ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
2025年3月13日、鉄研部室にて。
さあや「只今より、定期部会を始めたいと思います」
全員「よろしくお願いします!!」
さあや「まずはこの前除名された比奈ちゃんが今回のスペシャルゲストとして来ています」
比奈「澁川比奈です。皆さん、この度は土下座強要事件によりこの鉄研を除名されるなど、お騒がせして大変申し訳ありませんでした。今後は部外協力者としてやっていきますのでどうかよろしくお願いいたします……」ウルウル
梨海「って、なんで泣いちゃうの?」
比奈「皆さんに会いたかったからに決まっているではありませんか!!嬉しいんですよ!!」ポロポロ
僕「ほんとごめんなさい!!」
ついつい土下座してしまう僕。正直土下座はここ最近の癖だ。
比奈「シオンもそこで土下座しない!!」ポロポロ
せりな「まあまあ、落ち着いて2人とも」
比奈・僕「失礼しました」
さあや「そして、シオンちゃんが今回から復活することになりました」
僕「先週はいきなり病んで、部会不参加を選んでしまい大変申し訳ありませんでした」
鈴乃「ほんと、心配したんだからね?」
それでも、誰一人責める人はいなかったからよかった。
さあや「2人の無事を確認できたところで、今日の議題に入りたいんですが、まずはシオンちゃんと万里くん」
僕「はい?」
さあや「この前の長崎遠征について話したいんだよね?」
僕「もちろん。それに、全部あからさまに話せるからね。このガーゼなんだけどマイクロチップ抜いてもらった跡だし……」
ちなみに愛さんに埋め込まれた例のGNSS・盗聴器付きマイクロチップはスマホの電波の影響で月曜夕方に壊れ、璃奈ちゃんに火曜日夕方に手術で抜いてもらった。璃奈ちゃん曰く修理不能ということなので、例のヤンデレどもも諦めたとのことだ。
比奈「まさかマイクロチップを愛さんに埋められたと伺いびっくりしましたよ……」
僕「あとすぐ故障して修理不能というのもなんか良かったのかもね」
郷「それは激しく同意」
万里「あと今俺、しずくちゃんに盗聴されてないよな?」
梨海「風紀委員として出向いてBluetooth接続を切ってもらったから大丈夫だよ」
万里「それならよかった」
さあや「じゃあまず、シオンちゃんから行こうか」
それじゃあ、話していこう。
僕「はい、まず7時台羽田発の飛行機に乗り、長崎に向かいました」
ビン「進先輩レベルに早いじゃん」
僕「傷癒すためには早めに行って観光したほうがいいかなって」
比奈「本当に申し訳ないです……」
僕「いやいや萎縮しなくていいから」
さあや「それで、その後はどうなったの?」
僕「飛行機見送ってから長崎市内向かっていきました。それから最初に原爆資料館を見て、トルコライスを食べたあと出島、大浦天主堂、グラバー園、稲佐山の順番に見回り、新地中華街でちゃんぽんを食べました」
ビン「おいおい俺や由美より充実してんじゃねえか……」
僕「なんかごめん」
ビン「いや、いい。あること決めたから。後で話す。続きどうぞ」
僕「はい。ちゃんぽん食べ終えて、支払いを終えて店を出たあとに万里と合流したわけです。一旦ここまで」
さあや「ここまでって?」
僕「万里に譲らないと」
万里「え、俺!?」
僕「うん。別ルートで駆けつけてきたでしょ?」
万里「そうだな。じゃあ行くか」
さあや「じゃあ万里くんどうぞ~」
万里「俺は親が勝手に1泊2日で台湾にバカンス行ってたし、元々家でゆっくりまったり過ごす予定で、シオンの長崎空港の写真眺めながら寝転がってたけど、そうしたら突然結ヶ丘の神領さくらがうちの家に押しかけてきて、長崎行こうって話になったんだよな」
ビン「さくら先輩、それからお前んとこの母ちゃんや父ちゃんもやってくれてるな」
万里「まあ、うちの両親俺にドッキリまがいなの仕掛けてくんなって話よ。杏奈先輩のところよりはマシだが」
おたえ「もしもーし……」
万里「それは置いておいて、俺とさくらと、それからかのんかな、一緒に向かったのは。全員で新幹線のぞみ、特急かささぎと普通列車を乗り継いで8時間かけて長崎駅に到着しました」
郷「長いね」
万里「あの後、俺シオンの食べたちゃんぽんから居場所新地中華街だなってわかってたんで待ち伏せしたら、ちょうどシオンが出てきて驚かすことに成功しました」
僕「でもあの時、万里じゃなかったからあれほど暴言吐かなかったかもね」
せりな「なんて言ったの?」
僕「マジでさぁ、お前きっしょってね」
せりな「そんなぁ……私には『なんか気持ち悪いなぁ』だけだったのに……シオンの暴言聞きたかった……」
比奈「せりな、どうどうどう」
せりな「ごめんなさい」
万里「続き行きます。その後眼鏡橋に4人で行って、本来ならさくら、かのんと3人で乗る予定だったふたつ星4047のチケットを俺がシオンに譲りました」
さあや「どうして?勿体ないよ」
万里「いや穂隆、お前修学旅行サボりたいとか言ってただろ」
穂隆「まさか僕のために?」
万里「当たり前だ。シオンも乗りたいって言ったので幼馴染サービスをして長崎観光を次の日したわけですよ」
穂隆「どこ行ってきたの?」
万里「1人で水辺の森公園行ってました。広々としていて、ずっと長閑な雰囲気が漂う場所。座っていてボーっとしていたら時間が過ぎ去っていきましたね」
穂隆「とりあえずメモと」
陽凪「メモってことは……?」
穂隆「修学旅行に行くことを検討してみるだけ。シオンちゃんと万里くんの行った観光地、もう少し調べて結論出そうかなって」
僕「お力になれて何よりです」
まあでも、穂隆の修学旅行欠席検討は万里にとって懸案事項だったから良かったのかもしれない。
万里「続き行きますね」
さあや「どうぞ」
万里「お昼は11時くらいに王鶴で皿うどんを1杯。甘い味にソースをかけて味変して楽しみました。そして12時発のシーサイドライナーでハウステンボスに向かいましたね」
イオ「そうなるとシオンは別行動デスカ?」
僕「もちろん」
すずか「どんなルートだったか教えてください!!」キラキラ
僕「はい。まず、朝から西九州新幹線に乗って武雄温泉まで出て、そこからふたつ星4047に乗って有明海を眺めながら特製ふたつ星弁当を食べていました。そして諫早で降りて、万里の乗るシーサイドライナーで合流しましたね」
有佐「合流できたなら良かったよ」
僕「ただ、ハウステンボス着いてからが大変でした」
拓「というと?」
僕「初代マリオのアーケードやったら1-2くらいで失敗してましたね」
陽和「そのくらい?」
僕「そのくらいでズタボロになる方がおかしいよ。もっと酷いことあったんだから」
ドロシー「聞きたい」
僕「この時点でぽむちゃんと侑にはオランダにいるって言ってて、チューリップ畑のど真ん中でぽむちゃんにビデオ通話したんですよ。そしたらバレた」
おたえ「うーん……歩夢はそういうところ鋭いよね幼稚園の頃から」
僕「うわ……だからか……」
ぽむちゃんへのドッキリはもう無理。これではっきり分かった。どんなアリバイを作っても必ず崩されるわ。
僕「それで思ったんです。このまま死んじゃいたいって……でも万里と、それから国分和奏先輩、あとかのんとさくらがいたから救われましたね。あのとき万里ありがとね」
万里「全く……俺は死なせないからな?」
沙奈「そうよ」
僕「なんか複雑だ……」
今回自殺を初めて検討して、こういう選択肢が可能であることを考えてしまった僕でありました……本当は良くないけどね。
さてと。
僕「そして最後、長崎まで飛行機で帰着したらぽむちゃんたちから浮気扱いでいじめを受けて、また心ズタボロになりながら帰宅した感じです……」
渉「うーん……もう懲りたねシオンちゃん?」
僕「当たり前だ。スクールアイドル同好会メンバーにはもうドッキリは仕掛けない。GNSS埋め込まれて、すぐ壊れた後抜く羽目になったからね」
陽和「うわぁ……」
僕「でも今回は話せてよかったです。ありがとねみんな」
さあや「いえいえどういたしまして」
比奈「それにしても……なんか長崎多くないですか私たちの周りは?」
すずか「そんな気がします」
さあや「ちょっと振り返ってみる?」
せりな「そうだね」
僕「確かせりなって、小学校の頃長崎行ったって言ってなかったかな?」
せりな「うん。言ったよ。9年前の3月、当時私が小2だった頃。確か出島かそこらで由美とその家族を見かけた気がするんだよね」
僕「参ったな……あの時点で由美を知っていればね……」
せりな「激しく同意」
由美も同時期に長崎に行ってたって話だったからね。
比奈「それからですよ7年後。せりなが歩夢に長崎置き去りドッキリ仕掛けたの」
せりな「あのときは本当にお騒がせしました」
さあや「そんなことしたんだ?」
せりな「うん。侑と歩夢が共依存なの私知ってたから、GPSと侑への連絡を禁止にして歩夢を置き去りにしてきたんだけど、そうしたらもう比奈と菜々ちゃんから大目玉。もう二度としません……」
さあや「うん。かすみちゃんが見ても絶対怒ると思うよそれは」
ビン「アグリーだぜ」
せりな「はい……」
まあ、せりなのあの行為は僕的にも問題あったって思うからねー。
さあや「さてと」
穂隆「その後の長崎ラッシュってあったかな……?なければ去年9月の愛先輩の修学旅行先が長崎だったよね」
鈴乃「ええ、それまではなかったわね。それと愛はシオンがいなくて寂しがっていたのは印象的だったわ」
僕「諦めろって話なんだけどね。生徒数1学年1000人オーバーだと学科ごとに変わっちゃうから」
沙奈「そうね」
渉「その後の長崎って……?」
ビン「杏奈先輩と進先輩の12月初めの修学旅行が長崎だったんだよな」
鈴乃「ちなみに杏奈は行くんじゃなかったって後悔してたわね」
ビン「でもそれがなかったら俺と由美が年末に九州行く動機作れなかったんだよな」
万里「いやいや、無理して行くものじゃないからそういうの」
ビン「えー?……まあ、過去は取り返しつかねえけどな」
僕「そりゃそうだ。てかその次の長崎案件ってそれじゃない?」
ビン「そうだった……」
さあや「その後がLiella!のスクールアイドルグランプリと修学旅行の下見の両方で長崎に行ったね」
万里「そして今回のドッキリだ」
ビン「多いな……」
僕「うん、わかるかも」
さて、知り合いで長崎で行った人をまとめてみよう。発言にはないが、往復の交通(一部飛行機利用 or 鉄道のみ)もここに記載する。修学旅行は赤文字にしよう。
■2016年3月 由美 往復飛行機(長崎)
■2016年3月 せりな 往復飛行機(長崎)
■2023年7月 せりな 往復鉄道のみ
■2023年7月 ぽむちゃん(歩夢) 往路鉄道のみ、復路飛行機(長崎)
■2024年9月 愛さん 往復飛行機(行き長崎、帰り福岡)
■2024年12月 杏奈くん 往路飛行機(長崎)、復路鉄道のみ
■2024年12月 西谷進さん 往路飛行機(長崎)、復路鉄道のみ
■2024年12月→2025年1月 ビン 往復飛行機(行き宮崎、帰り中部)
■2024年12月→2025年1月 由美 往路飛行機(宮崎)、復路鉄道のみ
■2025年2月 Liella!全員 往復飛行機(長崎)
■2025年3月 かのん、さくら、万里 往路鉄道のみ、復路飛行機(長崎)
■2025年3月 僕 往復飛行機(長崎)
うん、全部で12件。多いわ。
さあや「なんかこの長崎振り返りに関して思ったことある人いませんか?」
するとビンが挙手する。
さあや「じゃあビンくん」
ビン「俺さ、次のゴールデンウィーク長崎行こうと思う。万里やシオンの足跡を辿る感じでね。穂隆に長崎の良さ、もっと伝えたい。その後島根にも抜けるつもりだから、滞在期間は1泊だけど」
穂隆「ビンくんも協力してくれるの?」
ビン「当たり前だ。ここの修学旅行9月だろ?結ヶ丘は5月だし、それと比べりゃ余裕はあるぞ」
穂隆「ありがとう」
さあや「とりあえず、この話題はここまでにしようか」
有佐「そうだね」
この議題はここまでだが、おそらく今後の展開でこのあたりは確定と思われる。読者の皆さん、頭の片隅に入れておいてね。
■2025年5月 ビン 往復飛行機(行き長崎、帰り米子?)
■2025年5月 Liella!の現1年生とさくら、そまり、楓 往復飛行機(長崎?)
■2025年9月 穂隆 往復飛行機(行き長崎、帰り福岡)
これで15件。また増えた。このうち由美と杏奈くんの合計3件は史実の話だが。
さあや「そして最後になりましたが、卒業旅行について決めていきたいと思います!!」
最後は卒業旅行。そういえば、今日で年度内の部会自体はラストだもんね。
全員「やったぁ!!」
さあや「今回は事前にDiscordで3年生の4人にどこに行きたいかアンケートを取りました」
拓「そうしたらどんな結果が出たの?」
さあや「はい。そうしたら全員熊本と鹿児島に行きたいって」
ビン「まさか俺と由美の影響か?」
さあや「そうだね。ということでモデルプランをまた上げておきます。最初は熊本市電、次の日肥薩おれんじ鉄道、そして鹿児島市電で夜を過ごし解散って感じかな。異論は3月19日までに受け付けようと思います」
全員「わかりました!!」
熊本と鹿児島……まあ2年連続夏合宿が海外になるくらいだから、ちょうどいいかもね。
さあや「他に言い残したことがある人はいませんね?」
すると、すずかが手を挙げる。それ以外は手を挙げていない。
さあや「はい、すずかちゃん」
すずか「次回の部会ってどうしますか?」
さあや「3月21日に卒業旅行の参加人数確定させたいなって。だからそれが年度内最後の緊急部会になるね」
沙奈「確認したわ」
さあや「それじゃあ、今回の部会はお開きにしましょう。お疲れ様でした〜」
こうして部会はお開きになった。
比奈「そういえば、卒業旅行は私も参加OKですよね?」
さあや「もちろん!!部室出禁は無しって言ったじゃん」
比奈「ありがとうございます」
比奈も喜べたことだし今回は万々歳。雑談をしながらワイワイガヤガヤやっているうちに今回を締めることにしよう。
しかし、裏では僕らに内緒で鉄研有志によるサプライズ企画が進んでいるとは知らず……。
次回はリクエスト前倒し×ドッキリ。その次は近鉄回、315系回、卒業旅行、年度内最後と続きます。それが終わったらようやく次年度。