ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
さあや「只今より、定期部会を始めます」
全員「よろしくお願いします」
2024年12月6日、今日は諸般の事情で金曜日19時から部会を行うことになった。そして今回はテスト明け最初かつ、新部長さあやによる初の部会だ。
さあや「まず今回はスペシャルゲストを5人ほどお呼びしています。今日はこの人たちがいないと部会が回りません」
由美「青山由美です。今回何となくモヤモヤが止まらなかったため押しかけることにしました」
杏奈「神領杏奈です。今週から女子制服に切り替え、本日修学旅行から帰ってきました」
杏子「神領杏子です。杏奈の付き添いで今日も動向をウォッチします」
進「おそらくほとんどの人が初めましてだと思いますが、西谷進です。神領と同じく今月から女子制服に切り替え、本日修学旅行から帰ってきました」
和奏「初めまして。国分和奏です。九州関係と聞き、慌てて駆けつけさせてもらいました」
さあや「本日は皆さんよろしくお願いします」
とりあえず最初はスペシャルゲストの紹介だ。
さあや「さて、本日の最初の議題は修学旅行の振り返りと行きましょう」
杏奈「俺のこと?」
さあや「はい。あと西谷先輩もです」
進「よし」
杏奈「苦い思い出多いけど、笑わないよね?」
シオン「少なくとも顔撮られてアルバムにあげられるとかやられていないならまだいいほうだと思うよ」
杏奈「そんなことやられるのシオンちゃんや郷くん、由美先輩だけだろ」
比奈「そうでしたか……」
鈴乃「反省します……」
おたえ「もしもーし……」
さあや「とりあえず、杏奈先輩の修学旅行の旅程が気になります。集合と新幹線からはまずは」
杏奈「はい、それなら話します。集合は学校に朝6時20分でした。そして6時58分浜松発の新幹線に乗りましたね」
沙奈「ちょっと待って!?そのひかり号東京行きよ!?行き先は長崎だって聞いたけど……」
由美「沙奈、甘い。意外なルート使ってたから」
さあや「次の行程は?」
杏奈「はい、羽田から長崎まで飛行機です。乗ったのは11時台でしたね」
沙奈「嘘おおおおおお!?」
陽和「神領先輩の動画見るまで僕も気づきませんでした」
由美「作者の奴も新幹線だと思っていたらしいよ」
由美はメタ発言をやめろ。なお俺は由美が日曜に呟いた一言で気づいてはいたが。
さあや「次の行程はもうバスですよね」
杏奈「はい。1日目は平和学習で丸潰れ。ただ、由美先輩みたいに被爆者の体験談を聞くことはありませんでした」
俺「勿体ないですよ……」
虹ヶ咲や名古屋の修学旅行には被爆者の体験談を聞くところがあったらしいが、浜松にはないんかい。
杏子「私も無かったけど」
ビン「勿体なさを感じます……」
由美「こればかりはビンと万里に同感です」
さあや「それじゃあ2日目は?」
杏奈「2日目は長崎で自由行動でしたね」
和奏「神領杏奈くんが諫早来てくれなかったのが寂しかったけど……」
杏奈「班の奴らに行かせてもらえませんでした」
梨海「それは災難でしたね……」
杏奈「あと夕方、稲佐山で置き去りにしやがったんだよね」
郷「それは許しちゃいけないなぁ……。明日復讐行くか浜松に」
すずか「やめときましょう」チョップ
郷「ごめんなさい……」
さあや「それで、置き去りにされたあとはどうしたんですか?」
杏奈「自力で下山して長崎駅でラーメンとサンドイッチ食べてYC1系撮ってた」
由美「動画見たとき長崎駅が8年半前と様変わりしていたから驚愕したぞ」
鈴乃「由美も長崎行ったことあるの?」
由美「中2の末に家族で1回だけ。行き帰りセントレアから飛行機だったけど」
せりな「あの日、由美を見かけた気がするよ……」
有佐「せりなも行ったんだ!?私も幼い頃に行ったけどね」
ドロシー「せりなも飛行機で行ったの?」
せりな「うん。あの時は羽田からね。山形からだと乗り継ぎ便しかないから東京まで新幹線で出たよ」
陽凪「でもあの時のお土産、陽凪も嬉しかったよ」
せりな「えへへ、ありがと」
さあや「それと……2日目昼も苦い思い出があったとか聞きましたが」
杏奈「はい。乗り気でないのに高級中華食べることになりました」
さあや「うわぁ……それも災難でしたね……」
杏奈「まあね……」
あと読者の皆さん、このルート覚えておいてください。似た流れが近日中に出てくるぞ。
さあや「それから3日目は?」
杏奈「もうバスで福岡抜けました。途中、鳥栖市で食事とお土産購入の時間はもらえましたが」
由美「いいなぁ……」
ビン「どこがだよ!?」
由美「俺が人生23年やってきて佐賀県に足を踏み入れられてない話知ってるだろ?」
ビン「あー……」
杏奈「他観光してないからね」
由美「それなら……まあいいか、よくないけど」
さあや「それで、福岡着いてからは?」
杏奈「海の中道の水族館に行きました。クラゲが素敵だったなぁ……」
由美「水族館行かずに終わったぞ修学旅行……」
イオ「それこそもったいない気がしマス」
杏奈「その後にキャナルシティ博多に行きました。イルミネーションが綺麗だったのと、そこで博多ラーメンを食べました」
渉「あー……キャナルシティいいですよね」
杏奈「鶴岡くんもわかるでしょ?」
渉「はい!!」
九州民の渉にはそりゃわかるよ。
さあや「そして最後4日目ですね」
杏奈「午前中に太宰府天満宮を参拝して新幹線で浜松まで帰着して、荷物だけ置いて駆けつけた感じです」
さあや「ありがとうございます。これで終わりかな?」
杏奈「はい。路面電車と新幹線には乗ったけど……あいにく路面電車には興味なかったから……」
さあや「むちゃくちゃ災難ですよそれ……特に自由行動のとき」
由美「激しくさあやに同意します」
杏奈「由美先輩もさあやちゃんもありがとう……」
というわけで、杏奈先輩の修学旅行エピソードはここまで。
さあや「次は西谷先輩かな?」
進先輩こと羽沢進之介先輩の修学旅行も気になる。するとその時。
??「失礼します」
和奏「新在家さん?」
さあや「入って、どうぞ」
??「こんにちは」
1人の女子が現れた。制服からして本栖高校とわかる。
しおり「急に割り込んで申し訳ないわね。おそらくほとんどの皆さんが初めましてかもしれないわ。新在家しおりよ。今日は何らかの予兆を感じたから、虹ヶ咲学園の鉄研部会に参加させて頂くわ」
新在家しおりさん。本栖の鉄クルの人だ。
全員「よろしくお願いします!!」
しおり「……で、今はどのような状態で?」
さあや「西谷先輩の修学旅行の振り返りを始めようとしていたところです」
進「はい。それじゃあ語っていきますね。集合は12月3日6時20分・羽田空港でしたね。しかしまさか朝から万里とビンが来てくれるとは思わんかったぞ」
そう。あの日、朝一番で俺とビンは進先輩にお守りを渡しに行った。飛行機のお見送りはできなかったが。
俺「進先輩迷惑でした?」
進「いや、むしろ嬉しかった。あれから学校間に合った?」
ビン「無事に登校できました」
進「2人とも本当にありがとう。旅行安全のお守り、役に立ったぜ」
杏奈「いいなぁ……」
ビン「杏奈先輩ごめんなさい……」
比奈「でも学校サボる選択肢はありませんでしたよね?」
ビン「サボったらそれこそ終わりだろ」
杏奈「だろうね」
さあや「それで、乗れた飛行機は?」
俺「確か7時10分の飛行機だって聞いたような」
進「万里の言うとおりです」
杏奈「早っ!?」
杏子「東京発だから早いと思うよ」
拓「そうなると長崎着いたのは……?」
進「9時05分」
由美「早すぎだろ……」
進「そして着いたときですが……タンクトップに加えてせっかく前々日に買ったブラとショーツが汗でぐっしょり濡れました」
おたえ「やっぱり飛行機苦手だから緊張した?」
進「実はそう……」
杏子「進も女物の下着を着て行ったの?」
進「うん……スカートの中見られて男物だと気持ち悪いだろうからね……」
杏子「杏奈にもこの前の週末に女物の下着3着くらい買って良かった」
杏奈「助かったよ杏子……お子様パンツとはいえ、男物じゃない分緊張感少なかったし。ありがとう」
杏子「どういたしまして」
ま、俺も虹ヶ咲学園入学後から女物の下着に切り替えた1人だからノーコメントとするか。しかし進先輩の飛行機が苦手なのは3年前からずっと一緒だな……。
進「続き話していいですか?」
さあや「はい。長崎着いた後とか気になります」
進「そこからまず午前中は平和学習になりました。午後から自由行動第一陣となりましたね。第一陣は長崎市内がメインでした」
杏奈「稲佐山には行きましたか?」
進「行きました。班のメンバー全員で夕日を見て下山しましたね。そして夜は19時00分ホテル集合で、そこからメシでした。その後被爆者の体験講話を聞きました」
由美「西谷くんのところはあったのか……」
進「はい。生々しかったですが、核兵器廃絶への気持ちがものすごく強くなりました。今だとネット上で核武装を叫ぶ人を見るとこれまで以上に苛立ちが沸きます」
鈴乃「西谷さんもわかるのね」
進「当たり前です。とりあえず続き行きます」
話を続けてもらおう。
進「2日目の午前中は班別研修で諫早に行きましたね。干拓の里は良かったなぁ」
和奏「諫早駅で島原鉄道に乗り換えるところ見たけど、私は来てくれて嬉しかったわよ」
進「ありがとうございます」
さあや「諫早が終わったあとは……?」
進「昼食後、佐賀の吉野ヶ里遺跡探訪をしてから福岡に向かっていきました」
由美「うわ、むちゃくちゃ羨ましいじゃねえか……」
進「でもその日の夕方、福岡のホテルで……YouTube見たら衝撃的なことになっていたことが驚きました……」
杏奈「西谷が謝ってきた時は俺も驚いたぞ……」
察した。だが、詳細な話は分身元のご本人のためにも控えることにしよう。
シオン「何があったの!?」
杏子「聞くなああああああ!!」
シオン「ごめんなさい……」
進「続き行っていいですか?」
さあや「どうぞ」
進「3日目は朝から太宰府天満宮で参拝し、お昼だけ食べたら海の中道水族館に流れました」
杏奈「ちょうど僕とすれ違ったのかな?」
進「おそらくそうだと思う」
陽和「進先輩は何買ったんですか?」
進「イルカのぬいぐるみでしたね」
杏子「でも杏奈の買ってきたペンギンのぬいぐるみも可愛いよ」
杏奈「ありがとう」
ビン「また俺も鳥羽行くかー……クラゲ見に」
鳥羽水族館もクラゲ綺麗だもんね。
さあや「その後は?」
進「福岡空港で見学ツアーに行っていましたね。これで飛行機に対する苦手が少し消え失せました。それが終わってからすぐにキャナルシティ博多に戻り、21時まで自由行動でした」
由美「ギリギリまでいたな本当に……。それと飛行機苦手なの少し減ってよかったな……」
進「由美先輩もありがとうございます……」
さあや「さて、4日目は?」
進「はい。朝食後にららぽーと福岡に寄って、それから帰宅になりました」
由美「ららぽーと寄ったのか!?」
進「おみやげ買う時間くれただけいいじゃないですか」
由美「そりゃそうだけど……」
進「そして帰りの新幹線は12時36分で、17時45分に東京駅で解散して荷物も持ってこっちに流れてきました」
杏奈「俺の1本後じゃないか」
進「偶然だな。まあ、これで修学旅行の日程は終わりと」
さあや「お二人ともありがとうございます。このあとってプレゼンとかはないんですか?」
杏奈「僕のところは来年かな。日本語だけど」
進「うちの高校、英語でやらされます。さすがに来年だけどね」
由美「西谷さんのところ俺と一緒じゃねえか……」
比奈「普通科なのに英語とか恐ろしいです……。あと英語系統の学科でも学校によって異なるのですね」
由美「うちイレギュラーだったからね」
イオ「ワタシ、国際交流学科だから不安デス……インドネシア語だと最近使えていないから……」
梨海「しずくちゃんに聞く?」
イオ「そうしマス……」
さあや「とりあえず修学旅行の話題はここまでにしましょうか」
有佐「そうだね」
修学旅行の話題はここまで。
さあや「次は……せりなちゃん!!」
せりな「はい。今回の杏奈くんと進くんの修学旅行先でのやりとりにインスパイアされて、私も旅行企画を考えました。ズバリ、冬休みに海外で年越し合宿を行いたいと思います!!」
鈴乃・比奈・さあや「イェーイ!!」
シオン「行き先と日程は?」
せりな「もう決めてあります。カナダのバンクーバーとトロントです。12月27日出発で、帰国は1月4日を見込んでいます」
なんと、この冬に海外合宿をせりなが企画した。
杏子「杏奈は行かないよね?私は行かないけどね」
杏奈「当たり前だろ海外の電車に興味はないし、何よりクリスマスイブにサンライズ乗るって約束だよね?」
杏子「うん、サンライズ楽しみだよ!!」
杏奈先輩と杏子先輩は以前YouTubeコミュニティを拝見させていただいたように、サンライズに乗るため行かない。
沙奈「そういう由美ちゃんは行くの?」
由美「おそらく行けそうにないです。別途旅程練っているのと、何より体力が持たんのだ」
鈴乃「でも海外の鉄道には興味あるのよね?」
由美「もちろん。バンクーバーのリニアモーター地下鉄とか乗りたい。でもやっぱり今回は旅行計画もあるし見送る」
俺「勿体ないなぁ……」
由美は別途旅行計画を立てているため見送ることにした。
しおり「私は行こうと思うわ。鉄クルのみんなに自慢できたらって思うからね」
新在家先輩は行くつもりだ。
せりな「私は行くけど、他に今の時点で参加したい人いる?」
するとさあや、鈴乃、比奈が挙手した。
俺「おたえとシオンは行かないの?」
おたえ「今度作曲コンクール応募することにしたからね。あと歩夢がロンドン留学を考えている素振りがあったもん。もし年明け出発で行くなら年末くらいは幼馴染といたい」
せりな「とりあえず、お互い頑張ろうね」
おたえ「もちろん」
幼馴染は気づくのか……。
シオン「行くかどうか本気で迷ってる。この前侑にまた金沢誘われちゃったし」
郷「断れないの?」
シオン「断れないも何も、蓮ノ空の丹姫ちゃんがものすごく病んじゃったって聞いたから行きたいなって……」
せりな「嘘……何があったんだろう……?」
杏子「それは優先させたほうがいいよ。シオンが救えるなら救いに行くべきだと思う」
杏奈「俺も丹姫ちゃんのことは心配だからね……」
せりな「日程は?」
シオン「12月24日から1泊2日。最後名古屋で解散も決定だって」
すずか「それなら金沢行く方がいいと思いますね」
するとせりなからは予想通りの一言が出た。
せりな「わかった。それなら、シオンには年越し合宿にもぜひ参加してほしい」
シオン「どうして?」
せりな「夏合宿のときも、ブダペストで地下鉄に夢中なシオンが素敵だったもん。あの撮影している時のトキメキあふれる姿、バンクーバーやトロントでも見せてよ。それに……」
俺「それに?」
せりな「シオンが行くならシオンのお母さんもモントリオールから駆けつけて途中で合流するって」
そうじゃん。今シオンの母ちゃん、カナダで単身赴任してるんだったよね。
シオン「それなら行こうと思う。お母様に久々に会えるんだもん」
和奏「決まりみたいね。新在家さんも無事に行くのよ?」
しおり「もちろんよ」
杏奈「それと由美先輩が旅程を考えていたけど、あれの行き先と日程は?」
由美「佐賀と宮崎を含む九州、日程は12月30日から2泊3日。杏奈くんと西谷くんの修学旅行の話を聞いて、自分がものすごい劣等感を覚えたので、行くべきかすごく悩みました。家族は止めないし、これをやれば47都道府県制覇になるんだけどね」
由美も九州行くのか……しかも佐賀と宮崎突破による47都道府県制覇計画、ついに実行するわけだな。
せりな「それこそ行くべきだと思う。由美の一人旅のノウハウがあれば、行けると思うよ」
由美「いや、真面目に飛行機乗るのダメだから俺。宮崎まで飛行機で行く計画だが」
鈴乃「まだ言ってるの?」
由美「今年初めの羽田の事故をまだ引きずっています」
比奈「機械系の専攻なのに恥ずかしいですよ。出発前の西谷さんならまだしも、大学院機械科の由美は、その程度で旅行を諦めるのは絶対ダメです!!」
由美「参ったな……」
ビン「何なら俺も付き添うよ」
和奏「えっ!?米女くんも宮崎来るの!?」
ビン「はい。姉ちゃんの受験勉強邪魔しちゃいけないし、一人旅のノウハウは早いうちに由美から学びたいので」
せりな「ビンも行くんだから、由美も行っておいで?」
由美「うん。わかった。最大のトキメキ、見つけてやるぜ」
和奏「青山さん、楽しみにしているわよ」
由美「ありがとうございます!!」
せりな「これで年末の旅行計画もある程度決まったけど……陽凪と陽和はどうする?」
陽凪「お兄ちゃんと2人で実家に帰ろうかなって思うよ」
陽和「うん。お母さんもお父さんも心配してたから」
せりな「それなら安心だね。とりあえず今回はここまでにしよう」
さあや「そうですね。それでは、他に言い残したことは……?」
おたえ「赤点チェッカー……」
さあや「忘れてた。一旦部会としてはお開きにしましょう。お疲れ様でした〜!!」
こうして部会としてはお開きとなった。
おたえ「確か今回……郷だけが数学で赤点と聞いたけど」
郷「あ、終わった」
おたえ「舞子とイオとカナエが回避できたのはよしとしても、勉強会確定だね」
郷「でしょうね」
杏奈「諦めな」
郷「神領くんも無茶な!?」
比奈「あとまな先輩と菜々には報告しておきましょう」
郷「やっぱり」
おたえ「じゃあ、明日勉強会よろしくねー」
郷「はい……」
こうして勉強会について共有したあとは流れ解散となった。しかしその頃、俺の母ちゃんと父ちゃんは裏で北海道旅行を計画していたことに気づかなかったとは……ね?
なおこれ、神領杏奈くんの修学旅行談については、分身元の本人に査読を依頼しています。
次回は8A系ネタです。その次に一発部会ネタを挟みます。