ラブライブ! 鉄道ファンとスクールアイドルとなかまたち since 2024 作:松浦南北
なお、今回より本来予定していなかった出来事が起きます。
2025年3月15日、東京駅にて。
僕「それで、なんで僕を呼んだの?」
ぽむちゃん「今日はこっちからドッキリを仕掛けるつもりだったの」
侑「うん。鈴乃ちゃんとすずかちゃんとおたえが、軽音楽部の留学生ナンシーちゃんが日本の鉄道を知りたいって話で朝から飛行機に乗って松山行ってるから、電車で追ってみようかなって。だからシオンの監修が必要なんだ」
僕「もしもしあなたたちも万里やせりなの影響受けたんですか?」
ぽむちゃん「私たち全員、おたえちゃんの幼馴染だよ?電車にときめいたら浮気だもん、追わない理由なんてないよね?」
僕「それかい」
侑「あと郷がいないんだけど」
僕「朝からせつ菜に連れ出されました」
侑「理解」
いや理解してどうすんねん。まあ、この2人は僕に対してもものすごくヤンデレだからそれ踏まえると必然的な反応だが。
ぽむちゃん「とりあえず、松山に向かっていくよ!!」
侑「うん!!」
僕「待ってええええ!!」
こうして僕たち3人の旅は始まった。
〜※〜
今回は侑とぽむちゃんの奢りで3人分の切符が用意された。東京→松山の乗車券と、東京→岡山の特急券、岡山→松山の乗車券。
僕「今回は奢りなんだ!?」
ぽむちゃん「うん……ここ最近、奢らせてばっかりだったからさ……」
僕「理解」
さすがに反省したか……いや、してないとは思うが。
僕らが乗ったのは8時30分発ののぞみ17号。ちなみに朝食は取ってきたから、特に買うものはない。
そして朝からパラレルのチャットを確認すると、杏奈くんから衝撃のコメントが。
杏奈『急なお知らせ』
杏奈『鳳来寺さんに謝らなければならないことがある』
杏奈『申し訳ないが、パラレルで正雀を切った』
やり取りしよう。
僕『どうして?』
杏奈『阪急に対する愛語ってるところになんか嫌気が差しちゃった』
僕『なんかごめんなさい……』
杏奈『鳳来寺さんは謝らなくていいし、』
杏奈『今のところ鳳来寺さんを切るつもりはない。』
僕『把握』
杏奈『ただ、』
僕『?』
杏奈『そろそろ父の都合で家族がシンガポール行きになるかもしれない』
杏奈『それに、それが決まったときは俺も、新しい人生を歩み直すためについていくことにした』
杏奈『その際はパラレルも消して、やり直してもみんなを見つけることはないと思う』
杏奈『杏子も合意してた』
杏奈『青山さんたちにも伝達を頼む』
僕『わかった』
とりあえず由美やせりなにも伝えておこう。しかも仲間を1人失うかもって……こんな時にここまで辛い話聞きたくなかったね。
ぽむちゃん「まあでも、おたえちゃんは自業自得かな」
侑「そうそう。阪急電車に浮気しまくって、私鉄嫌いの杏奈くん困らせちゃってたし」
僕「あー……」
ぽむちゃん「まあ、見つけたら尋問だね」
僕「もしもーし……」
なんか余計に不安だな……。
【仲喜 side】
俺「だからなんで俺を呼ぶんだよ!!」
マル「広島にいたから呼んだだけずら」
ヨハネ「そうよ。由美がいなきゃアンタなのよ」
俺「そう言われてもなぁ……」
いきなりマルとヨハネから呼ばれた私、もとい俺。ちょうど広島に出張していたところをキャッチするとか計画的な「犯行」でしかない。
俺「それで、今日はどんな予定?」
マル「尾道経由で岡山に行くつもりずら。そして岡山で侑ちゃんたちと合流して伊予鉄道7000系狙いの多英子ちゃんにドッキリを仕掛ける予定なの」
俺「ちょっと待て、虹ヶ咲学園の侑ちゃんもおたえ狙いなんだ?」
マル「由美ちゃんから聞いたずら」
俺「おいおいアイツ、やってくれてるね」
ヨハネ「そういうわけだから、行くわよ!!」
俺「待ってええええ!!」
こうして俺たちの旅は始まった。
〜※〜
最初に乗ったのは8時49分発の普通列車227系糸崎行き。尾道まで行きたいが、糸崎までしか列車は行かないためそこから乗り換えるのだ。
しばらくすると列車はセノハチを越える。
マル「例のスカイレール……過去ずら」
俺「いやなんでや」
マル「撤去が始まってるし、全然未来を感じないよ……」
俺「それかい」
セノハチ越えの手前のスカイレールは撤去作業が始まっていた。まあ、未来ずらと言えたのもAqoursの最盛期くらいで俺たちが絡んでから何気に未来を体感させまくったもんな……。
そしてさらに列車は進み、10時06分糸崎着。直後の10時08分の普通列車に乗り換えるのだが……
俺「コイツかよ」
115系D編成。切妻先頭車が特徴。
ヨハネ「ヨハネも227系Urara乗りたかったのだけれど」
マル「アグリーずら」
いやいやここまで乙宗構文と冬毬ちゃん浸透してやんの!!この世界線どうなってんねん。
1駅7分乗ったあとの尾道観光も不安だ……。
【仲喜 side out】
さて、岡山到着後はえびめしでも食べよう。エビとご飯をソース味で炒めて錦糸卵を載っけた逸品だ。
全員「おいしい〜!!」
僕「そういえば今回の代金は?」
ぽむちゃん「全額私たちが奢るよ?そうすれば今回は誰にも搾取されないもんね」
侑「うん。それにシオンがこの前長崎で大暴走した罰だから、今回は奢られ地獄じゃなくて奢り地獄を味わうんだよ?」
僕「いやそう言いながら次また奢られ地獄復活じゃないんですか?」
ぽむちゃん「あたり♪」
僕「もうなんとやら……」
まだ続くんかい……次行く際も絶対に奢り阻止要員が必須だな……。
とりあえずごちそうさまでした。現時刻は12時45分。少し駅周辺を散策することにしよう。
【仲喜 side】
尾道下車後、向かったのは千光寺。バスで6分、ロープウェイで3分。ただ……
俺「思い出しちゃったじゃねえか……」
マル「うん」
2年前に家族心中して亡くなったウイング団のぼたちゅんいたな……。あの人の本名、千光寺ぼたんだった……。
ヨハネ「でも、今回は観光したら下山よ?」
俺「せやな……」
まあ、参拝したら下山することにしよう。
〜※〜
参拝後は下山し、近くのラーメン屋で一杯いただく。
ヨハネ「背脂多いわね」
俺「てかまた麺類だ……マルは大丈夫?」
マル「別に平気ずら。おいしさだけは知っちゃったからね」
俺「そっちかい」
尾道ラーメンは背脂が多いけど美味しい。あとマルが麺類苦手なの承知で入ったのまた罪悪感覚えちゃったな……。
ごちそうさまでした。この時点で12時半過ぎ。13時05分の岡山行きにはとにかく乗ろう。
〜※〜
間に合ったが……
俺「今度は113系かよ」
マル「過去ずら」
ヨハネ「227系Urara……許せない!!」
今度は113系。なんで俺たちを227系に乗せてくれないんだろうね。そんな思いで14:31岡山着まではゆる~く行こう。
【仲喜 side out】
さて、駅近くを歩いていると……
僕「らしんばんさんはやめとこ」
ぽむちゃん「行かないんだ?」
僕「えっ?」
侑「私たちがいるから通用しないよ〜?」
らしんばんさんに反応しただけでアニメショップゆえ連れ込まれる始末。全部奢りだが、本当2人から諭吉さん1枚ずつ飛んだんじゃないのこれ……?
そして14時30分前後に岡山駅に到着、しおかぜ15号に飛び乗り、出発後に車内を見ると……
仲喜「どもー」
僕「いやいや仲喜がなんでいるの!?」
仲喜「この2人に連れ出されたんだけど、おたえが伊予鉄道狙いだって話だったから今は乗り気になってるんだよね」
僕「お前もかい」
仲喜「そうだよー♪」
ヨハネ「歩夢もこんにちは」
ぽむちゃん「ヨハネさんも元気そうでよかったです」
花丸「侑ちゃんも張り切ってるね」
侑「はい!!解散前のAqoursに出会えて良かったです!!ときめいてます!!」
花丸「えへへ、ありがとうずら!!」
仲喜、ヨハネちゃん、花丸ちゃんと合流したのだ。
ぽむちゃん「まあ、侑ちゃんより今はおたえちゃんだね」
花丸「ヤンデレ展開やめるずら」
ぽむちゃん「ごめんなさい」
そして15時頃から瀬戸大橋に入り、まだ照っている太陽で輝く水面を楽しむ。15:09に宇多津到着後……
仲喜「シオン、行くぞ」
僕「うん」
いしづちとの連結作業を見よう。相手方も8000系。いずれも未更新の標準色だから解説は控えていた。
仲喜「しゅき……」
僕「わかる」
そして、ガチャンという音とともに幌も接続されたところで車内に戻ろう。発車後の尋問はなかった。
発車後しばらくして通知が届いた。
比奈『シオン、かなり重要なお知らせが……』
パラレルのチャットで比奈から一報が来る。
僕『どうしたの?』
比奈『今月末をもって、私は家族についてボストンに行くことを決意いたしました』
僕『そんなぁ……パラレルやDiscord、LINEはどうするの?』
比奈『全部消す方向で考えております』
比奈『やり直しても、シオンやまな先輩、せりなや由美を見つけることはない予定です』
僕『行っちゃ嫌だ!!僕と比奈の2年半が!!』
比奈『これも運命ですよシオン』
僕「どうしよう……杏奈くんに次いで比奈もだ……」
仲喜「諦めな」
僕「これじゃあもっと心細くなっちゃうじゃないか……」
侑「シオンは日本に残るの?」
僕「残る。万里を捨てたくないし、何より僕は大学進学で名古屋に戻りたいからね」
ぽむちゃん「また何かあったら名古屋押しかけていい?」
僕「うーん……微妙!!」
侑「ダメって言っても突撃しちゃうけどね」
僕「そんなぁ……」
海外転居は、今の僕的にはナシだけどヤンデレ共が押しかけるのもちょっとなぁ……。
〜※〜
そんなこんなで17:24、松山駅に到着。路面電車に乗り換えて松山市駅まで向かうと……
僕「鈴乃とすずか発見!!」
侑「おたえとナンシーちゃんもだ!!」
4人「見つかったー!!」
花丸「ドッキリ大成功ずら♪」
例の4人を発見した。
ぽむちゃん「というわけで、今回は伊予鉄道7000系を狙う鉄研メンバーを電車で追ってみたってドッキリをやらせてもらいました」
おたえ「いや歩夢が仕掛け人だったの!?」
侑「うん。シオンの監修なんだけどね」
おたえ「まさか私が引っかかるなんてね……」
ぽむちゃん「ごめんねなんか」
おたえ「でも嬉しかった」
侑「えっ?」
おたえ「私たちも、私と杏奈くんの絶縁に加えて、比奈のボストン行き確定と、杏奈くんのシンガポール行き検討で気が荒んでたからさ……ちょうどよかった」
ぽむちゃん「それって……?」
おたえ「いっぱいキスしてほしい」
ヨハネ「ちょっと何言ってるのよ!?」
花丸「一旦離れるずら」
仲喜「うん」
ぽむちゃん「それじゃあ、阪急に浮気してた分含めて、いっぱいさせてもらうね♥」
おたえ「どんとこい!!」
こうしておたえはぽむちゃんとともに路地裏に連行された。
鈴乃「それじゃあ、みんなで道後温泉に行きましょうか。心が荒んでいるところを温泉で癒やしたいでしょ?」
仲喜「当たり前だ」
すずか「さあ行きますよ」
ナンシー「楽しみネ♪」
侑「うん!!」
このあと道後温泉で泊まり、次の日松山観光をしてしおかぜと新幹線で東京まで帰着しました。
しかし比奈と完全に切れることが確定だなんて……僕どうすればいいの……?
次回は近鉄回の予定。
それはそうと、真面目に本当にある人と切れそうなの大変……。