ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

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今回は結月さん回。本作初となる浪速万里目線で展開します。


水無月結月さんを留学させよう。

2024年5月23日のこと。今日はテスト1週間前のため部会はお休みだけど、同級生でライブデザイン学科の水無月結月くん、音楽科の足立風河くん、そして国際交流学科の桜坂しずくさんと4人で話していた。

 

俺「しかしせつ菜先輩まで再デビューするとか状態変化激しいな……」

 

結月「その分僕が追われることが増えたのが辛いよ〜」

 

結月くんに寄り付くヤンデレは留まることを知ったものではないからね。

 

風河「スクールアイドルの脅威やっぱり恐ろしい……」

 

そんな中、しずくさんが驚きの提案をする。

 

しずく「そうだ結月くん、一度留学してみない?」

 

結月「え〜?留学ってなんか大変そう〜」

 

しずく「この学校、留学に手厚いことは知ってるかな?」

 

俺「俺初めて聞いたぞ」

 

風河「俺もだ。音楽科と言われても2年次の2ヶ月間くらいしか聞いたことないし」

 

結月くんに留学を勧めてきたのだ。

 

結月「でもなんで留学って」

 

しずく「ヤンデレから逃げる方法は留学しかないと思う。結月くんにかすみさんやせつ菜さんが重いこと、知ってるんだよ?」

 

俺「まあ、海外なら結月くんのことも追えねえからな」

 

風河「でも甘くないか?」

 

俺「えっ?」

 

風河「エマ・ヴェルデ先輩も、結月くんのことを狙っていたはず。あの人もスイス出身だから、近すぎると追ってくるぞ……」

 

ただ、留学しても追う奴は追うということだ。

 

しずく「うん。シオン先輩が仮に留学したら、近場だと時には追いたくなるもん」ハイライトオフ

 

しまったしずくさんはシオンにヤンデレ化していたんだった。

 

結月「しずく怖い」

 

しずく「怖くないよ?」

 

いや明らかに怖いんですけど。

 

俺「それと結月くんって英語は……」

 

しずく「多英子さんから聞いたけど、留学できるレベルはあるって」

 

風河「それなら安心だな」

 

おたえはまあ、学習委員長ゆえ流石に知っているからね。

 

俺「あと、何か親は言っていなかったか?」

 

結月「お母さんもなるべく遠い場所で留学を勧めてたよ〜ヤンデレから逃れられるからって〜。お金出すってさ」

 

風河「それこそ留学したほうがいいじゃねえか」

 

そういうわけなので、水無月結月くんの留学プロジェクトが始動した。

 

俺「まず場所だけど……」

 

結月「遠い場所ならヨーロッパがいい〜」

 

しずく「だよね」

 

風河「ヨーロッパなら追われることは少ねえな」

 

俺「具体的にはどこに行きたい?」

 

結月「イギリスのロンドンがいい〜」

 

風河「今のイギリスは相当物価高いぞ……でも結月の母ちゃんが出すって言うならいいか」

 

しずく「決まりみたいだね」

 

俺「でも、できれば中間試験明け出発のほうが身のためだぞ」

 

結月「僕もそう思う〜」

 

風河「これ、ほぼ確で良くね?俺は止めねえからな」

 

結月「風河もありがとう〜」

 

こうして、結月くんの留学がほぼ決まった。

 

俺「これからどうする?」

 

結月「帰る前に書類だけもらってく〜」

 

しずく「そうしようか」

 

そういうわけなので、4人で理事長室まで行き書類を受け取り、今回はお開きとしようとした、その時だった。

 

??「なんかロンドン留学とか聞こえてきたけど……」

 

俺「郷!?」

 

郷が現れた。

 

郷「僕個人としては、結月くんのロンドン留学をおすすめできないと思う」

 

しずく「どうしてですか?」

 

郷「ロンドンに中部高速鉄道の海外研修企画『エイテツGO』で行ったことあるけど、途中から現地でヤンデレに捕まって電車すら撮らせてもらえなかったんだ……」

 

風河「現地に行ってもそれですか……」

 

郷「うん。今どきの女子、舐めちゃダメだと思う」

 

郷が反対してきた。

 

風河「結月、今の郷先輩の話聞いたけどどうする?」

 

結月「それでも僕ロンドンに留学に行きたい。1ヶ月でいいから〜」

 

俺「結月くんがそのつもりなら俺も反対はしないよ」

 

結月「うんだって今日本にいるヤンデレから逃げたいんだもん。ここにいるより現地のゆるい世界に触れたいな〜」

 

しずく「結月くん本気だね」

 

結月「まあね〜面倒事からはなるべく逃れたいし〜」

 

それなら留学はさせてあげよう。

 

郷「とりあえず、帰路につこうか」

 

俺「せやな」

 

そう言って5人で帰路につこうとしたその時だった。

 

??「おや?結月さんではありませんか、ご無沙汰しております」

 

結月「栞子!?」

 

栞子さんと呼ばれる緑髪の少女が現れた。

 

??「それ以外の皆さんは何をしていらっしゃったのですか?」

 

俺「水無月くんが中間試験にロンドン留学に行くことを検討してて……」

 

栞子「……留学……ですか。それは何故ですか?」

 

しずく「巷のヤンデレから逃れたいと……」

 

栞子「…わかりました。元ヤンデレとして、止めは致しません」

 

結月「本当にいいの?」

 

栞子「はい。その代わり……」

 

その後に聞いた言葉が恐ろしかった。

 

栞子「現地でヤンデレに捕まって耐えられず帰国した場合、結月さんには反省文を提出してもらうとともに、私はヤンデレを復活させてもらいます」ハイライトオフ

 

結月「だからって栞子は目の色を暗くしないで」

 

栞子「……失礼いたしました。ですが、結月さんは魔の手から『守って』あげないといけませんからね♪」

 

風河「ありがとうございます……」

 

栞子さんも止めなかった。これで留学までの話し合いは完璧……なのかな?

 

俺「そういえば三船さん、梨海はどうしたんですか?」

 

栞子「梨海さんは放課後一目散にトンズラされ、捕まえそこねました」

 

そう。鉄道同好会のメンバーの梨海は栞子さんとクラスメートな関係に加え、三船さんにヤンデレ化されてしまったのだ。

 

栞子「そういうわけなので、テスト前最後のチャンスとして浪速さんを本日はもらっていきます」

 

俺「なんでですか!?」

 

栞子「私のモノにするためですよ?」

 

風河「コラ俺の万里を返せ!!」

 

栞子「そんな足立さんの頼みは聞き入れられませんねっ!!」ハイライトオフ

 

風河「うぐっ…」

 

栞子「さあ浪速さん、行きますよ?」

 

俺「嫌だよおおおおおお!!」

 

結月「うん万里罰が当たったね南無阿弥陀仏」

 

俺「こんなの罰当たりでもなんでもないぞーーーー!!」

 

しずくさんも風河くんも郷も手を振るんじゃないよもう……。

 

こうして俺は三船さんもとい、栞子さんに引っ張り出されてしまった。しかもテスト1週間前なのに、名前呼びを強要してくるし、もうなんと言えばいいのやら……。

 

ちなみに、結月くんは後日、勉強の合間に留学の書類をなんとかしてまとめたらしい。何しろパスポートを持っていたのがかなり大きかったっぽいね……やっぱり現地での不安は残るけど。




次回は中間試験明けの6月6日に飛びます。最初は近鉄8A系および留学関係となります。

その次に本作の新キャラ登場、そして沖縄ドッキリと続きます。

リクエストについてですが、現状の条件は極めて厳しい状態です。特に上原歩夢、高咲侑、桜坂しずくを含む旅行がある場合即却下としているのでそこはご容赦を。
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