ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
【冬休み明け】歩夢ちゃんの留学直前でも虚しくならない
由美「はぁ……」
さくら「ぐすん……」ポロポロ
さあや「由美ちゃんが放心状態、さくらちゃんが泣いちゃうなんて相当深刻だね……」
僕「でも今回は仕方がないよ……。2人を支えてくれた杏奈くんが引退になって杏子ちゃんに1本化したし……」
今日は由美とさくらちゃんの2人がゲストで参加した。理由は僕が述べた通りだ。
ビン「でも杏奈先輩が引退した理由って……?」
僕「飽きたから、あとチャンネルが伸びないから」
由美「もうヤダ……」
正直、こればかりはどうにもできなかった。ついでに由美はメンヘラで寂しがり屋、さくらについては幼馴染だから、相当辛いと思う。
僕「あと国分先輩も撤退だって。激務が続いてこちらに顔を出せなくなったらしい」
由美「あー……」
さあや「でも一応ゲスト含めて揃ったから始めちゃおうか」
比奈「そうですね」
さあや「それでは部会を始めます」
全員「よろしくお願いします!!」
とりあえず部会を始めていこう。
さあや「今日はまず、新入部員を紹介します」
最初は新入部員から。
??「えーっと、僕かな?ほとんどの方は初めましてだと思います。情報処理学科1年の安芸穂隆です。この度鉄道ファンに目覚めたのでバスケ部から移籍してきました。よろしくお願いします」
情報処理学科1年の安芸穂隆くん。
万里「いや穂隆くん入るんだ!?」
穂隆「だって杏奈先輩が一旦表舞台から去っちゃったし……」
せりな「えっ、万里と穂隆くん、知り合いだったんだ……」
万里「当たり前だ。虹ヶ咲1年の男子生徒はほとんどの学科で数が少ないから数の少ない学科の生徒だけでコミュニティができてるんだよ」
僕「……ねえ万里、隠し事はダメだって話だよね?」
ビン「俺も初めて聞いたぞ。高1の男子生徒の一部でコミュニティができているとか……」
万里「ひっ……」
鈴乃「これはまず万里にオシオキを……」
有佐「落ち着こ、ね?」
僕・せりな・ビン・鈴乃「ごめんなさい……」
落ち着いたところで、路線を戻していこう。
さあや「それで、穂隆くんの言っていた杏奈先輩って……?」
さくら「もしかしていま浜松にいる私の幼馴染かな……?」
穂隆「はい。桑名時代に5年以上お世話になりました。当時からのレゴ仲間の1人です」
イオ「仲間がいるのがうらやましいデス」
穂隆「でも僕も、レゴにハマるまでは仮面ライダーや特撮ファンやっていていじめられてまして」
すずか「それはお気の毒に……」
穂隆「でもレゴにハマって仮面ライダーファン、特撮ファンをやめてからはイジメられることがめっきり減りました。そして僕は比較的運動神経も良かったので、杏奈先輩と別れ中学に入ってからはバスケ部にスカウトされ、虹ヶ咲進学後も男子バスケ部に入っていましたが、男子のせいなのかここ最近イップスがひどく、ゴールにボールを入れることすら困難になり休部していました。そんな中で鳳来寺さんや青山さん、杏奈先輩、あと西谷さんの動画で鉄道に触れることで鉄道ファンに目覚めることができ、転部を決めた次第です」
さあや「うわぁ……私や比奈ちゃんと一緒じゃん……」
穂隆「そうだったの?」
さあや「私もピアノが弾けなくなってこっちに流れてきたから……」
比奈「私も、入部後すぐにバイオリンが弾けなくなりました……」
万里「でもここは流刑地じゃねえからな」
穂隆「わかってるよ〜」
さあや「それはさておき、穂隆くんこれからよろしくお願いします!!」
全員「よろしくお願いします!!」
穂隆「ありがとう」
その後、全員の自己紹介も済ませた。次は……
さあや「続いて同好会ルールの説明に入りたいと思います」
郷「いや今は部ルールになってるんじゃない?」
さあや「忘れてた」
鈴乃「内容に変更はあるの?」
比奈「ありません」
鈴乃「それなら続き行きましょうか」
同好会ルールもとい部ルールの説明だ。穂隆くん、いや穂隆が入ったから先輩禁止や呼び捨て絶対ルールが敷かれる羽目になった。
穂隆「そうなると沙奈ちゃんって呼べばいいんだよね?」
沙奈「そういうことになるわね」
ドロシー「1人増えるだけで、なんか楽しくなりそうじゃん」
陽和「激しく同意」
穂隆「ドロシーちゃんも陽和くんもありがとう」
そして全員で拍手を送り、穂隆の歓迎は終わりとなった。
さあや「次は、この冬の旅行と合宿の振り返りをしていきましょう」
由美・僕・梨海・万里・ビン「やったぁ!!」
穂隆「僕もいっぱい旅行談聞きたいな」
さあや「じゃあ誰から行く?」
僕「ここはバンクーバー冬合宿がいいんじゃない?」
せりな「そうだね」
拓「今回は何かいいことあった?」
僕「やっぱり僕のお母様が途中で合流してきたことだよね」
陽凪「あー……シオンちゃんのお母さん今カナダ住みだからね」
さあや「でもシオンちゃんのお母さん、すごく優しかったよ」
僕「でも受験期は酷かったんだよ?」
ドロシー「そうなの?」
僕「当時僕は地元志向だったんだけど、お父様もお母様も全然認めてくれなくて、一人暮らしで有楽町受けろってうるさかったの。でも県外公立の受験は一人暮らしだとダメってめちゃくちゃ外部から怒られて、妥協した結果が県内の進学校と虹ヶ咲学園の受験って話になったの。でも結局両親の海外転勤の都合でこっちに流れてきたんだけどね」
鈴乃「シオンも最初から
郷「唯一の男子だった僕と2つ下のすずかを見捨てるのが嫌だったってさ」
比奈「もうっ!!寂しかったですよやっぱり……」
僕「ごめんなさい……」
鈴乃「あと、話は変わるけど新在家しおりさんも楽しんでいたわね」
比奈「海外鉄に目覚めていたら大ニュースですがね」
僕「それは激しく同意」
まず冬合宿の件はここまで。
さあや「次は梨海ちゃんと万里くんかな」
渉「そうだね」
万里「それじゃあ俺からかな。まあ、家族旅行として、俺がテコ入れして不自然の内容にルートを修正したうえで行けたことは行けたんですが、最終日に突然梨海が合流してきまして、家族全員で驚きました」
梨海「ごめんね?気持ち悪くなかった?」
万里「どこぞの西園寺大先生見ていたし平気だよ」
梨海「良かった……」
渉「そういう梨海ちゃんは?」
梨海「松山までは飛行機で、その後高松に寄り道しました。30日に大阪駅でお父さんお母さんと別れたあと、その日は金沢、31日は秋田で泊まるって感じで日本海側を大移動してきました。それで函館着いたのは夕方の4時だったね。あと一番おいしかったのは高松のうどんと松山の鯛めしでした」
穂隆「すごいよ……」
さあや「でしょ?穂隆くんもここまでできるようになるからね」
穂隆「さあやちゃんもありがとう。僕頑張るから」
いや、ここまで大移動するのは標準じゃないと思う。読者の皆さんも梨海みたいになるなよ!!
さて、最後はと言うと……
さあや「最後は由美ちゃんとビンくんだね」
ビン「とりあえず3日間で宮崎、鹿児島、佐賀、長崎、福岡と巡ることができました。九州最初だったけど、これで西鉄電車ファンに目覚めちったぜ」
僕「良かったじゃん」
さくら「あと3日目は私とも福岡空港で出会ったよね。次の日私はキャナルシティ博多でピアノの大演奏会やって万々歳だったね」
ビン「だな」
由美「一番の失態は俺が眼鏡橋への身投げを検討しようとしたことだが」
ビン「全く……メシ屋が全部閉店で絶望してアレとか身震いしたぜ……」
由美「ごめんなさい……」
僕「でも3日間無事にやって来られたのは良かったよ。あと僕のライブに2人とも参加してくれてありがとね」
由美「えへへ、それに実は僕とビンですが、一番最初にあけおめ言ったのがシオンでした」
僕「ほんと!!うれしいよ!!」
ビン「ほんと身投げしなくてよかったぜ由美」
由美「なんか恥ずかしいな……」
さあや「とりあえず冬旅行の話題はここまでかな。最後に何か言い残したことある人!!」
すると、ビン、鈴乃、郷、穂隆、由美、万里が手を挙げた。郷以外はうれしそう。郷だけは落ち込んでいる。
さあや「まずはビンからかな」
ビン「はい。この度、僕は若松杏音としてYouTuberデビューを決めました。シオンみたいな旅系目指して頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
さあや「鈴乃ちゃんと穂隆くんも一緒?」
鈴乃「ええ。天白のかつどん名義で動画投稿を私も始めたわ」
穂隆「今回の入部前から本名名義で動画投稿してるんだ」
さあや「3人とも頑張ってね」
3人「ありがとう!!」
さあや「由美ちゃんは?」
由美「この度、YouTubeチャンネルの名前を松浦東西から、『スプライン青山近鉄ch』に切り替えました。でも投稿内容とかは変わらないのでよろしくお願いします」
さあや「スプラインさんとしても応援してるからね」
由美「ありがとう!!」
さあや「郷くんは?」
郷「はい、えーYouTubeチャンネル久遠寺トワをこのお正月、生徒会長に消されました。登録者5000人超えたせいで浮気扱いされちゃったんだよね」
僕「登録者が1人減ったけどそういうことだったんだ……復活は?」
郷「生徒会長がダメだって。新チャンネルは用意してくれたけど、コメントも禁止されたよ」
僕「うわぁ……」
郷「でも、何とかして復活したいね」
僕「その意気込みは大事だよ!!」
郷「ありがとう」
さあや「あと万里くんは?」
万里「おそらくシオンにも絡む話なんですが、次の生徒会会計兼不正乗車取締役員に立候補することにしました。皆さん応援よろしくお願いします」
おたえ「私、絶対万里に投票するからね」
万里「ありがとう」
さあや「他に言い残したことはありませんね?」
全員が挙手をしなかった。
さあや「今回の部会は終わり。お疲れ様でした〜!!」
全員「ありがとうございましたー!!」
部会がお開きになったとはいえ、しばらく誰も帰らず雑談をすることに。
さあや「そういえば渉くんと拓くんもスカートに戻してるけど」
拓「何というか……やっぱりこのスースーする感覚がたまらないんだよね」
渉「うん。それに有佐ちゃんも可愛いって言ってくれたからこれでいいかなって」
さあや「あー……」
今更だが、再びスラックス制服の部員が消えた。この2人だけスラックスを試用していたが、スカートに戻したのだ。ちなみに穂隆はスカートタイプだ。まあ、世の中色々認識が変わってるな……。
その後、部室の戸がノックされる。
??「失礼します」
さあや「どうぞ」
すると入ってきたのは……
鈴乃「栞子!?」
普通科1年の三船栞子ちゃんだった。
栞子「はい。今度生徒会長に立候補することにいたしましたのでご報告だけと思い……それと……」
万里「それと?」
栞子「歩夢さんに行ってらっしゃいを、鉄研部員の皆さんで言いに行きませんか?」
ビン「アグリーです」
全員が頷く。
栞子「そうと決まれば、行きましょう!!」
そして部室を閉め、ぽむちゃんに留学への壮行の挨拶に行く僕たち鉄研部員であった。今回は杏奈くんの撤退で沈んだとかあったけど、その後の穂隆の入部、旅行談の共有等、できたことがいっぱいあって由美もさくらちゃんも上機嫌になれたから良かったね。
次回は「見たら即帰宅」第3弾の予定。