ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

2 / 119
今回は結ヶ丘女子高等学校入学準備回。鈴木さあや目線での展開を予定。


虹ヶ咲・結ヶ丘1年生 鉄オタの会合、結ヶ丘にも鉄路の風が吹く。

2024年4月4日のこと。

 

私「受験以来だねここ来るの……」

 

私はそまりちゃんおよびお母さんと一緒に結ヶ丘女子高等学校に来ていた。そまりちゃんは事前説明会の帰りだ。

 

そまり「でもさあやも無事に虹ヶ咲学園に行けるってわかったから、嬉しいわ」

 

お母さん「そうよ。結ヶ丘を落ちても、なんとかなりそうで良かったわね」

 

私「そまりちゃんもお母さんもありがとう」

 

正直、結ヶ丘の音楽科を不合格となったものの、普通科に流れると見下されるばかりだという意見は満場一致で、虹ヶ咲学園の普通科を受けたのは正解だったと思う。保険をかけて一般コースにしたけど、一般受験でコース内上位10位の成績だった。特進コースや選抜コースのほうが良かったのかな……?

 

ちなみにお母さんは結ヶ丘の前身の神宮音楽学校のOG。本音は私をそこの音楽科に進学させたがっていたけど、あのイップスがあった以上もうどうにもできなかったと思う。

 

さて、そんなこんなで1人の女の子が声をかけてくる。

 

??「あのー……もしかして神宮音楽学校OGの鈴木玲良さんでしょうか…?」

 

玲良さんというのはお母さんの本名。鉄オタ・アニオタ系ピアニストとして名を馳せていたけど、ここ最近は丸山せりなさんが人気になって見え隠れするようになった。

 

お母さん「そうですけど……もしかして私のファンかしら?」

 

??「はい!!サインをいただけませんか?」

 

お母さん「もちろんよ。ところでお名前は?」

 

さくら「はい。赤石(あかいし)さくらといいます。静岡県浜松市出身で、この春から結ヶ丘女子高等学校の普通科に通うことになりました」

 

お母さん「さくらちゃんね。可愛いわ」

 

さくら「えへへ、ありがとうございます」

 

え、結ヶ丘の普通科……緊張するなぁ……。

 

さくら「それから、そちらの2人は……」

 

私「はい、娘のさあやです。この春から虹ヶ咲学園普通科に通います」

 

そまり「さあやの幼馴染の高橋そまりです。結ヶ丘の音楽科にこの春から通います」

 

さくら「よろしくお願いします、さあやさん、高橋さん」

 

そまり「いや、赤石さん、名前でいいからね」

 

さくら「じゃあさあやちゃんもそまりちゃんもよろしくね。あとさくらでいいから」

 

私「うん、よろしくね、さくらちゃん」

 

意外と気さくな人だったから良かった。というわけで4人で表参道あたりを巡ろう。

 

〜※〜

 

さくら「そういえば、玲良さんも含めて皆さんのお名前って生まれたときからその名前ですよね?」

 

私「そうだけど……」

 

さくら「実は私、生まれたときは桜桃って書いて『ちぇりぃ』って名前だったの。でもキラキラネームでいじめられてばかりだったから、15歳になったことがきっかけで名前を変えたんだ。そして高校に進学するときは下宿するって決めて、新設校のここにしたの」

 

私「あー……」

 

さくら「でも私、この学校に来て、それに鉄道ファンの玲良さんに会えて、とーっても幸せです!!」

 

そまり「もしかしてさくらさん、電車好きなの?」

 

さくら「うん♪」

 

私「私とそまりちゃんも大の電車好きなんだ」

 

さくら「そうなんだ!!初めて知ったよ」

 

そまり「私たちは情報発信とかしてこなかったものね」

 

私「だよね」

 

お母さん「私も鉄道仲間が増えて嬉しいわよ〜!!」

 

私「だからお母さんは3人にまとめて抱きつかないで〜!!」

 

4人で笑い飛ばす。お母さんも私くらいの年代の女の子が大大大好きだからね。

 

〜※〜

 

昼飯はというと……

 

お母さん「あら?かのんちゃんこんにちは」

 

かのんちゃんのお家のカフェでいただくことにする。

 

かのん「さあやちゃんのお母さんじゃん……」

 

お母さん「元気ないわね」

 

かのん母「受験で失敗してからかのんはあのままで……」

 

お母さん「あまり無理しちゃダメよ」

 

かのん「はーい……」

 

完全にかのんちゃんグレちゃってるじゃん。そっとしておこう。

すると、かのんちゃんのお母さんがさくらちゃんに気づく。

 

かのん母「あら?この子は……」

 

さくら「赤石さくらです。この春から結ヶ丘の普通科に通うことにしました」

 

かのん母「高校では娘のかのんと仲良くしてあげてね」

 

さくら「はい。ありがとうございます!!」

 

また結ヶ丘でも波乱が起きそうだ。

 

とりあえずハンバーグだけいただこう。牛肉100%のこの味は、いつ食べても飽きない。

 

〜※〜

 

ごちそうさまでした。代金はお母さんの奢りどころか、さくらちゃんの分はサービスしてくれた。おそらく新生活応援なのかもしれない。

 

さて、とりあえずお母さんは所用で抜けることになったけど、引き続き原宿を散策しよう。

 

??「新たなキラメキを見つけるために、表参道に来てみたけど……」

 

しばらくすると、見覚えのある女の子を見かけた。

 

??「まあ、有楽町の悲しみは表参道で癒すしかないよね……」

 

有楽町!?ということは……

 

そまり「もしかして梨海さん……?」

 

梨海「そまりちゃん!?さあやちゃんも一緒だね」

 

案の定、その子は受験のときに出会ったばかりの林梨海ちゃんだった。

 

私「そまりちゃん、なんで知ってるの?」

 

そまり「ちょうど梨海さんが撮り鉄デビューしたての頃に1人で品川駅に行ったらさあやの知り合いだって話だったから、話し込んで仲良くなっただけよ」

 

私「それなら早く言ってよぉ……私も言わなかったのは良くなかったけど」

 

さくら「それで、そっちの女の子は?」

 

そまり「この春から虹ヶ咲学園の普通科に通う林梨海さん。UTXの推薦と都立有楽町を不合格になって、滑り止めで虹ヶ咲を受かったって話だったわ」

 

私「それで、こっちは赤石さくらちゃん。結ヶ丘女子高等学校の普通科にこの春から通うんだ。浜松からやってきたんだって」

 

梨海「さくらちゃんよろしくね」

 

さくら「梨海ちゃんこそ!!」

 

こうしてまた1つ絆ができた。

 

そまり「そういえばさくらさん、鉄道研究部とか鉄道同好会は聞いたことがある?」

 

さくら「うん。自由気ままに鉄道趣味を究められる、そういう部活すごく憧れていたんだ」

 

そまり「じゃあ、結ヶ丘に入ったら鉄道同好会、申請しようね?」

 

さくら「もちろん♪」

 

これで、鉄道同好会が結ヶ丘女子高等学校でできることも保証されそうだ。

 

そまり「とりあえず、さあやも梨海さんも、約束してほしいことがあるの」

 

私・梨海「えっ?」

 

そまり「単純な話よ。虹ヶ咲に入ったら、鉄道同好会に入ること。さあやや梨海さんと部活絡みで交流できると、鉄オタの復権も夢ではないように感じるわ」

 

梨海「そまりちゃん、約束するよ」

 

私「幼馴染として、絶対にやってみせるんだからね!!」

 

そまり「2人ともありがとう、大好きよ!!」

 

こうして笑い飛ばし、表参道の散策を続ける私たちだった。今回はそれで終わりになったが、虹ヶ咲に入学したら忙しくなりそうだ。




さあやちゃん、4代目主人公でほぼ確定だなこれ(初代は青山由美、2代目は鳳来寺シオン、3代目は澁川比奈)。

次回は……ネタが出なければ入学式後に飛びます。新歓リクエストはまだ先になります。

今回遅れた理由については、企画小説向けの作品執筆を行っていたためです。

そして三岐鉄道からついに従来の西武車が全滅の見込み!!バンザイ!!

【鈴木玲良】
さあやの母で神宮音楽学校のOG。オタク系ピアニストで、鉄道趣味にも精通している。さあやがイップスでピアノを弾けなくなったこともしっかりわかっている。

【赤石さくら】
静岡県浜松市出身、結ヶ丘女子高等学校普通科1年。結ヶ丘音楽科の高橋そまり、および虹ヶ咲普通科の鈴木さあや、林梨海と鉄研を立ち上げる約束をする。当初は「桜桃(ちぇりぃ)」という名前だったが、15歳になったことを機に「さくら」に変更した。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。