ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024   作:松浦南北

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今回は題名の通り、帰国する人がいます。ついでに留学で日本にやってくる人が現れます。鳳来寺シオン目線での展開を予定。

また、神領あんなさんのキャラも途中で出てきます。


2ヶ月間の留学お疲れ様でした!! 慰労のプレゼントは近鉄8A系と新たな留学生

2024年10月13日のこと。関西空港にて。今回僕たち鉄道同好会…もとい鉄道研究部一同は諸般の事情でここからせりなとおたえを出迎えるつもりだ。

 

舞子「そろそろ出られるって言ってたよ」

 

僕「おたえと会えるのも2カ月ぶりだもんね」

 

郷「侑と歩夢の分も出迎えてあげようね」

 

陽凪「せりなお姉ちゃん、元気にしているといいね」

 

陽和「うん。楽しみだなぁ」

 

一番おたえに会えるのが楽しみな僕と郷、せりなに会えるのを楽しみにしている陽凪と陽和。そんなワクワクを秘めながら……

 

 

せりな「みんな、たっだいまー!!」

 

おたえ「こらこらせりな。ごめんねみんな。改めてただいま!!」

 

僕・郷「おかえりなさいおたえ!!」

 

陽凪・陽和「せりなお姉ちゃんおかえりなさい!!会いたかったよ〜!!」

 

他のみんな「おかえりなさい、おたえ(ちゃん)、せりな(ちゃん)!!」

 

2人が到着ロビーに現れ、帰国してきた。

 

せりな「えへへっ、陽凪も陽和も元気にしてた?」

 

陽凪「もちろん。この前の勉強会、参加して良かったねー」

 

陽和「うん……でもこの前ふたなり化しちゃった……」

 

せりな「えへへ、私や陽凪の仲間入りじゃん。困ったら恥ずかしがらずに何でも聞いてね?」

 

陽和「ありがとうせりなお姉ちゃん」

 

おたえ「でも2人も勉強会に連れ出されたんだ!?」

 

比奈「はい。私の幼馴染のまな先輩が、障がいがある分経験させるべく連行しろとうるさかったらしいので。楽しんでいたのは良かったのですが」

 

イオ「楽しめる陽凪と陽和が素晴らしいデス」

 

さあや「2人はハンデがあっても凄く頑張ってたんだけどね」

 

おたえ「2ヶ月間さあやもありがとね」

 

さあや「また色々あったら私に任せてね」

 

カナエ「さあやちゃんも本気出すと厳しかったよね」

 

郷「僕的にはちょうど良かったよ」

 

舞子「いやいや、さあやちゃんも舐めてたら大変だったよ……」

 

おたえ「舞子、イオ、カナエが鬼、郷がちょうどいいって言うくらいが丁度いいと思うよ」

 

舞子・イオ・カナエ「ちょっとぉ!!」

 

さあや「じゃあこれからもそうするね♪」

 

舞子・イオ・カナエ「そんなああああああ!!」

 

意外とさあやの勉強会も厳しかったらしい。

 

おたえ「それとシオンも、夏合宿の動画は残りもちゃんと見たよ」

 

僕「ありがとう」

 

ドロシー「このまままとめられて映画化できるといいね」

 

おたえ「うん。私も映画化されたら見たいよ」

 

郷「3部作にならないといいけどね」

 

おたえ「それは激しく同意」

 

夏合宿の動画もおたえが見ていたことは良かった。無事に映画化されることを祈ろう。

 

せりな「それからですが、今日はスペシャルな人材を呼んでいます。パトリツィアちゃん」

 

すると1人の女の子が現れた。

 

パトリツィア「初めまして。オーストリアからニッポンの鉄道を知るために留学してきマシタ、パトリツィアデス!!よろしくネ♪」

 

全員「えええええええっ!?」

 

モリー「いきなり留学生が来るって聞いてませんでしたよ!?」

 

せりな「サプライズだもん♪」

 

梨海「なんか嫉妬しちゃうなぁ……」

 

鈴乃「一言くらい匂わせな発言しなさいよ。でも特にせりなは常習犯だから慣れたけど」

 

おたえ・せりな「ごめんなさい……」

 

比奈「ですが、こちらも同好会から部活への昇格はサプライズのつもりでしたので」

 

せりな「いや、Discordで昇格したのバレてたからね」

 

鈴乃「やってしまったわ……」

 

留学生のパトリツィアちゃん。これから虹ヶ咲学園に留学するらしい。

 

シオン「ところでパトリツィアちゃんの学年は?」

 

パトリツィア「2年生。音楽科に通う予定だヨ」

 

おたえ「すごく優しい子だから、仲良くしてあげてね」

 

比奈「ありがとうございます。そうだ、自己紹介どうしましょう?」

 

すずか「追々でいいんじゃないですか?」

 

比奈「そうですね。まあ、まずは大阪難波駅まで出ましょうか」

 

沙奈「そうね」

 

そういうわけなので、まずは関西空港駅に出よう。乗るのは特急ラピートβ。6列ちょうど埋まるが、まあいいか。

 

車内では自己紹介を済ませる。

 

パトリツィア「鳳来寺シオンってあのYouTuberサン!?」

 

僕「そうだよー♪」

 

パトリツィア「私、シオンサンに会えて良かったヨ」

 

僕「見ててくれたんだ。ありがとう」

 

パトリツィア「エヘヘ」

 

パトリツィアちゃんにも知ってもらえただけ良かった。

 

なんば到着。そのまま改札を出る。

 

パトリツィア「これが難波!?トキメキが凄いヨネ!!」

 

有佐「パトリツィアはこういう地下街を見るのは初めて?」

 

パトリツィア「うん。ウィーンにこんな素晴らしい地下街なんてないカラネ」

 

カナエ「ベルリンも無かったこと思い出したよ」

 

そうじゃん、カナエの去年の留学先ベルリンだったもんね。

 

そんな会話をしながら、無事に近鉄の改札に入ることに成功。パトリツィアちゃんは現金で切符を買い、それ以外は各自のICカードで入った。

 

パトリツィア「ニッポンの改札って凄い……」

 

渉「ヨーロッパはどういう改札が多いの?」

 

僕「こんなゲートあるわけないよ」

 

拓「中国でもバータイプだけどこういうゲートあったよね」

 

すずか「はい」

 

パトリツィア「ヨーロッパの改札はシオンサンの言う通りだネ。確か『信用乗車』とか言っていたカナ」

 

かなり予習しているぞこの子。おそらく杏奈くんがいたらキレていた可能性大だね。

 

比奈「あのザルっぷりは私でも呆れましたよ……」

 

鈴乃「不正乗車とかないのかしら?」

 

パトリツィア「同級生の鉄道仲間だといっぱいしてたし、何なら私は見つけて厳しく叱ったことだってあるヨ」

 

僕「僕みたいだな……」

 

パトリツィア「不正乗車取り締まりのノウハウとか、シオンサンいっぱい教えてネ!!」

 

僕「もちろん!!」

 

生徒会不正乗車取締役員としてやれることはちゃんとやろうと思う。

 

そんなこんなで難波駅のホームに到着。乗る予定の列車は10時21分発、急行奈良行き。当駅始発は8A系の可能性がある。そう思い待っていると……

 

カレン「やった!!」

 

8A系と9020系のペアがやってきた。

 

比奈「念願の8A系ですよ!!」パシャパシャ

 

愛用しているオレンジのコンデジを片手に8A系を撮る比奈。僕もお父様のお下がりの一眼レフやスマホで撮影を進めた。

 

そして、撮影したところで全員乗り込む。座るのは体力のないすずか、有佐、イオ、陽凪と、留学帰りのせりなだけで、24人もいたらさすがに大半は立つ。

 

そしてドアが閉まり、6両編成の急行は発車した。前後衝動は危惧されたが、それほどひどいものではない。そして三菱SiCの割にはGTOばりの音がするのだ。

 

車内はA更新の車内のごとく明るい。LCDは見やすく大きい。せりなはやさしばに座っているけど、居心地がよさそうだ。

 

おたえ「いいなぁ、私もやさしばに座りたいよぉ……」

 

せりな「生駒着いたら代わってあげるよ」

 

おたえ「やったぁありがとう!!」

 

留学帰りの体にやさしばはちょうどいいようだ。僕たち夏合宿組が帰国した時点で乗れていればなぁ……。

 

生駒でおたえとせりなが交代し、ちょうどその頃パトリツィアちゃんもやさしばに座った。

 

パトリツィア「やさしばふかふか〜」

 

気に入ったのかな?というか大和西大寺で降りるのにすずか寝ちゃってるし!!

 

すると鈴乃が起こした。

 

すずか「おはようです〜」

 

鈴乃「おはようじゃないわよ!!次大和西大寺なんだから!!」

 

すずか「大和西大寺……あ、忘れてた」

 

寝ぼけてるなこれ。とはいえ、24人全員で大和西大寺から乗車電の8A系を見送ることができた。

 

そしてしばらくするとやってきたのは8600系と1233系のペア。すると女の子が下車してきた。

 

カナエ「花園さん!?」

 

かなえ(花園)「広田さんじゃん」

 

比奈「お知り合いですか?」

 

カナエ「同い年の花園かなえさん。下の名前が同じだからって、この前京都駅でお世話になったんだ。JR西日本の学生社員もやっているよ」

 

比奈「ということは東山まなさんのことも……」

 

かなえ(花)「知っているよ。あなたが比奈ちゃんだね」

 

比奈「よろしくお願いします花園先輩」

 

花園かなえ先輩。華ノ科学園に通う3年生。

 

かなえ(花)「そういえば塩津先輩かな?同行しているけど何かあったの?」

 

舞子「留年でもう1年高校生活やり直しになっちゃった」

 

かなえ(花)「塩津先輩も雑魚いなー」

 

舞子「もしもーし……」

 

万里「花園先輩と舞子も知り合い?」

 

舞子「うん。米原駅で近江鉄道乗るって言ったら今みたいに煽られた」

 

カナエ(広)「花園さん、煽るの大好きだからね」

 

かなえ(花)「広田さんもそんなこと言うなって。煽りたくなるから」

 

カナエ(広)「ごめんなさい」

 

メスガキで煽るのが大好き。

 

比奈「ちなみにですが……今成績不振の部員、舞子を含めて4人います」

 

かなえ(花)「えー? 4人もいるんだ〜」

 

さあや「はい、該当者手を挙げてみ?」

 

舞子、イオ、カナエ(広)、郷が挙手して。

 

かなえ(花)「やっぱりニジガクの鉄研は噂通りざっこ〜い♥」

 

イオ「なんか一瞬落ち込みそうに聞こえて愛がある感じがしマス……」

 

郷「花園さんに言われても悪い気はしないかも」

 

カナエ(広)「でしょ?」

 

花園先輩の煽り方には愛があることに気づく。そして自己紹介を済ませたところで……

 

比奈「とりあえず次の11時14分の列車で大和八木まで出ましょう」

 

かなえ(花)「ん?比奈ちゃんたちも名古屋駅に行くの?」

 

比奈「はい。とりあえず目的の8A系に乗れたので」

 

かなえ(花)「えー?京都駅来てくれないのー?寂しいなぁ〜……」

 

せりな「そういう花園先輩はどうして大和西大寺駅に来たんですか?」

 

かなえ(花)「噂のせりなちゃんと小磯さんに会いたかっただけだよ〜」

 

陽凪「知ってたんですか?」

 

かなえ(花)「もちろん。虹ヶ咲学園の鉄道研究部の動画は同好会時代から見ていたからね」

 

ビン「いつもありがとうございます」

 

せりな「私に会いたかったんですね、嬉しいです〜♥」

 

せりなが花園先輩に抱きついたが……

 

チョップ

 

鈴乃「程々に、ね?」

 

せりな「ごめんなさい」

 

鈴乃に止められた。

 

かなえ(花)「でもハグしてもらえたの嬉しかったかも」

 

おたえ「ごめんなさいうちのせりなが。ここ最近みんなにヤンデレ化しちゃうくらいなので、花園先輩も落とされないように気をつけてくださいね」

 

かなえ(花)「もちろんだよ小磯さん」

 

そんなこんなで和華ちゃんと卯衣ちゃんが奈良方面からやってきた。和華ちゃんは9月の末に留学から帰ってきたから日本にいたことはちゃんと理解している。

 

和華「……花園先輩見つけました!!」

 

かなえ(花)「長堀さんも鶴見さんも早かったじゃん」

 

卯衣「虹ヶ咲学園の鉄研の皆さんと一緒って聞いて混じりたかったんです……」

 

かなえ(花)「可愛いね〜もう……」

 

比奈「さて……名古屋駅行きの計画頓挫になりかねませんね……」

 

かなえ(花)「比奈ちゃん、京都駅来てくれないと、私泣いちゃうぞ〜?」

 

僕「じゃあ11時07分の急行乗る?」

 

全員「賛成〜!!」

 

僕の一言で京都行き急行に流れることが決定。この急行は8810系と1233系のペアだったけど、1233系側は念願のA更新完全体。これに27人全員が乗れた。これで由美に勝てそうだね♪

 

そして11時46分に京都駅に到着後、27人でそれぞれ昼食にしました。僕はパトリツィアちゃん、せりな、おたえ、郷、沙奈と一緒にラーメンを食べた。花園先輩は咲ノ浜の鉄研2人と、広田カナエ、舞子の合計5人で別の店に入った。それ以外もバラバラ。まあ13時に集まれればいいか。

 

ラーメンはごちそうさまでした。そして13時過ぎに全員集合。すると……

 

??「あら?シオンと鈴乃とすずかじゃない、それと鉄研メンバーも一緒ね〜!!」

 

せつ菜ちゃん見たら即帰宅のとき以来のランジュさんが襲来した。

 

シオン「ランジュさん!?」

 

比奈「鈴乃も知ってるんですか?」

 

鈴乃「幼い頃すずかが会ったことあるって紹介してくれたのよ」

 

ランジュ「シオンも鈴乃もすずかも、やっぱり抱き心地が最高ね〜♪」

 

比奈「そういえばランジュさんはなぜ東京に?」

 

ランジュ「明後日から留学するからよ、虹ヶ咲に」

 

比奈「私は澁川比奈です。よろしくお願いします」

 

ランジュ「よろしくね、比奈♪」

 

ランジュちゃんがついに留学してくるのだ。

 

するとその一方で、花園先輩は落ち込んでしまう。

 

陽凪「……あれ?花園先輩?」

 

かなえ(花)「私、陽凪ちゃんほどではないけど体が小さいでしょ?それがコンプレックスになってて……」

 

陽凪「なんかごめんなさい……」

 

かなえ(花)「いいってこと。でもその分努力はする。聞きにくいんだけど……陽凪ちゃんも知的障がいがあるんだよね?」

 

陽凪「はい……」

 

かなえ(花)「あなたが努力している話も、まなさんから聞いたよ?今の調子で頑張ってくれると私もうれしいからね」

 

陽凪「ありがとうございます……」

 

ここで、体が小さいこともコンプレックスだとわかった。陽凪はそれよりも体が小さいから、むしろアドバイスをもらう側だったけどね。

 

ランジュ「とりあえずこの28人で東京に行きましょうよ」

 

かなえ(花)「もちろん」

 

パトリツィア「あれ?花園サンも行くんデスカ?」

 

かなえ(花)「明日、浪速スノウさん以外のドル研の皆が東京でライブやるから、長堀さん、鶴見さんと見るつもりなんだ〜♪」

 

浪速スノウ(巽雪乃)ちゃんだけは音楽科だから2か月間の留学だし、帰国できていないんだよね。

 

せりな「私も見に行こうかな〜」

 

ランジュ「ランジュもよ!!楽しみね!!」

 

和華「当日券もあるみたいだから、ちゃんと買うんだよ?」

 

せりな・ランジュ「うん(ええ)!!もちろん!!」

 

比奈「それじゃあ、東京帰りましょうか!!」

 

全員「賛成〜!!」

 

せりな・おたえ・パトリツィア「2ヶ月ぶり/初めての東京、楽しみ〜!!」

 

こうして28人という大所帯で新幹線で帰京し、解散・帰宅となった。この日、8A系の動画を帰りの新幹線で投下した動画にインスパイアされて由美がちょうど3ヶ月ぶりに近鉄に乗りに行ったのはまた別の話。

 

ま、明日は鉄道の日だ。課題と予習だけ済ませたら咲ノ浜のライブすっぽかしてでも乗り鉄行くか〜。




次回は10月分のリクエストとします。やっと消化できる目処が立ちました。

今後、広田カナエと花園かなえが対峙する際は作中で広と花を用いて表記分けします。

【パトリツィア】
ウィーンからニッポンの鉄道を知りたくてやってきた留学生。せりな、多英子と同い年。虹ヶ咲学園の音楽科に以降1ヶ月間通う見込み。
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