バカと狂気と召喚獣   作:和義

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どうも、和義です。やっと風邪も完治して学校のイベントもひと段落です。投稿遅れてしまって申し訳ありません。


僕ってそんなに怖いかな?(明久)

「停学処分?」

 

「そうだ」

 

今、明久は鉄人から停学処分のことを告げられた。

 

「わかりました…。ですが、僕だけ停学処分で島田さんたちが学校にいるというのは納得がいきません」

 

「分かってる。あいつらは準観察処分者として教師に散々こき使われるだろう。むしろ停学なんてさせたら仕事をサボらせるようなものだ」

 

「でも…」

 

「まぁ、我慢してくれ。お前も少しは休んで心を落ち着かせろ」

 

明久は、すでに決定した処分に頷くしかなかった。

 

 

「停学処分か…。母さんが居たら怒られただろうな…」

 

深いため息。それはまるで明久の心情を表現してるかのような深いものだった。

 

「することないしな…。ゲームでも」

 

しようと言おうとした時。携帯が鳴る。

 

「もしもし」

 

『吉井くんかい?木下さんが目覚めたんだけど…』

 

「本当ですか⁉︎すぐに向かいます‼︎」

 

『いや、しかし…』

 

明久はすぐに携帯を閉じ、病院に向かう。

 

 

「優子さん!」

 

病院に着いた明久は真っ直ぐに優子の病室に向かう。部屋に入ると、優子と担当医が真剣な表情で話していた。

 

「良かった…。本当に良かった」

 

自然と笑みがこぼれる。しかし…。

 

「明久君。私、わたし…」

 

優子がみるみる顔を歪ませてゆく。ベッドの横には車椅子がある。

どういうことだ。と、明久は思考を張り巡らせる。いや、もう理解している。だが、認めたくない。だが。

 

「まさか…足が?」

 

「吉井くん。残念だが…木下さんはショックで足が動かなくなってしまったんだ」

 

明久は、頭の中が真っ白になってゆくのを感じた。それは、家族を殺されてから感じることのなかった感覚。絶望に近い感情だった。

 

「そ、そんな…」

 

だが、考えても見れば生死を彷徨ったのだから、生きていたとしても何かしらのハンデは背負わないといけなくなるのではとは思っていた。しかし、神はなんて残酷なのだろう。と、明久は神を恨んだ。何故、僕だけが助かってしまったのか、と。

 

 

その日から少し経ってから。停学の期間を終え、文月学園に登校する日が来た。だが、当然心を落ち着かせるなんて不可能だった。

今日は早めに登校しようと、明久は着替えを始めた。

 

 

「おはよう、優子さん」

 

いつものように優子に挨拶をした明久。しかし。

 

「居ない…?」

 

そこに優子は居なかった。此処は4階。車椅子だと此処に来るのは大変だろう。明久は胸騒ぎがして、階段を駆け下りた。

 

下には優子が座った車椅子を押して階段を上る秀吉が居た。

 

「秀吉!手伝うよ!」

 

「あ、明久…助かるのじゃ…」

 

「ごめんなさい、明久君。秀吉。私…」

 

「悪いのは優子さんじゃないでしょう?悪いのは全部…」

 

明久の脳裏に二人の女子が浮かぶ。いっそ殺してしまった方が良かったのでは?と思ってしまうほどの憎しみが明久を襲う。だが…。

 

「(これ以上みんなに迷惑はかけられない)」

 

自分が問題を起こすと、みんなに迷惑がかかってしまう。それだけは避けたかった。

明久は、優子たちと一緒に階段をゆっくり、ゆっくりと上っていった。

 

 

「つ、着いたッ…‼︎4階だ!」

 

「疲れたのじゃ…」

 

現在はAクラス前。明久と秀吉が廊下に倒れこむ。

 

「ごめん、ごめんね二人とも」

 

優子は、今までの覇気も感じられず、ひたすらに謝り続ける。

 

「やっぱり、こんなことなら死んじゃった方が良かったのかな…」

 

優子はついに泣き出してしまう。

 

「優子さん」

 

「…………何?」

 

「そんな悲しいこと言わないでよ…」

 

今の言葉は、家族が死んでしまっている明久には悲しすぎる言葉だった。

 

「そんな簡単に…死ぬなんて言わないでくれよ‼︎」

 

「…‼︎な、何よ‼︎明久君には私の気持ちなんて分からないでしょう!元はと言えば…‼︎」

 

その先は言えなかった。行ってはいけなかった。”貴方のせい”だなんて、本当は思ってないし、思いたくもない。しかし、激情にかられ言いかけた言葉の先を、明久は読み取ってしまう。

 

「…………僕のせい、か。確かにそうだね。そっか。僕のせい…ははっ、そうか、すごく簡単じゃないか。家族を殺されたのも、それに気付けなかった僕のせい。優子さんも、守ってあげられなかった僕のせい。はっ、ははっ。あはははははははははははははははははははははははははははははははははははハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ‼︎」

 

「ち、違うの!違う‼︎そんなこと思ってない!」

 

「いいや!全部僕のせいなんだよ。現に、今さっき言いかけたじゃないか。貴方のせいって、さ」

 

違う。そう言っても彼には聴こえない。あぁ、まただ。私はみんなを不幸にする。

 

「こんなことになるくらいなら…」

 

「みんなを不幸にするくらいなら…」

 

「こんな僕なんて」

 

「こんな私なんて」

 

「「死んだほうが良い?」」

 

狂い始める歯車。一度狂った歯車は、戻すのは難しい。

 

 




後書きのコーナー、ゲストは優子さんです。

「……どうも」

…元気出してください!大丈夫ですよ!これ小説ですし!

「……メタいわよ」

……………………。

「……………………」

さ、さて!今回は優子さんの足が動かなくなってしまいました。

「何かしらのハンデはあるとは思ったけれど…」

ですが僕はまだ中一。そんな症状の名前なんて知ってるわけがない!

「ならなぜこれにしたの?」

だって、足が動かなくなるのが一番描きやすかったんですもん。反省はしていますが後悔はしていません。

「…終わるわよ」

あるぇ⁉︎なんで「不愉快。それに尽きる」なんか毒舌⁉︎…まぁいいか。次回も見ていってください!感想、お気に入り登録、評価なとなど。お待ちしてます。
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