ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

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今回もまた西園寺様リスペクト。桜木鈴乃目線での展開を見込んでいます。

そして、本作においてマルガレーテ初登場回です。


【ドッキリ】夏休みを利用して弾丸であの場所に行ってみよう。

2024年7月31日夜、東京駅にて。

 

私「そういえばすずかはサンライズに乗るのは初めてかしら?」

 

すずか「はい」

 

私「それなら楽しみね♪」

 

今日はサンライズ出雲・瀬戸に、すずかと私の2人で乗る予定。シオンとドロシーがやったみたいに、帰京後にドッキリを仕掛ける計画よ。ターゲットはメイと、文化祭実行委員会の後輩の栞子。

 

すずか「メイと栞子先輩の反応も楽しみになりますよ!!」

 

私「でしょ?とりあえず乗っていきましょうね」

 

こうして私たちの旅は始まった。

 

〜※〜

 

東京駅の改札をくぐると、サンライズ瀬戸・出雲号14両編成が待っていた。すると……

 

??「湯山すずか」

 

すずか「マルガレーテさん!?」

 

マルガレーテと呼ばれた1人の少女に捕まった。

 

マルガレーテ「……隣の女、誰?」

 

すずか「幼馴染の桜木鈴乃です」

 

マルガレーテ「さては私からすずかを奪おうというのね!?許せないっ!!」

 

私「すずかは幼馴染なんだから、絶対に譲らないわよ!!」

 

すずか「マルガレーテさんも鈴乃も落ち着いてください!!」

 

マルガレーテ「すずかがそう言うなら……失敬」

 

私「ごめんねすずか」

 

すずか「まず自己紹介しましょう」

 

すずかの仲裁で、自己紹介に入った。相手はウィーン・マルガレーテという名前のオーストリア人の音楽一家の娘で、私より3つ下。シオンと由美を落とすレベルのチート級であることがわかった。

 

マルガレーテ「でも、鈴乃もコントラバスとバイオリンが弾けるのだから……蔑視して余計に申し訳なかったわ」

 

鈴乃「私もマルガレーテが由美やシオン、比奈とも知り合いだったなんて驚きよ」

 

すずか「ところでマルガレーテさんは」

マルガレーテ「その呼び方はやめて」

すずか「マルガレーテは何故ここに来たんですか?」

 

マルガレーテ「バーミンガムにいた頃の因縁の相手兼、新人チートドラマーのドロシー・ダビッドソンに大阪ドッキリを仕掛けて潰すためよ。それもあって日本公演の合間にこちらに来たわ」

 

すずか「ドロシー・ダビッドソンっていま虹ヶ咲学園に通う……」

 

マルガレーテ「ええ。ご存じかしら?」

 

私「知っているも何も、私たち鉄研の部員よ」

 

マルガレーテ「うわ、余計に潰さないといけないわね。とにかく発車まであと少しだし、乗るわよ!!」

 

私・すずか「待ってええええ!!」

 

まあ、乗っていこう。

 

〜※〜

 

マルガレーテとは別の部屋なので乗車後直ちに解散となる。乗るのは姫路までで、そのまま大阪方面に折り返していく予定よ。

 

すずか「大阪でどんな出会いがあるのかなぁ……」

 

私「楽しみね」

 

そんなことを言いながらシャワーを浴び、寝る準備をする。

部屋はシングルツインだから、ベッドは私が上段、すずかが下段とした。

 

私・すずか「それじゃあおやすみなさい」

 

明日朝はものすごく早いから、もう就寝としよう。

 

〜※〜

 

翌朝4時50分起床、顔を洗って身支度をする。

 

すずか「鈴乃、制服で大丈夫ですか?」

 

私「うん、実質課外活動だもの。それにニジガク生であることに誇りを持ちたいし」

 

すずか「理解しました」

 

本音は着る服を決められなかっただけなんだけどね。

 

そして5時26分、定刻通りに姫路着。

 

マルガレーテ「あら?鈴乃とすずかも降りるのね」

 

すずか「私たちも大阪行きですからね」

 

私「どうする?」

 

すずか「1本後にしましょう」

 

すずかがそう言った、その時だった。

 

ガシッ!!

 

マルガレーテ「あら、私から距離を置こうと言うのね。離さないから」

 

私・すずか「なんでよ(ですか)!!」

 

マルガレーテ「こんな朝早くにどこの店が開いてるって言うのよ。直ちに大阪に直行して朝を食べたほうが得策だと思うのだけれど?」

 

乙宗先輩構文がここまで浸透していたわ!!

 

マルガレーテ「そ・れ・に!!朝が早くてもこんなところで電車なんか待っていたら、暑さで干からびて死ぬわよ!?日本の夏は、米沢咲世と同じくらい危険すぎるの、元名古屋人として知っているでしょ?」

 

私・すずか「ごめんなさい……」

 

マルガレーテ「そういうわけだから、改札を入り直して行きましょう?」

 

マルガレーテも意外と愛が重いのね……。

 

〜※〜

 

さて、姫路から乗ったのは快速米原行き。

 

すずか「そうそう、ドロシーなんですけど、大阪ドッキリやったことあるんですよ」

 

マルガレーテ「ドロシーの反応、ものすごい不安になるわね……」

 

鈴乃「ちなみにあのときドロシーはシオンのお供だったのよ」

 

マルガレーテ「あの鳳来寺シオンが元なら余計に不安な結果しか考えられないわ!!」

 

ドロシーが大阪ドッキリを仕掛けた話は、すでに鉄道同好会では共有済み。みんなそろって喜んだけど、あの時ターゲットになった歩夢と璃奈は相当病んだらしいから、私たちでもメイや栞子にドッキリを仕掛けるときはそれなりの覚悟をしている。

 

マルガレーテ「それはそうと、さっきボソッと私が言ってた米沢咲世はわかるかしら?」

 

私「もしかして、丸山せりなのこと?」

 

マルガレーテ「ええ、そうよ」

 

私「あの人も私たち鉄道同好会の部員だけど、何かいけなかった?」

 

マルガレーテ「いけないも何も、少なくとも私にとっては危険人物なのよ。音楽歴は浅くても、わずか1年半でヒットチャート上位に登りつめるのだから、油断したらダメなの。それに咲世があんたたちの鉄道同好会の部員だったなんて、肝が冷える以外の何者でもないわね……」

 

すずか「相当な実力者なんですねあの人」

 

マルガレーテ「ええ。鉄オタとしてもナメるべきではないわ」

 

私「理解」

 

せりな(咲世)も意外と危険なのね。まあ、おたえやシオン、侑や歩夢に対してのヤンデレな一面を見せている以上なんとも言えないわ。

 

〜※〜

 

そして5時52分に加古川着後、54分の新快速に乗り換える。これのほうが大阪に早く着くものね。

 

私「マルガレーテは眠くない?」

 

マルガレーテ「別に眠くないわよ!!心配しないで頂戴!?」

 

すずか「はい、マルガレーテはおねんねしましょうね〜」

 

マルガレーテ「子どもじゃないし!!」

 

そんな会話をしながら、私は眠ってしまった。

 

〜※〜

 

大阪着は6時48分。そのまま梅田駅のアントレマルシェでお土産を買う。

 

マルガレーテ「たこパティエも珍しいわね」

 

私「無難なじゃがりこ1択よ」

 

すずか「みるく饅頭月化粧で行きましょう」

 

お土産を買ったら大阪梅田駅から7時10分発の宝塚行急行に乗り、蛍池まで向かう。

 

私「あら?マルガレーテも行くのね」

 

マルガレーテ「ええ、帰りは飛行機よ。朝のうちに東京に戻れたらそれでよしだもの」

 

マルガレーテも同じ道を辿るっぽい。

 

蛍池からは7時35分発の大阪空港行きに乗って、伊丹からは日本航空106便に乗る。到着は9:40の予定。

 

離陸後のこと。

 

??「あれ?桜木鈴乃さんと湯山すずかさん……ですかね?」

 

私「そうだけど……なぜ私たちの名前を知っているんですか?」

 

??「小磯多英子ちゃんから大体の話は聞きました。申し遅れました、私、長堀和華って言います。咲ノ浜高等学校の2年生です」

 

私「2年生だったんですか!?敬語でなくてもいいのに……」

 

和華「ごめんごめん。それで、君たちはなんで飛行機に乗ってるの?」

 

すずか「自分たちの知り合いにドッキリを仕掛けようと思ってるんです。和華先輩は?」

 

和華「実は来月末に、学校のカリキュラムの都合で1ヶ月間留学に行くんだ。それで多英子ちゃんに挨拶だけ行こうかなって」

 

すずか「理解しました」

 

私「ちょっと待って。咲ノ浜の留学って音楽科だけじゃなかったの?」

 

和華「今年から普通科の2年生も対象になったね。1ヶ月間だけだけど、オタ活厳禁校則の撤廃の代わりに盛り込まれたって」

 

すずか「恐ろしいです……」

 

私「和華も頑張るのよ?」

 

和華「ありがとう鈴乃ちゃん」

 

そんな会話をしながら、東京までのフライトは続く。

 

〜※〜

 

9:45に遅れて羽田に到着後は直ちに東京テレポートまで向かう。もちろん羽田からは東京モノレールを利用する。

 

マルガレーテ「ところで、また女が増えたわね。誰?」

 

和華「長堀和華です。鈴乃ちゃんやすずかちゃんを奪うつもりはありませんよ。えーっと……ウィーン・マルガレーテさんで合っていたかな?」

 

マルガレーテ「なんで私の名前を知ってるのよ!!」

 

和華「同級生の巽雪乃ちゃんから大体話は聞いてます」

 

マルガレーテ「うわ、アイツね」

 

私「巽雪乃さんって?」

 

マルガレーテ「あそこの高校のスクールアイドル研究会に入っている作曲担当よ。言っておくけどあの人も敵だから」

 

すずか「敵意識強すぎますね」

 

マルガレーテ「当たり前でしょ!?音楽業界で一番にならないといけないのは私なんだからね!?」

 

まさか咲ノ浜の音楽事情までマルガレーテが知っていたとは驚きよ。

 

〜※〜

 

東京モノレールから天王洲アイル乗り換えで、りんかい線経由として東京テレポート着。和華もついてきた。到着の時点では既に10時半を過ぎていたけど……

 

ドロシー「あっ、マルガレーテちゃんおはよう」

 

ドロシーがやってきてくれた。

 

マルガレーテ「おはようドロシー。今日は早速渡したいものがあるの」

 

ドロシー「なになに?」

 

マルガレーテ「これ、お土産。さっき大阪行って買ってきたわ」

 

そしてマルガレーテはドロシーにたこパティエを渡す。

 

ドロシー「やったぁありがとう!!」

 

マルガレーテ「どういたしまして……って、ドロシー引かないのかしら!?」

 

ドロシー「えー?同じことやった経験ある私が引くとでも思うの?」

 

するとマルガレーテの態度が豹変してしまう。

 

マルガレーテ「……気持ち悪いわね。ドロシーのやっていること、やっぱり気持ち悪いわ!!」

 

ドロシー「いけなかった?」

 

マルガレーテ「いけなくはないけど、私、行くわね」

 

私「待ってよマルガレーテ!!」

 

マルガレーテ「待たないわ!!とにかく心を落ち着けたいのよ!!もう終わり!!解散!!」

 

そう言ってマルガレーテは去っていった。

 

マルガレーテ「ドロシー・ダビッドソン、潰す。ぶっ潰して吊し上げにしてやるわ!!

 

去り際にマルガレーテがそう叫んだことを、私たちはまだ知らない。

 

〜※〜

 

その直後にドロシーと和華の自己紹介は済ませました。

 

ドロシー「ところで、鈴乃とすずかも行ってきたんだ」

 

私「まあ、ドロシーとシオンの朝版としてやってみたかったもの」

 

ドロシー「どうやって行ってきたの?」

 

私「昨日の夜サンライズで泊まって、お土産だけ買って朝の飛行機で帰ってきたのよ」

 

ドロシー「理解」

 

和華「シオンちゃんの影響強いね……」

 

鉄オタにはさすがに分かるのね。

 

〜※〜

 

さて、虹ヶ咲学園に和華を連れてってみよう。

 

和華「すごい!!咲ノ浜よりずっと大きい!!」

 

私「でしょ?」

 

その時思い出した。

 

私「そういえばおたえは今日も学習委員会主導の勉強会をやっていたわね」

 

しかし、そんな来ないとかいう予想は覆される。

 

??「もう終わってるよ?」

 

和華「多英子ちゃん!?」

 

おたえ「和華ちゃんも来てくれたんだ」

 

和華「来月末から留学だから、留学前に挨拶したくて」

 

おたえ「来てくれてありがとう!!鈴乃もありがとね」

 

私「どういたしまして」

 

こうしておたえと和華は2人で解散となった。そして学内を回っていると……

 

メイ「おっ、鈴乃先輩とすずかじゃねえか」

 

すずか「メイさん!?ビンはどうしたんですか?」

 

次はメイがやってきた。

 

メイ「アイツは名古屋に乗り鉄行ってる。まあ、今日はすずかを捕まえるためにいるんだよ」

 

すずか「うわ、逃げなきゃ」

 

メイ「逃がさねえからな?」

 

私「ちょっとメイ!!」

 

メイ「鈴乃先輩は落ち着けよ!!それに、その大阪土産、2人そろって浮気だろ!!」ハイライトオフ

 

私「浮気じゃないしこんなの!!」

 

メイ「言い訳無用!!話はすずかから聞かせてもらう、行くぞ!!」ハイライトオフ

 

すずか「いやあああああああああ!!」

 

ドロシー「頑張ってねすずか♪」

 

すずか「ドロシーも見捨てないでください〜!!」

 

こうしてメイへのドッキリ作戦は失敗し、すずかとも解散になった。月化粧はメイとビンが美味しく頂いたらしいけど、こんなことになるとは……。

 

そしてまだ学内探訪をしていると、今度は……

 

栞子「おや?桜木委員長、いえ鈴乃先輩ではありませんか」

 

文化祭実行委員会仲間の栞子がやってきた。

 

私「栞子!?」

 

栞子「じゃがりこのお土産を抱えて、どうなさったんですか?」

 

私「今朝弾丸で大阪行って買ってきたのよ」

 

しかし、これが悲劇を呼ぶ。

 

栞子「気持ちはしかと受け取りました。当然こちらのお土産もいただきます。ただ……」

 

私「ただ?」

 

栞子「先ほど長堀和華さんと楽しそうに話されていましたよね?大阪からあの雰囲気とか、明らかに浮気でしょう?」ハイライトオフ

 

私「どこがよ!!それに私は栞子の恋人じゃないし、栞子には梨海と万里がいるでしょ!?」

 

その前に和華の名前を知っているのが謎なのに!!

 

栞子「いえ、鈴乃先輩も私のものですから浮気です。1週間以内に反省文を提出してもらうとともに、2人でオハナシ、しましょうか?」ハイライトオフ

 

私「反省文はいいけど、このまま連行!?ドロシーも何か言ってよぉ!!」

 

ドロシー「栞子先輩に連れられるなら、諦めよ?」

 

栞子「ドロシーさんもそう仰っていますので、行きますよ♥」ハイライトオフ

 

私「いやあああああああああ!!」

 

こうして私は栞子に裏側に連行され、尋問となった。ちなみに和華のことを知っていたのはおたえから話を聞いていたって。それでも栞子へのドッキリも大大大失敗だなんて、こんなのゴメンでしかないわ!!読者の皆さんも、大阪ドッキリを仕掛けるときは慎重にね!?桜木鈴乃からの約束よ!!




最後は走り書きしました。2500字で終わるかと思ったら分量増大だ……。

次回から8月に突入します。次回で1期は突破見込みです。
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