄道同好会の活動だから止めないって」

 

梨海「それなら安心だね」

 

万里「俺も今日こそシオンのパフォーマンス見たいし」

 

ビン「姉ちゃんにもこの鉄道PV連動生演奏をぜひ見せてあげたいぜ」

 

拓「鉄道の新たな文化って感じだし、ボクも一歩進んでみようかな」

 

渉「でしょ?僕だって鉄道PVの世界に触れてみたいからさ」

 

すずか「まだまだチェロとか未熟なので比奈の演奏を見てみたいのは本音です」

 

比奈「すずかも乗り気なのですね」

 

イオ「ワタシもデスヨ!!」

 

舞子「決まりだね」

 

比奈「そういうわけなので、今日のライブは中止にしません。よろしいですね?」

 

全員「はい(うん)!!」

 

比奈「今回はこの辺りですが……他に言いたいことはございませんか?」

 

特にないっぽいね。

 

比奈「そういうわけなので、本日の部会は終わりにいたしましょう。そして今日のライブは成功させますよ!!」

 

全員「えい、えい、おー!!」

 

部会はお開きとなったけど、今日のライブに向けて張り切っていこー!!

 

〜※〜

 

それから練習を進め、数時間後に六本木ヒルズのステージに移動。

 

私「今日は頑張っていこうね!!」

 

5人「うん!!」

 

14人も見学しているから少し緊張するけど、始めていこう。

 

【挿入曲♪柏木広樹『Bom Dia!』♪】

本家と違い、おたえのピアノと同時に映像も始まる。今回もシオンが映像を担当する。

鈴乃の重厚感あふれるベースやドロシーの軽快なドラムも上手だ。私が指導した甲斐があった。GW明けに練習を始めた割には、ドロシーは上出来だ。

 

比奈も臆することなくチェロ演奏を楽しんでいる。まるでイップスでバイオリンが弾けなくなったときのことが嘘のように(まだ言うか)。

 

自分はアコースティックギター担当だけど緊張することなく弾けている。陽凪だってフルートをミスなく演奏できている。

 

生演奏と鉄道PVの融合はスギテツ大先生くらいしかやったことがないっぽいけど、ここ最近の声優ライブもそういうの多いって聞くから良かったんじゃないかな?

 

そして約5分近くにわたるライブは終わった。大成功で、拍手も喝采。

 

でも……

 

私「……あれ?陽和……?」

 

陽凪「お兄ちゃんがいる……」

 

何故か私のもう1人の従弟であり、陽凪の兄である陽和も陰でライブを楽しんでいた。

 

比奈「陽凪……お兄ちゃんとは……?」

 

陽凪「黙っててごめんなさい!!今日何故か後ろの陰で見に来てくれていたんです」

 

比奈「せりなも、どうして黙っていたのですか?」

 

私「陽和は重度の陰キャだから、あまり巻き込むわけにも行かなかったんだ……」

 

すると、比奈や周りが暴走を始める。

 

比奈「ですが、部長に隠し事は厳禁ですよ?」ゴゴゴッ

 

私「ごめんなさい……」

 

鈴乃「今夜は尋問が必要そうね……」ゴゴゴッ

 

ドロシー「陽凪も逃げられると思わないでね?」ゴゴゴッ

 

陽凪「ドロシーちゃんやめてよぉ!!」

 

ドロシー「やめないよ〜?」ハイライトオフ

 

カナエ「フフッ♥今日は比奈ちゃんの家で2人を尋問かな♥」ハイライトオフ

 

陽凪「みんなもハイライトをなくさないで!!」

 

シオン「何言ってるの?同好会全員を嫉妬させた罪は大きいから」ハイライトオフ

 

カレン「それからおたえは知っていたのかしら?」

 

おたえ「知っていたけど……せりなも陽凪も口外しないでって」

 

モリー「それならおたえもお仕置きですね」ハイライトオフ

 

女子全員が私と陽凪とおたえに迫る。おたえも私や陽凪とシェアハウスしている以上、尋問されるのも無理はない。もうこれでは救いようがない。陽和には1人で今夜寝てもらおう。

 

万里「とりあえず、俺たちは帰るか」

 

ビン「せりなと陽凪とおたえは責任取りなよ」

 

男子の部員は全員先に帰ってしまった。自業自得であり、もう四面楚歌だ。大人しく尋問されることにしよう。

 

有佐「さあせりな、陽凪、おたえ、覚悟はできているよね?」

 

私・陽凪・おたえ「いやあああああああ!!」

 

この日は朝まで尋問されて寝かせてもらえなかった。陽和について話すと長くなるから、読者の皆さんには追々説明していくことにしよう。

 

しかし、その一方で新たなトキメキが豊洲の方で始まっていたことを、私たちはまだ知らない……。

 

【ED♪柏木広樹『森林特急』♪】




今後、アニガサキ期間中計画しているネタです。
○鉄道同好会の新入部員
○シオンへの可可ちゃんによる謝罪
○水無月結月さんのロンドン留学
○他作家さんのキャラを新たに拝借
○沖縄遠征ドッキリ(9月6日以降の執筆見込み)
etc.

ただ、どれを一番手に持っていくかは決めていません。

【桜田陽和】
虹ヶ咲学園普通科中等部2年、鉄道同好会のメンバー。陽凪の兄で、せりなのもう1人の従弟。重度の陰キャで、人前に出たがらない。それでも隠れ鉄オタであることをせりなと陽凪はわかっている。
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