ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
2025年2月15日朝、しずくちゃんの家にて。今回はスクールアイドルグランプリの練習の息抜きも兼ね、ここで待ち合わせをして鎌倉と江ノ島を巡る予定だ。
私「じゃあ今日は、鎌倉と江ノ島を巡ってみよー!!」
万里「由美と杏奈先輩がいねえのだが」
かすみ「由美先輩はフォークリフトの運転技能講習受けててこっちに来られないんだって。あとあんこ先輩なんだけど……いろいろあってまた表に出られなくなったらしい」
果林「あの人もあの人なりに頑張っているのね。あと杏奈は心配ね……」
愛「そりゃそうだと思うよ。天下の国公立の大学院生だもん。あと杏奈はちゃんとやれているらしいよ。比奈っちから生存報告もらってるって聞いたし」
しずく「それなら安心ですね。とりあえず、本日は皆さんよろしくお願いします!!由美さんは放っておいて行きましょう!!」
全員「うん!!」
そういうわけなので、まずは横須賀線に乗って大船駅まで出よう。大船から最強で最凶で最恐な乗り物に乗れるからね。
鎌倉駅からICカードで改札に入り、乗ること1駅で大船に到着。1駅だから立ちっぱなしだった。
さて、下車後に見えてきた最強で最凶で最恐な乗り物がこちら。
万里「湘南モノレール……?」
私「何かいけなかった万里くん?」
万里「ジェットコースター俺ダメなんだわ」
しずく「珍しい……」
私「でも湘南モノレールは密閉されているし、言うほど怖くないかもよ?」
万里「それなら俺チャレンジするよ」
湘南モノレール。公式からジェットコースターのあだ名を頂戴したあの乗り物だ。万里くんがチャレンジする以上、乗っていこう。
乗るのは1両目で全員同じ。貫通路が閉ざされているから、走行中に通り抜けはできないのだ。
万里「やっぱ不安だなぁ……中身普通のボックスシートだしシートベルトないからね〜」
私「まあ、平気だからね?」
そう言ってみんなで乗り込み、座る。しばらくしてモノレールは発車するが……
万里「いやむちゃくちゃ急加速じゃないか」
私「怖くない?」
万里「言うほどでもないね」
加速がすごい。ただ、万里くんは怖がっていない。湘南モノレールは加速がすごい上に、急な坂も難なく越える。これがジェットコースターと呼ばれる所以なのだ。冬場だから暖房は十二分に効いているのがありがたい。
万里「ジェットコースターにしてみれば楽しいな」
かすみ「ばん助が喜んでよかったですね」
果林「そうね」
東洋IGBTの加減速音はゴムタイヤの摩擦にかき消され気味だが、それでもある程度わかる。思い出した。由美ちゃん、550形に乗ったとか言ってたよね。もういないけど。あれは抵抗制御だったからインバータの音なんぞはしない。
〜※〜
乗ること14分、湘南江の島に到着した。
万里「いや、これジェットコースターとはまた違う感じですね」
愛「万里が怖がらなくて良かった良かった」
私「愛先輩の言う通りですよ」
結論: 万里くんにとって湘南モノレールはジェットコースターではない。
さて、下車後は歩いて行こう。
かすみ「それにしても寒いですね……」
しずく「冬場だもん、当たり前だよ。でもかすみさんが隣にいるからあったかいんだけどね〜♪」
かすみ「しず子は抱きつかないで!!あとシオン先輩いないけどいいの!?」
しずく「いいのいいの。あの人も今日は侑先輩と比奈さんに海芝浦に連れられてるから。侑先輩が愛してるならそれで十分かな」
愛「えー?しずくも寛大だなぁ〜……愛さんなら比奈っち粛清しちゃうけど」
かすみ「いやいや……粛清しちゃダメでしょうが」
果林「そうよ……せりなに寄り付く虫を粛清しちゃダメなのと一緒よ?」
愛「かすみんもカリンもゴメン……」
いや、全然反省してないかも。あと果林先輩もせりなちゃんに寄り付く「虫」と表現している時点でヤンデレ感マシマシなのだけれど(乙宗梢風)。
〜※〜
しばらく歩いて、弁天橋が見えてきた。冬場でも観光客はちらほらいる。
しずく「さあ、歩いていきますよー!!」
全員「おー!!」
この弁天橋はかつて有料だったらしいが、昭和30年代に無料化された。
愛「シオンにも見せてあげたかったなぁ……」
かすみ「愛先輩はシオン先輩ロスにならないでください!!」
そして歩き終えると江ノ島到着。うん、冬場とはいえ海に来た感覚がすごい。どこかのYouTuberさん情報によると、このあたりはシラスが有名らしいのである店に向かう。
おっ、見えてきた見えてきた、とびっちょ本店。
果林「行列ができてるわね」
私「諦めましょう。まだ早いし」
万里「せやな……」
行列により一旦見送り。こうなったらあそこ行くか。
〜※〜
向かった先は江島神社。これは万里くんの提案で決めたものだ。
しずく「万里くん、何に乗るの?」
万里「エスカーとかいうやつね」
かすみ「エスカーって?」
私「簡単に言うと、エスカレーターだね」
果林「えぇ!?私は階段で歩くわよ!?」
愛「でもまあ、楽しいんじゃない?有料だけど乗ってみようよ」
果林「そうね」
愛先輩の一言で全員がそっちに流れる。シーキャンドルとセットで全員チケットを買い、エスカーに乗っていこう。
うん、道中も絵柄が動いて飽きない。そしてエスカレーターでも速い方だ。
終わってからはまだもう1本エスカーがあるが、その前にお参りだけして、それからまたエスカーに乗ろう。今度は絵柄がないが、すぐに頂上に着いた。
私「これがシーキャンドルかぁ!!」
しずく「さあやさんも楽しみなんだね」
私「もちろん!!」
実はここまで登った経験はゼロ。家族みんなが高いところ嫌いだから、まあやむなしとしよう。
それにしても、江ノ島の向こう側にも意外と人だかりがある。藤沢の方は高い建物があるが、ここでも江ノ島が春夏秋冬愛されている観光地だと分かった。
屋外展望台も寒いけど、登って良かったなぁ。富士山見えたもん。
〜※〜
さて、下りエスカーと題して自分の足で全員下まで降りる。そろそろお昼だ。とびっちょ本店でシラス料理を大量に食べよう。
万里「行列だけど、まあ良いか。お腹ペコペコだし」
行列で並ぶこと20分、なんとか6人そろって入れた。
全員しらす丼かかき揚げ丼を採択。
全員「美味しい〜!!」
この時点で13時。並んだ甲斐はあったね。ごちそうさまでした。
その後、江ノ島駅に戻り……
万里「やったぁ江ノ電だ〜!!」
乗るのは江ノ電。腰越から併用軌道に入り、路面電車のような雰囲気が出てくる。そして稲村ヶ崎の絶景も素敵。さっき上ってきたシーキャンドルもいい感じ。そして何より……
万里「吊り掛けの音……しゅき……♥」
乗った列車が1001Fと1201Fのペアでオール吊り掛けという最強編成だった。万里くんも大喜び。でも700形来るからいつまで乗れるか分からないもんね。
そしてしばらくすると鎌倉高校前駅に到着した。ここはSNSで大バズリしている場所。
かすみ「ここ住宅街ですから……迷惑しないようにしましょうね」
そんな事を言いながら、やっぱり海が綺麗だ。
愛「そういえばここ、スラムダンクの聖地になってるんだよね」
果林「そうね」
かすみ「でも、ここ住宅街ですからね」
そして列車が通過していく。車両は2000形重連。
しずく「とりあえず戻っていきましょう」
列車も14分に1本しかないので戻っていこう。
鎌倉高校前駅から乗ったのは500形501Fと1100形1101Fのペア。吊り掛けとVVVFのペアとか、そんなことある!?
でも万里くんは大はしゃぎでした。
そして終点鎌倉に戻ってくる。
しずく「……鶴岡八幡宮行きましょう」
果林「そうね」
そのまま鶴岡八幡宮で参拝をする。1219年、3代将軍源実朝が甥の公暁に暗殺された場所で、公暁自体もまだ数えで20歳なのに同日中にその場で殺されてしまった。今回は何も起きなかったから良かったけど、2点ほど。
まず、私と同姓同名の人が10年以上前に殺された事件を思い出して怖くなった。
それから、「ある子」が今いなかったからそれも身震いしたんだよね……。次横浜に行くけど、なんか嫌な予感しかしない。
さて、そんな「怖さ」は置いておいて、参拝後は鎌倉駅から横須賀線にまた乗る。今度向かうのは横浜駅。全員でグリーン車を取れて良かった。
私「てかコイツハズレじゃん。カーペットないケチ仕様だ」
万里「冷暖房完備な分我慢しろ」チョップ
私「はい……ゴメンナサイ」
まあ、北の方に非冷房で窓が開かないヤバい車両あったからそれに比べりゃ平気だね……万里くんの言う通りだ。
とはいえ、そろそろ日が傾きかけている。横浜着いたら夕暮れの山下公園でも見に行こう。
〜※〜
横浜到着後のこと。
??「あっ、姉ちゃんだ!!」
私「げっ!!」
しずく「お知り合い?」
私「いや、赤の他人です」
誠一「全く……つれないなぁ姉ちゃんは」
かすみ「自己紹介をお願いします」
誠一「はい。小学校6年生の鈴木誠一です。姉ちゃんのさあやの弟です。来年から虹ヶ咲学園に通うことになりました。中須先輩、宮下先輩、桜坂先輩、浪速先輩よろしくお願いします」
全員「えええええっ!?」
弟の誠一が現れた。本当にコイツ、虹ヶ咲学園に入ってきてほしくなかったんだよね……。
するとかすみちゃんが豹変した。
かすみ「ねえさー子、なんでこんなに可愛い弟を隠し持っていたのかな?女装して可愛い弟を……」ハイライトオフ
私「だってイタズラに手を焼きまくってるんだもん……紹介したくなかったよ」
誠一を厄介だと思う理由は私が今述べた通り。みんながイタズラに巻き込まれるのが嫌だ。
かすみ「言い訳は後で聞くから、さー子、行こうか♪」ハイライトオフ
万里「……誠一くん、俺と遊ぶ?」
誠一「もちろんですよ。行きましょうか」
私「万里くんも置いてくなぁ!!」
愛「カリン、マリンルージュでも行こ?」
果林「そうね」
私「愛先輩まで!?」
しずく「ついにさあやさんをいじめられるんだね♪」
私「しずくちゃんも加担するんだ!?」
かすみ「そうだよー♪じゃあ、行こうか♪」
私「いやあああああああ!!」
このあと私はシーガーディアンでかすみちゃんとしずくちゃんからお仕置きに近い尋問を受けました。たかが隠し事をしていただけでこれとか、こんなの理不尽だよー!!
次回からスクールアイドルグランプリとします。ただし、番外編の見込みで、京阪神と沖縄はほとんど出ません。
ついでにここで吐きますが、これまでコラボいっぱいやってきたけど、俺とやると真面目にロクなことねぇ……。
退会×3(うち1人は戻ってきた)および決裂×2に加えて、過疎×1……。完全な成功例は1人のみ。ラブライブSS書いてこれで6年半ですが、こんなことある?
【お知らせ】
YouTubeを一度全部消しました。過去の動画も全部なくなって1からやり直しです。新チャンネルはユーザープロフィールに記載してあります。
【鈴木誠一】
2012年度生まれ。(現状、おそらく作中でも最年少)
虹ヶ咲学園に通う鈴木さあやの弟で、2025年4月より中1。虹ヶ咲学園を合格しており、進学先は虹ヶ咲学園普通科の見込み。母の玲良、父の修司に似ていたずら好きで、いつもさあやの手を焼いている。女装しているのは両親のイタズラが原因。