ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
2024年12月27日6時40分、金山駅にて。
僕「乗る列車は……これだな」
今から僕は6時53分発のミュースカイに乗って中部国際空港に向かう予定だ。理由は未だに由美が飛行機を怖がっているため。飛行機が怖いことが、いかにちっぽけでくだらないか、アイツに思い知らせなければだめなのだ。
確かに、一昨日僕が金沢に行っている間カザフスタンでアゼルバイジャン航空の8243便が墜落し乗員乗客67人中39人が死亡した話は読者の皆さんもご存じだと思う。だけど由美は30日にセントレアから宮崎まで飛行機に乗るのだから、そんなことで怖がっているくらいなら僕がお手本を見せ、飛行機が怖くないことを証明しなければいけないと感じたのである。
じゃあどこまで乗るかって?それは着いてから教えよう。まずはミュースカイでセントレアまで出ることが先だ。
僕「おっ、青いミュースカイだ」
やってきたのは2000系の2003Fと2009Fのペア。今の時間帯は8両編成が主だ。全車特別車だから450円取られるのは不服だけどね。
日は昇ってきたばかりだが、そこそこ人は乗っている。長崎とか松山だと飛行機乗る人多いし、沖縄や海外行きも飛行機の人がほぼ全員だからね。
でも僕の行き先は違う。空港着いてから教えよう。
〜※〜
7時20分、中部国際空港到着。着いてからは第1ターミナルに向かってオンラインでチェックイン済みの飛行機チケットを出し、搭乗口に入っていこう。
僕「国内線は……こっちだね」
ここで発表するが、行き先は成田。
羽田ではないかと疑う人も多いが、1日3本だけ成田便がセントレアから出ている。うち朝の1本はJALが運航するのだ。残りは昼に2本あり、ANAとJALがそれぞれ運航する。
手荷物検査よし、お水と朝食よし、搭乗口よし。搭乗口は11番。
放送「JAL3082便に搭乗予定のお客様は11番ゲートへお越しください」
僕「あ、乗るやつだ」
JAL3082便が例の朝のセントレア成田便。今回乗ったのはボーイング787型機。人もそこそこ乗っている。年越しのためにみんな乗り継いで海外行くのかな……?
そして8時20分、定刻通りに飛行機は出発。セントレアは羽田と違って滑走路までが短いから、気がついたらもう滑走路に入っている。そしてけたたましいエンジン音とともに飛行機は加速し……
ついに離陸した。
機内モードだがWi-Fiは繋いだため、LINEは使える。適宜由美やビンには生存報告を進めよう。
空は快晴。朝から飛行機日和と言えるレベルの快晴だ。
そういうわけで、朝食にツナマヨおにぎりとカニカマ、ミニサラダを食べながら787でしかできない映画鑑賞も楽しんでいこう。
今回は何故かうちの鉄研の夏合宿総集編が映画になっていた。途中までしか見られないが、見ることにするか。
そして乗ること約1時間強、成田空港に着陸した。汗は全然かいていない。荷物を持ったところで、10時39分発のアクセス特急で京成高砂まで向かっていこう。到着は11時25分を予定。今日由美は高砂まで乗るって言っていたから、きっと驚くぞ〜!!
【由美 side】
俺「しかしシオンも朝から用事があるって、出発夜でしょ?」
ビン「まあ、いきなりドッキリとかやっているかもしれねえぞ」
俺「あー……」
俺とビンは名古屋駅より今から新幹線に乗っていく。ビンは昨日1人で名古屋を観光していたとのことだ。8時41分の名古屋駅発のぞみ号で、行き先は東京。今日は柴又に向かう予定だが、シオンは朝から用事があるため合流できないのだ。
俺「とりあえず乗っていくぞ」
ビン「うん」
まあ、乗っていくのが吉だ。今回は飛行機に乗る練習のため、新幹線内では機内モードを用いる。フリーWi-Fiも機内モードで意外と使えるからこれでよしとしよう。
そしてサンドイッチと野菜ジュースを片手に東京まで向かうことにしよう。浜名湖も富士山も今日はきれいだ。
〜※〜
10時21分、無事に東京駅に到着。このまま上野東京ラインに乗り、上野まで出る。
ビン「よし、ここから京成線だな」
俺「そうだね」
上野駅から京成線に乗るのは初めて。地図で探すこと10分弱でたどり着き、普通列車津田沼行きに乗り込んだ。
千住大橋でスカイライナーの通過を待ち、対向の普通列車も見送る。
そして京成高砂に着いたのは11時20分だった。
ビン「よし、このまま柴又に行こうぜ」
俺「せやな」
しかしその時……
??「発見!!」
俺「見つかった!!」
シオンがいた。
【由美 side out】
とりあえず事情を話すことにしよう。
僕「まあ、何がしたかったかと言うと、飛行機で先回りして驚かせようかなって」
ビン「おいおいおいおい、セントレアから飛んできたのかよ」
僕「うん、成田まで」
しかしその後の由美の反応が意外だった。
由美「朝に1本だけJALあったよね」
僕・ビン「冷静すぎる!?」
由美「興味本位で先日調べたからね。あれはシオンにもかなりお得だったと思う」
僕「そうなんだ!?」
由美「今日中にバンクーバー行くんでしょ?国際線乗り継ぐなら無料らしい」
僕「知らなかった……」
むしろこっちが驚かされたわ。
僕「それでなんだけど、本来ならばどうして僕が飛行機に乗って先回りしたか分かる?」
由美「俺が飛行機を怖がっていること?」
僕「その通り。一昨日のカザフスタンの事故があっても怖くないよって由美に知ってもらいたかったの」
由美「本当に助かります……」
僕「それに、由美だって30日からビンと宮崎まで飛行機乗るんでしょ?その精神、絶対立て直さなきゃダメだって」
由美「参ったなこりゃ……お2人ともお騒がせしました」
ビン「ホントだよもう……とりあえず3人で柴又行く?」
僕「そうだね」
そういうわけなので、3人で柴又駅まで乗っていこう。
〜※〜
金町線で乗ったのは3500形。しかし柴又到着の時点で……
由美「ターボ君がいた!?」
僕「ホントだ!!」
ビン「柴又出るとき必ず乗るぞ」
全員「うん!!」
対向列車にターボ君こと3600形3668Fが現れた。下車後3人で見送り……
由美「とりあえず柴又帝釈天様の方に向かっていこう」
僕「そうだね」
ターボ君の余韻に浸りながら帝釈天様の方にお参りのために向かっていくことにしよう。
次回に続きます。次回は帝釈天および牛久ネタとシオンたちの出発回の見込み。