ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

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今回は西園寺様リスペクト。林梨海目線での展開を予定。


【スマホ禁止】鉄オタ2人を秘境駅に強制転移させて放置するとどうなるの?

2024年7月22日のこと。今日は結ヶ丘の高橋そまりちゃんと原宿をデート中だ。

 

そまり「梨海さんとデートできて良かったわ」

 

私「えへへ、ありがとうそまりちゃん」

 

しかし、直ちに悲劇は起きた。

 

??「フフッ、そまりちゃんと梨海ちゃん見つけたわよ!!」

 

??「追うよママ!!」

 

私「玲良さん!?」

 

そまり「修治さんも一緒じゃない!!」

 

大人の方2人が追ってきた。片方は玲良さんだとわかった。もう1人の男の人は修治さんらしい。

 

しかし、逃げても無駄だった。即座に捕まったのだ。そして得体の知れないブリキ製の機械を装着させられた。

 

玲良「さ、このまま帰り道をネットで検索しないで、渋谷駅まで帰ってきてね。行ってらっしゃい♪」

 

修治「ポチッとな!!」

 

修治さんがボタンを押すと、私とそまりちゃんの体は光になってその場から消えていった。

 

2人「いやあああああああああああ!!」

 

〜※〜

 

目を覚ますと……

 

私「ここは……どこかな……?」

 

そまり「会津水沼……?全然わからないわ!!」

 

私「どうしよう……」

 

会津水沼駅。正直どこの駅かもぱっと見当がつかない。

 

ちなみに装着されたブリキの機械は壊れてなくなっていた。

 

そまり「とりあえず時刻表を見ようかしらね」

 

時刻表でどこの線区か確認したほうがいい。

 

私「小出・会津川口方面と会津若松方面……」

 

会津若松は分かるけど小出と会津川口ってどこ?

 

そまり「只見線ね」

 

私「只見線?」

 

会津若松と言われると、にわかの私は磐越西線しか思いつかなかった。でも片方は新津だから全然見当がつかなかったけど、只見線は知らないよ……。

 

そまり「新潟の魚沼の方の小出から、福島の会津若松までを結ぶ路線よ。本数が異常に少ないから、今の時刻も確認しないといけないわ」

 

そして現在の時刻を確認すると……

 

私「今は12時13分かぁ……」

 

そまり「でも12時40分の会津若松行きに乗れるわね」

 

私「じゃあ乗ろう」

 

その前に財布の中身を確認しよう。うん、1万円以上あるから確実に帰れるね。

 

そまり「そういえば、何故会津若松行きって言ったかわかる?」

 

私「わからないなぁ……」

 

そまり「小出や会津川口に出たら、それこそ厄介だからよ。会津川口だとその先の列車ないし、小出でも上越線の本数少ないし」

 

私「理解」

 

なんと、話によると会津川口から先は1日3本しか列車がない。リスクが大きいし、会津若松のほうがいいね。

 

〜※〜

 

やってきたのは……

 

私「キハE120-4とキハ110-224?」

 

ステンレスと白い車両の2両編成。ステンレスがキハE120で、白い車両がキハ110だ。

 

そまり「見るのは初めてかしら?」

 

私「うん」

 

見るのも乗るのも初めて。でも形式の付け方くらいはお母さんから教えてもらったから形式だけ一発でわかった。

 

そまり「さあ、乗るわよ!!」

 

乗っていこう。

 

ドアが閉まり、ディーゼルの爆音を立てて2両編成の列車は発車した。

 

私「そういえば、朝私たちを捕まえてきた、修治さんって誰?」

 

そまり「さあやのお父さん。オタク系のギタリストで腕も十分だけど、さあやのお母さんの玲良さんと一緒で大のイタズラ好きなのよ。家族の中で一番しっかりしているのがさあやってくらいに、あの2人は正直子どもっぽいわね」

 

私「うわぁ……苦労してるでしょそまりちゃんも?」

 

そまり「もちろんよ……」

 

修治さんも玲良さんも恐ろしいね……。

 

〜※〜

 

乗ること約1時間半、会津若松に到着。すると……

 

そまり「あっ、郡山行き!!乗るわよ!!」

 

私「待って!!」

 

そまり「待たない!!」

 

飲み物を買う暇もなく、そのまま磐越西線の2両編成ワンマン普通列車に乗り込んだ。

すると……

 

さあや「あれ?そまりちゃんと梨海ちゃんじゃん」

 

私「さあやちゃんこんにちは……」

 

さあや「元気がないけどどうしたの?」

 

そまり「玲良さんと修治さんが、原宿デート中の私たちを強制的に会津水沼?って駅まで飛ばして帰り道ネットで探さずに渋谷駅まで帰って来いって言ってきたのよ」

 

さあや「うわ、またお母さんもお父さんもやってくれたね……ごめんねうちの親が……」

 

私「いいからいいから。むしろキハE120とかキハ110とか、初めて見られたからね」

 

そまり「私も梨海さんの喜ぶ顔が見られただけ嬉しいわよ」

 

さあや「とりあえず、うちの親はまたお説教だね」

 

私「あらま」

 

そこまでひどかっただなんて……ね?

 

〜※〜

 

そして猪苗代湖にさよならバイバイすると山に入り込む。この時点で3時前。郡山着いたらそのまま新幹線で大宮まで直行の見込みだ。

 

そまり「お昼どうする?もうそんな時間ないけど……」

 

私「抜く?」

 

そまり「ダメよ。せめておにぎりの1個くらい郡山で買いましょう?」

 

私「うん……」

 

まあ、諦めておにぎりは買うことにしよう。

 

〜※〜

 

15時36分、定刻通りに郡山着。ツナマヨのおにぎりとお茶を買い、16時06分発のやまびこ60号で大宮まで出よう。

 

そまり「そういえばさあやが会津に来ていた理由って?」

 

さあや「朝から鉄道同好会部員の陽凪ちゃん、陽和くんの一時的な実家への帰宅のために私とせりなちゃんが付き添ったんだ。せりなちゃんは向こうで明日まで泊まってくるって話だったから会津若松で解散になったんだけどね」

 

そまり「……で、本音は?」

 

さあや「磐越西線完乗をやりたかったの」

 

私「だろうね」

 

そまり「あと、また陽凪さんと陽和さんについては機会があれば私に紹介してちょうだいね♪」

 

私「もちろん!!」

 

そしておにぎりを食べながら16時59分に大宮下車、そのまま一番早い埼京線に流れる。

 

さあや「もうお母さんもお父さんも、鉄槌を下さないとダメだよね」

 

そまり「同感よ。玲良さんと修治さんの行動力、ナメたらダメね」

 

そんな会話を聞きながら無事に17時41分に渋谷に到着した。到着すると……

 

??「一体林さんに何やってるんですか!!」

 

??「そうですよ。高橋さんを秘境駅に置き去りするとは、とんだ度胸をしていますね」

 

玲良「ごめんなさい」

 

修治「もうしません……」

 

さあや「栞子ちゃんじゃん」

 

そまり「恋さんがいるわね……」

 

栞子「おや?林さんも高橋さんもご無事でよかったです。それから鈴木さあやさん、お二人をここまで連れてきてくださったこと、心から感謝申し上げます」

 

さあや「どうも」

 

私「……で、恋さんって……?」

 

恋「私のことです。葉月恋と申します。いつも弊校の高橋そまりさんがお世話になっております」

 

私「林梨海です。よろしくお願いします恋さん」

 

恋「梨海さんよろしくお願いします」

 

栞子ちゃんとそまりちゃんについても、軽く自己紹介は済ませた。

 

栞子「とにかく、玲良さんと修治さんは1週間以内に反省文を提出してください」

 

玲良・修治「わかりました……」

 

さあやちゃんが説教すると思ったら、あっさり恋さんと栞子ちゃんによりお説教が済んでしまった。

こうして解散となる……

 

わけがなく、

 

栞子「さ、とりあえずせっかく梨海さんに会えたので、お持ち帰りしましょうか」

 

私「いやなんで!?」

 

恋「それならそまりさんをお持ち帰りしますよ」

 

そまり「恋さんも便乗しないで!!」

 

栞子「さあやさんはお二人とともに解散で構いません」

 

玲良・修治「!?」

 

さあや「さ、お母さんもお父さんも帰るよー」

 

玲良・修治「そんなあああああああ!!」

 

栞子・恋「さあ、イキマスヨ♥」

 

私・そまり「いやああああああああああ!!」

 

こうして栞子ちゃんにお持ち帰りされる形で解散となり、一晩中栞子ちゃんに死ぬほど愛される羽目になった。ちなみにそまりちゃんから聞いた話によると、恋さんはシオンちゃんに会えないことでそまりちゃんにヤンデレ化してしまったらしい。ヤンデレエンドはもうやだよぉ……。




次回は大阪ドッキリ第2陣の見込み。

※約3名ほど、歴代作品から完全に存在を消しました。5年以上前に出したきり出番もなかったので、整理するいい機会にはなりました。

【鈴木修治】
鈴木さあやの父で、そこそこ知名度のあるオタク系ギタリスト。年齢不相応にして玲良とともに大のイタズラ好きで、娘のさあやとその幼馴染の高橋そまりに呆れられている。スクールアイドルや鉄道についても詳しい。
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