ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
俺「もうヤダ……」
2024年12月29日のこと。この日は朝から衝撃のニュースを見てしまった。
読者の皆さんにもご存じの方が多いと思うが、韓国のチェジュ航空の飛行機が、車輪を出せずに胴体着陸を行い、大規模に燃えだす事故が起きた。明日から俺飛行機乗るって言うのに、また不安を煽らせるなって話なのだが。
そしてお使いを頼まれたので、そんな不安を抱えながらも名古屋駅にやってきた。今日は勇輝とビンも一緒だった。
勇輝「僕も明日から仙台行けるかな……」
ビン「大丈夫だろ」
勇輝も今回の飛行機事故を同じように重く受け止めている。明日、彼もセントレアから仙台まで飛行機で飛ぶ予定なのだ。
俺「でも初日の出の写真撮れたらうちに送ってよ」
勇輝「もちろん!!」
俺「とりあえず卵焼きだけ買いに行くか」
勇輝「そうだね」
お使いのミッションは卵焼きを買いに行くこと。ビンはその付き添いだ。
そして並ぶこと十数分、卵焼きはゲットできた。この日のうちに持ち帰るだけだからあとはゆっくり行こう。
勇輝「それにしても、今月は僕たちの周り飛行機ラッシュだよね」
俺「うん。まず1日から俺がセントレア行ったでしょ?」
ビン「次に進先輩と杏奈先輩が3日に修学旅行の飛行機で、羽田から長崎に行ったな」
勇輝「学校違うのに被るって凄いよね」
俺「そんな気はする」
ビン「そして21日に唐木田栢山くんが夕方よりスイスまで飛んだって話も聞いたぞ」
唐木田栢山くんは俺や杏奈くんのYouTube仲間。俺の10歳下で、まだ中1だ。
俺「あー……唐木田くんも無事に帰れるといいね……」
勇輝「それから25日かな、カザフで飛行機事故が起きたのは」
ビン「あれがあって由美が腰抜かしたのは……まあ当然の反応だわな」
俺「そしてだ。俺が27日に東京に行った日、シオンがセントレアから成田まで飛行機で飛んだ」
ビン「その夜カナダ方面に出発して、俺と由美とまな先輩で見送ったんだよな」
勇輝「そして次の日に梨海ちゃんが羽田から松山まで飛んだね」
俺「そして明日、俺とビンがセントレアから宮崎、万里が羽田から北海道、勇輝がセントレアから仙台まで行くというのに、今朝いきなりチェジュ航空の事故だ」
勇輝「新幹線で行こうかな……」
俺「ちょっとYouTube仲間に相談してみようか」
勇輝「そうだね」
そして俺と勇輝はスマホからYouTubeでアンケートを作った。
【松浦東西のアンケート】
東豊です。
僕は明日から仙台に飛行機で行く予定ですが……
※飛行機のチケット取っちゃいました……。
《選択肢》
予定通り飛行機で行く
新幹線に変更
予定ごとお流れにする
どれとも言えない or この時点ではじめまして
【松浦東西のアンケート】
東西も明日から宮崎に飛行機で行く予定ですが……
※飛行機のチケット取っちゃいました……。
《選択肢》
予定通り飛行機で行く
新幹線の博多から特急にちりんを乗り継ぐ
新幹線の鹿児島中央から特急きりしまを乗り継ぐ
どれとも言えない or この時点ではじめまして
松浦
ビン「諦めて俺たち揃って飛行機で行くしか選択肢ねえだろ」
俺「そうは言われてもなぁ……」
ビン「ま、誰からコメント来るかだよな……」
するとコメント欄に来たのは……
杏奈『揃って飛行機に乗ることだな』
ビン「杏奈先輩に言われちゃったなオイw」
俺「もういい、こうなったらヤケだ」
ビン「何するんだよ?」
俺「俺とビンが墜落するSS書く」
ビン「別にいいけど、責任は取らねえよ?」
俺「わかってる」
もう墜落ネタをYouTubeコミュニティにドカンと書いてやるぜ。詳細な内容の記載は控えるが、俺とビンが宮崎行きの飛行機で墜落するストーリーだ。
しかし、いざ書いて投稿したら……
杏奈『不謹慎。言霊って強いものなんだよな。俺の友人が明日からまた海外行くけど不安覚えさせるなよ。』
不安を払拭することもできねえじゃねえか……。
俺『ごめんなさい……消したほうがいいかな……?』
杏奈『消さなくていいけどね』
まあ、やりすぎたってことだ。
他にも唐木田くんに聞いてみたら不安の声はあったし、諦めて行くしかないな。
ビン「そういえば勇輝は、現地で誰かと会う約束してるの?」
勇輝「蓮ノ空女学院の高木蒼羽ちゃん。仙台出身で、お正月は実家に帰るってさ」
俺「あの人徒町小鈴ちゃんにヤンデレ化されてたから、ちゃんと守ってあげなきゃダメだよ?」
勇輝「約束するよ」
ビン「まあ、あとはゆる~く名古屋駅ウロチョロして帰ろ」
俺「せやな」
そして俺たちが向かった場所は駅西。
俺「そういえば勇輝は卒論なんとかなってる?」
勇輝「サボっちゃったからだいぶ遅れてる」
俺「あー……」
勇輝も大学4年生で、来年から修士だ。それでもまあ、卒業させてもらえれば良しとするか。
俺「とりあえず締め切りと体裁は守りなさい。あと発表資料も抜けがあってほしくないです」
勇輝「約束するよ」
2月に卒研やっていた身としてはそれしか言えない。最低限でまかり通った人だからね。
そんなこんなで最初に見るのは決まってラブライブのコーナー。いや真面目に蓮ノ空女学院スクールアイドル倶楽部もそうなんだけど、丹姫ちゃんまでグッズ化されてるぞ……。まあ、虹ヶ咲・Liella!・蓮ノ空・咲ノ浜・翔ノ板……といった感じでいまスクールアイドルは戦場と化しているからなぁ……。あと鉄研関係も戦場と化したら恐ろしいことになりそうだ。
勇輝「でも蒼羽ちゃんにスクールアイドルグッズはやめといたほうがいいよね?」
俺「当たり前だ。トラウマになってるかもよ?」
ビン「俺は姉ちゃんのために買ってくんだけどな。蓮ノ空も花帆先輩推しらしいし」
俺「自分は行きつけだし、買わなくてもいいか」
買い物を済ませてからはメロンブックスさんにて同人誌を漁る。
勇輝「虹ヶ咲学園の鉄研も増えたね」
俺「激しく同意」
勇輝「ビンくんのおかげだよ?」
ビン「俺、高等部行っても頑張るよ」
俺「その調子だからな」
ビン「ありがと」
そしてここでも同人誌を買い、買い物は済んだ。
勇輝「さ、帰ろうか」
俺「だな」
ビン「まだ2人揃って不安残るか?」
勇輝「実はそう」
ビン「でもお互い無事に帰宅する、そう信じよう?俺は由美を3日間守り抜くからな」
勇輝「ありがとうビンくん」
こうして3人で笑い飛ばしながら帰路についた。まあ、卵焼きは確保できたし、帰ってお昼寝して明日に備えることにしよう。